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#BL小説
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氷花22
月夜の猫-BL小説です 氷花22 BL小説 「あんた、ここで何やってんだ!?」 そこへ飛び込んできた怒鳴り声。 「おいおい、久々会った兄貴に対してその言い草はないだろ? 仕事で疲れきって、数ヵ月ぶりにもらったバカンスだってのに」 紫紀は振り返りもせずに言った。 「そんな貴重なバカンスに、何だってわざわざこんな辺鄙
2023/01/30 08:58
BL小説
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リーダーで読む
いつか君を恋と呼べたら #21
担任のその提案に当初は、子どもっぽいとか、その程度で大学受験を乗り越えられるのなら苦労しないとか、高二の同窓会ってなにか意味があるのかなとか、ぜんぜん乗り気でない意見ばかりが目立った。至極もっともだ、と碧生も思った。手紙を書こうにも三年後という微妙なタイムラグはどうなんだろう、と。 けれど、つぎの週のロングホームルームで担任が便箋と封筒の束を抱えて教壇に立ったとき、なぜか全員が厳粛といっても差し...
2023/01/30 04:00
花さそう35
back next top Novels 「えっとこれで揃いましたね。あと、いいですか?」 秋山がみん
2023/01/29 23:56
親父のものだと思ってた40(終)
1話戻る→ 最初から読む→ 「よ、よか、った……」 大きな安堵とともに色々なものを投げ捨てて、たまらず相手
2023/01/29 21:54
氷花21
月夜の猫-BL小説です 氷花21 BL小説 紫紀はまたにっこり笑い、続けた。 「実は、君の母上、夏緒さんは、祖母の従兄の息子の許婚者だったことがあるんだ」 「ほんまに? そらまた奇遇ですね」 「そう、義母の佐保子の弟、だから義叔父ということになるんだが、九条祐紀といってね、この人が大和屋の一人娘だった夏緒さんの
2023/01/29 13:20
花さそう34
月夜の猫-BL小説です 花さそう34 BL小説 帰りは良太が運転したが、スキー用具を積み込む際、牧のスキーがかなり年季が入っているのを見て取った良太は、少しでも牧が売れるようになればいいがと思う。 日比野が推すくらいだから、牧の舞台での演技力はそれ相応のものがあるのだろう。 ふと、人気俳優となった本谷和正のこ
2023/01/29 12:14
花さそう(工藤×良太)33までアップしました
月夜の猫-BL小説です 花さそう(工藤×良太)33までアップしました BL小説 花さそう(工藤×良太)33までアップしました。氷花(京助×千雪)20までアップしました。ちなみに「花さそう」と「氷花」はちょうど冬のエピソードですが時間的には約10年程開きがあり、「氷花」では京助も千雪もまだ工藤と知り会う前になります
2023/01/29 00:34
いつか君を恋と呼べたら #20
寒風の吹き抜けるグラウンドの片隅には長机が置かれ、そのまわりを高校二年生のときにおなじクラスだった男女が取り囲んでいる。ほとんど全員の視線が長机のうえの一抱えはあろうかというぼろぼろのごつい金属の箱にむけられている。碧生たちのタイムカプセルだ。13年間ものあいだ、漂流し続けていた17歳の自分たちのかけら。 もうずっと長いことその存在すら忘れていたのも関わらず、碧生の心はそわそわと落ち着かない。「それ...
