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今回は日本地政研究会(FaceBook:https://www.facebook.com/chiseiken)のフィールドワークに参加させていただき、いろいろ…
9 徳川家茂 (いえもち) (1846 ~ 1866)3uwl1b~開国と攘夷の狭間で犠牲になった幕末の若き将軍~ 13歳で将軍。現在でいえば中学校の1年生ですね。一国のリーダーになれということ自体無理があります。14代将軍徳川家茂は、鼻筋の通った現代的な顔つきであり、妻とは相思相愛でした。彼が亡くなったときは、誰もが死を惜しむような人柄だったと伝えられています。多くの人々から親しまれ、幕末のむずかしい...
10 孝明天皇 (1831 ~ 1867)3uwl1b~鎖国にこだわり新時代を前に犠牲になった若き天皇~ 江戸時代で歴史上に登場したといえる天皇は2人だと思います。一人は初期の後水尾天皇(ごみずのおてんのう) で、もう一人が孝明天皇です。15歳で即位した、江戸時代最後の天皇です。学問好きな性格で、公家の学問所である学習院を創設したほどです。和歌にも優れ、歌集も出しています。影が薄い江戸時代の歴代の天皇の中...
津田左右吉は「明治維新の研究」(毎日ワンズ)の”はじめに──明治維新史の取扱いについて”で、”今日では維新を一種の社会革命と見なす考え方があって、それが明らかな事実のように思われているらしいが、こういう見方が正しいかどうかは、後にいうところによっておのずからわかろう”と自らの著書の内容を暗示しています。私は、「明治時代」は、確かに、それまでの封建的な幕藩体制を改め、私たちが暮らす「現代」の礎を築いた時代であるとは思います。現代の私たちにとって当たり前の「制度」や「生活」の多くは、明治時代から始まっているからです。でも、それを明治の元勲の功績によるとして、明治の時代を高く評価する一般的な歴史認識は誤りであると、私は思います。津田左右吉が、下記に明らかにしているように、幕府は「新国策」を定め、「開国」をはじめとする...倒幕の理由を示せない歴史教育