老獅子レオンハルトの創作画像とポエムの幻想画廊
「万能の天才」のレオナルド・ダ・ヴィンチを敬愛する、老練の創作家。 レオンハルトとは「勇敢なライオン」を意味し、レオナルドのドイツ語読み。 画像生成AIや加工技術を駆使し、幻想と現実のはざまを描き、心のままに詠う。 筆とデジタル、古き知恵と新しき技術を手に、今なお創作の旅を続けている。
予定よりも少し早くなりましたが、半月ほど続いた旅を終えて、無事に帰宅しました。 今回の旅は、東北地方の紅葉名所を巡り、思う存分に秋を浴びて、次の創作へのエネルギーを蓄える——そんな計画でした。 しかし出発前からニュースで耳にしていた通り、今年は各地でクマの出没が相次ぎ、観光地はもとより市街地にまで及んでいました。 大阪を出て北陸路を北上する道中でも、掲示板・ニュース・観光案内の注意書き、行...
落葉の向こう側 木の影が長く伸びる午後。 誰もいないはずのブランコは、まだ昨日の風を覚えている。 カリカリと葉が重なる音が、記憶の引き出しの鍵をそっと鳴らす。 ここで私は立ち止まり、ブランコに寄り添うように詩を置きました。 詩は写真の余白に吹き込む風。 読んでくれるあなたと一緒に、その空気を満たしたいと思います。 ブランコはまだここにある — ...
── 雨のベンチに残したもの ── 秋の雨が降り出した。 ベンチの上に、ひとりの友を残したまま。 小さなぬいぐるみの毛並みが、しずくを抱きしめている。 あの日の笑い声が、まだこの公園にこだまする気がする。 ふたりで見上げた空の青も、いまは灰色に溶けてゆく。 それでも、あの小さな瞳は何も責めない。 ただ静かに、待ちつづけているだけだ。 忘れたわけじ...
光の鹿 ― 秋の静謐にて ― 紅に染まる森のなか 一頭の白鹿が 静かに立つ 光は 枝の隙間からこぼれ その身を包みこむように 祈る 水面には もうひとつの世界 天と地が 溶け合う境い目で 孤高の魂は ゆるやかに呼吸する — それは秋の幻ではなく 心が見上げた ひとすじの光 — この作品は、私の心の中に浮かんだ“静かな祈り”の光景を、...
ひとひらの秋 ― 風に舞う約束 ― ひとひらの葉が 風の手にゆられていた リスは その赤を見つめる まるで 空から舞い降りた言葉のように 「また来年、ここで会おう」 木の葉が告げる 秋の約束 光は静かに 森を包み ひとりと一枚の 短い対話が季節のページに刻まれていく この情景は、ひとつの詩から生まれた夢のかたち。 言葉が描いた森の記憶を、秋の光ととも...
秋空を翔ける影 紅葉の林の真ん中に そっと立って空を見上げた。 黄金の葉が円を描き、 その中心を、ひとすじの鷹が過ぎる。 風が息づき、光がまわる。 この瞬間、時は静かに止まり、 心だけが空を翔けていた。 ― あの日の私も、 こんなふうに自由だったろうか。 ― Leonhard ― この一枚と一文が、あなたとの絆になりますように。にほんブログ村...
紅に架かる静寂 秋の川面に 一枚の橋が 静けさを渡している。 風は言葉を失い、 木々は燃えるように語る。 水鏡に映る世界は、 過ぎし日の夢のよう。 いま、私もまた あの橋を渡りたくなる。 まだ見ぬ秋の向こうへと――。 ― Leonhard ― 今日の詩が、あなたの心に届いたなら、ポチッと一票を。にほんブログ村...
静寂の中で ― 朽ちた桟橋と小舟 ― 朝の光がまだ柔らかく、 霧が湖面を包みこむ。 音もなく、ただ世界が息をひそめている。 その中に、一艘の小舟と、 かつて人を送り出した桟橋がある。 どちらも時の流れに身を委ね、 何かを待つように静かに佇んでいる。 🕊️ 詩:『静けさの記憶』 風のない朝に 水は鏡のように息をひそめ 朽ちた桟橋が ...
