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弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D.87(2)/F.シューベルト/ラルキブデッリ(1993)
古典派のハイドンやモーツァルトの均整を残し、美しい歌謡性によって古典とロマンを上手に橋渡ししてくれるのもシューベルトの弦楽四重奏曲の魅力だと感じています。それらに共通するのは構成の明快さと愉悦感、そしてくつろぎまでも備わっている事で、オーケストラによる響きや器楽独奏とはまた違う別の世界観でゆったりと聴き入る楽しみがあります。そうすると、ベートーヴェンの中・後期の強い個の意志というものに比べ穏健とも...