一人暮らしの7割が、総菜や弁当などの出来合いの食品を、そのまま食卓に出している。日本能率協会総合研究所の調査で、そんな数字が出ました。レシピを誰から知るかでは、かつて上位だった「母親」が1割を下回り、20〜30代の女性ではインスタグラムが3
|
|
https://x.com/hanapapa1219 |
|---|
一人暮らしの7割が、出来合いを「そのまま食卓へ」|「おふくろの味」から「ふくろの味」へ——少しでも手を加えたら、それは手作りだと思う【現役オーナー】
一人暮らしの7割が、総菜や弁当などの出来合いの食品を、そのまま食卓に出している。日本能率協会総合研究所の調査で、そんな数字が出ました。レシピを誰から知るかでは、かつて上位だった「母親」が1割を下回り、20〜30代の女性ではインスタグラムが3
298円のソフトクリーム、実証は年内8店|レジ横の「作る売場」が試すのは、売れるかより回るか——実験店の数字は、日販の低い店の答えにならない【現役オーナー】
ファミリーマートが、レジ横でソフトクリームを売る実証を始めました。注文を受けてから、店員がその場で巻いて渡す、本格的なものです。値段はレギュラー298円、ショート250円。都内の4店で始めて、年内に8店へ広げ、2027年の夏ごろまで検証を続
灯油の取引価格が1カ月で2割高|それでもコンビニで先に動くのは、カップ麺とスープ——店内18〜20℃、「少しあったまっていっていい?」と言われる冬の入口【現役オーナー】
灯油が、冬を待たずに上がり始めました。業者間で取引される灯油の値段は、1カ月で2割以上上がった、と日本経済新聞が報じています。ガソリンや軽油はほぼ横ばいなのに、灯油だけが急に上がった。北海道では、生協の配達灯油が1リットル159円と、過去最
朝昼は10g、ジムの前後は30g|たんぱく質の棚は、時間で客が入れ替わる——森永が「盛らない」プロテインを出した理由と、近くの店で続く習慣【現役オーナー】
森永乳業が、カフェラテのブランド「マウントレーニア」から、たんぱく質入りのカフェラッテを出しました。1本240mlで、たんぱく質は10.4g。たんぱく質の飲料は15gや20gが当たり前のなかで、あえて量を抑えています。15gや20gの試作も
営業利益率19%のユニクロと、「価値を変えずに上げた値段に客は戻らない」|値引きでロスを減らすのはありがたい。でも、コンビニの役割は高くても満足してもらうこと【現役オーナー】
同じ日の紙面に、小売りの数字が並びました。 セブン&アイ・ホールディングスの3〜8月期は、国内のコンビニ事業の営業利益が9.8%減りました。客数は1.7%減。報道によれば、セブン-イレブン・ジャパンの社長は、価値を変えずに価格だけ上
37日の雨で売れたのは、傘ではなく缶詰だった|レタス2.4倍でもコンビニは動かない——長雨は客を消さず、買い置きに変える【現役オーナー】
東京都心で、37日連続の雨が降りました。8月27日から10月2日まで、毎日です。統計を取り始めてから、いちばん長い記録だそうです。9月の東日本の太平洋側は、日照時間が平年の46%しかなく、9月としては統計開始以来もっとも少なくなりました。
弁当の配送が1日3便から2便へ・トラック35%減|減ったコストは、どこへ行くのか——売れる数は同じなのに、仕入れと廃棄と欠品が増える【現役オーナー】
10月6日から、ファミリーマートが中国・四国の約1,200店で、弁当やおにぎりの配送を1日3便から2便に減らしました。午前の2便のうち1便をなくす形で、トラックの運行本数は35%減ります。2便になった店は、北海道や東北などと合わせて全国で約
月見の和菓子3種類は、あっという間に消えた|10月23日の十三夜を、コンビニの棚に翻訳する——月餅は、丸いから売れる【現役オーナー】
9月25日の十五夜。うちの店では、月見団子などの和菓子を3種類ほど、少なめに仕入れました。あっという間に、なくなりました。 一緒に並べた月餅は、よく売れました。賞味期限が長いので、関連して置いてみたものです。丸い形が、満月を思わせたのかもし
日販が5万円上がると、店は崩れ始める|京急ストア社長「駅前にあぐらをかいていた」——「近いから」以外の理由を3つ言えるか【現役オーナー】
「駅前にあぐらをかいて、変化への対応を怠った」。京急ストアの社長が、日経MJのインタビューでそう語りました。駅前という立地に守られてきた私鉄系のスーパーが、近くに出た競合に客を奪われた。報道によれば、社長は「競合が近くに出た店はメタメタだっ
2027年4月から年1回、働く個人に|「就業者負担軽減支援金」は所得に入るのか——よく分かっていなかったオーナーが大綱を読んで学んだこと【現役オーナー】
食品の消費税を1%に下げるのと、セットで始まる給付があります。就業者負担軽減支援金。働いている中低所得の人に、所得に応じて、年に1回お金を配る新しい制度です。始まりは2027年4月。9月28日には、この制度を担当する大臣を来年度に新しく置き
レジ前の和菓子が1.5倍、プロテインと団子を一緒に買う若い男性|ビックカメラの「個店経営」は、コンビニの毎日——考える時間が、小売でいちばん楽しい【現役オーナー】
ビックカメラが、売場の作り方を変えています。売場を100の専門店に分け、販売員が1つずつ主担当になる。商品の選定も、陳列も、発注も、在庫の管理も、販売員に任せる。発注の権限は本部から販売員へ移し、本部の承認は要らなくなりました。立川の店では
日販72万円・7月の応募4,000人|まいばすけっとは「欲しい」に応え、コンビニ本部は「売りたい」を広告にした——同じ週の2つのニュース【現役オーナー】
同じ週に、2つのニュースが届きました。 9月22日は、イオン系の都市型小型スーパー「まいばすけっと」の数字でした。1店あたりの平均日販は約72万円。店は1,323店から、2030年度に2,500店へ。パート・アルバイトは年に1万人を採用し、
コンビニ8月は+0.3%、客数は14ヶ月連続減|プラスを作ったのはクーポンとたばこ——「当たればラッキー」を、店の実力に数えない【現役オーナー】
