chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
蝶の国から https://chonokuni.hateblo.jp

日本や海外諸国の蝶を中心に興味深い記事を紹介します。

住所
未設定
出身
未設定
エゾエンシスラバース
フォロー
ブログ村参加

2025/08/05

ブログをみる無料アプリ

アプリでフォローする
arrow_drop_down
  • ツマキチョウを激写

    にほんブログ村 晴れ 気温30℃ 強風北見市の5月にしては信じられないほどの猛暑日になった。北見市近郊の低山地、とある橋のたもと。黄色い花が満開のアブラナ科植物が10mほどにわたって道路脇に繁殖しており ここに カラフトタカネキマダラセセリ4♂♂ ツマキチョウ3♂♂1♀、エゾスジグロチョウ多数が吸蜜にきていた。今日のツマキチョウは吸蜜時間が3-4秒で撮影に苦労した。というより当初は撮影不可能であった。この黄色い花は蜜量が少ないのだろうか、とまってすぐに吸蜜して、数秒で舞い上がり次の花へ移る。とまってからカメラを構えてピントが合うのを確認してシャッター。といった手順では、まったく撮影できない。風…

  • 吸水中のミヤマカラスアゲハ春型12♂♂。

    ミヤマカラスアゲハ にほんブログ村 20XX-5-30 (日) 晴れよく晴れた。10時に北見市の自宅を出発。郊外の北相之内林道へ入りチシマハンショウズルの写真を撮ろうとしたのだが冬期間の積雪で林道に木が倒れ込んでおり、現場へ到達出来なかった。仕方なくNK林道に転戦したところミヤマカラスアゲハ春型♂がかなり発生していた。 林道や渓流河川敷で吸水中の♂の小規模な群が散見できた。大集団はみられず最大で4頭の吸水集団がいた。この日、ミヤマカラスアゲハは12♂♂を目撃。とても敏感で接近すると多くは舞い立って飛び去るが、なかには吸水に夢中でよいモデルさんになってくれるのもいた。ミヤマカラスアゲハの春型は、…

  • 孫たちと楽しいエゾヒメギフチョウハンテング。

    にほんブログ村 エゾヒメギフチョウ 202X-5-9 (土) 晴れ 24℃ 朝、孫長男君と孫三女君がやってきて、早春恒例のエゾヒメギフチョウ採集に行きたいという。エゾヒメギフチョウ発生を知らせる表示植物、庭のタッタソウが満開なので、おそらくこのチョウは最盛期だと判断されます。 さっそく、北見市郊外のエゾヒメギフチョウ発生地へ向かった。 林道は春満開で、気温が上がってくるとあちこちの沢筋から流れるようにエゾヒメギフチョウが林道に出てくる。 孫たちはエゾヒメギフチョウ採集をスポーツ感覚で楽しんでいる。キャッキャ奇声を上げながら走り回って低く飛ぶエゾヒメギフチョウを追い回して楽しんでいる。 この時期…

  • 早春の美麗蝶ジョウザンシジミ交尾写真も激写

    にほんブログ村 5月に入ってすぐ。 この日は 晴れ 快晴26℃ 微風朝9:00 我が家からほど近い発生地へ早春の美麗ジョウザンシジミを撮影に出発。農家の庭の鯉のぼりはだらりとなっており無風。 絶好のジョウザンシジミ撮影日和だ。風があるとここのジョウザンシジミ撮影は絶望的になるのです。我が家から車で30分ほど走ってジョウザンシジミ発生地に到着すると予想通り、数匹の個体が低くチラチラと飛んでいるのが見える。ジョウザンシジミ♂たちは地表すれすれをチラチラ低く速く飛び、目をこらしていないと枯れ草などにとけ込みたちまち見失ってしまう。この時期の常で♂たちは夢中で♀探索飛翔中、ひたすら飛び続けて、滅多なこ…