秋のひかりの中で 落ち葉が舞うたびに 世界はふたりを包み込む。 小さな靴音と、弾む足音。 幸せは、いま、ここにある。 子犬の瞳には空が映り、 子どもの笑顔には未来が映る。 秋のひかりはやさしくて、 すべてが始まりのように見える。 ―― Leonhard 私の小さな世界に、あなたの大きな『いいね』を。にほんブログ村...
🍂 秋の水辺に、ひとすじの光を ― 秋の水辺 ― 作者:Leonhard 詩:「ひかりの余韻」 ひと日の終わりを 静かに告げる陽の玉 水面にこぼれる光は もう 言葉をもたない 風がゆくたび すすきが鳴り その音に 夏の残り香が混ざる あたたかいのに どこか切ない それが秋の色なのだろう 君がいなくても この景色は やさしく私を包む そして 明日もまた...
宵の坂にて ゆるやかな坂の向こうに 灯りが滲む。 まだ夜になりきれぬ空の下、 街は静かに息をしている。 この道をいくつの人が 通り過ぎていったのだろう。 笑い声も、ため息も、 風に溶けて消えていった。 それでも、 灯りだけは消えずに残る。 誰かを照らし、 誰かの帰りを待ち続ける。 宵の坂に立つたびに思う。 遠くの光は、 昔の自分が...
秋の家路 やわらかな風が木々をゆらし、家々の煙突からは小さなぬくもりが立ちのぼる。色づいた季節の中を歩くと、どこか懐かしい笑い声が聞こえてくるようです。 風が金色の葉をはこび 軒先の影が長くのびるころ 庭のりんごも そっと色づいて 小さな実りを迎えている 窓からこぼれる灯りは ひとのぬくもりを包むように ...
実りのひかり 籠のなかに こぼれそうなほど ひとつひとつの 日々のかけらがつまっている 笑い声も ため息も すべてが甘く熟してこんな秋の日をむかえた 風が運ぶ 群青の影が深まる。 ありがとうの香り ――いのちが実を結ぶ季節 あなたの優しさを私は知っています。今日も遠慮なさらずに!。善意の連鎖にご参加ください。 にほんブログ村...
秋の筆音(ふでおと) 筆を置くたびに、 ひとひらの葉が落ちた。 それは絵の上で散るのではなく、 心の中で舞っていた。 琥珀の風がかすめ、 群青の影が深まる。 絵具の香りの奥から、 遠い記憶の声が聞こえる。 描くほどに季節は沈み、 沈むほどに光は澄む。 この赤も、この金も、 わたしの中の秋なのだ。 やがて筆は静かに止まり、 キャンバスの中で 永遠の午後が息づいている。 もし、この記...
惑星を弾く夜に 音が光になる。 その一音が銀河の果てまで震える。 ピアノの黒鍵は宵の空、 白鍵は彗星の尾。 ジュピターの旋律が 静かに生まれては、惑星たちを巡る。 重力は消え、時間は溶け、 ただ〈響き〉だけが世界を満たす。 土星の環は回転のリズム、 火星の赤は勇気の拍。 そして、青い地球は 祈りの和音を返してくる。 今、宇宙はひとつの楽譜になり、 鍵盤の上で永遠を奏でる。 終わりのない音楽――...
蒼穹に映る紅葉の影、 古の水流、ひとしずく。 山の背に月明かり、 霧に包まれし滝の音。 渓谷を渡る風の声、 枯れ葉を揺らし、歌を唄う。 遥かな時の流れの中、 静かに、ただ静かに、 命は水に溶けてゆく。 『面白かった!』その一言をバナーに込めて、私に伝えてください。たったワンクリックで完了します。 にほんブログ村...
秋霞の木漏れ日 霧と陽光が織りなす、短い季節の余韻。 秋を纏った朝。 森を歩けば、光がやさしく降りてくる。 枝の間からこぼれるひとすじの金色は。 過ぎゆく季節の名残りを撫でる。 風にまじる木の香り。 足もとに落ちた言葉たち。 それらを踏みしめながら。 心の奥に静けさを沈めていく。 やがて冬が来ることを。 森は知っている。 ...