9月24日14時、日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の8月度統計が発表されました。既存店の売上高は+0.3%で、2ヶ月連続のプラスです。 先月の記事(7月度の答え合わせ)で、私は2つの問いを立てていました。日配食品のマイナスが2ヶ月続
1時間3,850円の見守りと、0円の見守り|独居高齢者933万人——コンビニは「気づく」を持ち、「届ける」を持たない。業務を減らしながら、いちばん大きい客層を獲りに行く【現役オーナー】
パソナの見守り×家事代行は1時間3,850円、独居高齢者は933万人。毎日シニアが来るコンビニは「気づく」を0円で持つが「届ける」は持たない。連絡先を聞かない理由、家族に聞かれた時の確かめ方、しないこと4つ、顔を見る時間の残し方を現役オーナーが解説。
朝5時から2時間、レジは教えない|「0.3人分の仕事」をシニアに渡す業務分解——働く高齢者943万人、国も「業務単位で切り出す」と言い始めた【現役オーナー】
厚生労働省が、2027年度から新しい事業を始めると報じられました。ハローワークの求人情報と、高齢者を活用した事例をAIで分析して、「シニアでもできる仕事」を洗い出し、企業に提案する。提案に出向くのは、シルバー人材センターの職員です(2026
賛成69%と46%|若い客は値段で動き、年配の客は「人」で動く——食品消費税1%の春、目的買いの人を「通う客」に変える宿題【現役オーナー】
食料品の消費税を1%に下げる法案に、賛成53%、反対41%。日本経済新聞社とテレビ東京の世論調査(2026年9月18〜20日)の結果です。7月の調査では賛成48%でしたから、半数を超えてきました。 でも、レジに立つ人間として目が止まったのは
高卒初任給29万円・求人倍率3.6倍|時給で勝てない店ができること——育てて、送り出す【現役オーナー】
9月16日、来春卒業する高校生の採用選考が始まりました。高卒の求人倍率は3.60倍。1人の高校生を、3社半が取り合っている計算です。 企業の出す条件も、ここ数年で様変わりしました。この春(2026年3月卒)の東京の高卒の平均初任給は22.8
1人10分・5項目|10月1日までの店長面談アジェンダ——最賃・扶養・待遇差の説明・カスハラを、1回の面談で済ませる【現役オーナー】
10月は、人に関わる制度がいっぺんに動きます。 最低賃金は全国平均1,177円に上がる。社会保険の賃金要件が撤廃されて、壁は「週20時間」に移る。カスハラ対応が義務になる。そしてもうひとつ——このブログでまだ一度も書いていなかった制度が動き
節約で最初に削られるのは、コンビニ|「スーパーに一本化」+8.6ポイントの読み方——安さでは戻らない客数を、徒歩3分の「時間」で守る【現役オーナー】
クラシル14万人のレシート分析で節約を「休んだ」人は27.2%。一方、最も増えた節約は「コンビニ利用を抑えてスーパーに一本化」+8.6ポイント。安売りでは戻らない来店回数を、徒歩3分の時間価値と来店1回の用事の設計で守る方法を現役オーナーが解説。
10月の酒税一本化で、コンビニのビール棚はどう変わる?|駆け込みは起きない。起きるのは「定番の決め直し」——9月の準備と10月の棚替え実務【現役オーナー】
10月1日、ビールの税金が変わります。2020年から3段階で進めてきた「ビール類の酒税一本化」の最終回で、ビール・発泡酒・第三のビールの税金が、350ml缶あたり54.25円に揃います。ビールは9.1円下がり、発泡酒と第三は7.26円上がる
ファミマがAIで見つけた「300円の壁」|AI製スイーツの初速は保証されている——本当の審査は、続編が出るかどうか【現役オーナー】
「経験と勘」の最後の聖域に、AIが入りました。ファミリーマートが生成AIを使った商品開発を始めます。POS情報とトレンドをAIに読み込ませ、人気商品に共通する特徴や、伸び悩んだ商品の要因を分析させたうえで、AIが新商品を提案する。第1弾は9
客単価は47ヶ月連続プラス、客数は13ヶ月連続マイナス|ファミマ「朝250円」が認めた転換——セット割は、粗利ミックスを動かす装置【現役オーナー】
きょう9月15日から、ファミリーマートが「朝ファミマのコンビ割」を始めました。午前5時〜11時に、対象のおむすび・パン(13種)とお茶・紅茶・コーヒー(9種)をセットで買うと一律250円(税込)。組み合わせは117通り、最大145円引き。そ
ナイキはなぜ転んだか|「棚という発見装置」を捨てたブランドの末路——売り手都合と買い手都合は、=にならない【現役オーナー】
スポーツウエアの王者が、看板を一枚返上します。ナイキが9月21日、米国の主要100社で構成するS&P100種株価指数から18年ぶりに除外される。2026年5月期の売上高は463億ドルと2年前より1割少なく、時価総額はピークだった20
フロントはカンボジアから|4室のホテルが到達した省人化と、有人レジに戻り始めたコンビニ——「仕事を消す」と「機械を入れる」は違う【現役オーナー】
渋谷のハチ公前から歩いて数分、築50年のビルの5階に、7月、ホテルができました。「シフトホテル渋谷神南」。客室はわずか4室、全室にキッチンと洗濯機。稼働率は9割超で、宿泊客の約8割が訪日客。そして——フロントに人がいません。24時間、カンボ
店頭と同価格の宅配は、コンビニの「近さ」をいくらで買うか|料理宅配3社時代——出たくない日、注文は3倍になる【現役オーナー】
料理宅配の「生き残り最終章」が報じられました。8月のMAU(月間利用者)はウーバーイーツ629万人、ロケットナウ268万人、出前館259万人——日本市場はこの3社に絞られました。2025年に「送料・サービス料無料」で参入した米系ロケットナウ
コンビニで服は売れるのか|セブン×ニコアンドを、ゴンドラ1本の機会費用で読む——「2倍」の前に、何を削るのか【現役オーナー】
セブン-イレブンが、服を売る本気を見せました。アパレル国内大手のアンドエスティ(旧アダストリア)と組み、「ニコアンド」「ローリーズファーム」などの人気ブランドで開発したセブン限定の衣料品を、9月25日から約2万店で発売します。ハンカチ・靴下
