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【後藤氏】太田亮『姓氏家系大辞典』には「遠江後藤氏」は、後藤氏嫡流とする。後藤氏は源頼義の家臣で坂戸判官・後藤内と号した則明を元祖とし、類題河内源氏の家人でした。則明六代の孫基清は、承久の乱で長男基成とともに京方に味方しました。一方二男基綱は幕府軍に就き、結局敗れた父基清と兄基成を六条河原で自ら斬首しました。基清は猶子で、実父は佐藤仲清、同腹の兄は義清すなわち西行です。こうした関係から、基綱の家系は鎌倉幕府の評定衆・引付頭を務める武とともに歌の家系でした。遠江後藤氏の室町時代以前の系譜を正確にはたどることはできません。遠江の後藤氏は室町時代の文献上の初見は、文安年間(1444~49)成立した「文安年中御番帳」「二番後藤能登入道」です。また宝徳二年から享徳四年(1450~55)成立の「永享以来御番帳」(以上...遠江の後藤氏ー浜松市北区三ヶ日町