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#連載もの にほんブログ村 にほんブログ村 海野達の三日目の捜索も日没を迎えた。 今度はドローン暗視装置が搭載されており、昼夜を問わず、行方の分からなくなった内藤の『おおよど』を探す事が
#般若 にほんブログ村 にほんブログ村 「か!神山先生がっ!潜水艦で日本にっ!!」と、川島が駆け込んできた時に、海野はそれを、落ち着いて、内藤の滞在先のホテルにメッセージで伝えてくれるよう、頼
にほんブログ村 にほんブログ村 #般若 内藤がマニラへ行く日がやって来た。 日本亡命政府移転の最終交渉で、内藤がその首班として、タイ政府からフィリピン政府へと、その庇護国の変更を行うのに
#般若 にほんブログ村 にほんブログ村 フィリピン政府とタイ政府との間で、内藤首班の日本亡命政府受け入れの交渉は終盤に入り、内藤も出席を求められ、数日内にはマニラへ経つ。内藤は今度は潜水艦でフ
にほんブログ村 にほんブログ村 時空を超えて、瞬時に、どこへでも行ける強みを活かして、海野達は、中国軍のICBM発射機を、無力化する任務を帯びて、ミサイル基地へ潜入した。これには、拳銃と毒薬を携帯し
#連載もの にほんブログ村 にほんブログ村 日本亡命政府の特別諜報部は、暫くバンコクにあって、赤道に近いバンコクの、南方ならではの暑さを楽しみながら、時空を超えて、一挙に異次元空間から、米国に
#般若 にほんブログ村 時空の移動と言う特技を備えた海野や神山、青年助手に西さんや、麻衣、コロ、等の皆は、一斉に時空間を超えて、タイに飛んだ。雲井、楠の2人の医師も一緒だ。念じるだけで、そこに行
にほんブログ村 にほんブログ村 #連載もの 「べらんめ~!すしがどーしたってえんだよう!」 「!?」 「あれっ!か・神山先生?ど・どーかなさいましたかっ!?」 「あれっ!どうかしましたか?」 「
#連載もの 海野は電話室へと急いだ。そこは、海野ら海洋対策委員会のメンバーの、談話室にもなっている十畳ほどの部屋で、内密の話も多い委員会のメンバーのために特別に用意されていた。 元は海野の教え
#般若 中国軍の総司令官である淋は思考を巡らせていた。 日本はまだ、助かった訳ではない。これからまだ、第二波、第三第、第四波と、軍団を差し向けて、日本を占領するのだ。今、日本を黙らせておかないと
にほんブログ村 にほんブログ村 「あ!思いだしたーあっ!」海野がまた叫んだ。この男はよく叫ぶ。 海野の叫び声に、皆は、お茶をこぼしそうになった。 「先生、またですか?今度は一体、何を思い出した
にほんブログ村 にほんブログ村 アメリカ合衆国海軍の最新鋭航空母艦『ジェラルド・フォード』は10万トン級の浮かべる島である。この空母『ジェラルド・フォード』を基軸とした、空母4を含む空母打撃群が
にほんブログ村 にほんブログ村 「まるで、ゴジラだよ、あれはあ!ほんとに!」 「身の丈は、どれぐらいなのでしょうか?この画像ではわかりませんねえ」神山が言った。 「ヘリが、あれぐらいの大きさで
「ミスタ・荻野。戦況から、止むを得ない事はよく分かっておりますが、敵、中国軍の、日本上陸を許してしまいました。島根に上陸した者達の写真が、米国国防省から送られて来ました。原子力発電所が、大変危険な状況
にほんブログ村 にほんブログ村 般若の「意志」は、人間の認識作用に無関係だった。それは、この人間の行う如何なる行為にも、反応する事は無い。般若はその「意志」にさせ従えば良いのだ。この時空を一元化
#般若 にほんブログ村 にほんブログ村 古くてもう、黒ずんだ桐箱。その中に、入れてある面が、がたがたっ!がたがたがたっ!と小さく揺れている。だが、誰もそれに、気付く者はいない・・・・。がたが
#般若 #連載もの 西さん達親子を載せた『大宝丸』を襲った、黒い闇。そして。沸騰した海面・・・。 「悪意」は日本に、人民解放軍が押し寄せるよりも早く、日本を蔽い尽くそうと迫っていたのだ。中国政府も
