起業・AI・米国株投資をゆるく語るブログ。自由な働き方や少人数経営のリアルを、日々の経験からシェアしています。
【Fire論③】複利効果を最大化する「ストレスフリーな積立設計」の原則
⚖️【資産育成の黄金比】あなたの「我慢の限界」を数値化せよ!継続可能な積立額と生活バランスの最適解 Fire論3回目となる。 domiroji-jiro.hatenablog.com 前回の記事で、支出入と総資産の「見える化」がいかに重要かを解説した。 domiroji-jiro.hatenablog.com データが揃った今、次に始まるのは「自分自身との対話」だ。 可視化された客観的なデータを見て、あなたはこう問うことになる。 現在の生活は快適なのか、それとも不安が強いのか? もっと節約できる余地があるのか? 欲しいものが多すぎて、毎月の支払いが抑えられないのか? この対話こそが、無理のない…
【Fire論②】「家計の不確実性」を排除せよ!最初の一歩は支出と資産の構造的把握である
🛠️【FIREの基本動作】「見える化」が資産育成のスタートライン 先日書いたVlogの続きを書こうと思う。 domiroji-jiro.hatenablog.com FIRE(経済的自立と早期リタイア)という目標を掲げようが、単なる資産育成を考えようが、最も最初で基本のおすすめ行動は、支出と資産の「見える化」だ。 世の中の分析やシミュレーションを見て、つくづく思うのは、現状の可視化ができていない、曖昧なものはまともに機能しないということだ。 例えば、米の価格で大騒ぎしても、対策できないのは米がどこにどれだけあるかが把握できていないからだ。日本の政策や企業の状況を見ても、データが整理されていない…
【FIREの本質論】総資産額は意味がない。「金銭的自由」は支出と収入のバランスという名の「確信」だ
🔥【本質論】FIREは「〇〇円」ではない!金融資産の金額で騒ぐ前に知るべき「FIREの真の定義」と「脱・労働」の考え方 最近、「FIREはいくらあれば達成できるのか?」という記事をよく見かける。 以前の「億り人」のイメージだった1億円はもちろん、下は3,000万円、5,000万円といった金額が、今もFIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期退職)の一般的な基準として語られている。 個人的な意見だが、FIREに必要な金額は人それぞれで、3,000万円で実現できる人もいれば、3億円でも達成できない人がいる、というのが現実だと思う。 逆説的に…
税制のデジタル敗戦──軽減税率とPOSレジが示した日本の硬直性
軽減税率の導入は政治判断だけでは進まない。日本ではPOSレジ改修に年単位・数千億円規模の費用がかかり、首相の政策判断にも影響を与えた。欧州では1970年代から軽減税率が一般化しており、日本の制度的・技術的硬直性が浮き彫りになっている。 🎙️軽減税率とPOSレジ、そして税制のデジタル敗戦 食料品の軽減税率が議論されている。高市首相も総裁選で言及した際に、かなり調査・勉強したそうだが、最終的には大手POSメーカーのPOSレジの改修に年単位でかかることがわかり、現時点の実施項目の中では優先度を落とさざるを得なかったそうだ。国会答弁でも「POSレジの状況に大変驚いた」との言葉があった。 私はシステム面…
先日インデックスファンド以外のファンドを買う際はファンドマネージャーを理解しないとなかなか大事な資産を預けて長期で続けることが難しいことを書いた。 domiroji-jiro.hatenablog.com その際に意識していたファンドマネージャーが堀古さんだ。別に薦める訳でもないし、投資は自分の判断とリスクコントロールで実施してほしいが、堀古さんの話は非常に参考になるし、こうやってYouTubeでまとまって話を聞けることもないので共有。 www.youtube.com 堀古さんのファンドは、ある程度まとまった金額を預けていると、毎月の定例運用報告を直接聞くことができる。月に一度、ファンドマネー…
【金融リテラシーの検証】手数料3%の「非合理性」と対面販売チャネルの構造的欠陥
🚨【資産破壊の構造】投資信託を「対面」で買うのは高コストの罠 投資を始める際、多くの人が「ネット証券一択」と思いがちだが、2025年時点でも投資信託の販売は約60%が対面販売という状況だ。 対面販売のターゲットは、知識や操作に不安を持つ初心者層や高齢者層だ。彼らは、専門家や営業担当者の「安心感」を求め、高コストの商品を勧められやすい構造にある。 この記事では、販売手数料3%という高コストの商品を2年連続で乗り換えた場合、あなたの資産がどれほど破壊されるかを、具体的な計算で示し、高コストな販売チャネルの「罠」について警鐘を鳴らす。 1. 「乗り換え」で資産が消える高コストの罠 高コストな商品には…
🏛️【構造的欠陥】国会審議「視聴率1%台」が露呈する、日本政治の意思決定プロセスという名の“時間泥棒” NHKで中継される衆議院予算委員会の質疑。国民が「国の経営」を知るための重要な場であるはずだが、そのリアルタイム視聴率は1.2%から1.5%程度という驚くべき低さだ。 この低視聴率は、単に「国民の政治離れ」を意味するだけではない。これは、日本の将来を決める政治の意思決定プロセスそのものに、構造的な欠陥があることを露呈している。国民の代表である国会議員たちが、なぜこれほどまでに見る価値のない「学芸会」を演じ続けるのか。 その原因と、私たちが本当に議論すべき「国会DX」の未来について、ドライに考…
住宅ローン「固定vs変動」は永遠の議題ではない!金利リスクを「誰が持つか」という商品性の選択だ