2023/01/29 00:30
氷花20
月夜の猫-BL小説です 氷花20 BL小説 「あっそう」 紫紀は小首を傾げた。 「いや、マジで、どこかでお会いした気がしたんだが。まあ、こんな美人さん、会ってたら忘れるわけないか」 美人というキーワードに、千雪は心の中で再度ムッとしたが、初対面の相手だからとそれを何とか抑えきった。 「京助の後輩というと、君もお
2023/01/28 23:33
花さそう33
月夜の猫-BL小説です 花さそう33 BL小説 映画のエキストラに牧を連れてきたのは監督の日比野だった。 「割と肝の据わったマジメな役者なんです。若くてタッパもあるし見てくれもいいのに地味に小劇団で舞台をやってて、なんてのかな、いい役者になるって言う片鱗を見た気がして」 日比野の言葉に感化されたわけではないが、た
2023/01/28 23:20
正月気分1
【隣りに住む2人のイチャラブを観察だ】 こじらせ幼馴染どうしの、日常系甘々BL小説です。
2023/01/28 14:45
氷花19
月夜の猫-BL小説です 氷花19 BL小説 「え……?」 男は一瞬固まった。 「ひょっとして、京助のお兄さん、ですよね? 俺、京助ら戻るまで待ってますよって、先に召し上がって下さい」 今度はまた、ハトマメな眼差しで男に凝視されながら、千雪は続けた。 「……これは、失礼……、いや、てっきり………」 千雪が女に間違
2023/01/28 13:05
花さそう32
月夜の猫-BL小説です 花さそう32 BL小説 工藤と良太が上のコースに行ってみたりしているうちに、森村はもう牧について行ける程になっていた。 十二時半頃、森村がスキーセットをレンタルしたロッジに集合し、ランチを取った。 工藤に一生懸命ついて回った良太には、何だ、もうそんな時間か、と少しばかり残念な気がした。
2023/01/28 11:03
いつか君を恋と呼べたら #19
「ねぇ、どうして?」 やっと絞り出したふるえる声で碧生は訊ねた。傷つけられたのは碧生のはずなのに、なぜか生絹がひどく傷ついている気がした。「どうして……どうして、こんなことするの?」「な、これで、碧生はいつだって左手を見れば俺を思い出せるんだよ」「こんなこと、しなくても……忘れたりしないのに」「言葉だけの約束は弱いんだ。ちゃんと物理的に残しておかないと。俺には碧生以上に大切なやつがいないんだから。碧生...
2023/01/28 00:55
氷花18
月夜の猫-BL小説です 氷花18 BL小説 「ハッシュドビーフと、言っておりましたが」 藤原は答えた。 「ハッシュドビーフか…」 ちょっとそれは無理だな、と思いながら、千雪は棚を開けてみる。 すると、買い置きのインスタントカレーの箱が目に留まった。 「あ、これ、使こてもええです?」 「それは賄い用かと、お客様に
2023/01/27 22:04
花さそう31
月夜の猫-BL小説です 花さそう31 BL小説 リフトを降りた時に、森村が前にいる良太にぶつかりそうになったところを、牧が後ろから止めてくれた。 「お二人は先にどうぞ。俺、モリーと一緒に少しずつ降りていきますから」 そういう牧は、ドラマで出番を待ちながら大きな身体を縮こまらせている時とは打って変わって頼もし気だ
2023/01/27 12:35
氷花17
月夜の猫-BL小説です 氷花17 BL小説 ゆっくり風呂に入って部屋に戻った千雪は、ふっと眠気が襲ってきてしばらくうつらうつらしていた。 目を覚ましたのは、何やら大きな声が聞こえたせいだ。 どうやら公一と京助が怒鳴りあっている。 はたと身体を起こして部屋を出ると、階下が騒がしい。 「救急車呼んだけど、さっき事故
2023/01/27 11:44
いつか君を恋と呼べたら #18
うたうような調子で、楽しげに生絹が碧生の名を呼ぶ。その声が魂がここにないようなまなざしとひどくちぐはぐで、碧生の背を悪寒が這いあがった。どうしたの?訊きたいそのひと言が、どうしても出ない。「碧生、手を貸して」 悪い魔法というのは、ああいうふうなものなのだろうか。碧生はうっすらといやな予感を覚えながらも、催眠術にでもかかったように生絹の手のひらにゆらりと手をゆだねた。 つぎの瞬間、脳天まで貫くよう...
