すべてを失い、車中泊から再スタートした男の記録。うつ病を抱えながら、どん底から這い上がるリアルな実話を綴っています。
デイケア完全終了とダンクへの別れ。そして始まる「卵かけ塩昆布ご飯」極限節約生活
あの上履き(靴)が戻ってきた。 オールスターハイカットのオールブラックかな? ……そう、今日は病院の通院日だったのだ。 事前にお電話で話していた通り、残していた荷物を回収しにデイケアの扉を叩いてきた。 これで名実ともに、私のデイケア通いは完全終了(フェードアウト完了)である。...
100均アダプターの罠!昔のHDD事故で「建前は音楽、本音はいかがわしいデータ」救出に命をかけた泥沼の数日間
世の中には、「絶対に手を出してはいけない禁断の領域」というものがある。 今回、私は己の浅はかな好奇心と100均グッズの力を過信した結果、その取り返しのつかない大惨事を引き起こしてしまったのだ。 ことの始まりは、かつて使っていて壊れた古いパソコンから取り出しておいた「生のハ...
後先考えずにノースフェイスのデナリジャケットを買った男の言い訳と、48歳おじさんによる「脱・地味」フリース爆買いレビュー
……やってしまった。 「金がない」「来月の生活も苦しい」とあれほど悶々と悩み、たまにの2,000円のお小遣いに歓喜していた男が、後先を一切考えずに 超大物を買ってしまった のだ。 今回、私のアパレル欲を大爆発させた犯人は――今季のザ・ノース・フェイス(THE NORTH ...
深夜3時の「レンタルお父さん」、そしてデナリジャケット返済のための甥っ子力
週末と連休が重なり、私の気分は底の底まで落ち込んでいた。 なんといっても、人生に楽しいことが 何一つとして発生しない のだ。 ……まあ、いつものことと言えばいつものことなのだが。 そんな絶望的な停滞感の中、珍しくマッチングアプリでメールが続き、実際に会うところまで漕ぎ着...
秘密基地からの「Fさん宅訪問」で人生を学び、深夜のラーメンと「元カノへの謎のSMS送信」で無事にすべてを爆破した夜
ここ最近、精神状態は比較的安定している。以前のように胸が締め付けられたり、息ができなくなるような圧倒的な息苦しさはだいぶマシになった。 夜になればWおじさんたちとの会話に混ざり、いつものようにウォーキングに出かけ、色々と考え事をしながらまた帰宅する――そんな平穏なルーティンを繰り...
消滅したウォーキング、Wおじさんとの深夜トーク、そしてホロウナイト「真・完結」
ここ最近、まったく外に出ていない。 いや、サボっているわけではないのだ。「ウォーキングをする暇がない」のである。 何故かといえば、あの地獄のように気まずかった6月初頭の頃に比べて、最近はWおじさんたちとの会話のラリーが止まらず、タイミングを完全に逃してしまうのだ。 「あの1...
『ホロウナイト』執念のクリア劇。48歳の反射神経はまだ死んでいなかったが、ストーリーは1ミリも頭に残っていなかった
鬱屈した気持ちと閉塞感に支配されたまま、悶々と過ごすしかなかったこの週末。 現状を打破する名案なんて、頭をひねっても一切浮かんでこない。ただただ辛い日々だった。 そんな中、私の「宿題」である『ホロウナイト』の攻略だけは着々と進めていた。 もうこうなったら意地だ。自力で隅々まで探...
朝のドタバタ鍵事件、元カノ一族との遭遇コンボ、密室の車中泊、そして「財布忘れ」で完全に詰んだ深夜の絶望
静かな朝、突然のチャイムの音で無理やり叩き起こされた。 何かと思えば、下の階の住人がゴミを出しに行っている隙に、娘さんがうっかり出勤してしまい、家の中に鍵がかかって入れなくなってしまったらしい。 「不動産屋に電話してほしい」と助けを求められ、我が家からは母の兄が対応に出たの...
加熱式タバコの値上げ前ラッキーと、「闘技場3」で完全に詰んだホロウナイト地獄
ここ最近はネタも何もない。まるで不幸のどん底にどっぷり浸かっているような感覚で、ただひたすら何もしない日々を過ごしていた。 寝て、起きて、ご飯を買いに行って、少し歩いて、また眠る――そのエンドレスの繰り返し。 「じっとしていても何も向こうからはやってこない」とは分かっているけれど...
