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『好きになってしまいました』 三浦しをん しをんさんのエッセイからは、グツグツと滾り迸るアツすぎる思いや、いかんともしがたいトホホな暮らしぶりが溢れ出していて、いつも「ブフゥッ」と吹き出したり、「うんうん」を通りこして「ガクガク」とうなずいたり、荒々しすぎる鼻息にちょっと引いてしまったり・・・。ともすると胸やけするほどの…
読書記録:辺境の老騎士 バルド・ローエン(11)(ヤンマガKCスペシャル)[菊石森生]価格:759円(税込、送料無料)(2024/4/19時点)楽天で購入爺ちゃんの食い倒れついでなエピックファンタジー、コミカライズ版。7..
「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」を読了したので読書メモを残します。 なぜこの本を選んだのか この本の目次 読書メモ 人は存在するだけで、誰かの支えになっている 悩みや苦しみは1人で抱えない やり残した後悔は、人にゆだねることで消えていく あと何回、大切な人と会えるか 他者の幸運を望むと、心に「支え」と「希望」が生まれる 人は悩み、苦しむほど成熟していく 人生を楽しむために、あなたは何を望むのか 選択できる喜びはかけがいのないもの 感想
8年前に発売された本だけど、夢枕獏さんのインタビュー記事が載っていてなかなか読み応えのある一冊。この時点ではプロレスから離れてしまっているような記事の内容...
明日からまた入院だ~(5日間) 空想科学読本 2 [新装版] 作者:柳田 理科雄 KADOKAWA Amazon 個人的評価★★★★☆ 購入したきっかけ(なんかXでトレンドに上がってた) 空想科学の世界(アニメや漫画や特撮とかの世界)を科学する!けど別に、厳密に科学するという本ではない(小学生のころゲラゲラ笑いながら読んだw) ページ下の注釈に書いてある小ネタが意外と面白い 今巻で個人的に好きなテーマの話 購入したきっかけ(なんかXでトレンドに上がってた) 先日、X(旧Twitter)でなぜかトレンドに入っていて、久しぶりに読みたくなって購入した本。 1巻目はAmazonで発送まで2~3週間と…
スペンサー・ジョンソン【迷路の外には何がある?『チーズはどこへ消えた?』その後の物語】要約レビュー
自分の人生が、迷路でさまよっている感覚がある。 新しい考えを思いついたけど、やってみるのが怖い。 自分はネガティブな考えを捨て去ることができない。 以前【チーズはどこへ消えた?】についての記事を書きましたが、あの中で取り残された小人がいたの
吉田友和・松岡絵里『世界一周デート 魅惑のヨーロッパ・北中南米編』|読書旅vol.98
98回目の読書旅は前回に引き続き吉田友和さんの作品。奥様の松岡絵里さんとの共著となるデビュー作『世界一周デート 魅惑のヨーロッパ・北中南米編』(幻冬舎文庫)をピックアップしました。 『世界一周デート』とは? 『世界一周デート』とは、結婚を機に会社を辞めた2人による1年8か月の壮大なハネムーン記録。道中の様子をリアルタイムでウェブにアップし続け、2005年、それを加筆修正してTOKIMEKIパブリッシングより単行本化。 2013年には『怒濤のアジア・アフリカ編』、翌2014年には『魅惑のヨーロッパ・北中南米編』と前後編に分けて幻冬舎から文庫化されています。 当ブログで紹介してきた書籍の半分以上が…
特集に特化してからサッカーマガジンを買わなくなっていたんだけど、高校選手権決勝の特集だったので購入。実際に自分が足を運んだ試合で思い入れがあるのが、第75...
◆第461位 『世界史リブレット 89~女と男と子供の近代』 評価:060点/著者:長谷川まゆ帆/巻数:全1巻/ジャンル:西洋史/2007年 ◆第462位 『…
文章の構成が上手くて本当に自信が書いているのか(笑)文才があって一気に読んでしまった…。強烈なお父さんをお持ちのようで←ちょいちょい本心を出しながら、それ...