1000円ジーンズは、なぜ信頼されるのか|安さには3つの作り方がある——コンビニの集客商品は「当日」ではなく「明日」で回収する【現役オーナー】
きょう9月8日、イオンが税別1,000円のジーンズを最大約470店で発売しました。従来の主力2,980〜3,980円の3〜4分の1。カンボジアでの一括生産と自社物流で中間コストを削るSPA方式で作り、それでも幹部いわく「赤字にならないギリギ
コンビニは「地域ハブ」になれるか|ハッピーローソンタウンを、レジの中から読む——「時間」というコストは、誰が払うのか【現役オーナー】
団地の真ん中に、いつもより大きなローソンができました。 8月4日に開業した「ハッピーローソンタウン日野高幡台店」。東京・日野市、1970年建設で高齢化が進むUR高幡台団地(900戸超)の敷地内です。売場は通常店より6割広い338㎡。食品スー
金利のニュースが、他人事でいられる経営|長期金利3%・米利上げ観測——借入の本当のコストは、金利ではなく「注意力」【現役オーナー】
9月1日、日本の長期金利(新発10年国債の利回り)が30年ぶりに3%を超えました。米国では8月の雇用統計が市場予想を大きく上回る16.2万人増となり、物価が下がりきらないなか(重視される物価指数は7月時点で前年比+3.7%)、「利下げ」では
「インパしない」人たちは、うちで飲んでいた|飲酒代+18.8%と酒売場+7ポイント——尖らせる時は、必ず足元も注意する【現役オーナー】
7月の家計調査が出ました。ひとことで言えば、メリハリです。実質消費支出は前年同月比3.6%減で8ヶ月連続のマイナス。値上げされた飲食料品は単月で2,566品目に達し、食料は名目で払う額が増えたのに、実質では量を買っていない。飲料は6.7%減
時給+56円の請求書は、年に約90万円|最低賃金1,177円確定——店の改善は1つずつしかできないのに、コストは一気に来る【現役オーナー】
9月3日に沖縄が決まり、2026年度の最低賃金が47都道府県で出揃いました。全国加重平均1,177円。前年比56円増、引き上げ率5.0%——国の目安(55円)を上回る着地です(2026年9月4日時点の報道)。 毎年この数字が出るたび、世間で
おにぎり値下げ、3社出揃う|オーナーが見るのは「高」ではなく「率」——値下げの原資は、誰が払うのか【現役オーナー】
待っていたニュースが、ついに出揃いました。コンビニ大手3社の、おにぎり値下げです。 セブン-イレブンは9月8日から手巻おにぎり2品を19円値下げ(232円→213円)。ファミリーマートは22日から直巻おむすび4品を11円値下げ。ローソンは2
目的の物だけ買うなら、ネットでいい|コンビニの棚は「最後の非パーソナライズドメディア」だと思う——ついで買いの未来の話【現役オーナー】
コンビニ3チェーンの広告事業——リテールメディア——が出揃いました。9月1日にローソン陣営(KDDI×三菱商事)とセブン陣営(電通×サイバーエージェント)の新会社が始動し、ファミマ陣営(伊藤忠×電通グループ)も体制を強化。レジ上の画面と棚が
計画4倍の「ヒット」が、うちの棚にはもうない|出荷と実売のあいだ——トライアルで逃げ切る商品の話【現役オーナー】
景気のいいニュースが流れてきました。アサヒ飲料が5月に首都圏のコンビニ限定で出した「罪悪感ゼロ」のコーラ——植物由来の甘味料ステビア使用・砂糖不使用・カロリーゼロの「グリーンコーラ」——が想定超えのヒットで、8月から全国展開。年間販売計画は
朝のお客様は、脇目も振らない|600円の朝食べ放題が来ても、客の取り合いは起きないと思う理由【現役オーナー】
朝のコンビニ客は脇目も振らない——600円朝食べ放題のニュースに「牙城が危ない」と書く前に、現役オーナーが朝のレジから解説。朝に売れる「装備」の顔ぶれ、店を選ばずリズムで動く朝の行動、警戒すべきは競合でなく欠品というリズム破壊まで。
コンビニの電気代は「固定費」ではない|春20万円台・夏は一気にプラス20万円——補助が切れる前に、請求書を「川」と「店」に分解する【現役オーナー】
店の経費には、暗黙の「格付け」があります。発注や値引きは毎日さわる数字。人件費はシフトで調整する数字。そして電気代は——「毎月来るもの」。金額が大きいわりに、交渉の余地もなさそうで、いつのまにか「動かせないお金」の箱に入れられている。コンビ
自分で操作できる数字だけが、最終利益になる|ため息だらけの夏に、米飯96%と冷やし麺160%で店を守った話【現役オーナー】
この夏、私はニュースの記事ばかり書いていました。 ホルムズ海峡の緊張が店の消耗品費に届く話。ペルーの海水温がおでんのすり身を押し上げる話。米価の高騰がおにぎりの棚を変えた話と、その米が今度は半値に暴落した話。35.7度を超えると客足が止まる
コンビニ経営がうまい人ほど、コンビニをやめていく|承継されない本当の理由は「卒業」かもしれない【現役オーナー】
前回、事業承継税制の記事で、コンビニの承継が増えない理由を「算数」で書きました。チャージの仕組みと有期契約の下では、売上を伸ばすより維持と削減が正解になりやすい——だから承継したくなる店が育ちにくい、という話です。 でも、書き終えてから、最
米が半値になった理由と、うちが廃棄の山を築いた理由は、同じだった|「親不孝相場」とバズ発注——農家は年1回、コンビニは毎日【現役オーナー】
コメの値段が、壊れるように下がっています。 卸同士がやり取りするスポット価格は、新潟県産コシヒカリが玄米60キロあたり1万8,750円前後と、昨年10月上旬から49%安。秋田県産あきたこまちは55%安で、主要銘柄はほぼ半値になりました(20
地域の勝者は、なぜ値上げしないのか|競合を倒した2年後、跡地にもっと強い相手が来た——コンビニに「独占」が存在しない理由【現役オーナー】
コンビニの出店戦争は、ご存じのとおり容赦がありません。同じ交差点に各社が店を構え、数年やり合って、どちらかが残る。地域の勝者が決まるわけです。 ここで、商売の理屈として素朴な疑問が立ちます。勝者は競合を倒したのだから、少しずつ値上げしても成
抹茶が売れているのに、茶畑は減っている|1,400円の味が216円で棚に降りてくる——芋・栗・抹茶の秋の前に【現役オーナー】