鬼太郎の花札が生んだ奇跡の5,000円と、25年の記憶が染みついた街を歩く夜
週末になった途端、さらに気持ちが底まで沈み込む。大型連休からそのまま週末になだれ込むこのサイクル、メンタルへのダメージがデカすぎる。 何か劇的なことが起きるわけでもなく、人生はただただ停滞している。 振り返れば今週も本当に苦しい日々だった。 まず、元カノの夢を連日見せられて精神が...
おじさんたちの生き様に学ぶ「女性との無縁力」、そして『変な家2』から始まる泥沼の妄想サスペンス
我が家で共に暮らすWおじさん(母の兄と弟)。 母の兄は未婚で子供なし。母の弟はバツイチで子供とは音信不通。 ……冷静に考えてみると、この2人、どちらも現在身近に子供がいない。だからこそ、姉である母の子供である「僕」の存在を、無意識に自分の子供に投影して可愛がってくれているのか...
元カノの悪夢からの「パチンコ2,000円買収劇」、そしておじさんが『ちいかわ』で号泣している夜
昨日の元カノの切ない思い出の余韻が抜けないまま、今度は完全にガチの悪夢として元カノが再登場しやがった。 なんで最近になってこんなにピンポイントで精神を抉ってくるんだよ……。苦しすぎる。 そんなメンタルボロボロの状態で迎えた今週。 先週の診察のときに看護師から「来週ね」と言われて...
シルバーウィーク最終日、車中泊からの「元カノ宅巡礼」で特大ダメージを食らった
シルバーウィークという名の大型連休。押し寄せる「巨大な鬱」の波に飲まれ、どこかで奇跡でも起きないかと淡い期待を抱いてみたものの……現実は非情で、何事も起きやしない。 待っていても何も起こらない、それが私の人生の結論らしい。 じゃあ何か答えが出るのかといえば、そんなもの一切見つ...
レンタルお父さん適性試験合格!? 花火で夏を締めくくり、そして始まる「巨大鬱」連休の恐怖
初めての車中泊・秘密基地計画を無事に完結させて朝方ボロボロの状態で帰宅した私。しかし、休む間もなく友人から再び連絡が入った。 「昨日、やろうと言ってすっかり忘れていた花火、今日も来る?やろうよ!」 昨日あんなに夜更かしして疲労困憊ではあったが、夕方の集合時間まではしっかりと睡眠...
美人看護師の罠と「非情な医者」を突破して、最終的にたどり着いた結論はやっぱり「バックレ」だった件
本日は月に一度の精神病院の通院日。 体調不良の元凶である「デイケア」をやめるという固い決意を胸に、病院へと向かった。 そもそも自ら変化を求めて通い始めたものの、自分とは生きる世界が違う人たちとの立場の差を感じてしまい、馴染むのは難しかった。それを「やめる」と決断するにはそれなりの...
心は気づかないふりをするけれど:38.6度の高熱とヘルペスが教えてくれた限界
またいつもの週末がやってきて、何とも言えない重さと辛さを感じている。 ふと、ここ最近自分の体に次々と起きている異変について考えていた。 発端は、数日前に食べた半額の揚げ物惣菜だった。3つも食べたせいで量が多すぎ、胃が気持ち悪くなった。その時は「脂っこいものを食べたし仕方ない」と...
【カロリーメイトの謎】全味一律「400kcal」なのに、中身を比べると実は……?
ふと手元にあるカロリーメイトの栄養成分表示を見てみたんだ。 絶食からの主食でもある。 6月からずっと食べているが飽きがこない。 チョコレート味、バニラ味、フルーツ味、メープル味、チーズ味の5種類。 知ってた? これ、どれを選んでもエネルギーは綺麗さっぱり「400 kcal」 ...
【無睡眠の代償と子供特需】食費ゼロの連チャンライフと、おじさんの家のささやかな優しさ(異臭を添えて)
デイケアを不眠のまま突破し、帰宅するやいなや猛烈な睡魔に襲われたものの、前日に引き続き「今日も友達と遊ぶ」という約束が入っていた私。気力だけで夕方から遊びに出かけたが、代償は容赦なくやってきた。 始まって2時間ほどで、脳内の全回路がショート寸前。意識が何度もフワフワと飛びか...
【デイケア4回目】一睡もできないまま突撃し、美人看護師に「フェードアウト計画」を完全看破された。
不眠と戦いながら迎えた、記念すべきデイケア4回目。 そもそも、なぜ一睡もできなかったのか。原因は前夜のコンボにある。友人の家で晩御飯をごちそうになり、子どもとカードゲームで遊び倒してご機嫌で帰宅したところを、実家の「母の兄 vs 母の弟」という無限エンドレス会話につかまり、気づけ...
