桜桃忌
昨日、6月19日は作家太宰治の生誕100年であり、命日(遺体発見)の日です。太宰治は生涯に4度かそれ以上の自殺を敢行したと言われ、最後には愛人の山崎富栄と玉川入水をするのです。入水した日は6月13日未明。その日は朝から雨が降っていたといいます。そして、6月19日の早朝。赤い紐で結ばれた男女の遺体が玉川上流で見つかり、それが太宰と山崎富栄だったわけです。恐怖に怯えた恐ろしい形相の富栄に反して、太宰はほとんど水を飲んでおらず、笑っているような顔だったと伝えられているらしいですが、土左衛門が綺麗な姿で発見されるわけがないので、きっと太宰を知る人が美化して後の世に伝えたのでしょう。去年、没後60年ということで東京三鷹の太宰治の墓参りに行きましたが、来年は是非桜桃忌に参加してみたいものだと思います。桜桃忌
2009/06/20 22:01