【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛(新潮選書) 作者:池内恵 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★★ 中東情勢は、正直複雑すぎて良く分からないなあ~。と思っているときに『中東大混迷を解く』シリーズとして発刊されていることを知り、購入した本 第2弾で『シーア派とスンニ派』があり、以降も続刊予定らしい。 著者は、東大の先端科学技術研究センターの教授で、先端研・創発戦略研究ラボ(ROLES)の代表。 複雑な事柄は、全体を見ていると分からなくなる場合もあり、いくつか分解したうえで理解してくという方法もある。 そういった意味で、本書も現在の中東情勢を知るための一助になること間違いな…
【本の感想】リアルとヴァーチャル【何故エリーズは語らなかったのか?】
いつの間にか出ていた森博嗣のWWシリーズ新刊。 Amazonの著者新刊リマインド機能、便利だ。 前作は1年前、というかここ数年は1年ごとに出てたのか。 時が経つのは早いなぁ。 ※ねたばれあります※ 本の概要 WWシリーズの8作目。 人間の脳
トッド・ローズ【平均思考は捨てなさい 出る杭を伸ばす個の科学】要約レビュー
好きなことは上手くやれるんだけど、学校の勉強は平均以下だから認めてもらえない。 学校の成績がよくないと社会で通用しないとよく言われる。 今やってる勉強が自分の将来に役に立つとは到底思えない。 先生や親から、学校の成績や態度について注意された
正欲(新潮文庫) 作者:朝井リョウ 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★☆ あのとき自分がどうにかして彼を止めていれば、あんなことにはならなかったのではないかと思う瞬間がある。 同時に、あのとき自分が彼を止めなかったから、彼はあれからも生き延びられているのではないかと思う瞬間もある。 ーあんたが散々言ってた繋がりってやつが、やっと俺にもできそうなんだ。 P498 不登校の息子を抱える検事(なお、息子はゆた〇んに影響されてyoutuberになろうとする)、大型ショッピングモール内にあるエア〇ィーヴ的なショップで働く女性、食品会社で働く大学生、引きこもりの兄がいる女子大生八重子、その女子大生と…
向田邦子ベスト・エッセイ (ちくま文庫) 作者:邦子, 向田 筑摩書房 Amazon 個人的評価★★★★★ 十代は、おなかいっぱい食べることが仕合せであった。 二十代は、ステーキとうなぎをおなかいっぱい食べたいと思っていた。 三十代は、フランス料理と中華料理にあこがれた。アルバイトにラジオやテレビの脚本を書くようになり、お小遣いのゆとりもでき、おいしいと言われる店へ足をはこぶこともできるようになった。 四十代に入ると、日本料理がおいしくなった。量よりも質。一皿でドカンとおどろかされるステーキより、すこしずつ幾皿もならぶ懐石料理に血道を上げた。 タイトル通り、向田邦子のベスト・エッセイ集 なんだ…
読了本です。 片づけ0ですっきり暮らす~稼働率が上がる収納術 古堅純子 www.youtube.com 毎週見ています(*´艸`*) 週末ビフォーアフター。 いろんなお片付けの本やブログ動画などなど 見るのが大好きです(*´艸`*) (片付かない人のくせに) 家中スッキリしたいとは思いながらも 思い出系が処分できないワタクシと コレクター気質の家族。 家族のモノは勝手に捨てられないし 思い出系もすぐ使うわけではないけれど気の済むまで取っておきたい・・・ そんなワタクシにぴったりの 埋める(`・ω・´)b という考え方 現在実家への引っ越しの準備や実家の片づけを同時進行しているのですが まず実家…
久々に植物関連の新書が出ましたのでご紹介します。日本植物生理学会による『植物の謎』(講談社ブルーバックス)です。学会のホームページに質問箱があり、一般からの植物に関する質問を受け付けており、本書ではその中から60の質問を取り上げています。当然、質問には日本植
井戸川射子「この世の喜びよ」(講談社) 井戸川射子という人の「この世の喜びよ」(講談社)という作品集を読みました。書名になっている「この世の喜びよ」は、ちょうど1年前、2023年1月に発表された芥川賞
『源氏物語 紫の結び』荻原規子訳 理論社 第一巻 第二巻 第三巻 * * * 順番が前後して先に荻原規子さんの源氏物語解説本を読んでしまいました。 その後、荻原規子さん訳の「源 […]