【体調不良と消臭のウォーク】Aさんの呪いと「ムー」の絶望、そして21時消灯刑。
デイケア早退の翌日も、体調不良はフルスロットルで継続中だった。胃は気持ち悪いわ、腹は痛いわ、どれだけ寝ても無限に睡魔が襲ってくる。おじさんの家に身を寄せてからは動画を見る気力すら湧かず、ひたすらAmazonとネットサーフィンをループする日々だ。やはり週末の鬱の波が続いているのだ...
【マッチングアプリの奇跡と悲劇】往復150キロの深夜ドライブと、想定外の重たいLINE
「出会えない系アプリ」と化したマッチングアプリの荒野で、奇跡的に久々のマッチングを果たした私。LINEまで繋がったのはいいが、過去のトーク履歴を開いて二度見した。……あれ?半年前の3月にやり取りして「夜は出られない」とフェードアウトした相手じゃないか。しかも、アイコンの写真は別人...
【深夜の生々しい人間ドラマ】一族のガチ喧嘩と、脳裏をよぎる「50万の呪い」。
深夜徘徊からフラッと帰宅したときのこと。いつもなら熟睡しているはずの時間なのに、母の兄(長年ひとつの会社を勤め上げた堅物)と、母の弟(日本各地を転々としてきた自由人)の部屋の窓が開き、なにやら激しい話し声が漏れていた。 「おにいちゃんは何もわかってない!」 「お前の考え方...
【400キロの狂気】ボロボロのダンクとクモの巣まみれの深夜徘徊、ついに完結。
日中は日光に怯え、人の目を避けてモモンガのごとく日陰を這い回る私だが、夜の帳が下りれば話は別だ。そう、深夜徘徊の時間である。 昔住んでいた家をストーカーのように眺め、昔の記憶を掘り起こし、夜の駅前でリア充や観光客が楽しそうにしている姿を遠巻きに眺めながら「何かが起きろ」と念じつつ...
またいつもの週末がやってきた。気持ちが落ち込みすぎて、いてもたってもいられない。今週のこの「孤独感なのか絶望感なのかわからない波」はなかなかの荒波だ。おそらく鬱病の悪化なんだろう、見事に1ミリも前を向けていない。 デイケアに通ってはいるものの、週末はお休みで、行き場なんてど...
【半額惣菜の罠】自炊の現実と、スニッカーズで崩れ去った1000円の敗北
自炊生活を始めてそこそこ時間が経つ。相変わらず減らないごま塩と、飽きがきた塩昆布。健康のためにとレンジで作る目玉焼きを添え、豆腐とちくわを買い足す日々だ。 「自炊をすれば浮くはずだ」と思っていたのに、蓋を開けてみれば手元に残るお金はないどころかマイナスに近い。半額生活を極めて...
【デイケア初日】記憶容量のオーバーフローと、謎のビギナーズラックに翻弄された一日
ついに、待ちに待ったデイケア初日を迎えた。 「緊張なんてしてないし!」と自分に言い聞かせていたものの、いざフタを開けたら睡眠時間わずか1時間半。身体は正直である。 朝、受付をすませて恐る恐る部屋へ。 「今日からメンバーのはんがくです、よろしくお願いします」 こうして、僕のデ...
自炊生活の現実 スーパーの半額バトルに完敗し、ダイソー兵器で生き残りを図る
半額生活を一度見直し、「自分で米を炊く生活」を始めてから10日ほどが過ぎた。 現実の厳しさに直面している。 塩昆布はもう飽きた。ごま塩に至っては、初日ですでに限界を迎えた。ゆかりは……まだかろうじて戦えるが。 ■ スーパー「半額バトル」への初陣と、そして絶望 いよいよ米...
【デイケア準備】新しい靴を買うのが面倒すぎて、まさかの最終手段に出た
いよいよデイケアに通う準備を進めているわけだが、必要になったのは「マグカップ」「蓋付きの箸」、そして「運動で使う上履き」だ。 マグカップと箸はすでにセリアで調達済み。 セリアで買ったマグカップに蓋付きの箸 のちに、マグカップが納得いかなくて変えた 中年のくせにポケモンにした。 ...
