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#連載もの 海洋対策委員会を率いる内藤は首相官邸でこの報せを聞いたとき、声も出せない程、衝撃を受け、瞬時その身体が固まったかに感じた。スタッフのメモを見て内藤は然し我を取り戻して、あり
にほんブログ村 にほんブログ村 資源庁の調査船『荒波』は、船長の斎藤整一以下、200名の乗員が九州に向け、現在は静岡の沖合を16ノットで航行していた。 艦橋の斎藤を始
西さんと落ち合う約束の『ひまわり』というドライブインは、その看板を見てすぐに分かった。 その、大きな看板は、明るい黄色を背景に、大きな、ひまわりの花が描かれ、その黒とのコントラストが良く映
#連載もの 内藤のいる海洋対策委員長室は、今回船出した資源庁の調査船『荒波』と、無線でやり取りが出来る様になっていた。何かの場合に備えて内藤がすぐに対応を指示出来るようにしたのだ。 また、内
#連載もの 首相を筆頭とする対策本部の、「研究特別代表」となった荻野は、国会議員で与党の幹事長も兼ねる、内藤尋率いる「海洋対策本部」の海洋研究部に与えられた、官邸内のオフィスで、九州沿岸部一
般若(Astrophytum ornatum)は、Astrophytumの中でも大型のサボテンです。野生のAstrophytumは減少していますが、それは般若も同じことのようです。希少生物の保護を考える場合、まずは現在の分布と個体数の調査に加えて、その生態を詳しく知る必要があります。例えば、人工的
#連載もの 西さんはやって来た。この海難事故が相次ぐ中を。海野は驚きを隠せずに言った。「この、事故続きの中ですから、当然、漁協からも、出航差し止めになっておられたかと!然しよくぞご無事でしたね
#連載もの 滞在先の、宮崎臼杵の町で、神山と言う心理学教授を友として、ユング心理学と言う新たな視野が開けた海野は、神山に会って以来数日間、引き続きこの臼杵町に滞在し、お互いの宿を行き来していた。
#連載もの 「サハ!」「イタスマジキ」「ゾ!!」 「サハ!」「イタスマジキゾー!」 助手が臼杵から移送された、宮崎女子医大病院の一室からは、絶え間なくこの様に、助手の叫び声がしていた。 そ
#連載もの 荻野は、海野の元は教え子で、海洋生物学者となってからは海野の研究室で講師を務めている。荻野は海野の言わば「一番弟子」で、助手助手とここで呼ばれるのは海野の「二番弟子」である。 2
#連載もの 国会議員である内藤との電話の後、海野は大分は佐伯の漁師、西さんに、この事変の顛末を伝えなければと思い立った。 夕食の準備が出来ますと先刻呼びに来たこの宿の女将に気を遣わせてはい
#連載もの 仏教の用語に由来する「般若」と言う不気味な単語と、他に何か必要な条件が揃った時に、3人の経験したテレパシーの様な事が起きるのだ。それは、海野も納得せざるを得ない事だった。幾ら禅寺の
宮崎の滞在は既に、4日目を迎えた。民宿『田上』では、海野ら3人はこれまでに、ここ、臼杵で海辺にある、複雑な地形から黒く粘性のぬめりがある物質を分析に十分量採取した。その物体は海野達3人が行く先々で確
「お前が良いと思う車を、どれだって良いから借りてこい」と言う海野の言葉に従って、助手が レンタカーのワゴン車を1台調達して、海野と「悪蔵」こと、荻野が待つフェリーターミナルに戻 ってきた。
海野たちが一等船室へ戻ると、同じ研究室の海野の下で講師を務める荻野が海鮮丼に舌鼓を打っ ている所であった。「あ!お帰りなさい。あのー!これ、勝手に注文しておきました。」 「お!気が利くなあ!
