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#BL小説
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春雷12
月夜の猫-BL小説です 春雷12 BL小説 「良太が宇都宮さん振ったとこに、たまたま、出くわしたんだって。秋山さん」 アスカは秋山のことを一応弁明したつもりのようだが、良太としてはまさかこんなところで亜弓に知られるとは思いもよらなかった。 「ちょっと! お兄ちゃん! ほんとなの? 宇都宮さんに告られた?
2023/04/13 13:15
BL小説
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春雷11
月夜の猫-BL小説です 春雷11 BL小説 「何か最近、秋山さん、ちょっと変じゃないかなと思って」 良太に向き直り、アスカが言った。 「秋山さん?」 アスカの口から意外な方向の話が出たので、良太は聞き返した。 「そう。スキー合宿から帰ってから」 「ええ……?」 帰ってからまだ二週間も経っていないし、秋山と顔を合
2023/04/13 03:52
あしたがいい日でありますように #19
もう恥ずかしがっていてもしかたないので、関節の許す限りいっぱいに大きく両脚をひらいた。さらされる感覚に、ぞくぞくした。 智伸の指が後孔をうかがう。ふちをなぞるように円を描いて、ときどき入口にぴったり指を押し当ててくる。はしたなくこぼしているもののせいで、そのまわりが潤っているのがわかった。 内腑にごく浅く侵入してきた指を、優羽の身体は拒まなかった。むしろ、その呑むような動きに智伸が驚いたように尋...
2023/04/13 00:14
春雷10
back next top Novels 「うん……教員だから、彼女隠れたりしないって、毅然としてるけど
2023/04/12 23:15
あしたがいい日でありますように #18
その問いかけに、気持ちを確かめる疑問符に、智伸の喉がかすかに鳴った。それが答えだという気がしたから、優羽のほうから唇をあわせた。 ついばむような口づけが、ほどくのも難しいような深いものにかわるのにさして時間はかからなかった。智伸は優羽の座る椅子に半分乗り上げるようにして、優羽の唇を、舌を貪った。優羽は智伸の背に両腕をまわして、与えられるがままにキスを受けた。「優羽、抱いてもいいか?俺、いなくなっ...
2023/04/12 00:29
春雷9
月夜の猫-BL小説です 春雷9 bl小説 良太は駐車場に車を入れると、亜弓とともにエレベーターで部屋に上がる。 「きゃあ、ナータン、わ、可愛い、ちびちゃん!」 ドアを開けるなり、まとわりついてきた二匹は亜弓にも物おじせず、ナアナアと鳴く。 亜弓がチビを抱き上げたので、良太がナータンを抱いて例のドアを気にしながら中
2023/04/11 23:23
【××× 2】
ああ、ぼくが存在するこの世界はこんなにも醜悪で哀しい。 どうか愛してください。それはなんという身勝手で穢れた願い。 しあわせな夢をみて、 眼を覚まし、露見した願望に反吐が出る。 ああ、あなたがそこに居るその世界はこんなにも美しくも儚い。 ねぇ、 もういっそずたずたに切り裂いて跡形も無く千切って砕いて。 そうしてどうか、どうか、―――どうか あなた が。 殺してください。この想いを、 壊して下さい。このこころを、
2023/04/11 19:36
かぜをいたみ22
back next top Novels 千雪はそして大澤の手にあるのが自分の眼鏡だということも瞬時に
2023/04/11 14:56
あしたがいい日でありますように #17
窓際にしつらえられた椅子に腰かけていた優羽は、軽やかな音とともに洗面台で歯を磨いている智伸を見遣った。「なぁ、智伸」 口をすすいでいる智伸が軽く振り返りちょっと待って、というジェスチャーを返してくる。コップに歯ブラシを立てて、「なに?」とやわらかに問うてくる。「あしたがいい日でありますように」「……え?」「このまえから俺にそう言ってくれるだろ。優しく光っているみたいな祈りの言葉。これってなんなの?...