2023/01/27 00:55
氷花16
月夜の猫-BL小説です 氷花16 BL小説 「咲子さん、予定日いつだっけ? メシ作ってくれるのはありがたいが、無理するなよ。このくらい俺、自分でやるから」 千雪も咲子のエプロンの辺りのふくらみに気づいていた。 「もうちょっと先なんだ。あとは出てくるの待つだけだし、昨日から、亭主、札幌出張で退屈だったから、いい
2023/01/26 21:20
花さそう30
月夜の猫-BL小説です 花さそう30 BL小説 「食事会については以上です、よろしくお願いします」 良太が話し終えるのを待って、後ろにいた佐々木が「すみません、工藤さんの別荘見学のことで、いいですか?」と声を掛けた。 「あ、そうでした。何時頃になりますか?」 良太が聞き返すと、「お昼住んでからやと、二時くらい
2023/01/26 17:00
氷花15
月夜の猫-BL小説です 氷花15 BL小説 美しい山々の連なり。 雪をかぶった街並み。 寒ささえ透明なたたずまい。 そんな自然の中に浸るだけで十二分に千雪は感動的だったのだが。 「後ろに体重かけ過ぎだ!」 青空の下のパウダースノーはいいとしても。 「もっと力抜け!」 リフトに乗って眺めるのは絶景で。 「脚伸ば
2023/01/26 08:44
いつか君を恋と呼べたら #17
生絹が「化学室に参考書を忘れたからいっしょに取りに行こう」と碧生を誘ったのは、高校一年生の秋、碧生が生絹と出会ってもう半年以上がすぎようとしていたころの放課後のことだった。 面倒だなぁとすこしだけ思いながらも、ところどころが欠けているすのこをがたがた言わせながら渡り廊下を連れ立って歩いて、化学室のある第三校舎までむかう。もうすぐ陽が落ちようとしていた。燃え立つようなオレンジ色の陽はすべてをあま...
2023/01/26 00:03
花さそう(工藤×良太)29までアップしました
月夜の猫-BL小説です 花さそう(工藤×良太)29までアップしました BL小説 花さそう(工藤×良太)29までアップしました。氷花(京助×千雪)14までアップしました。
2023/01/25 23:31
花さそう29
月夜の猫-BL小説です 花さそう29 BL小説 「総菜、まだ仰山あるなあ」 佐々木は沢村がテーブルにつくのを確認しつつ、キッチンで片づけを手伝っていた。 サラダやハム類、スープ、それともともとたくさん煮た大根の煮物。 「サラダは和え物にして、野菜はちょっと炒めて昼に誰でも食べられるようにまた出しておく」 佐々木
2023/01/25 20:01
親父のものだと思ってた39
1話戻る→ 最初から読む→ 確かめるように視線を落とした先、相手のペニスは中途半端な大きさでゆるく勃起し
2023/01/25 15:40
氷花14
月夜の猫-BL小説です 氷花14 BL小説 どこかから聞こえてくる声が煩いので、千雪は身体を捩って眉を顰めた。 「起きろって、こら」 次にはゆさゆさ揺すられて、ようやく少しだけ目を開ける。 「メシ、食いっぱぐれるぞ! 千雪」 ベッドの横で仁王立ちになっている京助をみとめてからだを起こし、勢い昨夜の記憶を反芻
2023/01/25 09:00
いつか君を恋と呼べたら #16
バスのアナウンスがのどかな声でつぎは高校前、と告げる。バスのなかの泡のようなざわめきがひときわ大きくなるとともに、碧生はふっと冬枯れの木々が空に梢を伸ばす景色に引き戻された。また回想にふけっていたことに気がついて、しっかりしろと自分に言い聞かせる。 それなのに、心のなかで厳重に封をして、閉じ込めて押し込めて普段は忘れたふりをしている数々の記憶の蓋が、丘野と言葉を交わしたのを皮切りにつぎからつぎへ...