  • オホーツクのエゾヒメギフ と青いエゾエンゴサクの関係。

    にほんブログ村 エゾヒメギフチョウが鮮やかな青色のエゾエンゴサクに吸蜜する姿はとても美しく、色コントラストも鮮やかで誠にPhotogenic な光景で私は大好きです。 旭川方面ではカタクリとともによくエゾエンゴサクに吸蜜していました。 オホーツクではフキノトウの花が一番人気で、それが無い場所ではエゾエンゴサクに好んで吸蜜します。 さすがは北方のチョウ、かなり毛深いことがわかります。 エゾエンゴサクの花は綺麗な澄んだ青が主体ですが、しばしば赤紫や時にはシロバナも見られます。赤紫やシロバナには吸蜜しないようですが実際のところはなんとも言えません。 エゾヒメギフは従来明るい青色が大好きです。それで、…

  • 栄枯盛衰、諸行無常。オホーツクのエゾヒメギフチョウ。 その弐。

    エゾヒメギフチョウ にほんブログ村 今から30年ほど昔、私はサロマ湖周辺でエゾヒメギフチョウをかろうじて数匹採集して北見へ引き上げる途中、たまたま裏道の林道を通った際に若いカラマツの林の林床に乱舞するエゾヒメギフチョウの大群を発見。夢中で150頭ほどを採集したのが最初の出来事でした。これをきっかけにオホーツク斜面で同様のエゾヒメギフの大産地を次々に発見しました。おそらく、こんな感じでオホーツクでは人為的な一時的環境にエゾヒメギフチョウがずいぶん発生しました。しかしカラマツが大きくなって林床に陽が入らなくなったり、ササがはびこったり、カラマツ林が坑木用に皆伐されたり、再度耕されて今度は牧草地にな…

  • 栄枯盛衰、諸行無常。オホーツクのエゾヒメギフチョウ。 その壱

    にほんブログ村 今から50年くらい前、ここはまあまあ広い畑があり若い夫婦がサロマ湖をみおろす丘陵地帯に家を建てて住み着き、農業を営んでいました。元気な子供も3人いて、近くには小学校もありました。しかし、農業はおもったようにうまくはいかず、借金もかさみ、ある年、夫婦は決心して炭坑のある大きな町へと夜逃げ同然に引っ越してゆきます。最盛期の炭坑夫の給料は零細農家より遙かに魅力的なものでした。畑はすでに借金のかたに人手にわたっていました。当時このような畑は道内各地で急速に増え続け、放棄された畑の多くにはカラマツ苗木が植えられました。カラマツは炭坑の坑道を支える坑木としていくらあっても足りない状況でした…

  • アンデスアマゾンの雲霧林に飛ぶスルコウスキーモルフォの手のひら写真

    読者になる 南米の蝶 にほんブログ村 南米ペルーのアンデスアマゾンで私たちが採集をこころみたスルコウスキーモルフォ( Morpho sulkowskyi )は美しい淡青色や真珠色に輝く希少かつ美麗なモルフォだ。 その生息地カラバサは南米ペルー、アンデスアマゾンの標高2000m以上の山岳地帯。しかも天候が不安定な雨季の真っ最中に発生する。 鬱蒼とした湿潤な環境で樹林が発達し太い樹木は苔むして着床植物に覆われる。この特異な環境は雲霧林とよばれ、ふだんは雲や霧に覆われていることが多い。 気温の変化が大きく現地の人はこの蝶が出現する時期でもセーターを着ている人が多い。 現実問題として、雲が切れて晴れ間…

  • 空を翔ぶ宝石アグリアスベアタの撮影。

    南米の蝶 にほんブログ村 南米ペルーに蝶の採集に来たからには是非とも採集したかったのが空を翔ぶ宝石アグリアスベアタでした。 Junin 州 Satipoのジャングルの奥地にこの蝶の採集ポイントがあり、そこでは約2週に1匹ほどが採集されていました。アンデスアマゾンの最源流域のジャングルの枯れ川を数時間遡行した標高400mほどのそのポイントで、かろうじて美しい1オスを採集できました。 その後、急にこの蝶の写真を撮りたいという気持ちが高まりましたが、もうそのポイントでは無理で、別のポイントへ転戦することになりました。 Agrias beata beata は、かなりの高標高にも産するようで、この山塊…

  • 空を飛ぶ宝石、ベアタミイロタテハ Agrias beata.