💰住宅ローン「固定vs変動」の選び方:本質は金利リスクを「誰が引き受けるか」というドライな商品選択 住宅ローンを選ぶとき、「固定金利か変動金利か」で頭を悩ませる人は多い。ネットを見れば「将来の金利予想」で溢れているが、その議論に付き合うのは時間の無駄かもしれない。 この二択は、単に「金利が将来上がるか、上がらないか」を賭けるゲームではない。本質は、金利変動リスクという名の「コスト」を、借りる側が負うか、銀行に手数料を払って肩代わりしてもらうか、という「商品性の選択」なんです。 金額計算の損得だけに終始する議論から離れ、このローンの仕組みを少しドライな視点から解説してみよう。 1. 固定金利と変…
ファンドマネージャーが見えない国、日本 投資信託の“顔”を選ぶという視点
投資信託は進化しているが、9割は不要だと思う理由 ここ数年で投資信託は飛躍的に進化してきた。低コスト化、インデックスファンドの普及、情報開示の改善など、確かに良い流れはある。ただ、個人的には日本の投資信託の約9割は不要だと感じている。 その理由のひとつが、ファンドマネージャーの氏名開示率の低さ。2020年時点で日本は約2%、2025年でも約11%に過ぎない。米国はほぼ100%、中国96%、英国64%と比べると、圧倒的に低い。 なぜ日本は開示率が低いのか チーム運用文化:個人よりも組織の力を重視する傾向 販売チャネル重視:運用者よりも販売会社のブランドが優先されがち 投資家の意識の違い:誰が運用…
FIREと資産取り崩しをどう考えるか FIREの話になると必ず出てくるのが 4%ルール。ただ、これはあくまで1994年のトリニティ・スタディに基づいたシミュレーションで、米国株と米国債を前提にした研究結果にすぎない。30年間資産が尽きない確率を検証したものに過ぎず、現代の低金利環境やグローバルな投資環境にそのまま当てはめるのは無理がある。 米国外の市場では4%どころか3%でも危ういケースがあるし、逆に米国株一本で走ってきた人は、2010年代以降の株高で「取り崩すどころか資産が増えすぎて困る」状態になっている。つまり、4%という数字自体に普遍性はない。 実際の事例 実際にFIREしている人たちの…
🏡 モデルルームに行った理由と現実のギャップ:予約すら困難な市場 最近、新築マンションのモデルルームを見に行く機会があった。買い換える必要性はないのだが、地域が開発されて新しくなったり、マンションで場所が新しくなるのが好きなのと、もしかしたら新しく住みたくなるかもという期待感からだった。ただ、そもそも価格高騰で、行く前からさすがに住み替えるほどの価格的魅力は薄いなとはかんじていた。 実際、2025年に入っても日本のマンション市場の過熱感は加速しており、特に都心の人気物件では、抽選倍率が数十倍に達することも珍しくない状況が続いている。東京都心のマンション価格は、過去10年で約2.5倍に上昇してお…
「村上 隆 vs スーツ」という異色の対談 ReHacで配信されていた「村上 隆 vs スーツ」を観た。文章でこの内容を表現するのは本当に難しい。映像では、村上さんが芸術家としてのスタンスを丁寧に語る一方、スーツさんが“枠を外れた生き方”をリアルに語っていた。 スーツさんは「統合失調症か?」と議題に上がっていたが、動画を通して感じたのはむしろ別のこと。彼は「なんでもしていい、枠から出てもいい」と自分に言い聞かせ、(自身の言葉を借りるなら)“悟りを開いた”ように、新しい生活・生き方を始めて満ち足りている様子だった。 映像内では、スーツさんがかつて抱えていた“価値観”や“枠”への葛藤を率直に話して…
会社設立で実感したAIのありがたみ 会社を立ち上げる過程で、ChatGPTやGemini、CopilotといったAIツールの進化には本当に助けられた。今はあらゆるサービスの中にAIエージェントが組み込まれていて、ちょっとした調べものから専門的な質問まで、一瞬で答えをくれる。 「少人数で会社を運営する時代」が本格的に来てるな、と実感した瞬間だった。 ChatGPTはもはやティーチングパートナー 会社設立を進める中で感じたのは、AIはもうただの「検索相手」じゃないということ。わからない言葉や手続きの作法などを質問すると、背景や関連知識まで含めて丁寧に教えてくれる。 もはやAIは“会話相手”というよ…
会社設立の準備、まずは情報収集から 会社をつくろうと思って、いろんなブログやサイトを見てみたら、最近は会社設立がかなり手軽にできるようになってることに驚いた。特に気になったのが、freee会社設立とマネーフォワード会社設立の2つ。どちらも無料で会社設立に必要な書類を自動作成してくれて、電子定款の作成や提出までサポートしてくれる。「全部自力でやるよりも、こういうツールを使った方が確実で早い」と思い、この2つのどちらかで進めることにした。 freee会社設立を選んでみた 設立時期は10月中旬に決めていたので、9月初旬から少しずつ準備を開始。試しにfreee会社設立のサイトでPDFをダウンロードして…
社会人になって数年、まったく貯金無く浪費してたある日、骨折。 入院中ベットから動けなくて、無くなった残業代の代わりに日本株で利益がでたのが始めたきっかけ。 その後、残業終わりの22:30や23:30から市場が開いて仕事中にやらなくてすむので主にUS市場で投資をしていた。個人的には、NASDAQのような成長株が好きだ。テック企業の未来に賭ける感じがワクワクするし、個別株を選ぶ楽しさもある。ただ、冷静に考えると、長期的にS&P500みたいなインデックスを超えるパフォーマンスを安定して出すのは、かなり難しい。実際は結構うまくいっている時期はS&Pを上回ったが、安定した最近でもNASDAQとくらべると…
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