動物をテーマに購入した本だけど、かなり幻想文学よりで予想外に面白い短編集だった。 神を見た犬 (光文社古典新訳文庫) 作者:ブッツァーティ 光文社 Amazon 個人的評価★★★★★ 看護師が出てゆくと、彼は15分ほど黙りこくっていた。たとえ事務的な手違いからにしろ、六つもの階が、六つものおぞましい障壁の重みが、コルテの頭上に容赦なくのしかかっている。この奈落の深淵から這い上がるには、いったい何年ーまさしく年単位で考える必要があったーいったい何年かかることだろう。『七階』より 概要 20世紀のイタリアの作家で、『幻想文学の鬼才』と称される(らしい)ディーノ・ブッツァーティの短編集 多作な作家だ…
71・72冊目『古代日本の超技術 新装改訂版』・『古代世界の超技術 改訂新版』志村忠夫
個人的評価★★★★☆ 古代日本の超技術〈新装改訂版〉 あっと驚く「古の匠」の智慧 (ブルーバックス) 作者:志村史夫 講談社 Amazon 古代世界の超技術〈改訂新版〉 あっと驚く「巨石文明」の智慧 (ブルーバックス) 作者:志村 史夫 講談社 Amazon 月刊ムー的な本かなあと思って、例によって中身等は一切確認しないで勢いで購入した書籍。 古代日本の超技術と古代世界の超技術が一緒に並んでいたので、まとめて購入→読了しました。 著者は、工学博士でノースカロライナ州立大学終身教授。 応用物理学会会員でもあり、半導体結晶の研究に従事していたらしい。 なので、冒頭期待していたような月刊ムー的な本で…
こんにちは 楽天マラソン 今月早くも2回目が始まってますね🚩 参加するつもりはなかったのだけど 昨日、ショッピングモールに行って お気に入りの服屋さんを覗いてみると 欲しい服がたくさん 最近
【本】小川洋子『不時着する流星たち』~物語の世界で明滅する10の綺羅星たち~
1、作品の概要 『不時着する流星たち』は、小川洋子の短編小説集。 10編からなる。 2017年1月28日に刊行された。 単行本で252ページ。 『本の旅人』2016年2月号~11月号に掲載された。 実在の人物や起こったことなどがら着想を得た10編の物語。 2、あらすじ ①誘拐の女王 血の繋がらない17歳年上の姉。 彼女がいつも持ち歩いていた裁縫箱には、彼女がかつて誘拐されていた時に窮地を救ってくれた品々が詰まっていた。 ②散歩同盟会長への手紙 かつて有能な梱包係だった男。 精神療養施設の限定された世界を散歩する彼は、散歩同盟の会長への手紙を胸の内でつぶやく。 ③カタツムリの結婚式 遠く離れた孤…
読了本です。 近親殺人 石井光太 最近、実家と関わってうんざりすることも多いのですが 極端な話、限界がきたらこういうことが起こるのって不思議ではないし 自分は絶対ありえないとは言えない話が多いです。 子育て期もありましたが 介護の時期も・・・家族って難しい。 azuazuazukina.hatenablog.com ランキング参加中読書 \読んでいただきありがとうございます/ にほんブログ村 ランキング参加中ライフスタイル ランキング参加中雑談 ランキング参加中Think<書くことは考えること> はじめましての方はこちらもどうぞ\(^o^)/ °˖✧✧˖°°˖✧✧˖°°˖✧✧˖°°˖✧✧˖°°…
・新版 財務3表一体理解法/國貞克則・新版 財務3表一体分析法/國貞克則どちらもちょっと前に読んでいた本です。Xで紹介されてるのを見て、読んでみました。まず1…
「戦略がすべて」瀧本哲史、新潮新書、2015年12月戦略がすべて(新潮新書)瀧本哲史新潮社エンタメ、ビジネス、国家事業、学問、政治など各分野における戦略を、コンサルタントの視点で解説した書籍。各項の最後にまとめがあるので理解しやすいです。著者は経営コンサルタントで京都大学の客員准教授も務められましたが、2019年に47歳の若さでお亡くなりになられました。戦略も大事ですが生命、健康も大事だなと思ってしまいます。著者の主張に対する共感と意見:・大ヒット漫画を作るなど、希少なスキルを持っていても、より大がかりな「儲ける仕組み」との関係ではコモディティになってしまう→現在でも当てはまります。ただ、原作者とテレビ・映画の関係でいえば、不幸な出来事もきっかけの一つとして流れが変わりつつあります。またその他のビジネスに...戦略がすべて
