エッチでせつない大人の恋の詩

くちをふさぐ

名前を呼んだきり黙ってしまう雨は街路樹にあたりやさしいおとをたてるどうしても伝えたいことがあるそれは多すぎて口にできない言葉のどの奥に咲く育ちすぎた想いだからこうしてくちびるをふさぎ言葉になる前に焼きころしてし

2005/10/30 13:58

指をのばす

ふたりしてシャワーを浴びながら君の肌の感触を指の細胞の一つ一つに記憶してゆく明日君のもういない朝に目をさましてもからだの感触が生々とあるように記憶してゆくからだのしたのほうへ指を伸ばして敏感なところにさし

2005/10/25 09:44

はやくなる

ていねいに手つづきをおえたらうしろを向いて人間のようではなくどうぶつのすがたでぼくは手をはなす人間の仕方では埋め合わせできないのでもうみえないみえないうごかすたびにはやくなるもうみえない

2005/10/23 10:47

くちづける

あかい窓後ろから腕をまわすと洗いかけのお皿がカチャと音をたてるしづかに誰にも気づかれないようにくちづける慎重にくちづけるきみのこころに巣くうさみしさのぜんぶを教えてほしい人気blogランキングへ

2005/10/21 21:43