子宮筋腫　筋腫核摘出日記

入院七日目 （術後五日目）

人手も少なく回診もなく、とろーんと静かな日曜とは違ってウィークデーはエエのう。病棟全体に活気があります。＋＋＋この日の朝の回診で傷を覆っていたテープがついにはがされることになりました。シャワー程度の水にも負けずしっかりと傷を保護していたでっかい絆創膏のようなそれですが、はがすには相当な痛みを伴うのではないかと思っておりました。しかし、何の痛みもなくスルスルとはがされてポイ。何かを感じる暇もありませんでした。そうして現れたのは、まるで線路。へソの舌にある縦10センチもの長い傷に対して縦幅5ミリ・横幅40ミリくらいの肌色のテープが線路の枕木の如く垂直に等間隔で貼られているではありませんか。今にも電車がコトコト走ってきそう。（レールは一本しかないけどさ）今は縫わなくてもこんなテープで留めてあるだけでいいんだ。医療は日...入院七日目（術後五日目）

2008/10/27 00:00

入院六日目 （術後四日目）

今日は回診もなし。夫も丸一日仕事なのでこられない。長い一日になりそうだ。たとえ1分にも満たない回診でも（私の場合ほとんど問題がないので）先生やら看護婦さんがやってくると退屈な病室に活気が生まれるし、それまでに待機して待っていることによりかなりの時間が潰れるわけですから時間の有り余る入院患者にとっては楽しみなプログラムのひとつではないでしょうか。＋＋＋さて、お通じがあるのはよいのですが、何故か目が覚めると同時に便意をもよおしてしまうようになったではありませんか。昨日はたまたま偶然かと思っていたのですが今日もだわ。目覚めて副交感神経が交感神経に変わると同時に起きる便意。は～、いいんだか悪いんだか。（結局これは、これを書いている11月12日現在も続いております。）昨晩から鉄剤を飲み始めて「便秘するかもしれませんよ」と...入院六日目（術後四日目）

2008/10/26 00:00

入院五日目 （術後三日目）

痛み止めをつかうことなく朝を迎えました。明け方、熱が下がったためか気温が下がったためかはわからないが寒くなったのでしっかり毛布を着て寝る。起床後検温したところ熱は37度台に下がっていました。この日は術後3日目ということで採血が行われる。＋＋＋この頃になると入院生活にも自然とリズムができてくるようです。6時きっかりの「おはよーございまーす。ブラインド開けまーす」の声で目が覚め検温。看護婦さんがやってくるまではそのままベッドでまどろむ。看護婦さんが様子を見にやってきたら「体温は何度でしたか？昨日は何回トイレに行きましたか？お通じはありましたか？」等の質問に答える。顔を洗う。腰を曲げて顔を洗っても全然平気。パジャマと下着を着替え、腹帯をしっかり巻き直すと気持ちがしゃっきりする。新鮮な水を汲みに行って飲みながらテレビを...入院五日目（術後三日目）

2008/10/25 00:00

入院四日目 （術後二日目）

「あ～、もうほとんどなくなっていますね」と看護婦さん。ああ、私の頼りの硬膜外麻酔がもうカラになりつつある。「多分回診のときにはずしますよ」とのこと。ええっ？これって使い切り？！しかし、結果からいうと術後2日目から私は麻酔も痛み止めも一切不要になってしまったのでした。看護婦さんの言う通り朝の回診時に硬膜外麻酔とサヨナラしました。背中の管を抜いてそこに絆創膏をぺったんと貼り付けてくれる。「これさえあれば大丈夫」というものが取り外されてしまいちょっと不安だけど。まだお腹は多少痛んではいたものの、それでも我慢できないほどではない。そのことばかりに気を取られていると痛いような気もするが、気が紛れているとあまり感じない状態。何とかなりそうかなという微妙なところでした。人間ってすごいね～。切腹してもちゃーんと回復していくんだ...入院四日目（術後二日目）

2008/10/24 00:00

入院三日目 （術後一日目）

「では、まず酸素マスクを外してみましょうね。外しても酸素を取り込むことができていたら酸素マスク卒業ですよ～」と、一晩中面倒を見てくれた看護婦さん。問題がなかったので無事酸素マスク卒業。口元のうっとおしいものがなくなってスッキリ～～。その次、めでたく心電図卒業～～。その次、別のお医者さんが来てお腹に入っているドレーン（管）を抜いてくれる。にゅるにゅると変な感じ。このドレーンというもの、お腹を閉じた後に中で出血していないか見るためのものだそうです。いきなり血圧が下がったと思ったら中で出血していた、ということを防ぐものらしい。あれよあれよという間にいろいろなものが外され、今度は普通のパジャマにお着替えの時間がやってきました。まだ少女の面影を残す看護婦さんがやってきて少しずつ脱がしながらそこに熱い蒸しタオルを載せてくれ...入院三日目（術後一日目）