にほんブログ村 にほんブログ村 西さん達親子を載せた漁船『大宝丸』は沖合にいた。西さんが、波目を読んで、夜の暗い海に目を凝らす。 沖合の波は、『大宝丸』の様な小さな漁船には、大きな山を、作っ
#般若 #連載もの 「こんなに簡単に、日本がやられてしまうなんて・・・」と麻衣が言った。 皆が、押し黙っている内にも、テレビの地方局は沖縄の在日米軍基地が、中国の核攻撃によって壊滅させられたらし
にほんブログ村 にほんブログ村 静けさに満ちた夜の海に、きらめきを放つ海洋生物たち。その青や紫色の明滅は、灯台の灯は、果敢無い。それは、恰も人間存在と言うものの象徴であるかの様だ。一方、海洋生物
入手場所:島根県物産観光館島根県松江市殿町191TEL:0120-404-150島根県郷土玩具ツアー。松江城から徒歩1分の場所にある「島根ふるさと館」の館内にある「島根県物産観光館」にやって来た。島根県物産観光館は島根県の特産品やお土産品を展示・販売している施設。和菓子、工芸品、陶器、玩具、農水産加工品などが豊富に揃っているので島根県のお土産選びにバッチリだ。2階に上がると工芸品コーナーがあり、奥には島根県を代表とす...
にほんブログ村 にほんブログ村 #般若 海野の青年助手が入院する部屋は、普通の病室から離れた別のフロアにあった。 海野が今日も、麻衣さんにお茶の淹れ方を手ほどきしている。 「じゃあ、今度は
#般若 にほんブログ村 にほんブログ村 小説『般若』主な登場人物の紹介 海野猛(うみのたける) 都内の大学で、海洋生物学を研究している。 海洋生物学博士・教授 豪放磊落な禅僧でも
にほんブログ村 にほんブログ村 #連載もの #般若 米国政府の国防委員会では、甚大な被害を被った米第7艦隊をグアム・サイパンへ全面撤退ざせる事を餌に、中国との軍事協定を締結し、中国軍の再度
にほんブログ村 にほんブログ村 #連載もの 神山の話は続いていた。「今、般若と仮に呼ぶものの、この『意志』は、時空の一元化と言う目的のために具現化したものの様です。一方、手力男(たち’からお)
にほんブログ村 にほんブログ村 #般若 「手力男・・。」と、神山は呟いた。 海野の他、海洋対策委の関係者専用の電話室と言う名目で、病院内に設えて貰った実質、関係者らの談話室で、神山と海野、
にほんブログ村 にほんブログ村 日本人が、兵営内の其処此処いる。入って来られるような隙は無いはずなのに、スパイでも無い。この人たちは、一体、どこから現れるのか、中国兵たちは訝しんだ。党の方針で日
にほんブログ村 にほんブログ村 八戸港では、輸送艦『おおすみ』に補給部隊のトラックと対戦車ヘリコプター・アパッチロングボウが、全通甲板に載せられていた。ゲリラ戦闘を展開している陸上自衛隊の部隊
にほんブログ村 賄賂集めしか出来ない能無しがあっ!いんちき国家の愚か者どもがあーっ! いよいよ中国軍の兵士たちはどよめきはじめた。上陸した福岡郊外を、歩き始めた中国軍兵士らは、プロパガンダの
にほんブログ村 日本亡命政府の首班となっている内藤尋は、滞在しているタイの首都バンコクから、インドネシアのサッタヒープ軍港に、異次元から帰還した艦船、航空機の乗員乗客の救助体制と、インドネシア
にほんブログ村 にほんブログ村 西さん一家はここ宮崎の臼杵の磯へも出かけて、その磯の有害なごみ拾いをする、磯にはビニール系のごみが多く流れ着く。そのビニール系のごみが、磯の様々な、海中生物をは
にほんブログ村 にほんブログ村 海野と神山、雲井医師の3人は青年の声に気が付いた。「水を下さい。ぼ・僕は、喉かわいた」あっ!と3人は声を上げた。驚いたのだ。突然だったからだ、「い!いま持って行
にほんブログ村 にほんブログ村 #連載もの 日本政府の敗北宣言に、日本の国民はそう、慌てる様子も無い。 海野や神山もそうだ。ただ心配は、政府の部会で委員長の大任を務めている荻野の事だけだ。