    にほんブログ村 アグリアスの仲間は一般的に採集される個体数が少ないため標本はかなりの高値で取引され、空を飛ぶ宝石とも言われた。ベアタミイロタテハ Agrias beata は、コロンビア、エクアドル、ブラジル、ペルーの局所的発生地で得られている。これらの国々が国境を接するアマゾン河上流~源流域、標高300m 前後、やや高標高の地域に棲息する。いくつかの亜種や特異な Form が知られる。 A. beata beata 原名亜種はペルーのTingo Maria産。 裏面基部の斑紋は赤。前翅表金緑色帯は最も広くあでやか。 この個体は2003年11月に採集された Tingo Maria 産♂。 S.…

  • ペルー産ベニコノハの謎

    にほんブログ村 南米の蝶 この一見とても印象的な 南米産タテハチョウは日本では、なんとなくベニコノハと呼ばれているようです。 ちょっとその気になってこの蝶を調べてみようかと思ったもののネットレベルでは ほとんど情報がなく、 D' Abrera ダブレラの Butterflies of the Neotropical Region Part 5 Nymphalidae and Satyridae p 720-721 に多少の解説を発見したのみでした。 私はペルーのアンデスアマゾンでベニコノハとおぼしきこの蝶を何度か撮影したり採集する機会がありましたが、帰国して調べてみると、このダブレラの解説が書…

  • 手乗りカラフトルリシジミの撮影とカラフトルリシジミ異常型。

    カラフトルリシジミ 20XX-7-18 (土)曇り のち小雨 寒い にほんブログ村 前述のごとく、叩きだし作戦で現れた3頭のうち2頭は触れんばかりに接近、接写しても全く逃げず急速な気温低下のせいで動きが相当鈍くなっているようだ。 試みに指を近づけると私の指に移動、手乗りカラフトルリシジミ状態になった。 もう一頭も同様に手乗りカラフトルリシジミになってくれた。 1頭は上翅裏面亜外縁の最内側黒点列が消えた異常型であった。このタイプは、かって春国岱のカラフトルリシジミ数十頭の逆展翅標本を見たとき全てがこのタイプであり、これは間違いなく別亜主だと確信し驚愕したことを思い出した。 しかし、今回の感触では…

  • カラフトルリシジミの叩きだし撮影

    にほんブログ村 カラフトルリシジミ 20XX-7-18 (土)曇り のち小雨 寒い 空はどんぐもり。風が強く吹いたりおさまったり。 風が吹き出すと急速に気温が下がり体感温度もぐんぐん下がる。 カラフトルリシジミはまったく見えない。 ウラジャノメが数頭飛んでいるが気温が低いせいか1頭が松の枝にとまった。慎重に接近し背伸びをしながらデジカメを持った手を伸ばして撮影。数枚撮影で逃げてしまった。 今日は作戦をたて 3.0mの渓流竿で湿原の草をスィーピングしながら進んだ。 要するにカラフトルリシジミの叩きだし作戦である。 ときどき、思い出したようにカラフトルリシジミが舞い上がるが、まことにすぐれた保護色…

  • 根室半島のカラフトルリシジミを撮影。 その弐。

    にほんブログ村 カラフトルリシジミ 20XX-7-25(日) 晴れ ここでの撮影は、なかなか難しくなってきたので別のポイントへ移動した。 このポイントはやや広い赤エゾマツの樹林のなかで林床が高層湿原風になっている場所だ。 しかし、盛期は過ぎたようでここのカラフトルリシジミ汚損個体多く、さらに敏捷で気温も上がってきたのでなかなか撮影出来ない。なんとか新鮮個体をさがし、それらをせっせと追いかけ回して撮影することができた。 このポイントでは15頭ほどのカラフトルリシジミが飛んでいた。林道わきの草花にも数頭がちらちら飛んでいた。 ♂表面。 ♀裏面。 エゾイソツツジにとまった♂表面。 ♂裏面。 シダの葉…

