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遠江・三倉城 長大な竪堀 折れを伴う土橋など興味深い遺構がよく残る山城
三倉城は静岡県周智郡森町三倉にあります。三倉城は今川氏の被官であった矢部氏が三倉に土着して三倉氏を名乗り三倉城の城代となったと伝わります。その後徳川家康がこの地域を攻略すると三倉氏は家康に従ったとされ、城は徳川期に改修されたと考えられています。今回の資料は(1)「今川氏の城郭と合戦」水野茂編著2019と(2)「遠州三倉と許禰(きね)神社」現地パンフレットなどです。三倉城大府川と中村川が三倉川となる合流点主要街道の結節点の要衝に三倉城はある家康が春野の犬居城を攻め、川の増水・食料の欠乏等で攻めきれず「どうする家康」となり撤退を始めた際に田能、大久保で奇襲を受け、ほうほうの体で三倉まで来て三倉氏に匿われ、そこから天方まで逃げ延びて九死に一生を得たとされます。資料(2)によると三倉地区には家康を助けて感謝されたと云う...遠江・三倉城長大な竪堀折れを伴う土橋など興味深い遺構がよく残る山城