オリジナル小説「異能者たちの苦悩」を連載中。 小説家になろうでは、PV22.6万突破しています。 よろしくお願いいたします。
幻なのかなんなのか。 空の奥にやけに大きな流れ星が見える。 ダメージが脳あたまにきてるのかも。 ああ、でもこの泥(?)が俺の本体なかみへのダメージを軽減してくれてたかんじがする。 現実的にも着ぐるみ着てるようなもんだし。 そ
だいだらぼっちが、大きく足を上げてから強く田んぼを踏みつけた。 あたりに響き渡る地響き。 この田んぼの近くに人はいないとはいえ、南町に住んでる人なら地震と勘違いするかもしれない。 「九久津」 寄白さんが九久津に声をかけた。 でも、
だいだらぼっちは、低空のアンダースローしかも横回転でソーラーパネルを投げた。 あの低さって、人間なら胴体にあたる部分だ。 俺は、九久津と寄白さんを肩に乗せたままで跳んで躱した。 必然的に俺たちが避けたソーラーパネルは後ろに飛んでいく
だいだらぼっちは、必要最低限の動きで風船割りのように次から次へとソーラーパネルを割っていった。 田んぼここはゲームセンターのじゃねーんだぞ。 {{百目ひゃくめ}} 九久津の目の周りに変化が。 だいだらぼっちのなにかを確認しているの
だいだらぼっちは、サーカスのナイフ投げのごとくソーラーパネルの破片を投げつづけた。 ここから離れた先にいる社さんとエネミーを攻撃するのと、自分の体の殻を落とすのを同時にやっている。 どんどん体の殻が剥がれて、だいだらぼっちの中身が露わ
だいだらぼっちは、自分の体のヒビがさらに深くなっていることに気づかずに、またソーラーパネルを剥がしている。 まるで子どもが、ソーラーパネルで遊んでいるようだ。 この田んぼのソーラーパネルは、発電目的のためなのか、市内の負力の浄化のため
このあいだにも寄白さんと九久津はだいだらぼっちの攻撃を躱しながらも、俺の動きを牽制している。 ただ、俺が寄白さんと九久津にまったくを攻撃しかけないのを知っているからなのか、俺は比較的スルーされている状態だ。 と、いっても、俺に対し
え、違い? 違いか~。 そうだな、いちばんわかりやすい違いといえば、俺には斑模様があって、あっちのだいだらっぼちにはないくらいかな。 『え、それ本当?』 え、あ、うん、本当だけど。 それがどうしたの? いまも腕を見てみたけど泥でで
第454話 「だいだらぼっち」と「斑模様(まだらもよう)のだいだらぼっち」
「九久津……。さだわらしが消えてこいつが現れた気がする、が」 「美子ちゃん。それって、沙田がなんらかの事態に巻き込まれてここから消えたってこと?」 「そうとしか考えられない。時系列でいえばエネミーが蹴られるよりももっと前の話だ」 「
田んぼに舞う土煙がようやく夜風かぜに乗って流れていった。 なんとなくだけど俺の後ろから焦げ臭いニオイがしてきている。 喉がイガイガするこの焚火のようなニオイはなんなんだ? だいだらぼっちは空手家の「押忍」のようなポーズをして守護山
/ウスマ、これでいいのかよ?/ 「かまわない」 /そうか~。俺はもっと戦いたかったけどな。あいつ強かっただろ?/ 「ああ」 /でもあいつ本気出してないぞ/ 「そんなことは知ってるさ」 ウスマは守護山に背を向けて遠ざかっていくと
木の上で闇に紛れながら田んぼの様子を窺っていた猿飛は半身を乗り出した。 「才蔵!?」 木の下の保護区域を重点的に警戒していた才蔵もすでにそれを視界に捉えていた。 「佐助あれは?」 ふたりはまるで地でも這うように木の幹をスルスルと伝
黄金井は体の力を抜いて、まるで組手のようにウスマの相手をしていた。 リラックスしながら、ゆらりとウスマの剣先を躱す。 (こいつやっぱり本気で殺やりあう気はないようだな。これは時間かせぎか? なんのためにってはなしだけど) /おいウス
{{韋駄天いだてん}} 右の腕につむじ風の剣を巻きつけた九久津が飛ぶようにしてアーマー型の泥田坊に向かっていった。 早えーし。 この地面の抉れかたどうなってるんだよ? ただ単に土が柔らかいからってだけじゃないぞ。 寄白さんはこっ
なんだこいつ? 円錐の体に小さな手と足が生えたぽにぽにした生物。 不透明なゼリーのおばけ? じゃ、ないか……。 なんかよくからない物体、生き物(?)が俺たちの目の前に迫ってくる。 ただ円錐だけど頭の天辺てっぺんも丸いし、体全体も丸みを
「とりあえず。元々フォークロアの型のアヤカシってのはその土地柄の影響のほかにも周囲の環境」 九久津はうしろにある守護山を振り返る。 「主に動植物の負力が影響する」 ゆっくりと守護山を指差した。 「え、じゃあ、例えばだけどエネミー
体の力が脱力ぬける。 動揺して頭の中が混乱してる。 この状況なのに寄白さんも社さん止まることはない。 それもそうか、いちいちこんなんで動きを止めてたら誰も守れない。 社さんはまた、中身を弦で包みなおし振り子のようにして強化型泥
ん? 強化型の泥田坊の中身が社さんを正面から狙ってる。 え、でも社さんの弦の中にいた、は、ずだけど。 い、いない。 どころか社さん、ミイラ男みたいになった弦を持ってない。 俺がちょっと辺りを見渡してた隙にどこにいった? ん、あ
俺のⅡツヴァイと同時にみんなも目の前の強化型泥田坊に焦点を絞る。 う、うそだろ!? あいつあんなにガタイいいのになんて速さなんだ? 急激にスピードを上げて田んぼの泥を飛び散らせながらこっちに向かって走ってきている。 なんか走りかたが
田んぼのなかを威風堂々と突き進んでくる泥田坊。 手と足も二本ずつの一つ目泥田坊。 見かけはふつうの泥田坊で拍子抜けした、ってわけでもない。 いままでのとはあきらかに違う。 人間の体でいうところのありとあらゆるところの筋肉が発達して
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。