  • 根室半島のカラフトルリシジミを撮影 その壱

    にほんブログ村 20XX-7-25(日) 晴れ 朝4時に北見市を出発。友人と3名で根室半島のカラフトルリシジミを撮影に出かけた。私、個人的には蝶も釣りもこんなに朝早く出かけることは決してないのだが友人たちはこれが普通なので眠たいけれど仕方がない。 そうして3時間のドライブで、朝日がまぶしい根室半島の高層湿原に入った。最初に入ったのは、とても狭い発生地でアカエゾマツとワタスゲの多いこの高層湿原は 200×300mほどの広さしかない。 カラフトルリシジミはとても小さいのですぐ見失う。この画面に写っているカラフトルリシジミはおわかりになるでしょうか。 7時すぎ、ちらちら7-8頭が朝日を浴びて飛びはじ…

  • 春国岱のカラフトルリシジミを求めて

    カラフトルリシジミ にほんブログ村 北海道の根室半島北側の付け根に海跡湖である風蓮湖がある。風蓮湖の東端に長さ8Km、最大巾1.3Kmほどの島状の砂州があり、普段は狭い水路で隔てられているため人間は容易に立ち入ることが出来ず、そのため赤エゾマツの森林を主体とする原始の自然が手つかずで残されてきた。ここは春国岱(しゅんくにたい)と呼ばれ、林床にはコケモモ、ツルコケモモ、ガンコウラン、ワタスゲ、エゾイソツツジなど湿原性の所謂高山植物が多い。ここまで書けば、蝶の愛好家なら、もしかすると、ここには氷河期の遺存種カラフトルリシジミがいるのではないかと想像をかきたてることだろう。 実は、はるか昔のことだが…

  • 落石岬でカラフトルリシジミの探索

    にほんブログ村 カラフトルリシジミ 20XX-7-17 (金) 晴れ 強風 この日、カラフトルリシジミを撮影して昼食後、1時間ほどすぐ近くの落石岬へ行ってみた時のこと。 落石岬の駐車場から木道を25分ほど歩いて落石灯台へ着いた。 途中、戦時中の日本軍の無線送信所跡の建物があった。 落石岬はサカイツツジの国内唯一の自生地として有名であるがモンゴルのように大きな群落をつくるのではなく、高層湿原のなかにパラパラといかにもささやかに自生しているらしい。 今はサカイツツジの花の時期は終わっているようだ。 落石岬灯台。 落石岬の断崖。 落石岬に近い高層湿原では、カラフトルリシジミは見当たらなかった。 チシ…

  • モウセンゴケに捕らえられたカラフトルリシジミ。

    にほんブログ村 カラフトルリシジミ 北海道、根室半島の高層湿原ではミズゴケ、ツルコケモモのあるところ、決まって モウセンゴケ Drosera rotundifolia が見られます。 モウセンゴケはウツボカズラ、ムシトリスミレなどとならんで有名な食虫植物の一種です。 ここではツルコケモモに吸蜜にきたとおぼしきカラフトルリシジミが捕まっていました。 ここのカラフトルリシジミにとっては密猟者(ニンゲン)に匹敵する天敵かも知れません。 モウセンゴケとはいいますがコケではなくれっきとした種子植物。 葉の表面から虫を呼び寄せる甘い香りのするねばねば粘液をだし、それにくついてしまった小昆虫を包み込んで消化…

  • ワタスゲにストローを伸ばすカラフトルリシジミ

    にほんブログ村 ワタスゲにストローを伸ばすカラフトルリシジミ カラフトルリシジミ 根室半島の高層湿原ではカラフトルリシジミが最も好む吸蜜植物はピンク色のツルコケモモの小さな花です。 しかし、ツルコケモモは地表近くにあり、普通そのうえを種々の草類が覆うので、カメラで接近しにくく、花は小さく蜜量も少ないため、すぐ飛び立つので撮影は困難をきわめます。 いっぽう、ワタスゲにストローを伸ばすカラフトルリシジミは多く、常識的にワタスゲで吸蜜しているとは考えにくい。 恐らく、朝露で湿ったワタスゲから吸水しているのでしょうか。 ツルコケモモの吸蜜とは異なり、しばらくはストローを伸ばしているので撮影は比較的容易…