神引きの代償 セリアのムー製シールを全種コンプしようとしたら、奇跡が起きた件
最近の密かな楽しみといえば、あのオカルト雑誌『ムー』のグッズがセリアで買えると知って、ついつい集めてしまっていることだ。 去年の今頃からあるのは知っていたものの、いつ行っても売り切れで1個も買えず。それがふと缶バッジコーナーを覗いてみたら、「第3弾」なんて書いてあるじゃない...
引きこもり、デイケアに行く 美人看護師に釣られ、まさかの「週2通所」が決定した件
先日、月に1回の精神病院の通院日だった。 いつも通り、先生から「最近どうですか?」と問診が始まる。 相変わらず不安な波は押し寄せてくるし、家は相変わらず伯父さんの居間で生活しているしで、状況は一進一退。 すると、先生から「お薬の量が増やされますね」というお馴染みの宣告。...
自炊生活3日目の悲劇 ピカチュウ茶碗と塩昆布、そして半額惣菜争奪戦という名の戦場
昨日はおじさんからいただいた2000円で、出汁が効いた極上のラーメンを堪能してきた。 「甥っ子力」を全開にして、おしゃれなカウンターで優雅に麺をすする僕の姿は、さぞや輝いて見えたことだろう。 ――だがしかし。 華やかな外食の裏には、いつだって泥臭い日常が存在する。 ...
【甥っ子力という処世術】おじさんから貰った2000円でラーメンを食べた話と、警察への根深い恨み
僕はどうやら、かなりの引き込み思案で遠慮がちな人間らしい。今の生活を送るようになってから、それを改めて痛感している。 ここ(叔父さんの家)に来てからというもの、おじさんたちは色々なものを僕にくれようとする。 パソコンのモニターだったり、以前書いた「タブレットでも買いな」と渡され...
【ポケモンGO】400kmタスクを歩く男の代償。ボロボロのNIKEダンクと、深夜徘徊で見つけた小さな希望
「もういいや、人生」と思ったことは、何度もある。 みなさんも、一度くらいはあるかもしれない。 僕にしたら、それは何度かの「大きい死にたいな」だけど、そんな勇気すらない。 家を退去することが決まり、直前で彼女に裏切られ、見事にホームレスになった時なんかはまさにそう思った。...
叔父さんの家に転がり込んでから、気づけばもう2ヶ月が経つ。 最初の頃は精神的にもどん底で、食事も喉を通らず「水分のみ」で仙人のように生きていた。それが、友人からたまにご飯をご馳走してもらううちに「何か口にしなきゃな」という生存本能が復活。そこから私の主食は**「カロリーメイト」...
48歳無職、鬱病でも性欲は死なず。お盆の車内ラブホで起きた奇跡の結末
48歳、無職、そして鬱病。 世間一般の基準に照らし合わせれば、文字通り「詰んでいる」状態と言っていい。実際、ホームレスになり、今は叔父さんの居間で寝起きする身。プライベートなスペースなど皆無だし、一人で処理する自由すらない。 そんな極限状態の中でふと思った。 「他の48...
思い返せば、すべてはあの出会いから始まった。 住むところを失い、文字通り路頭に迷っていた時期、4月頃にマッチングアプリで知り合ったMさん。もし彼女と出会っていなければ、あの時ごはんを食べさせてもらうことも、雨風をしのぐこともできなかった。そう考えると、Mさんとの出会いは間違いなく...
1200円の買い物で7万円を失う。身近で起きたSNS詐欺と、慌ただしい夜の警察同行
僕がホームレスになってから心配して食事や一泊させてくれた友人がいて、今でも付き合いがあって、たまに食事をごちそうになったりしている。 そんな友人から「詐欺られたかも…」とLINEが届いた。長文で経緯は書いてあったけれど、会って話をしたほうが早いと思い、カロリーメイトをひと口でか...
Mちゃんの担当者による調査まであと数日。 状況を確かめるべく、彼女にこう聞いてみた。 「もうすぐ担当の人が来るね? 調査のときに、子どもを連れてそこから出られるんじゃない?」 しかし、調査員が来ること伝えたところ、周囲の男たちは激昂し、環境は最悪な状態になっているという。 「...
Mちゃんの貴重品のなかに、実は変な紙が届いたんだけど、何かわからないと言い始めた。 見てみると、それは「自立支援」の書類だった。 これは僕も申請しているものだ。決まった精神病院や調剤薬局での医療費が、月額の上限を超えないようになる(収入にもよるが、自己負担が1割になる)と...