2023/04/11 03:02
かぜをいたみ21
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ21 bl小説 あんなチャラ男でも演技ができれば俳優と呼ばれるわけや。 千雪が漠然とそんなことを思ったように、大澤と紹介されたあのチャラ男はプロデューサーや俳優たちに妙にちやほやされていた。 「あなた、どなたです?」 「んなこたどうだっていい!! どんだけ出せば、よかったっ
2023/04/10 22:03
無い物ねだりでままならない19(終)
1話戻る→ 最初から読む→ 冬の夜空の下、先輩と並んで自宅へ向かう道を歩く。 昼を食べそこねたまま先輩の
2023/04/10 21:28
【××× 1】
「花が咲くんだ」 そう云うとあなたは困った様に笑ってそれから頭を撫でてくれた。 それだけで、 うれしくてしあわせで、 くるしくてかなしくて、 ああ、 ほらまた、―――またひとつ、花が咲く。 ねぇ? 花が咲くんだよ。花が、・・・・・・。 「花が咲いて咲いてたましいを切り裂くんだよ」
2023/04/10 20:54
春雷8、かぜをいたみ20までアップしました
月夜の猫-BL小説です 春雷8、かぜをいたみ20までアップしました BL小説 春雷(工藤×良太)8、かぜをいたみ(京助×千雪)20までアップしました。 かぜをいたみ、で、act 2 から、少し変更がありました。工藤と良太のエピソードとリンクしているため、修正をしつつアップしております
2023/04/10 16:50
かぜをいたみ20
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ20 BL小説 「先生、こちらへどうぞ」 先ほどのプロデューサーが千雪を促して工藤の横に座らせた。 それぞれの紹介がなされ、千雪は俳優陣を見渡したが、ほとんど知らない顔ばかりだ。 ただ一人、何となく見覚えがある顔があった。 映画では青山プロダクションの志村嘉人が演じている役
2023/04/10 11:59
あしたがいい日でありますように #16
智伸が居心地悪そうに身じろぎした。湯がゆれる音が立つ。「なんだよ、人の顔見てにやにやして」「いや、智伸のこと無理やり連れだした気がしてたけど、やっぱり来てよかったなって」「……いやだったら来ないよ」 ぽつんと落ちた言葉が浴場に響いた気がした。 ふたりでのぼせる直前まで湯につかって、のんびりと浴衣に着替えて部屋に戻る。智伸がしごくゆったりと言う。「気持ちよかったー……。ふやけるかと思った」 白湯を飲み...
2023/04/10 00:48
春雷8
月夜の猫-BL小説です 春雷8 BL小説 「どうかしたの?」 コートを受け取ってやってきた亜弓が聞いた。 「先ほど山内様が、広瀬様の分もとおっしゃって」 良太はそれを聞いて、しまった、と思う。 あーあ、ひとみならやりかねない。 また、お礼しとかないと。 「車を取ってくるから、ちょっと待ってて」 二人を店内に待た
2023/04/09 23:19
春雷7
月夜の猫-BL小説です 春雷7 BL小説 「そうよね、お兄ちゃんって何にも考えないで直球ばっか投げるから、沢村のやつにいっつもホームランにされてたし」 「何言ってんだよ! 三振取ったことだったあるし、いっつもホームランなんかじゃないだろうが」 つい語気が強くなる良太に、亜弓は「これだもんね」と木村を見た。
2023/04/09 15:59
ボーイズラブは不健全図書か?「進撃の巨人」の諫山創さん、「はじめの一歩」の森川ジョージさんら漫画家100名が用語変更訴え 小池百合子知事「これまでもいろいろな流れがあって、こういう名称になった」
ボーイズラブは不健全図書か?「進撃の巨人」の諫山創ら漫画家を中心に100名が用語変更訴え 小池百合子知事「これまでもいろいろな流れがあって、こういう名称になった」 都議時代から表現規制問題に取り組んでいる栗下善行さん(40)らは昨年12月、
2023/04/09 14:50
かぜをいたみ19
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ19 BL小説 映画同様全面的に工藤に任せてあるので、千雪は脚本やキャスティングにも一切口を挟むことはしていない。 まあ、顔合わせに行くからには、脚本家の西村や監督の大秦らにも挨拶くらいはするつもりだが。 それにしても、工藤に押し切られて映画化された『花のふる日は』は千雪の
2023/04/09 03:20
あしたがいい日でありますように #15
目的地には快適に到着した。スマートフォンを改札にかざして駅前のロータリーに出る。かなりの人出ですくなからず驚いた。温泉宿へのバスに乗り込む。いきなりのジェットコースターみたいな急坂にやや気圧されつつも、隣に座った智伸に話しかける。「きょうは冷え込んでいるから、温泉が楽しみだな。想像するだけでぽかぽかになりそう」 智伸はバスのフロントガラス越しに坂を眺めていたけれど、優羽のほうを向いて楽しそうに笑...