静岡の山あいに、遠目には森にしか見えない斜面があるそうです。近づくと、それは手入れされなくなった茶畑——茶樹が3メートルまで伸び、区画の形だけが畑だった頃の名残をとどめている。地元の茶農協の組合員は、1990年代後半の約110人から、23人
相続・贈与税が「免除」へ——それでも、コンビニの承継は増えない気がする|「維持が正解」になる算数と、承継が壊すもの【現役オーナー】
中小企業の代替わりに関わる、大きなニュースが動き始めました。経済産業省が、後継者にかかる相続税・贈与税を「免除」する方向で事業承継税制を見直す検討に入り、2027年度の税制改正要望に盛り込みます。いまの制度は「納税をいったん猶予し、後継者が
レジ上のあの画面は、売られている|ファミマの売場連動広告と、キャンペーン棚が「風景」になるまで【現役オーナー】
コンビニのレジ上で流れている、あの画面。なんとなく眺めたことがあると思います。あの画面の放映枠が広告として法人に売られていることを、そして今度は画面と目の前の棚がセットで売られ始めたことを、知っている方は少ないかもしれません。 ファミリーマ
「バイトといえばコンビニ」が、終わっている件|仕分け1,421円・食品工場1,432円——覚えることの多さは「壁」であり「錨」である【現役オーナー】
「バイトといえばコンビニ!」——そんな時代が、確かにありました。学生の初バイトの定番。貼り紙を出せば応募が来た時代。 その時代は、終わっています。数字がはっきり教えてくれました。ディップがまとめた2026年7月のアルバイト平均時給(全国・全
【答え合わせ】予測は外れました|7月のプラスは「水1本とトレカ」でできている——中食が戻らない、が次の宿題【現役オーナー】
まず、頭を下げるところから始めます。予測は、外れました。 先月の記事で、私はこう書きました。6月に▲3.4%まで落ちた客数は「7月も戻らない」。梅雨が去っても、35.7度の猛暑と高齢のお客様の外出控えが引き継ぐから——と。そして「外れたら外
10月1日、カスハラ対策が義務になる|小さな店ほど未対策——「うちの線」を紙一枚で引く方法【現役オーナー】
2026年10月1日、カスハラ対策が全事業主の義務になります。スタッフ1人でも対象で中小の猶予なし。正当なクレームとの線引き、対応の3段階、紙一枚で作る「うちの線」テンプレート、名札や警察を呼ぶ基準まで、現役コンビニオーナーが実例で解説します。
夏の飲料棚で、いちばん売れているのは水です|ポカリ海外1000億円戦略と、レジから見た「水が強い3つの理由」【現役オーナー】
大塚ホールディングスが、ポカリスエットの海外展開を加速します。2028年に海外売上高1000億円(2023年比約8割増)を目指し、北米ではカリフォルニア州中心だった店頭販売をニューヨーク州やマサチューセッツ州へ広げる——という報道です。 面
定価販売の国に、値引きシールが増えている|日立の教訓「認知度16%」と、攻めと守りの発注——焼き魚弁当をカットしなかった話【現役オーナー】
定価販売のコンビニに値引きシールが増えている。見切りはピーク前に終わらせる設計、売れない商品をカットしない棚の幅の考え方、PBとNB・アプリクーポンとの付き合い方まで、日立の指定価格制度の教訓と併せて現役オーナー15年が実務で解説します。
コンビニ16ヶ月ぶりの前年割れを数式で読む|客数▲3.4%と単価+3.4%が打ち消し合った6月——7月が戻らない理由は「35.7度」【現役オーナー】
静かな、けれど大きなニュースです。日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の統計で、2026年6月のコンビニ既存店売上高が前年比▲0.1%——16ヶ月ぶりのマイナスに転じました。 ▲0.1%。見出しとしては地味です。「ほぼ横ばいじゃないか」
ペルーの海が温まると、うちのおでんが高くなる|すり身高騰の連鎖と、「差別化と割り切る」冬の構え【現役オーナー】
ペルー沖の海水温上昇からアンチョビ不漁、すり身高騰、おでん原価へ——値上げの連鎖を現役コンビニオーナーが解説。品目の絞り方、正直なPOPの書き方、夕方の売場づくり、「差別化と割り切る」冬の構えまで実務目線で整理しました。
夏休みの昼食は、どこへ流れたか|デリバリー売上2.5倍の日——客単価3倍と「重さに送料はかからない」経済【現役オーナー】
夏休みが「怖い」——そんな調査結果が報じられています。ランスタッドの調査(2026年6月・働く男女500人)で、子育て中の女性の42.5%が夏休みにプレッシャーを感じていると答えました。子育て中の男性は27%、子育て中でない女性は15.7%
10月、「106万円の壁」が「週20時間の壁」に変わる|シフトが揺れない店の設計——1シフト4〜5時間という答え【現役オーナー】
2026年10月、パートタイマーの社会保険の判定基準が変わります。月収8万8,000円(年収換算で約106万円)以上という賃金要件が、撤廃されるのです。 このニュース、これから「106万円の壁が撤廃される」という見出しで大量に流れると思いま
米は下がった。おにぎりは、いつ下がるのか|4,416円→3,198円の裏で、戻らなかったもの——「一発目」の25%減と、棚のスカスカ感【現役オーナー】
コメの値段が、下がり始めました。 農林水産省が8月7日に発表した7月27日〜8月2日の平均店頭価格は、5キロで3,198円。前週比113円(3.4%)安で、値下がりは6週連続です。最高値をつけた昨年末〜年始の4,416円からは1,218円、
外食が「中食」に降りてくる日|9ポイント差が動かす業界地図と、降りてこられない店——昼の客単価400円のレジから【現役オーナー】
前回の記事(食品消費税1%を、コンビニのレジから読む)では、制度そのものと、レジやプライスカードの実務を書きました。今回はその続編——この9ポイントの差が、業界の地図を動かし始めているという話です。 食料品が1%になり、店内飲食(外食)が1
「食事キャンセル」をレジから読む|世代論ではなく「食の再設計」——500円のかごと、客単価2倍のかご【現役オーナー】