静かな、まるでホテルの一室ででもあるのかと思わせる快適な室内、その設備はその辺のビジネ スホテルよりも整えられている。「っへーえっ!船の中でも、CSやBS放送が見られるんですねー え!」助手が一人、
(っと)、そこへデスクの上の電話が鳴った。電話の声は、九州の漁師で西さんだった。 「あ。もしもし、若先生ですか?西です。」西さんは何故か、助手がまだ大学院生の頃に、生物学 者の、海野に同行して九
生物学者は調べたかった。 海中から突然現れるという奇っ怪なものの正体を。 漁師の証言を取りに赴いたのは7年前。当時、この生物学者に同行した青年は、生物学者の 教え子で、大学院を了え
その報らせは突如として海野達3人に届いた。 それは宮崎へ向かう途路だった。3人を乗せたワゴン車のラジオが、西さんの経験とそっくりの、恐ろしい体験をしたと言う人達のニュースを伝えていた。 事件
海野が目を覚ますと、助手も荻野もまだ熟睡している。そろそろ陽も登り始める時刻だったので、海野は床から身を起こした。そこは西さんの屋敷へ来ると、いつも3人が使わせてもらう事になっている広い座
佐伯の港や魚市場を一通り見学した海野と荻野は、漁を終えた西さん達親子の『大宝丸』の甲板清掃などを手伝った。海野ら2人はまだ、『大宝丸』の機関の手入れや、細かい用事や報告のために、漁業
10月7日(土)・8日(日)・9日(月・祝)、秋田県大館市にあるニプロハチ公ドームで「第51回本場大館きりたんぽまつり」が開催されます。 美味しいきりたんぽの…
温室内の敷き砂から拾い上げたこぼれ種からの二本の苗。この運のよい苗たちが10余年を経て大苗に育ち開花を見せてくれています。<般若> 球体の直径15cm、高さ18cmまで育っています。これからはもっぱら高さ方向に伸びてゆくでしょう。花は純黄色の大輪です。<盤石> 温室内で般若とランポー玉が自然交配したようです。球体の径及び高さは15cm程度。径はもう少し出そうです。花色は黄地に薄いピンク色が混じります。拾い...
それでは一つ一つ見てゆきましょう。エキノケレウス属「大仏殿」。実生10年生の苗です。刺もなく凡庸な球体ですが、花は実に鮮やかな黄色。この時だけは自己主張が目立ちます。名称不明種。多分コリファンタ属のサボテンと思われます。年に数回思い出したように開花します。ロフォフォラ属の銀冠玉。実生6年生の自根苗です。”疣銀冠”の名の種子を入手したのですが、ようやくその特徴が出てきました。アストロフィツム属の「盤石」...
私の温室の棚には、鉢底から伸び出た根が自由に伸びてゆくよう敷き砂を置いています。この敷き砂は水分を保持する機能もあり温室内の湿度を保持する機能もあり、サボテンたちの成長に有益であると信じてずっと利用しています。この敷き砂上にサボテンの種が落ちてきてそのまま発芽することがあります。たまたまこのように発芽した幼苗を拾い上げて育ててきたのが今日の主役「般若」と「盤石」です。昨年春から通風型栽培室に移し、...
「ある用務員」は、2020年に阪元裕吾監督が制作、暗殺者という裏の顔を持つ高校用務員を福士誠治が演じたクライムアクション映画。
温室内で敷き砂上に意図せずに生えてきたいわゆる「こぼれ種」。意図しようとそうでなかろうと、生えてきた苗には生命があり、逞しく育つものあります。<般若> 苗を見つけて鉢上げしてから15年ほど経過しています。これまで径方向の成長が目立ちましたが、ここ数年径の成長はやめて縦方向に伸び始めました。あと10年もすると50cm近い丈の般若になりそうです。<盤石> これは鉢上げしてから13年ほど経過しています。温...
高田馬場の般若で朝食にサンドイッチを食べた。般若は意外にも気さくだった。
今日は高田馬場の般若で朝食を食べた。高田馬場の般若は、高田馬場駅から徒歩15分、目白駅から徒歩15分、学習院下駅から徒歩3分のところにある。般若は普通の民家が並んでいるなかの一軒だった。ここが般若か・・・ん?般若の入り口をみて驚いた。お食事処金子でありコーヒシ
能楽「道成寺どうじょうじ」から、蛇体じゃたい(毒蛇)と鐘を描きました。 上半身拡大↓◆ あらすじ ◆紀伊の国、道成寺では春爛漫のある日、再興した釣り鐘の供養が行われることになりました。住職は、訳あって女性が来ても絶対に入れてはならないと