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現代の日本で「進学」というと、より上の学校に進むことをいうわけだが、漢訳仏典でも「進学」の名前が付いたものがある。非常に短いものではあるが、内容は経文・偈頌・経文の順となっているので、一々を紹介していきたい。是の如く聞けり、一時、仏、舎衛の祇樹園須達精舎に遊び、大賢衆千二百五十人なり。仏、諸もろの比丘に告げ、「四雅行有り、智者常に遵い、丈夫修むる所、達士恒に奉り、不才の愚夫の好楽せざる所なり。何等をか四と為すや、父母に孝事し、悦色養足たり、仁を守り慈を行じ、終始殺さず、恵施し乏を済う、未だ曽て悋逆せず、聖の世に遭値いて、栄を捐て道を履む。是れ四雅行なり、智者の遵う所、丈夫の修むる所、達士の奉る所、不才の愚夫の好楽せざる所なり」。『仏説進学経』さて、まずは以上の通りだが、ここで説かれているのは、仏教の智者と...仏説で説かれた「進学」について