「食事キャンセル」という言葉が、ニュースになっています。インテージの調査(2025年10月・15〜49歳の2,754人)で、週に1回以上食事を抜く人が全体の34%、18〜24歳では41%にのぼることが分かった、というものです。「風呂キャンセ
食品消費税1%を、コンビニのレジから読む|「実質ゼロ」と財布の体感のギャップ——プライスカード3,000枚と、イートイン再燃【現役オーナー】
「食料品の消費税を、1%にする」——大きなニュースが動き始めました。自民党は2026年8月3日、税制調査会などの合同会議で、2027年4月から2年間、食料品の消費税率を1%に引き下げる政府の基本方針案を了承しました。8月上旬の閣議決定を経て
コンビニの消耗品費は月いくら?|3店舗の実数と「ホルムズ・コスト」——在庫の量が、接客の言葉まで変える【現役オーナー】
損益計算書の中に、誰もまじまじと見ない行があります。「消耗品費」——手袋、ラップ、ロール袋、スプーンやフォーク、洗剤、ゴミ袋。食材やチャージの数字は毎月にらむのに、この行だけは「まあ、こんなものか」で通過してしまう。原価率にすれば数%。だか
白黒ポテチは、本当に売れたのか|+45%の正体は「お土産まとめ買い」——話題はトライアルしか作らない【現役オーナー】
白黒のポテトチップスを、覚えていますか。今年の初夏、SNSでもニュースでも大きな話題になった、あの真っ白なパッケージです。 日経POSのデータをもとにした報道によると、「ポテトチップスうすしお」の販売金額(1000人当たり)は、白黒パッケー
セブン3,000億円提携をコンビニオーナー目線で読む|「経済圏戦争」の号砲と、加盟店に果実は届くかという一点【現役オーナー】
2026年7月31日、大きなニュースが出ました。セブン&アイ・ホールディングスが、ソフトバンク・PayPay・三井住友カードの3社から、計3,000億円の出資を受け入れると発表したのです。 ニュースの見出しだけ見れば、「大企業同士の
2026年10月たばこ値上げ|加熱式中心の対象銘柄・新価格まとめとコンビニ「9月の買いだめ需要」対応【現役オーナー】
来ました。2026年10月1日、たばこ値上げの第2ラウンドです。 4月の値上げ記事で、「加熱式たばこの課税方式見直しは4月・10月の2段階。10月にもう一度来る」と書きました。その予告どおり、各社から10月1日改定の申請が出そろいつつありま
朝の常連さんには「小声」で話しかける|通勤ラッシュ帯の接客術——客単価がいちばん低い時間が、いちばん失えない理由【現役オーナー】
朝の6時から9時。通勤ラッシュの時間帯のレジは、独特のリズムで動きます。コーヒーとおにぎり。パンと飲み物。たばこを1箱。お一人おひとりの購入点数は少なく、客単価は一日でいちばん低い——数字だけ見れば、そういう時間帯です。 でも、レジに立って
名札に「オーナー」と入れない理由|それでも、すぐバレる話——肩書きを伏せると聞こえてくる「生の声」【現役オーナー】
自転車で信号待ちをしていたときのことです。ヘルメットをかぶって、サングラスをかけて、いつも店で着けているマスクは外している。制服でもない。顔の「見えている部分」が、店に立っているときと真逆の状態です。 それでも、声をかけられるんです。「あら
お客様は変えられるのに、スタッフは変えられない?|人は変えられない、関わり方は変えられる——「人を理解する経営」へ【現役オーナー】
最初は無言で、お金を投げるように置いていた常連さん。それが、いつの間にか目を見て「お願いします」と渡してくれるようになる——接客をしていると、こういうことが、わりと普通に起きます。 一方で、売場の内側ではどうか。働いているスタッフの考え方を
複数店オーナーの本音|それでも「単店のほうが利益を出しやすい」と感じる理由——2店舗目の谷と、本部から来る話への備え
前回の記事(コンビニオーナーの働き方は2つある)で、シフト型とSV型、単店と複数店の「型」を整理しました。今回はその続編として、枠組みではなく、本音を書きます。 先に言ってしまいます。複数店を経営している私が言うのもなんですが——単店のほう
コンビニオーナーの働き方は2つある|「シフトに入る型」と「SV型」——外注・育成・多店舗まで決める選択【現役オーナー】
コンビニオーナーの働き方は、突き詰めると、大きく2つに分かれます。 一つは、自分がしっかりシフトに入るタイプ。レジ・品出し・発注など、現場作業の主力として自分が立ち、「自分の労働」で稼ぐ働き方。もう一つは、本部のSV(スーパーバイザー)のよ
値引き・廃棄は「予算」である|売変をコントロールして、浮いた分を「チャレンジ」に投資する発注術【現役オーナー】
「この商品で廃棄が出ました」「この商品を値引きしました」——。 店長やスタッフから、毎日こうした報告があがってきます。報告してくれること自体は、とても大事です。でも、私は店長たちに、こう伝えています。今後は、もう一歩踏み込んで、「店舗全体を
『ギブ・アンド・テイク』で考えた、善意をルールにしない店づくり|袋詰めサービスと「今の、いいね」【現役オーナー】
アダム・グラントの『ギブ・アンド・テイク』を読みました。人は「ギバー(与える人)」「テイカー(受け取る人)」「マッチャー(バランスを取る人)」に分かれる——という、有名な本です。読みながら、自然と考えていました。自分は、どちら側の人間なんだ
本部の品揃えは「全国の平均値」でできている|オフィス街は高単価・郊外は値ごろ——商圏で店を最適化する考え方【現役オーナー】
※本記事の景気・賃金に関する記述は、2026年7月時点で一般に報じられている動向に基づく方向性の整理です。最新の統計は公的機関の発表をご確認ください。 同じチェーンの、同じ看板の店なのに——オフィス街の店と、郊外の住宅地の店では、売れるもの
自分の店の「強み」は、聞かないとわからない|スタッフ・SV・常連客への棚卸しヒアリングのすすめ【現役オーナー】
先日、ふと考えてみたんです。「自分のチェーンの強みって、何だろう」と。 価格的に優位な商品は何か。価値が高い商品は何か。そして、その両方が、他のチェーンやスーパーより優れている商品は何か——。 普段なら、自分の頭の中で考えて終わりです。でも