🎃 イラストポエム「灯のなかの猫」 風が枯葉を運んでくる。 夜は少し、冷たくなった。 誰かの笑い声が かぼちゃの灯の奥で揺れる。 黒い帽子をかぶった小さな猫が 静かに火を見つめている。 魔法なんてなくてもいい。 この一夜のぬくもりだけが、 ほんのり世界を照らしているから。 私の世界を広げるための、小さな一歩にご協力ください。そっとタッチ。にほん...
かぼちゃの門の向こう側 魔法より強いのは、時代の欲かもしれない。 ハロウィンの夜は、この世とあの世の境が消えるという。 けれど、いま光るのはスマホの画面。 魔女よりも強い魔力は「広告」かもしれない。 🎃 詩一: 夜の門 かぼちゃが照らす 人の欲 ── 魔女は笑う、時代は踊る。 本来は悪霊を追い払うための夜。 いまは「...
あの日、心の奥で何かが静かにきしんだ。 それは遠い昔に聞いた、水の響きのようだった。 気づけば私は、光のない場所へと歩き出していた。 静かな水面を渡る風の音だけが、洞窟の奥で響いていた。 天井は青く光を放ち、まるで海の底を逆さにしたように揺らめいている。 その光は、どこから来るのか誰も知らない。 けれど、そこに立つと人は必ず心の奥底に眠る「記憶の海...
街の灯は、遠い過去。 窓に映るのは、無限の宇宙(そら)。 列車は、天の川を走る、私たちだけの舟。 君の寝息が、そっと聞こえる。 無数のダイヤモンドが瞬く、夜のプラネタリウム。 ガタンゴトン。 この速度が、 すべてを剥がし、すべてを許す。 海岸線に潮風がざわめくたび、 胸のざわめきを隠した。 ただ、前へ。 流星がひとつ、願いを運ぶ。 ねえ、このままど...
夕暮れの光に包まれた田舎の風景。猫の静かな瞳が、どこか遠くを見つめています。まるで時間がゆっくり流れているかのような、穏やかなひととき。 猫のまなざしの先には・・・・ 夕焼けに染まる丘の向こう 見つめる先に、何があるのだろう 遠くの風が、耳元をかすめ 草花たちが、静かに揺れる 猫の瞳は、語らぬ想い 何も言わず、ただそこに 風と共に...
竹の記憶 ― 静寂のなかに宿る懐かしさ 子どもの頃、近くにあった竹藪で遊んだ日々を思い出します。 細い竹を切って水鉄砲を作り、紙鉄砲の音に笑ったあの時間。 今では山里へ行かないと見られなくなった風景が、 シンプルな竹の絵に触れるとふと胸に蘇ります。 静けさに満ちた竹林。記憶の片隅で今も揺れる。 竹の葉の ...
夕焼けの写真を上げて「空」と言ったら、オレンジに染まったきれいな空のことだと思うでしょう。 ところがその空に「日本の」とあえて付け加えたのは、電柱と電線に覆われた空を揶揄する意味をこめたからです。 不思議なもので、ふだん何気なく夕焼けを見上げているときは、きれいな空しか目に入りません。 まるで便利なフィルターがかかっているかのように。 けれど、ひとたびカメラを...
朝もやの木立 — 透明な間奏 消えかけの世界が息をするような静けさ 霧は息をひそめて 木立の間をすり抜ける 太陽は薄紙のように透けて 昨日と明日を和らげる 足音は遠く 時間は少しずつ溶けていく ここには言葉よりも長い沈黙がある この一枚は、見慣れた風景が時間と気象に応じて別の表情を見せることを教えてくれます。 写真...
ススキは、決して華やかな草ではありません。 けれども、穂が開き、風にそよぐその姿には、 なぜか心を穏やかにする不思議な力があります。 秋の夕暮れ、丘を覆うススキの穂が 夕陽に透けて金色に輝く光景に出会うと、 胸の奥に眠っていた記憶がそっと目を覚ますようです。 そんな風の音と記憶のざわめきを詩にしました。 『ススキの穂波 ―風と記憶の丘―』 風が渡るたびに 穂がいっせいに揺れ 夕陽の色を...
