MIEさんの日

MIEさんの日

決して頭から消えない記憶さサムママあの日の桜を見ていたのであろうかちょうど今日のように満開時を迎え青空にピンクが映えきれいに咲き誇っていたはずなのにMIEさんが煙となって空へ旅立った霊園の桜も大柄なMIEさんが小さな骨壺にちょこんと収まりサムママの手に抱かれ我が住処に戻る道中の桜も記憶にとどまっていない目では幾多の桜の木達を目にしていたはずなのに我が住処の前に咲く桜の木でさえも…目ではみていた映像は素通りしていただけで記憶に残ってはいないただ1点MIEさんの亡骸だけを見ていた日今でも目をつぶればはっきりと浮かぶ骨と化した姿でさえも美しかったMIEさん爪もそのままの形で残り頭蓋骨から尻尾の先まできれいに並んでいる骨を目にしたとき悲しみと同時にMIEさんの生き様を感じたMIEさんに丁寧に接してくれた霊園の方にありが...MIEさんの日