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ひょっぽこ読書記録No.84 『オズの魔法使い』ライマン・フランク・ボーム 新潮文庫 ー抜粋14箇所
にほんブログ村 『オズの魔法使い』 ライマン・フランク・ボーム 河野万里子訳 新潮文庫 ・太陽と風は、 若く綺麗だった エムおばさんまで 変えてしまった。 お嫁に来た時には 輝いていた おばさんの瞳も、 バラ色だった 頬や唇も、 すっかり 色褪せ、 今の、 にこりともしない 痩せぎすの おばさんが できあがった。 おかげで、 両親のいなかった ドロシーが この家に 住むようになると、 おばさんは、 ドロシーが 明るい声で笑うたびに びっくりして、 悲鳴をあげては 手で 胸を押さえていた。 今でも おばさんは、 ドロシーが 笑うと 目を丸くする。 何が そんなに 面白いのか、 ちっとも わからな…