グミがなぜ売れるのか|「本当はチョコが欲しい」物価高が変えた菓子需要と働く世代の噛み応えグミ【現役オーナーの売場観察】
※本記事の市場データは2026年6月時点で確認できる調査・報道に基づくものです。数値は時点により変動します。 最近、レジに立っていて、はっきり感じることがあります。グミが、とにかくよく売れる。 子どもたちの間で流行っているのは、もちろんわか
「たっちー」してた子が、タバコを買いに来た|現場に立つオーナーが客とスタッフに残すもの【現役オーナーのエッセイ】
先日、母店の夜勤に入って、レジに立っていたときのことです。 小さい頃から小学生くらいまでの子って、帰りがけに「またねー、たっちー」って、手と手を合わせてくれるんですよね。あの感じ、わかるでしょうか。その「たっちー」を、昔よくしてくれていた子
コンビニオーナーに経営・簿記・税務の知識は必要か|本部任せ・外注丸投げを脱し「自分の店の数字を読む力」をつける【現役オーナー】
「仕入れを増やして、売上を上げて、利益を上げましょう」。 本部の担当者から、そう言われたとき。あなたは、その言葉を自分の店の数字に照らして検証できるでしょうか。それとも、「専門家が言うなら、そうなのだろう」と、鵜呑みにするしかないでしょうか
「で、結局どうすれば?」と聞かれ続けるあなたへ|自分で考える人を育てる「一緒に考える」という方法【現役オーナー】
前回の記事(なぜ「言われたことしかできない人」になるのか)で、「指示ではなく目的を伝えれば、人は自分で考えて動けるようになる」と書きました。 でも、現場でこれを実践した方は、きっとこう感じているはずです。 「目的を、丁寧に説明したのに。結局
なぜ「言われたことしかできない人」になるのか|「指示」でなく「目的」を理解する人だけが育つ理由【現役オーナー】
「言われたことしかできない人」は能力でなく、ルール(手段)の裏の目的(なぜ)を知らないだけ。目的を理解する人だけが、ルールのない場面でも自分で考えて動き、ルールを正しく作り直せます。指示でなく「目的ごと渡す」教え方を現役オーナーが解説します。
適正な値上げをしないことは、人を安く使うことにつながる|物価高時代の「価格・粗利・賃金」の地続きの構造【現役オーナー】
物価が、上がり続けています。仕入れも、光熱費も、何もかも。それなのに、商品の値段だけは、なかなか上げられない——。 そんな日々のなかで、私は、ある違和感を抱くようになりました。 「適正な値上げをしないことは、結局、働いてくれているスタッフを
コンビニの商品力は「トライアル率 × リピート率」で決まる|話題商品と定番を見極める発注・品揃えの考え方【現役オーナー】
発注や品揃えで迷ったとき、あなたは何を基準に決めていますか。 「話題になっているから」「新商品だから」「よく売れているから」——もちろん、どれも大切な判断材料です。でも、それだけで決めていると、売れたのに利益が残らない、棚を空けたのに次が続
コンビニ本部が担う「見えない仕事」を自前化すると何人・いくらかかるか|独立・他事業を考えるオーナーの試算【現役オーナー】
コンビニ経営を続けてきて、最近、経営者としての力が、自分なりに強まってきた実感があります。数字の読み方、人の動かし方、現場の回し方——15年やってきて、身についたものは小さくありません。 そうなると、次の景色が見えてきます。「この力で、別の
コンビニ廃棄商品の持ち帰りはなぜ禁止すべきか|不正・衛生・税務の3つのリスクと食品ロスの正しい減らし方【現役オーナー】
「廃棄になったお弁当、持って帰っていいよ」——かつてのコンビニでは、わりと当たり前の光景でした。 消費期限が切れて売れなくなった弁当やおにぎり、パン。本来は捨てるところを、スタッフが持ち帰って食べる。「もったいないから」という、ごく自然な感
昇給したのに「税金が高い」と言われた|住民税のタイムラグと、人は直面するまで動かない現実【現役オーナー】
本記事は、アフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。 「税金が高いので、なんとか配慮してほしいんですが……」 スタッフから、そう切り出されたとき、私は少し言葉に詰まりました。なぜなら、その「税金が高くなること」は、昨年のうちに、何度も
コンビニの熱中症対策と夏の店舗安全|2025年義務化を踏まえスタッフ・お客様・自分を守る【現役オーナー】
「コンビニは涼しいから、熱中症なんて関係ない」——もし、そう思っているなら、それは危険な誤解です。 たしかに、売場は空調が効いて快適です。でも、そこで働く人の一日を追ってみてください。炎天下で届く商品を受け取り、空調の弱いバックヤードで品出
その商品構成は誰のためか|粗利重視とお客様都合のあいだで品揃えを問い直す【現役オーナーの自問】
棚を眺めながら、ふと立ち止まって考えることがあります。「この商品構成(品揃え)は、いったい誰のためにあるんだろう」と。 物価が上がり、生活費も、人件費も、店にかかる経費も、何もかもが上がっています。そのなかで利益を確保しなければ、店は続けら
コンビニの夏の衛生管理・食中毒対策|消費期限を過信しない「目視確認」の習慣を現役オーナーが解説
夏が近づくと、私はレジに立ちながら、いつも以上に売場の商品に目を配るようになります。 理由はひとつ。夏は、なまものの劣化が激しいからです。気温と湿度が上がるこの季節、食品の傷み方は冬とはまるで違います。そしてコンビニは、弁当・おにぎり・サン
楽天ペイの請求書払いで税金・公共料金を払う方法|ポイントは付かないが「払い方の自由」が手に入る【現役オーナー実践】
自動車税・固定資産税・公共料金の払込票を自宅のスマホで払える楽天ペイの請求書払い。税金にポイントは原則付かないが、手数料無料・24時間・現金不要・払い忘れ救済という「払い方の自由」が手に入る。仕組み・他の納付方法との比較・上限30万円の注意点を2026年6月時点で現役オーナーが解説します。
「競合がいない」は安心材料ではない|日販100万円クラスのオーナーと会食して気づいた順境の落とし穴