2023/04/09 00:03
春雷6
月夜の猫-BL小説です 春雷6 BL小説 「そりゃ、仕事で世話になっているからな。今のロケも宇都宮さんとうちの小笠原だし」 「え、そうなの?」 亜弓の声のトーンが上がる。 「あのさ、今は木村さんとお付き合いしますって話だろ? 木村さんに対して失礼だろ」 すると亜弓もちょっと肩を竦める。 ここで木村も仕切り直した
2023/04/08 21:32
春雷5
back next top Novels 「前にドラマにも出てたって言っただけよ。だって、ほんとのことで
2023/04/08 19:34
本日のリア充2
【隣りに住む2人のイチャラブを観察だ】 こじらせ幼馴染どうしの、日常系甘々BL小説です。
2023/04/08 13:34
春雷4
月夜の猫-BL小説です 春雷4 BL小説 「うわ、ここ知ってる! 五つ星レストランじゃない?」 Blancという名前の通り、外装も内装も白を基調としたシンプルな造りで、テーブルや椅子も非常にシンプルなデザインだ。 「お兄ちゃん、大丈夫なの? ここ高いでしょ?」 店に入る前に亜弓が良太にこそっと耳打ちした。
2023/04/08 07:58
あしたがいい日でありますように #14
気持ちを切り替えるためだけに、話題を振った。この先のこと、みじかい未来の話を。「智伸、お前、着いたらどうする?とりあえず、宿に行くか?」「そうだなぁ、時間はいっぱいあるから、まずは温泉でゆるっとしたいな」「わかった」 話しているあいだにも、新幹線がやってきてふたりして乗り込む。なんとなく窓際の席に智伸を座らせると、かすかに笑った。「なんだよー」と言うと「なんでもない」と笑ったままの答えが返ってく...
2023/04/08 01:03
無い物ねだりでままならない18
1話戻る→ 最初から読む→ 今できる範囲で、先輩を気持ちよくしてあげるしかない。というわけで、慎重にゆっ
2023/04/07 21:05
春雷3
月夜の猫-BL小説です 春雷3 BL 自分に紹介するということは、今までの経験から亜弓はおそらくこの男と付き合っているのだろうと良太は理解した。 ただ、ここ数年そういうことはなかったのは、やはり家のことで色々があったからだろう。 両親はまさしく能天気なだけあって、どんな環境にあっても二人で楽しく生きて行ける人達
2023/04/07 20:06
あしたがいい日でありますように #13
翌日の朝、新幹線の出発時刻15分前に在来線と新幹線が相互乗り入れをしている駅に到着した智伸と優羽は、並んで新幹線ホームにむかいながらキャリーケースを転がしていた。先だって、優羽の荷物が大きすぎると智伸は会うなり声をあげて笑った。そう言う智伸の荷物はコンパクトすぎて、優羽は心配になるのだけれど。「俺、旅行に行くのなんて何年ぶりだろう」 優羽が感慨深げに言うと、智伸が「俺は修学旅行の引率以外の旅行に...
