本・篠田桃紅 「これでおしまい」
作品紹介・あらすじ一〇七歳の世界的美術家が最後に遺した「人生のことば」歳を取るというのは、悲しむだけのものでもない歳を取ってはじめて得られる喜びがある三月一日に一〇七歳で世を去った篠田桃紅さん。この本の制作途中、「これが最後の本になる」と繰り返し言っていました。桃紅さんの人生哲学を短い言葉で伝える「ことば篇」と、これまでの人生を写真と文章で振り返る「人生篇」、戦後、世界のアートシーンを牽引するニューヨークに単身で渡り、国際的な評価を得た篠田氏は、日本で最初に自由を希求した女性、と言えるかもしれません。その人生は冒険と波乱に満ちていましたが、自分の心のままに道なき道を歩いてきました。いまより女性の生き方の選択肢がずっと狭く、さらに戦争、結核など、死と背中合わせにあった昭和の時代に自由を貫くことは並大抵のこと...本・篠田桃紅「これでおしまい」
2025/01/23 07:36