2023/01/25 01:51
花さそう28
月夜の猫-BL小説です 花さそう28 BL小説 「研二さん作ったんですか?」 「うん、大根食べとうなって」 研二は控えめに頷いた。 「ほんまに美味い。今度レシピ教えて下さい」 佐々木も気に入ったらしく、しきりと感心している。 四人がテーブルに向かい合って食べていると、ぞろぞろと皆が階段を降りてきた。 「美味そう
2023/01/24 23:35
氷花13
月夜の猫-BL小説です 氷花13 BL小説 千雪の部屋は客間らしくバスルームもついていたが、一階に広い風呂を藤原が用意したと京助に言われ、せっかくなのでそちらに入ることにした。 「俺も一緒に入ってやろか?」 千雪が温泉でも風呂でも他人と入ることに抵抗があることを知っていて、京助はちょっと絡む。 「遠慮しと
2023/01/24 18:48
花さそう27
back next top Novels 朝六時起きで佐々木がキッチンに行ってみると、既に京助と研二が
2023/01/24 15:20
親父のものだと思ってた38
1話戻る→ 最初から読む→ 二度目の挿入で相手も多少は慣れたのか、こちらのペースで根本まで押し込んでも痛
2023/01/24 14:34
氷花12
月夜の猫-BL小説です 氷花12 BL小説 「ほんま使わせてもらおかな。けど、京助んち、にぎやかで楽しそうやんな」 千雪は少し羨ましい気がした。 「そうそう、涼さんと俺とは学校は違ったけど同い年だし、いっつも京助さんが先頭に立ってなんかやらかして。時々やってくる綾小路の親戚連中の方が逆に俺なんかのこと、使用人だ
2023/01/24 08:17
いつか君を恋と呼べたら #15
けれど、碧生はどれだけの理不尽な束縛を受けようと、生絹のそばにいたかった。そばにいられさえすれば、ほかの級友たちの目も気にならない。クラスで孤立してもいい。ふたりぼっちでいい。 自分でももう、どうしてなのかわからなかった。二重底になった心の奥では、芽生えはじめていた自分の本音の帯びる熱に気づいていたのかもしれないけれど。ただそのときは、親愛からも友愛からもかけ離れたところで、「碧生だけがいればい...
2023/01/24 00:22
氷花11
月夜の猫-BL小説です 氷花11 BL小説 「確か、若い頃、ケンブリッジ留学していたって。イギリスには養成学校みたいなのがあるらしいけど、そんなの多分行ってないっすよ」 公一が小首を傾げながら言った。 「留学中、どっかの貴族のうちで修行してたらしいぞ。だからありゃ、筋金入りだ。俺が仰々しいのは嫌いだってうるさく
2023/01/23 20:29
花さそう26
月夜の猫-BL小説です 花さそう26 BL小説 そこへ一人遅れてやってきたのは佐々木だ。 「あ、佐々木さん、こっちいらっしゃいよ」 理香ににっこり笑みを返す佐々木だが、沢村はソファを立って佐々木をカウンターに連れて行く。 「あらら、佐々木さんさらわれちゃったわ」 肩を竦めながら理香が速水を意味ありげに見た。
2023/01/23 20:23
氷花10
月夜の猫-BL小説です 氷花10 BL小説 つい調子にのってぽろっと口にしてしまいそうになった京助は、「あのヤロー、誘導尋問しやがって」とむっとしたまま部屋を出る。 「フン、ごまかしよって」 千雪はドアの向こうを睨み付けた。 「京助さん、ダイニングにお食事の用意できました。お風呂はわかしてありますが、お食事のあ
2023/01/23 11:25
花さそう25
月夜の猫-BL小説です 花さそう25 BL小説 「いい加減部屋に戻ったらどうです? 風邪引きますよ」 秋山が何度目かのアスカへの苦言を口にした。 「だって、セシル寝てるからこそっとしないとダメみたいじゃない?」 「恵美さんも久々スキーやって、かなり堪えたらしくて、寝ちゃってるみたい」 直子もアスカに同調するよ
2023/01/23 11:24
いつか君を恋と呼べたら #14
たとえば。 生絹といつものように碧生の席であちこちとピンポン玉みたいに話題を変えながらだらだらと喋っていたら「おーい、園田」と呼ばれて振り返った。クラスメイトで読書が好きだという男子が、二週間ほどまえに生絹に黙って碧生が貸した本を片手に歩み寄ってくるところだった。 たったそれだけで生絹の切れ味のよい不機嫌の気配を感じて、胸の奥がひんやりする。 いつも寡黙で教室でひとり本を読んでいるのがうそのよう...