2023/04/07 00:26
春雷2
back next top Novels 宇都宮も小笠原も気合が入っていて、ワンシーンの撮影ごとに、監
2023/04/07 00:11
春雷1
月夜の猫-BL小説です 春雷1 BL小説 金曜日は雨になった。 工藤は朝イチの新幹線で大阪へ向かったはずだ。 大阪に本社を置く製菓会社の会長と藤田を介して近年親しくなり、工藤はちょくちょく呼ばれて出向いている。 青山プロダクションに在籍する若手人気俳優南澤奈々を起用する予定でCMプロジェクトが動き始め、京都
2023/04/06 08:50
春雷
月夜の猫-BL小説です 春雷 BL小説 花さそう」の後になります。 早朝からドラマのロケの撮影があるというのに、夜中に工藤に強襲された良太は、出がけに鏡を見て首筋に痕を見つけると、とっくに出かけてしまった工藤に文句を言った。朝イチの新幹線で大阪に向い、週末はそのまま関西空港からCMプロジェクトのためにオーストラ
2023/04/06 06:20
花さそうラストまでアップしました
月夜の猫-BL小説です 花さそうラストまでアップしました BL小説 花さそうラストまでアップしました ちょっとまた長々となってしまいました。 最後までお付き合い頂き、ほんっとうに、ありがとうございました 次回からは、花さそう、の続きではありますが、新たに、春雷(工藤×良太)を予定しております。 また、途中で止ま
花さそう78(ラスト)
月夜の猫-BL小説です 花さそう78(ラスト) BL小説 それに、亜弓はどうやら良太と工藤との関係に気づいているようだ。 良太ももうごまかすつもりはないのだが。 けれどやはり、相手が工藤だということより、沢村と佐々木のような明確な恋人同士ではなく、微妙な関係だということが良太にとってはネックだった。 それを言葉に
2023/04/06 04:34
あしたがいい日でありますように #12
「いいな、熱海。海にも山にも近いし。っていうか、海で、山だし。なんで今まで行かなかったんだろう」「俺はともかく、智伸は学校の仕事でそれどころじゃなかっただろ」 優羽はじっと智伸の目を見た。あきらめるために。ここからはじまる、なんて思っちゃいけない。ここから終わらせていくための旅なのだ。目を見つめたままで言う。「旅じまいに、温泉満喫しような」 智伸の目がかすかに揺らいだ。こくりとうなずく仕草がやけに...
2023/04/06 00:10
無い物ねだりでままならない17
1話戻る→ 最初から読む→ 相手のイイところに当たるように腰をふるのは少し難しかったけれど、落ち着いてゆ
2023/04/05 20:27
花さそう77
月夜の猫-BL小説です 花さそう77 BL小説 竹野が小林千雪の小説のファンだということで実現したドラマ出演で、そのために急遽老弁護士シリーズ十周年記念番組などというサブタイトルを取ってつけられて今さらコケるわけにはいかず、さらに竹野の希望で原作者との対談が用意された。 ドラマの宣伝番組で十五分ほどだが、無論
2023/04/05 12:38
あしたがいい日でありますように #11
ゆうべの肌寒さは放射冷却によるものだったらしく、翌日は秋晴れのよい日和になった。すこん、と抜けたような青空のもとを部屋から最寄りのバス停まで歩いた。 やってきたバスで駅前まで出て、約束したドトールに優羽が到着すると、智伸はもう席についていて「優羽!」と軽く片手を挙げた。病気だなんてうそみたいな自然な笑顔だった。 いつもそうだった、と優羽は思う。きっちり約束通りの時間に赴くと、智伸がいつも自分を待...
2023/04/05 01:54
花さそう76
月夜の猫-BL小説です 花さそう76 BL小説 絶対起きざるを得ないだろうヘビメタがジャカジャカ鳴り始めて割とすぐに、良太は目を覚ました。 かなりぐっすり寝た気がして頭も結構すっきりしている。 良太はトイレとシャワーを済ませると、そういえば工藤は夕べ隣に帰ってきたのだろうかと思いながら、バスローブのまま冷蔵庫
2023/04/04 23:54
あしたがいい日でありますように #10
『優羽』 優羽の提案にしばし黙り込んだ智伸が、しずかな声で言う。『思い出作りのためだったらやめたほうがいい。あとから余計に苦しくなるから』「なにもできないほうがいやなんだ。こんなことになったのに、離ればなれで日常を送るほうがいやなんだ。俺の気持ちに気づいているんだろ?だったらわかるだろ?」『ほんとうに俺のこと、好きでいてくれているの?』 こんなときなのに、とても甘い問いかけに聞こえた。「ああ」と短...