  • ツルコケモモの花に吸蜜する根室半島のカラフトルリシジミ。

    にほんブログ村 カラフトルリシジミ 20XX-7-17 (金) 晴れ 強風 根室半島のカラフトルリシジミの主たる食草はコケモモやガンコウランではなくツルコケモモであることが現地同好者たちの詳細な調査で知られており、吸蜜植物としてもツルコケモモの花が最も好まれているように見える。 しかしツルコケモモの花は蜜量が少ないのだろうか、吸蜜時間がとても短い上、ツルコケモモの花におおいかぶさる植物をかき分けて素早くデジカメを挿入し蝶へ接近しなければならず、その時の草の動きや振動ですぐ蝶が飛んでしまうためなかなかシャッターチャンスが得られない。 それでも、せっせと撮影したがいまいちの写真ばかりでおまけに強い…

  • カラフトルリシジミ にほんブログ村 根室半島のカラフトルリシジミの現状と将来 20XX-7-17 (金) 晴れ 強風 この日、朝8:00 根室半島のカラフトルリシジミ撮影に北見市を出発。 北見→弟子屈→別海→厚床→根室半島のカラフトルリシジミ生息地 まで 北見から私にすれば超遠距離ドライブ約3時間。 午前11時ころ現地に到着したが晴れてはいるものの、あいにくの強風でカラフトルリシジミ見えず。 そこでアカエゾマツの松林の中へ入るとやや風が穏やかになり、日溜まりのようなところで、やっと1♂1♀を発見し撮影した。 とても小さな蝶でチラチラ結構速く低く飛び、すぐ周りの景色にとけ込んでしまうので見失いや…

  • 根室半島のカラフトルリシジミ Vacciniina optilete daisetsuzana

    にほんブログ村 氷河期からの遺存種とされるカラフトルリシジミは北海道では高山帯 (大雪山山系、日高山脈、天塩岳、武利岳、西別岳、斜里岳、武佐岳、知床山系 など ) や 根室半島、野付半島などの低地高層湿原や然別湖周辺などに遺存的に分布する。 然別湖周辺の産地では氷河期の生き残りとされるナキウサギの棲息するガレ場、根室半島、野付半島では局地的な低地高層湿原、そのほかは山頂近くの高山植物帯で見られる。 1972年に国の天然記念物に指定され、以後、採集は出来なくなった。 幼虫の食草はコケモモ、ガンコウラン、クロマメノキとされるが根室半島では主たる食草としてツルコケモモが報告されている。 私はこれまで…

  • 強風にたなびくエゾヒメギフチョウの羽根。 にほんブログ村 20XX-5-1 (金) 寒い 強風 時々陽がさす ザザーンと砂浜にうち寄せる激しい波の音。 すぐむこうは荒海オホーツク海の波打ち際である。北海道のとあるオホーツク海岸。 冷たい強風が海から、陸から交互に吹き付ける。一瞬の晴れ間に、エゾヒメギフ1♂が舞い出たものの強風で地面に叩きつけられてしまった。ネットが無かったが気温が下がって動けないでいるのをそっと指でつまんだ。海を背景にして少し撮影したが強風で羽根が変な格好になってしまい絵にならない。やがて気がついた。絵にならないのがいいのだ。冷たい強風にたなびくエゾヒメギフチョウの羽根。これが…

  • 野外におけるオオムラサキ矮小型の前翅長測定

    にほんブログ村 オオムラサキ モルフォオオムラサキの入っている高木秀了氏の標本箱に、たまたまとても小型のオオムラサキが入っていました。小型・矮小型オオムラサキとしては、これまで稀にみられるオオムラサキ2化個体で観察されています。または飼育時のひどいエサ不足などでもみられます。 しかしこれらはそのどちらでもなくて 八剣山でオオムラサキが大発生した年に採集されたものでした。試みに物差しを持ってきてもらい前翅長を測定してみました。普通型♂ 2012-7-4 八剣山 前翅長 46mm矮小型 ♂ 2011-7-23 八剣山 前翅長36mm普通型♀ 2012-7-22 浜益村 前翅長53mm矮小型♀ 20…

