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私は、教室で歴史の授業をしていた。授業の終盤の、そろそろ授業が終わるかというときに、最前列の端の席に座っていた保護者らしき男性が立ち上がって、私のところにやってきた。その人は、私が教卓に置いていた自分用のプリントと、その人の子どもと思われる生徒のプリントを互いに見比べ始めた。その人は、私のプリントを指さしながら、子どもに向かって言った。 「こっちのほうがいっぱい書いてるやん!」 どうやら、その人は、自分の子どもが授業プリントにあまりメモをとっていないことを叱ったようであった。ところが、子どもはこう言い返した。 「そら、先生は言わなアカンこといっぱいあるやん!」 言い返された男性は、私の近くにや…