先日、同じチェーンを経営されている、あるオーナーさんと食事をする機会がありました。 その方は、都市部の好立地——オフィスが立ち並び、人が自然と集まってくるような場所——で複数の店舗を経営されています。しかも商圏内に競合がいない。日販(1日の
コンビニはドラッグストアに勝てるのか|安さの正体と「閉まっている時間」の生存戦略を現役オーナーが解説
「同じお茶が、向こうでは数十円安い」——お客様は、それをよく知っています。 物価高で財布のひもが固くなるなか、節約志向のお客様が向かう先。その本丸がドラッグストアです。飲料・菓子・カップ麺などの加工食品(ドライ商品)はコンビニより明らかに安
コンビニで最大7%還元はこのカード|現役オーナーが「レジの内側」と「客」の両面から本音レビュー【三井住友カード(NL)】
コンビニで最大7%還元の三井住友カード(NL)を、現役コンビニオーナー15年が本音レビュー。レジ側から見たタッチ決済の実情、家族カード・NISA積立を含む実際の使い方、7%の正確な条件と対象外の注意点まで誠実に解説します。
客数減を客単価で支える時代の終わり|物価高と節約志向で変わるコンビニ売上構造を現役オーナーが読み解く
「売上は、対前年でなんとかプラス」——多くのコンビニオーナーが、月末の数字を見てそうつぶやきます。けれど、その数字の中身をのぞいてみると、安心ばかりもしていられません。 この数年、コンビニの売上は客数が減り、その穴を客単価で埋めるという形で
コンビニ店舗縮小はなぜ起きる?資本効率化の波とオーナーの守り方
最近の日経新聞を読んでいると、こんなニュースが目につきます。 「大企業が自社ビルを売却」「保有不動産の売却が記録的な水準に」「コンビニ大手が店舗数を横ばい〜縮小へ」——。 味の素が本社ビルを売却し、ほかにも多くの企業が保有不動産を手放してい
コンビニ「削る・残す・戻す」の経営判断|効率化とお客様満足の両立
日経新聞や日経MJを読んでいると、最近こんな論調の記事が増えています。 「どんな職種であれ、AIを導入して業務を効率化し、人材不足を補う。そして、人の力で来店動機をつくるために、付加価値を提供する」 これは、まさに今の時代の経営の王道です。
コンビニ棚卸し完全ガイド|頻度の決め方とAI発注時代の落とし穴
「コンビニの棚卸しって、いつやるの?」「どれくらいの頻度でやればいいの?」——これは、現役オーナーやこれから経営を考える人が、本当によく検索するテーマです。 そして、この疑問の背景には、現代ならではの深い理由があると、私は感じています。 そ
コンビニのコスト高対策完全ガイド|AIに任せ、人で付加価値を生む
「また値上げか……」——ニュースを見るたびに、コンビニオーナーはため息をつきます。 ナフサ(原油由来の化学原料)の高騰によるレジ袋・容器など包装費の値上がり。最低賃金の上昇と社会保険の負担増による人件費の高騰。燃料費とAI時代のデータセンタ
コンビニ年末商戦完全ガイド|予約・クリスマス・おせち・年越しの攻略
コンビニにとって、1年で最も売上が伸びる時期——それが年末商戦です。 クリスマス、おせち、年越しそば、お正月——12月の店内は、特別な需要であふれます。通常期の1.3〜1.5倍の売上になる店舗も珍しくありません。この1ヶ月をどう戦うかで、年
コンビニ省人化・無人化完全ガイド|技術活用と「人にしかできない仕事」
「人が採れない」「人件費が上がり続ける」「最低賃金も社会保険も負担が増える」——人手不足と人件費高騰の二重苦の中で、コンビニ経営者がいま最も注目しているのが省人化・無人化です。 セルフレジ、AI発注、キャッシュレス決済、無人決済店舗——技術
コンビニオーナーの健康管理完全ガイド|「ついで」で続く習慣化術
「健康が一番大事」——分かってはいるけれど、コンビニオーナーほど自分の健康を後回しにしがちな職業もありません。 24時間営業、不規則勤務、長時間労働、立ち仕事、ストレス、コンビニ食中心の食生活——コンビニオーナーの体には、あらゆる健康リスク
コンビニ採用・面接実践ガイド|省人化時代の「仲間」の見極め方
「人が足りないから、とりあえず採用しよう」——人手不足に悩むコンビニオーナーが、つい陥りがちな考え方です。しかし、私は15年以上の経営で、この「とりあえず採用」が、後で最も高くつくことを痛感してきました。 合わない人を採用すると、こうなりま
「うちのパートさん、社会保険に入れなきゃいけなくなったの?」——ここ数年、コンビニオーナーから最もよく聞く労務の悩みが、社会保険の適用拡大です。 コンビニ労働保険料・年度更新完全ガイドでも触れましたが、コンビニの人件費を考える上で、労働保険
コンビニ労働保険料・年度更新完全ガイド|申告書の書き方と人件費設計
6月——コンビニオーナーにとって、労働保険の年度更新という重要な事務がやってくる時期です。 毎年6月1日から7月10日までの間に、労働保険料(労災保険+雇用保険)と一般拠出金を計算し、申告書を作成して、納付する——これが「年度更新」です。緑
コンビニキャッシュレス決済完全ガイド|手数料の仕組みと客層対応
「現金で払う人、本当に減りましたね」——これは、ここ数年でコンビニオーナーの誰もが実感していることでしょう。 スマホをかざすだけのタッチ決済、QRコードを読み取るスマホ決済、クレジットカード、交通系IC——いまやコンビニの会計の過半数がキャ
コンビニ収納代行の手数料は誰が取ってる?店ではなく”請求元企業”が取る理由を現役オーナーが解説
結論:レシートの「手数料」はコンビニではなく"請求元の企業"が取っている 先に答えを言います。コンビニで公共料金や払込票を支払ったとき、レシートや請求書に印字されている「手数料」「払込手数料」「収納手数料」は、コンビニが取っているお金ではあ
コンビニ店舗清掃・衛生完全ガイド|HACCP対応とエリア別清掃
「あの店、なんとなく入りたくないんだよね」——お客様にこう思われたら、コンビニ経営は終わりです。そして、その「なんとなく」の正体は、ほとんどが清潔感の欠如です。 床がベタつく。棚にホコリがある。トイレが汚い。レジ周りが雑然としている。カウン