あれ?Mちゃん、こんな時間にどうしたの?なんかあった? 作業所の時間のはずだった。 あの…今、市役所にいます、生活保護課に、今終わって帰りなんですが、会えますか? 前回会った時に何気に話したプランを実行に移していたのだった。 じゃ、用意して向かうよ。 前回あった場所で待ち合...
翌日、またしてもFさんとKちゃんからLINEが届いた。 どうやら僕の「家でゲームをしていた」という話を信じてくれたのか、ドライブのお礼とともに、話題はMちゃんの「異常さ」のことに移っていった。 特にKちゃんは、最初はただの冗談だと思っていたらしい。けれど、それが本気の話な...
翌日――。 またしても、FさんとKちゃんから同時にLINEが届いた。 もう一緒にいるんだから片方だけで十分伝わるのに……と思いながら目を通す。 内容は「ドライブしませんか?」というものだった。 「Mちゃんもいるけど眠って起きないんだよね。だから2人で行こうかな」という...
「お疲れ様です、暇です、話しませんか?」 あのLINEから始まった、Mちゃんとの初めての電話。 「もしもし、こんばんは」 最初はごく普通の会話からスタートした。 「今どこですか?」 「あー、家におじさんいるから車の中だよ。Mちゃんは?」 「私は外です」 そこ...
あれから数日、3人とのLINEのやり取りが続いていた。 自分の中で勝手に順位をつけるなら、 Mちゃん、Kちゃん、Fさん の順だ。 Mちゃんには圧倒的な興味があり、Kちゃんは可愛らしくて悪くない。ただ、Fさんには正直かなり困っていた。解散した日の夜遅くにも「会いたい」とLI...
Fさんの計画が叶わず、そのまま引き返す車中泊の帰り道も、車内では途切れることなく会話が続いていた。 このカオスなパーティーの中で、Kちゃんだけはまともだと思っていた。 彼女は仕事をいくつも掛け持ちしている忙しい人で、色々と苦労もしているらしかった。ただ、運が悪くDVに遭っ...
道中、何度か車を停めながら会話を続けた。 Fさんからは「彼女いないの?」「どんな人が好み?」「住んでる場所はどこ?」と、色々な質問攻めに遭う。はっきり言って年齢は近いくせに、興味など微塵も湧かなかった。自分のことを棚に上げるが、タイプでもなければ面白みもない。それよりも、圧倒的...
実は、マッチングアプリはこれが初めてではない。過去にもやったことはあった。 当時は彼女に合わせて土日祝日を過ごしていたこともあって、アプリは平日や深夜の空いた時間に、都合がつけば…という感じでやっていた。 そもそも私は人混みや集団行動が苦手で、今までもそれを避けて生きてき...
無職・うつ病の長い土日。寂しさを紛らわせようとアプリを入れた
大きな出来事がひと段落し、今の私の日常には、ただただ「静かで長い時間」が流れている。 日々の生活の中で困っていることを挙げればキリがない。 今は自分の家ではなく、居間を間借りしているような状態だから、当然その家のルールに従わなければならない。ルールと言っても、「飲んだペットボ...
叔父の家に来て、1ヶ月近くが経とうとしている。 身内とはいえ、これまで一緒に暮らしたことのない、亡き母の兄(上の叔父)と弟(下の叔父)。そんな高齢の男二人が暮らす家での生活は、世間の「普通」とは少し違った、独特のルールと歪さを持っていた。 二人は無職だ。上の叔父は年金暮らし...
叔父の家で屋根のある暮らしを手に入れてからも、私の体には、あの過酷な日々の「爪痕」が静かに残っていた。 まず、睡眠のリズムが完全におかしくなった。 昔は朝起きるのが苦手だったはずなのに、今は大して眠れてもいないのに、驚くほど早くに目が覚めてしまう。まるで、あの車中で常に緊張し...
荷物をなんとか運び終え、叔父の家に身を寄せて一瞬の安堵が訪れたはずの、7月1日。 しかし、私の心と体はすでに限界を迎えていた。 鳴り響くスマホの画面には、「地域包括支援センター」や「生活保護の担当者」の文字。 助けを求めたはずのその着信音が、当時の私には恐怖でしかなかっ...
荷物を運び終えた6月末、私の体重は一気に5キロも落ちていた。 あの頃の私は、食事すらまともに摂ることができなかった。 友人からたまにご飯を恵んでもらったり、一度だけ行った「すき家」の味が、かろうじて私の命を繋いでいた。 居候させてもらうことになった叔父の家では、**「食事...