  • モルフォオオムラサキの輝き

    にほんブログ村 雄の翅表の青がモルフォチョウの構造色のようにギラリとスカイブルーに青く輝き、一瞬これがオオムラサキかと目をうたがってしまいます。昔、インセクトフェアで初めて見たような気がします。通常のオオムラサキ鱗粉の櫛状構造の櫛上のヒダ間隔が103nmであるのに対し、モルフォオオムラサキでは169nm で、とても広くなっており、これがギラリ青く輝く構造色発現の理由であるという。これまでも日本各地や中国山東省などで、比較的個体数の少ない産地において稀に見られていたようです。あまり報告されることはなく、稀少性が高いが故にマニアの間で高額で取引されていたようです。2014-9-7のオークションでは…

  • 早春、北見市のチャマダラセセリを激写

    にほんブログ村 20XX-5-7 (木) 晴れ 暖かい25℃ 少し風ここはジョウザンシジミの発生地だが、チャマダラセセリも少ないながら発生する。 ここではこの蝶の吸蜜植物としてキジムシロとわずかなタンポポが咲いている。キジムシロの花。北海道のチャマダラセセリの食草でもある。 エゾキリンソウはまだまだ開花時期ではなく、ここのチャマダラセセリはこの2種の花にたよって栄養補給を行っている。 気温が高いせいか今日のチャマダラセセリはとても低く速く飛び吸蜜時間も短く、また物の気配にひどく敏感。 つまり、とても撮影しにくい。 10〜20秒ほどは吸蜜しているが構図を決めているうちに非情にも ぱっと飛び立つ。…

  • ブータンでミダヌスルリマダラ♂翅表のギラギラとヘアペンシルを撮影した。

    にほんブログ村 Puntsholing Bhutan. ブータン王国南部、インドのアッサムとの国境の町、プンツォリン郊外の河原で吸水中のミダヌスルリマダラ(Euploea midanus splendens Butler )をつまんでとらえ、手のひら写真を撮影した。 オスなので 盛んにヘアペンシルをだした。 マダラチョウ科のオスの多くはこのヘアペンシルからメスを誘因するフェロモン大気中に飛ばす。 ミダヌスルリマダラのオスはルリマダラ属のなかでも最も強く輝く幻光を発する。特に、東南アジアに広く分布する本種のなかでもこの亜種ssp.splendens が最も美しいブルーの構造色を呈するとされる。 …

  • 雨季のアンデスアマゾン山岳地帯の蝶たち

    にほんブログ村 5月上旬の南米ペルー、アンデスアマゾンの山岳地帯。シャンキーという山深いインディオ居住区に蝶採集の目的で出かけた。 ガイドのイバン氏は山のふもとでインディオの人に何がしかの心ずけ( 入山料 ? )を払ったようだった。 同行したペルー人のイバンとロコの両氏は山で会うインディオの人たちにはこまめに挨拶したり、車の荷台に載せたりして気を使い、印象を良くするように努めているようです。 雨季のどろんこ粘土質の林道は難所が多く、はじめはロコ氏が運転していたが難しい難所では腕自慢のイバン氏が運転を替わり突破した。 この日は 美麗蝶カキカモルフォを期待して行ったのだがトラップをかけてもパトロク…

  • アマゾンの Lyropteryx  apollonia   アポロニアシジミタテハ。

    にほんブログ村 この美しいシジミタテハはペルーのアンデスアマゾン源流域の低山地密林でよく見かけた。 年中見られるが、雨季のほうが個体数が多く、より大型のものが多い。 羽根を大きく開閉しながら、せっせとせわしなく地面を移動する。 そう言えばこのシジミタテハが飛んでいるのを見たことがなかった。 最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の バナー をワンクリックしていただければ幸いです。 にほんブログ村