2023/01/23 01:22
氷花9
月夜の猫-BL小説です 氷花9 BL小説 現在K大二年で今時の若者らしい風貌の公一は、小さい頃から綾小路家で育ち、京助に少林寺を叩き込まれたというだけあって、いい体格をしている。 やがて門が開いて車が門をくぐるとまた後ろで門が閉じる音がした。 「京助、これを山小屋、言うんか? どういう神経しとんのや」 雪の夜を
2023/01/22 23:32
花さそう(工藤×良太)24までアップしました
月夜の猫-BL小説です 花さそう(工藤×良太)24までアップしました BL小説 花さそう(工藤×良太)24までアップしました。氷花(京助×千雪)8までアップしました
2023/01/22 14:43
氷花8
月夜の猫-BL小説です 氷花8 BL小説 空港でも千雪は一応小林だとは名乗ったはずだが、またか、という成り行きである。 編集者の反応のように敬遠される方がマシだと思うのはこういう時だ。 「ウッソー? マジっすか? びっくりしたなーーー、すみません。あれ、でも、待てよ、確か、京助さん、例の名探偵の相棒、いましたよね
2023/01/22 14:42
花さそう24
月夜の猫-BL小説です 花さそう24 BL小説 「そうだ、工藤さん。佐々木さんが、工藤さんとこの別荘にある作品見せてもらいたいんだと」 沢村が工藤に言った。 「かまわないぞ、いつでも。俺がいなくても平造がいる時なら」 「何かしら? 工藤さんの別荘の作品って」 理香がそれを聞きつけて工藤に聞いた。 「いや、なんか
2023/01/22 14:18
氷花7
月夜の猫-BL小説です 氷花7 BL小説 編集担当が訪ねてきた時に京助と居合わせたこともあるが、絶対中には入ろうとしない担当者にはもちろん何の不審も抱かれることもなく、実はなし崩し的に半同棲生活となってしまったなどとは、誰も知る由もないだろう。 「五時か、六時半の便には間に合うな」 コーヒーを千雪に渡しながら
2023/01/22 03:54
氷花6
月夜の猫-BL小説です 氷花6 BL小説 従妹の小夜子に番号を教えたくらいで、佐久間は目ざとく千雪の携帯を見つけて勝手に登録してしまっただけだ。 もちろん編集担当には教えていない。 小説の担当者はほとんど家電かメールのやり取りくらいで、携帯は持っていないという千雪のウソを信じている上、今や変人で臭いオヤジ小林
いつか君を恋と呼べたら #13
生絹の碧生に対する束縛の例をあげつらえば、それはもうきりがなかった。 たとえば、週明けの月曜日。「おはよう」と声をかけた瞬間から生絹の機嫌がひどく悪いので、おそるおそる「どうかした?」と訊ねた。針のような声が碧生の心に突き刺さった。「碧生、お前、きのう井上たちとみどり町のショッピングセンターにいただろ」 碧生と目を合わせようともせずに生絹は言う。背中をひやりと、とてもつめたいものが這った。 たし...
2023/01/22 00:05
花さそう23
月夜の猫-BL小説です 花さそう23 BL小説 「じゃ、コニャックを頼むよ」 速水が言った。 「ジントニックお願いできる?」 理香が聞いた。 「わかりました」 「マティーニとかいいかしら?」 彩佳が聞いた。 「もちろん。工藤さん、バカルディでいいですか?」 「ああ」 工藤は頷いた。 「あたし、何を飲もうかな」
2023/01/21 22:07
笑劇!インタビュー☆IKUSE9【完】
2023/01/21 13:52
氷花5
月夜の猫-BL小説です 氷花5 BL小説 つい先日、三作目の小説を書き終えてほっとしたところで、なんとなくこれからのことについてゆっくり考えたいと思った千雪は、自分の居る場所をもう一度再確認するために、随分久しぶりになるが、正月には実家に帰ってみようかと考えていた。 ここのところ何かというと熱に浮かされたように
2023/01/21 12:30
花さそう22
月夜の猫-BL小説です 花さそう22 BL小説 頭にタオルを巻いてバスローブ姿のアスカは、良太の注意にも馬耳東風で、カウンターに入って行くと、ソーダをグラスに注いでゴクゴクと飲んだ。 「はあーっ、生き返った」 「オヤジな発言!」 「うるさいわね、良太。ちょっと長湯し過ぎちゃって、喉乾いちゃって」 そこへ牧や森村
2023/01/21 12:17
氷花4
月夜の猫-BL小説です 氷花4 BL小説 「そら、頭よし、ルックスよし、家柄よし、加えてあの豪胆さがたまらんのんと違いますか? 女からすれば、あわよくばセレブ婚、でなくても彼女、でなくてもセフレ、ってな具合で、並みのスターごときじゃ太刀打ちできない男ですやん。まあ、今までに京助先輩がつきおうた女も、そんじょそこ
2023/01/21 02:58
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