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる……女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。 1944年の英国、すでに推理小説作家として文壇に揺るがない立ち位置を築いていたアガサ・クリスティー(1890-1976)は、長年のあいだ構想を続けていた作品の執筆に取り掛かりました。この作品は謎解き小説とは一味違った雰囲気の「ロマンス小説」なるもので、ミス…
今朝のベランダ気温12℃なんだか暑いくらいになるらしいけど…まだ4月(;^_^A あちこちから花便りは、ルンルンします(^^♪歩いてきてキレイだったので …
今月読んだ本のダイジェスト。 某所にアップした1冊300字弱の本の感想に追記したりしなかったりしたもの。 感想は基本的に所感 → 得た知見 or 気になる言葉の順で書いている。“◆”以下が得た知見や気になる言葉 【森博嗣】何故エリーズは語ら
【本の感想】他人事は気にするな!【世の中の8割はどうでもいい】
ボクにしては極めて珍しく購入した本↓。 本書の内容だけじゃなく、本を買うこと/買わされることについても少し書くつもり。 本の概要 タイトルどおりの本。 ヒトはそんなどうでもいいことになぜ自ら首を突っ込み、勝手に精神を病んでいくのか?というこ
番外編『フラジャイル(漫画)にユーイング肉腫が出てたので読んだ』※希少癌理解促進のため。治療記録ブログと同じ内容
治療記録ブログ(https://ursusvirtus3.hatenablog.com/)に載せた記事だけど、希少がんへの理解促進兼ねてこっちにも。 フラジャイルという漫画自体は面白いのでおススメです。 フラジャイル(25) (アフタヌーンコミックス) 作者:恵三朗,草水敏 講談社 Amazon 本屋さんフラフラしてたら、漫画『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』の23~25巻がJS1という作中に出てくるアジェバンド薬品の治験の話で、ユーイング肉腫の患者がその治験に申込み・・・ という話だったので購入して読んでみた次第。 漫画自体は面白い✨ アジェバンドとは? ユーイング肉腫患者として気になっ…
華麗なる一族(上)(新潮文庫) 作者:山崎豊子 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 山崎豊子の小説については、はるか昔、白い巨塔を読んだような記憶もあるが忘却の彼方であります。 X(旧Twitter)でフォローしてる方が本作『華麗なる一族』を読了されておススメされていたので影響を受けて読み始めた次第✨ ふ、不穏な空気が序盤から漂っている・・・ さて、文庫の裏のあらすじをみて、銀行の合併に伴うオーナー頭取やグループ会社の社長(子ども)、政府や他銀行の権謀術数の話なのかな~ でも序盤だし、タイトルが『華麗なる一族』とあるくらいだから一族の栄枯盛衰のうち『栄』が今巻では主なのかな~ とか思い…
個人的評価★★★☆☆(若い頃はもっと面白く感じてた気が) 微妙にネタバレあり。 冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫) 作者:江國 香織 KADOKAWA Amazon 対になる作品として、『冷静と情熱のあいだ Blu』(辻仁成)がある。 セットで読むことで完成するという面白い形式の小説 (女性側の)30歳の誕生日にフィレンツェのドゥウォモで逢おうぜ!っていう、男側から発せられたある意味ロマンチック的な言葉が鍵になっているよ! 何もしない、何にもならない毎日。それのどこがいけない?マーヴならきっとそう言うだろう。怠惰、無為。それのどこがいけない? P114 ものすごく大雑把なあらすじ R…
個人的評価★★★★☆ 魔女狩りのヨーロッパ史 (岩波新書) 作者:池上 俊一 岩波書店 Amazon 魔女狩りについての新書。 岩波新書には『魔女狩り』(森島恒雄著)という名著というか長年の定番みたいな書籍があって、昔読んで面白かった覚えがあるんだけれど、あれはもう出版から50年以上経っているらしい! 魔女狩り (岩波新書) 作者:森島 恒雄 岩波書店 Amazon 50年以上前というと1970年代。 『はじめに』での説明によると、ヨーロッパ各国で魔女狩りについての古文書研究が活発化しだしたはその頃からで、特にドイツではナチスドイツが魔女研究していたことへの軛から1980年代になって活発になっ…
畠中恵さんの「おやごころ」を図書館から借りてきました すでに返却済みですが今週は旦那さんが月曜の未明2:30頃から14:30頃まで約12時間の入院 月曜日は…