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京橋での試写を終え、東京駅に向かうと、周辺の再開発のため、3月末で営業を終えた「八重洲ブックセンター」が目に入った。八重洲ブックセンターは、1978年に当時国内最大の書店として開店。地下1階、地上8階まであった。映画関連の本も充実しており、ここでたくさんの本を買った思い出があるし、自分が関係した本が出版された時はまずここにチェックしに行ったものだ。28年度に完成予定の複合施設に入居予定とのことだが、「本のデパート」と呼ばれた渋谷の旧大盛堂書店、神保町の三省堂書店に続いて、「ビルが丸ごと本屋」という風景は失われる。今この淋しい風景を見ると、まさに「夏草や兵どもが夢の跡」という感じがする。「八重洲ブックセンター」閉店