昨日で、すべてを失ったあの出来事からの一区切りがつきました。 あの日の出来事をすべて書き殴ったのが、このブログのはじまりでした。 最初は、見てくれる人なんていないと思っていました。 だからこそ、いまこうして読んでくださる方々に、感謝の気持ちを伝えさせてください。 今まで見てく...
外道から泥泥になって荷物を奪還するその裏側で、地域包括支援センターによる居住の斡旋や、生活保護の申請に向けた動きは静かに続いていた。 あの頃の私は、食事すらまともに摂ることができなかった。見かねた知人がたまにご飯を奢ってくれたり、食べさせてくれたりしたおかげで、私はかろうじ...
貴重品は何とか回収し、おじさんたちに予め断りを入れた上で、両親の仏壇を居間に置かせてもらった。ようやく両親を、安全で温かい場所に迎えることができた。 だが、本当の地獄はここからだった。 彼女の家のガレージに残されたのは、うず高く積まれたアパレルや漫画、フィギュアだけではなかっ...
「いくらなんでも、仏壇を気持ち悪いなんて、あんまりじゃないか?」 震える指でそう返信した私に、彼女は信じられない言葉を投げつけてきた。 「他人の仏壇が家にあること自体が、気持ち悪いの」 血も涙もない言葉だった。そもそも、私に「うちに来なよ」と言って荷物を運ばせたのは彼女...
叔父の家に着くと、そこには母親のもう一人の弟、つまりもう一人の叔父も一緒に暮らしていた。 小さい頃、私のことをもの凄く可愛がってくれたおじさんたちだ。 居間に座り、私はこれまでの経緯をすべて打ち明けた。 おじさん二人はビールを飲んでいた。私の悲惨な状況を聞き終えると、...
そもそも、なぜ私はここまで行き場を失ってしまったのか。 改めて自分の足元を見つめ直すと、そこには残酷な現実があった。 私が彼女と付き合っている13年の間に、賃貸暮らしだった両親はどちらも他界していた。弟はいるが、弟には弟の家庭がある。そこに頼るわけにはいかない。そして何...
法テラスの紙を貰っていたので、家に住めなくなったことに納得がいかず電話をしてみた。 電話に出た事務の人に状況を話すと「明日また電話します」と言われ、翌日、詳しい話を聞いてくれる担当者に繋がった。 先日も大切な荷物の返還に応じてくれず警察に間に入ってもらったこと、去年から同居...
友人の家という安全な屋根の下にいても、私は十分な睡眠をとることができなかった。 初めて眠る布団という環境のせいもあっただろうが、何より私の精神状態がとっくに限界を超えていた。 私には、鬱病という持病がある。 毎日決まった薬を飲まなければ、眠ることすらままならない。今回の引っ...
市役所の担当者が地域包括支援センターに連絡を入れ、受話器を私に代わった。 「すぐ近くにあるから、30分後に来られますか?」 いつもなら見知らぬ場所に行くのは緊張するはずだった。しかし、何日もシャワーを浴びず、毎日同じ格好のままの私は、もう周りの目なんてどうでもよくなっていた。何...
「このまま車に引きこもっていたら、本当に精神が崩壊する」 バキバキにこわばった体を起こし、私は震える手でスマホを握りしめた。迫り来る絶望から逃れるように、必死で検索を始める。 しかし、行く場所もない人間がスマホで見つめる画面は、暗いものばかりだった。 「死」「自殺...
流れるカーラジオの音をなんとなく聞き、またお茶を買い足しに行く。 時間は、気の遠くなるほど長く、重かった。 1分が1時間のように感じられる、私の「車中泊サバイバル」の、これが最初の夜だった。 一睡もできないまま、道の駅で朝を迎える。 スマホの着信を何度も気にしたが、画面が...
5月31日、15時。 大家さんが部屋にやってきて、退去前の内覧が始まった。 27年間暮らした、私の大切な場所。 その壁も床も、引き払うとなればただの「空っぽの箱」に過ぎない。 事情を話して付き添ってくれていた弟は、結婚して自分の家庭がある。 退去の手続きが終わり、大家さんが...
13年付き合った彼女に、引っ越し前日に「鍵を返せ」と言われ、48歳でホームレスになった話。
はじめまして。 48歳、うつ病で障害者2級。 毎日、スーパーの半額おにぎりを食べながら、なんとかギリギリ生きている男です。 これは、つい1ヶ月半ほど前、2026年5月末に、私の身に実際に起きた「嘘のような本当の話」です。 「私の家に来たらいいよね」から始まった引っ越し こ...