にほんブログ村 にほんブログ村 #連載もの 事態は一変していた。それは日本国内から始まった。 日本は叩き潰せ!!「!!抗日愛国!!打倒日本!!」怪事象の影響と自衛隊の被災や在日米軍の退避など
にほんブログ村 #連載もの 日本近海から潜水艦の数が減っているのを、ソナーで探知した中国海軍は、陽動作戦に出る事に決めた。 中国共産党政権は、日本海への侵攻策を実施させることにしたのだ。
にほんブログ村 内藤はバンコクで報せを受けインドネシアの日本大使館に連絡を取った。 「乗員は全員無事!誰の意識も無い?はい!わかりました。すぐそちらへ飛びます!」 即刻、バンコクから、ジャカル
#般若 潜水艦『せきえい』は密命を帯び、サッタヒープ港へ向け出航した。これは公開されない。 情報も完全に秘匿された。また、日をずらして潜水艦『げんぶ』が親善派遣され、これは広く報道された。
#連載もの #般若 お前は死ぬぞ、出直せ・・・ 青年がそこから出ようとしたときにはもう、青年はどこかへ向かって飛んでいた。 ドアは出し抜けに消えて、一瞬落下した青年は、そのまま飛んでいる
にほんブログ村 青年助手は気が付いた。 (さっきは、真っ白い光でまた、気を失ってたのか) (お爺さんは「おまえは、またくる」ともいってた。皆、思念でわかった) 静かな空間だ。 先生
#般若 #連載もの 「33と言う数字にも幾つかの意味が有ります。占いに含まれた意味や、その民俗、地方や国などに言い伝えられている、象徴的な意味を考えますと、助手のこの青年も影響を受けているもの
にほんブログ村 海野はこの垂れ込める、ヘドロの様な暗黒が一体あと、どれほど続くのだろうかと空を仰いだ。 が、そこは、どぶ川の底だった。気持ちの悪いヘドロの中にしか生息しない、蛭やプラナリアの様
にほんブログ村 小型ジェット機なら襲われる事は無い。内藤はそう信じてタイへ飛び立とうとしていた。 これまでに、小型船舶やヘリ、小型の航空機は空間から出る触手に吸い取られる様な事は無かった。
にほんブログ村 神山が、荻野にこの一連の怪事象について、説明をし終えた頃、同じ首相官邸内の、主人の執務室には、与党幹事長の内藤尋が呼ばれていた。日本政府特使として、内藤を受け入れると言う返事
にほんブログ村 ここ暫く首相官邸内のオフィスで、事務対応に追われる日々を過ごしていた荻野に、ようやくその本来の仕事が戻って来た。 海野と神山の海洋探査計画の企画が舞い込んだのである。荻野は恩
#般若 #連載もの にほんブログ村 騒霊現象と言う気味の悪い事象が、目の前で起こっているのを4人の眼が見た。 海野は禅寺の生まれで次男坊。寺は兄が継いだ。若い頃には雲水と言う、禅宗の修
#般若 にほんブログ村 アオウミガメの様子を見に行く海野達3人には、マナーを弁えない報道陣を産卵期の雌に接近させないようにするための、夜間パトロールも加わり、日に最低3回の見張りを、西さんの3人
にほんブログ村 #連載もの 海野らの逗留先、民宿『田上』には嬉しい来客があった。 大分の佐伯から、西さんの、2人の息子さんが、妹、麻衣さんと3人でやって来たのだ。 西さんの長男で、利見さ
#連載もの 『あらなみ』は消滅した。 荻野はこれを、首相秘書官に報告すると、怪異現象のために起こる海洋生物の動きが、これまでよりも活発な理由を考えてみた。 今度の怪異事象では、アオウミガメの
にほんブログ村 海野ら見舞客は、なんだか慌ただしく、自分の気絶していた時の体験を細かに聞いていた。神山と言う海野の親しい友人の心理学者は興味深い話を聞かせてくれた。自分の見たあの、不思
にほんブログ村 #連載もの 宮崎の病院で、意識を取り戻した助手の青年は、意識がはっきりしていたが、いつまた、この事変に絡んで意識を喪失し、トランス状態に入ってしまうか、わからない。できるだけ多