交錯する光の橋 太陽が沈む瞬間、 橋の上を行き交う光が、ひとつの物語を描きはじめる。 過ぎゆく今日と、これから来る明日が、 静かに、しかし確かに、交錯していく――。 夕陽をくぐり 無数の想いが 左右にすれ違う 終わりと始まりが 同じ橋を渡っていく 行き交う光の向こうに、 それぞれの時間が...
秋の到来とともに、自然が贈る恵みが溢れる季節がやってきました。秋の風が心地よく、黄色やオレンジに染まる木々の葉が一層、気持ちを落ち着かせてくれます。特に、自転車の前かごに秋の花や果物を詰め込んだ瞬間は、まさに収穫の喜びを感じるひととき。今日は、その美しい風景とともに、秋の訪れを祝う詩を添えた記事をお届けします。 秋の恵みが運ぶ幸せ 赤や...
季節がゆっくりと秋へと移ろうとき、 丘や公園を鮮やかに染め上げるコキアの赤が、訪れる人の心を温めます。 一面を同じ植物で覆い尽くす植栽デザインが近ごろの公園で人気を集めていますが、 もしも地平の彼方まで赤く広がる光景があったなら—— そこは忘れられない秋の記憶になるでしょう。 夕日を背に、赤い海原を歩く二人。コキアの波が静かに秋を運んでくる。 ...
夕暮れの港 波底に灯りが流れ、街は静かに息をする。 波間の灯、ゆるやかに並び 航路は胸の方へ還る ここでひととき、心をほどく カラフルな街並み 色が階を成して積み重なり、記憶の地図になる。 窓が呼吸する、段々のまち 言葉を待たずに頬が緩む 知...
本を読んでいるときに時々顔を出すこの妖精。あなたは気づいていなだけで、無邪気に夢へと誘いにやってくる。 夢綴(ゆめつづり)の妖精 夜のしじまに 本をひらくと紙の香りが やわらかに漂う 頁のすきまから 小さな風がふっと吹き夢綴の妖精が そっと顔を出す 彼女は 言葉のあいだから眠りを紡ぎはじめる まつげに落ちた光が文字を霞ませるころ 妖精は...
季節の風が、空と花を結ぶ。 同じコスモスでも、空の表情が変われば、世界はまるで異なる姿を見せてくれる。 風の声と空の色に耳を傾けながら、詩とともにその瞬間を巡る。 澄みきった朝 花は空を見上げ 風と語り合う 目覚めの光が 未来をひらく 青空の下、まっすぐに伸びるコスモスたち。まるで一日の始まりを祝福しているようです。 雲...
< 夕焼けの光を背に、静かな冒険の始まり。自由と心の解放がここにある。 沈む太陽、漕ぐ手が動く 水面に映るは、ひとつの世界 鳥の羽音、心をほどく この瞬間が、私を解き放つ 自然との一体感。静けさの中で感じる自由。 夕日の輝き、心の中に染み込む 漕ぐたびに、世界が少しずつ広がる 自由と静けさの中で、私は生きる。 このひとときが、心...
朝の光が牧場を包みこむとき、 世界はゆっくりと息を吹き返す。 霧の中で歩き出す小さな群れの足音が、 今日という時間を静かに始めていく。 1.夜明けの息づかい まだ空の端がほんのりと白むころ、牧場は静まり返っている。 夜露をまとった草が、足もとでやわらかく光り、空気の奥に、朝の匂いが少しずつ混じっていく。 そんな中で、最初に動き出すのはいつ...
空が燃えるように染まる夕暮れ時。 その瞬間を、ただ眺めるだけでなく、手のひらにそっと閉じ込めるように――。 日常の風景が、ほんの少しだけ魔法を纏ったときの情景です。 手のひらのクリスタルボールに映し出された夕空。 夕映えを ひとすくいの光に変えて 掌で転がす 世界は逆さまに息づき ひとときの宇宙が 指先に宿る 風も音も すべてが静...