2008/10/23 00:00

入院二日目 （手術当日）

寝不足のまま迎えた当日。病院の朝は、看護婦さんたちが血圧計などの七つ道具（？）の入ったワゴンをガラガラと押す音から始まります。受け持ちの患者さんを回って検温の結果を訊いたり血圧を測ったりするのですね。朝食は7時40分・・・ではあるが、私は絶食絶飲のためなにもなし。仙人の如く霞でも食べて生きるか～。8時30分からは回診。先生が顔を出して多分手術が遅れるかもしれない旨を伝えにやってくる。2度目の浣腸。昨晩は食事の後ということで体力もあり余裕ぶっこきだったのに、何も食べていなくて力のない状態では結構キツかったね～。その後いよいよ手術の準備に入ったのか点滴が始まり、ついでに寝不足を補うためにしばし寝る。昼食の時間になったけど私はなし。少し寝たせいか気分がよくなった12時半ごろ夫が到着。デジカメを渡して取り出したブツを何...入院二日目（手術当日）

2008/10/22 00:00

入院一日目 （手術前日）

手術は22日の水曜日。本来なら20日の月曜に生理が始まり手術の日にはひと段落ついていた・・・はずなのに、どうしてこないのよ～。すぐそこまで来ているのはわかっているんだよ。入院する日を迎えてもまだナプキンにかする程度。うぁぁぁ～～～、初めての内診も生理。初めての手術も思いっきり生理ですか。大当たりじゃん。当たりすぎだ。当初の予定でも生理の3日目には確実に手術に当たってしまうので入院前の最後の外来の時に先生に訊ねたのですよ。「多分生理に当たってしまうんですけど大丈夫ですか？」って。生理前の内診はわかりにくいだとか、生理前の子宮は柔らかくて切りにくいだとか、女のカラダは生理の前後によってかなり変わるということを耳にしていたので心配していたのですが、先生は一言、「大丈夫です。」わかった～、私の先生は名医だからどんな状態...入院一日目（手術前日）

2008/10/21 00:00

入院の準備 ②

さて、用意せよといわれた物の他に私が持って行ったものです。まず、100円ショップで手頃な大きさのプラスチックのカゴとS字フック（4個入り）を買ってきました。カゴのひとつにはシャンプー・ボディーソープ・スポンジなどお風呂道具や洗顔フォーム・化粧水・保湿液など一式を入れておき、普段はそのカゴごと扉つきの棚にしまっておきました。持ち物に「洗面器」とあったのですが、私は持って行きませんでした嵩張る上にあまり必要ないかもしれません。私のいた病院では部屋に洗面台がついていたので（鏡はなし）顔を洗う際はそのカゴごと引っ張り出して済ませていました。お風呂（シャワー）にはカゴごと持ち込んで入り、出る際にきれいに洗い流して水を切り、その後しばらく放っておけば乾燥するので乾いたら棚にしまいこんでいました。もうひとつのカゴにはリップク...入院の準備②

2008/10/07 00:00

入院の準備 ①

私の場合、切羽詰っていなかったことと時間にかなり余裕があったのでほとんど遠足気分で準備。これが結構楽しかったですね。＋＋＋入院が決まるにあたり「入院のご案内」を病院からいただいたのですが、その中に書かれていた「入院生活に必要なもの」は、・下着類、パジャマ・寝巻き等（1～3枚）・上に羽織るもの（ご利用の方）・タオル（1～3枚）・バスタオル（1～2枚）・洗面用具（洗面器、ハブラシ、石鹸、シャンプーなど）・履物（かかとを包む滑りにくいもの）・テレビ用イヤホン・ストロー（1～3本）・コップ、湯飲み（お持ちになる方割れないもの）こんな感じ。さらに婦人科の手術を受ける人は・ゆかた式寝巻き（前開きのネグリジェでも可1枚）・ワンタッチT字帯（2枚病院の売店で購入可能）・腹帯（2枚病院の売店で購入可能）・バスタオル（2枚）・箱テ...入院の準備①

2008/10/06 00:00

麻酔に備えての検査

これまでの時間の流れをわかりやすいようにまとめてみたいと思います。2008年4月10日人間ドックで筋腫があるのではないかということを指摘される2008年7月5日最初の病院へ。6.5センチの筋腫があることが判明2008年8月25日紹介してもらった病院へ2008年8月26日MRI撮影2008年9月2日MRIの画像を見せてもらう。8センチの筋腫であることが判明2008年9月29日麻酔に備えて検査2008年10月7日前回の検査の結果問題がなかったので正式に手術決定紹介してもらった病院には結局5回行っただけで本番（手術）を向かえることになったのですが、「こんなもんでいいのか？」なんて思ってしまうくらい簡単にコトが進んでゆきました。＋＋＋麻酔に備えての検査は心電図と呼吸機能検査と血液検査とレントゲンの4点。呼吸機能検査は麻...麻酔に備えての検査

2008/10/05 00:00