2023/04/04 00:22
花びらながれ23(ラスト)
月夜の猫-BL小説です 花びらながれ23(ラスト) BL小説 賑やかな夜宴はちょうど日が変わる頃にお開きになったが、折角きれいだからと、井上が朝までライトアップをそのままにしていったお蔭で、工藤の部屋からも桜を見おろすことができた。 風に舞い上げられた花びらはともすると七階のベランダまで飛んできている。 工藤は
2023/04/03 18:39
無い物ねだりでままならない16
1話戻る→ 最初から読む→ 噂の前立腺は結構すんなり見つかったし、事前申告通り先輩はその場所でかなり感じ
2023/04/03 15:37
2023春 J.GARDEN53参加レポ
2023-04-03更新思ったよりも少々肌寒い中 今回も参加してまいりました 春のお庭ことJ.GARDEN53! (きのうと同じ写真・・・) 戦利品は前記事にアップしましたが 今回は当日の様子を。 前回はコミティアとの合同開催で ものすごい人手に疲れた私ですが (★前回のレポはコチラ★) 今回は一年前の春と同じく J.GARDEN単独開催のため まあノンビリ回れるだろう~と 参加3回目のくせにだいぶ油断しておりました。 おかげで先生へのお手紙書くのも遅れ 前日深夜まで必死に書くはめに・・・#59142; 当日朝は、前回と同じくらいの 9時過ぎに国際展示場駅に降り立ち。 人がけっこういるな?と思ったら 今回もペットのイベントと重なっていた模様。 かわいいワンちゃん連れの方が たくさんおられまして ニコニコとなごみながら会場までテクテク。 ..
2023/04/03 13:49
花さそう75
月夜の猫-BL小説です 花さそう75 BL小説 「なんか、思ったんだけど、日本人てやっぱり礼儀正しいっていうか、なんかストイックですよね、恋人同士でも、小笠原さんと美亜さん、休憩時間に二人でいてもハグするとかキスするとかもなくて静かに話してるって感じだし」 美亜がスタジオにいたのは、坂口の妙案で急遽小笠原と接近
2023/04/03 06:07
あしたがいい日でありますように #9
つぎつぎにあふれだしてくるものを思いを、考えてもしかたない、と首を打ち振った。考えたところで、智伸を蝕む病気の進行が遅くなるわけじゃないのだ。病気が、消えるわけじゃないのだ。深い悲しみに、両足をとられる。 ふと、別れ際の智伸の声がよみがえる。やわらかい、すこしかすれた声。「あしたがいい日でありますように」。 ふざけんなよ、と唐突な怒りがわいてきた。勝手に病気を打ち明けて、優羽の気持ちを知っていた...
2023/04/03 03:43
花びらながれ22
月夜の猫-BL小説です 花びらながれ22 BL小説 青山プロダクションの裏庭で、仲間うちの花見が行われたのは、もう明日には花が散ってしまうかもという寸前の夜のことだった。 少し蔭になっていたからか、桜は開花が遅かった分、散るのも待ってくれたかのようだ。 撮影でいない小笠原と真中や軽井沢の平造を除く会社のほぼ全員
2023/04/02 12:22
花さそう(工藤×良太)74までアップしました
月夜の猫-BL小説です 花さそう(工藤×良太)74までアップしました BL小説 花さそう(工藤×良太)74までアップしました。花びらながれ(工藤×良太)21までアップしました。 花びらの囁き、ラストまでアップしました。
2023/04/02 02:26
あしたがいい日でありますように #8
どうやってアパートの部屋に帰りついたのか覚えていない。ほんとうにそんなことがあるんだ、と思った。 気がつけば優羽は自分の部屋のベッドに仰向けに横になり、なにをするでもなくスマートフォンのニュースサイトを眺めていた。現実からはじき出された心が、いつも通りの行動をとることで、現実に戻ろうとしているみたいだった。 我に返って、目を閉じる。「泣くなんてずるい」と言っただれかの声がよみがえる。そうだ、あれ...
2023/04/02 00:37
花さそう74
月夜の猫-BL小説です 花さそう74 BL小説 汐留にあるスタジオを出ると、森村は環二通りから六本木通りへとすっかり慣れたショートワゴンのハンドルを切った。 「今日は豪勢でしたね~。お陰で撮影も着々と進んだし」 真夜中を超えるだろうと思われた撮影は何と、十一時を過ぎるか過ぎないかのところで終わったのだ。 坂口や
2023/04/01 22:46
本日のリア充1
2023/04/01 13:43
花びらながれ21
月夜の猫-BL小説です 花びらながれ21 BL小説 「市川さん!!!」 倒れている市川に駆け寄った良太が、ふと見上げると白髪交じりの年配の男が見おろしている。 「あんた上田?!」 幸い段数が多くなかったせいか、市川はすぐ良太に気づいて身体を起こした。 「広瀬さん!!」 良太にしがみつく市川を見おろしていた上田は
2023/04/01 10:40
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