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実はわたし、怪異小説が好きなんです^^;。こどもの頃に読んだ水木しげる先生のマンガの影響でしょうか。遠野物語、千夜一夜物語、ラーマヤナなどが好きな本です。聊斎志異(りょうさいしい)は清代前期の小説で、作者は蒲松齢(ほしょうれい)。数ページから十数ページの短編からなります。上の目次は一部で、上巻には51編が収められています。幽鬼や狐、夜叉などが登場する奇譚で、さらりと読めて、なかなか味のある話が多いと思います。奇譚ではありますが、恐怖を感じる話は少なく、どちらかといえばほろりと心に浸みる内容が多いです。泉鏡花が好きな人にもお勧め。こちら書誌情報。下巻もあるのだけど、そちらはまた気が向いたときにでも読むことにします。久しぶりに岩波文庫を読んだんだけど、字が小さいですね。ここらが岩波文庫への苦手意識になってるの...聊斎志異(上)-蒲松齢訳:立間祥介(岩波文庫)