一人暮らしの7割が、総菜や弁当などの出来合いの食品を、そのまま食卓に出している。日本能率協会総合研究所の調査で、そんな数字が出ました。レシピを誰から知るかでは、かつて上位だった「母親」が1割を下回り、20〜30代の女性ではインスタグラムが3
ファミリーマートが、レジ横でソフトクリームを売る実証を始めました。注文を受けてから、店員がその場で巻いて渡す、本格的なものです。値段はレギュラー298円、ショート250円。都内の4店で始めて、年内に8店へ広げ、2027年の夏ごろまで検証を続
灯油が、冬を待たずに上がり始めました。業者間で取引される灯油の値段は、1カ月で2割以上上がった、と日本経済新聞が報じています。ガソリンや軽油はほぼ横ばいなのに、灯油だけが急に上がった。北海道では、生協の配達灯油が1リットル159円と、過去最
森永乳業が、カフェラテのブランド「マウントレーニア」から、たんぱく質入りのカフェラッテを出しました。1本240mlで、たんぱく質は10.4g。たんぱく質の飲料は15gや20gが当たり前のなかで、あえて量を抑えています。15gや20gの試作も
同じ日の紙面に、小売りの数字が並びました。 セブン&アイ・ホールディングスの3〜8月期は、国内のコンビニ事業の営業利益が9.8%減りました。客数は1.7%減。報道によれば、セブン-イレブン・ジャパンの社長は、価値を変えずに価格だけ上
東京都心で、37日連続の雨が降りました。8月27日から10月2日まで、毎日です。統計を取り始めてから、いちばん長い記録だそうです。9月の東日本の太平洋側は、日照時間が平年の46%しかなく、9月としては統計開始以来もっとも少なくなりました。
10月6日から、ファミリーマートが中国・四国の約1,200店で、弁当やおにぎりの配送を1日3便から2便に減らしました。午前の2便のうち1便をなくす形で、トラックの運行本数は35%減ります。2便になった店は、北海道や東北などと合わせて全国で約
9月25日の十五夜。うちの店では、月見団子などの和菓子を3種類ほど、少なめに仕入れました。あっという間に、なくなりました。 一緒に並べた月餅は、よく売れました。賞味期限が長いので、関連して置いてみたものです。丸い形が、満月を思わせたのかもし
「駅前にあぐらをかいて、変化への対応を怠った」。京急ストアの社長が、日経MJのインタビューでそう語りました。駅前という立地に守られてきた私鉄系のスーパーが、近くに出た競合に客を奪われた。報道によれば、社長は「競合が近くに出た店はメタメタだっ
食品の消費税を1%に下げるのと、セットで始まる給付があります。就業者負担軽減支援金。働いている中低所得の人に、所得に応じて、年に1回お金を配る新しい制度です。始まりは2027年4月。9月28日には、この制度を担当する大臣を来年度に新しく置き
ビックカメラが、売場の作り方を変えています。売場を100の専門店に分け、販売員が1つずつ主担当になる。商品の選定も、陳列も、発注も、在庫の管理も、販売員に任せる。発注の権限は本部から販売員へ移し、本部の承認は要らなくなりました。立川の店では
同じ週に、2つのニュースが届きました。 9月22日は、イオン系の都市型小型スーパー「まいばすけっと」の数字でした。1店あたりの平均日販は約72万円。店は1,323店から、2030年度に2,500店へ。パート・アルバイトは年に1万人を採用し、
9月24日14時、日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の8月度統計が発表されました。既存店の売上高は+0.3%で、2ヶ月連続のプラスです。 先月の記事(7月度の答え合わせ)で、私は2つの問いを立てていました。日配食品のマイナスが2ヶ月続
パソナの見守り×家事代行は1時間3,850円、独居高齢者は933万人。毎日シニアが来るコンビニは「気づく」を0円で持つが「届ける」は持たない。連絡先を聞かない理由、家族に聞かれた時の確かめ方、しないこと4つ、顔を見る時間の残し方を現役オーナーが解説。
厚生労働省が、2027年度から新しい事業を始めると報じられました。ハローワークの求人情報と、高齢者を活用した事例をAIで分析して、「シニアでもできる仕事」を洗い出し、企業に提案する。提案に出向くのは、シルバー人材センターの職員です(2026
食料品の消費税を1%に下げる法案に、賛成53%、反対41%。日本経済新聞社とテレビ東京の世論調査(2026年9月18〜20日)の結果です。7月の調査では賛成48%でしたから、半数を超えてきました。 でも、レジに立つ人間として目が止まったのは
9月16日、来春卒業する高校生の採用選考が始まりました。高卒の求人倍率は3.60倍。1人の高校生を、3社半が取り合っている計算です。 企業の出す条件も、ここ数年で様変わりしました。この春(2026年3月卒)の東京の高卒の平均初任給は22.8
10月は、人に関わる制度がいっぺんに動きます。 最低賃金は全国平均1,177円に上がる。社会保険の賃金要件が撤廃されて、壁は「週20時間」に移る。カスハラ対応が義務になる。そしてもうひとつ——このブログでまだ一度も書いていなかった制度が動き
クラシル14万人のレシート分析で節約を「休んだ」人は27.2%。一方、最も増えた節約は「コンビニ利用を抑えてスーパーに一本化」+8.6ポイント。安売りでは戻らない来店回数を、徒歩3分の時間価値と来店1回の用事の設計で守る方法を現役オーナーが解説。
10月1日、ビールの税金が変わります。2020年から3段階で進めてきた「ビール類の酒税一本化」の最終回で、ビール・発泡酒・第三のビールの税金が、350ml缶あたり54.25円に揃います。ビールは9.1円下がり、発泡酒と第三は7.26円上がる
台風直撃の日。多くの店が閉まる中、営業を続けた現場で感じた「店を開け続ける意味」と「お客様の信頼」。非常時だからこそ見えた、商売の本質と地域に寄り添う経営のあり方をまとめました。
ハロウィン商戦の現場で感じた「売れる仕掛け」。大容量菓子が動いた理由、店内装飾が生んだ購買心理、当日のオペレーション改善など、イベント販促を“売上と信頼”に変えるヒントをまとめました。