  • Bhutan のエピクレスウラフチベニシジミ(Heliophorus epicles indicus Fruhstorfer )を撮影。

    にほんブログ村 Bhutan 20XX-6-17 (木) 朝まで雨 のち曇 時々晴 一時雨暑いここは目の前がアッサムの大平原、後ろは急峻な山並みのブータン王国といったインドとブータンの国境の街 Puntsholing (プンッオリン)。昨夜来の雨はやがて止んで、近くの山に蝶の撮影に出かけた。まず、エピクレスウラフチベニシジミ(Heliophorus epicles indicus Fruhstorfer )が目についたので撮影。ちらちら低く飛んで、すぐ止まるので撮影は比較的容易であった。このチョウはBhutan の森に棲む、とても美しいシジミチョウで特に裏面は息を呑むほど綺麗だ。草むらにはブー…

  • ウラゴマダラシジミはゼフィルス。

    にほんブログ村 20XX-8-1 (土) 小雨~曇り~晴れから曇り我が家に近い北見市郊外。山裾の薄暗い小径を歩いていると白い大型のシジミチョウが出てきた。ひらひら飛んだあと、クサフジに止まって吸蜜している。みると、本当に久しぶりに見たウラゴマダラシジミである。超接近してせっせと撮影した。この蝶は尾状突起こそ持たないが、今のところはミドリシジミ亜科すなわちゼフィルスに属している。その理由については不勉強で知らないがこれがアイノミドリシジミの仲間と言われても多少の違和感を感じるのは私だけではないだろう。そのうち、また分類概念が変わってゆくかも知れない。手乗りウラゴマダラシジミ。このあと飛び去った。…

  • Bhutan 路傍のキラキラシジミチョウ、アオウラフチベニシジミ。

    にほんブログ村 Bhutan Heliophorus androcles Doubleday アオウラフチベニシジミ のどかなブータン王国、パロ郊外とある6月のお昼過ぎ。小学生の女の子たちが道ばたに座り込んで昼ご飯を食べながらきゃっキャと楽しそうに談笑中。そのすぐ横を車が通り過ぎてゆきます。そのまわりにキラキラと飛び回るきれいなシジミチョウがたくさんいました。 最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の バナー をワンクリックしていただければ幸いです。 にほんブログ村

  • アンデスアマゾンの雲霧林に飛ぶスルコウスキーモルフォの手のひら写真

    にほんブログ村 南米ペルーのアンデスアマゾンで私たちが採集をこころみたスルコウスキーモルフォ( Morpho sulkowskyi )は美しい淡青色や真珠色に輝く希少かつ美麗なモルフォだ。 その生息地カラバサは南米ペルー、アンデスアマゾンの標高2000m以上の山岳地帯。しかも天候が不安定な雨季の真っ最中に発生する。 鬱蒼とした湿潤な環境で樹林が発達し太い樹木は苔むして着床植物に覆われる。この特異な環境は雲霧林とよばれ、ふだんは雲や霧に覆われていることが多い。 気温の変化が大きく現地の人はこの蝶が出現する時期でもセーターを着ている人が多い。 現実問題として、雲が切れて晴れ間の日差しで舞い始めるこ…

  • キアゲハを生きたまま、手の平写真撮影

    にほんブログ村 20XX-7-26 (金) 曇り 暑い 暑い午前10:30、北見市近郊のT川本流へニジマス調査に向かった。11:30分 以前巨大ニジマスをかけたT川護岸ポイントは魚影なし。川ガラスが低く飛び、野生化ミンクがさっそうと1匹泳いでおり、普通こんなところに魚はいないし、いても出てこない。ちょっと釣りには向かない感じになっている。魚がいれば、たちまち川ガラスやミンクの格好のエサになってしまうだろう。 湿った砂地にキアゲハが飛来し、つい蝶屋の本能で虹鱒用ランデングネットでキャッチしてしまった。きれいな個体であったが三角紙もなく、リリースするつもりで手のひら写真を撮った。生きたままの蝶を手…

  • コムラサキのすごい大集団を撮影。

    にほんブログ村 2014-7-25 (金) 晴れ午前11時20分。晴れ。気温25℃。置戸町の林道にはこの日おびただしい数のコムラサキが見られた。林道を飛び回っているのは羽化したてと思われる♂ばかりである。あちこちにコムラサキ♂の吸水集団がみられ車に驚き舞い散る様子は壮観だ。オオイチモンジ♀の破損個体が林道を低く舞ってすぐ止まる。道路脇に砕石を撒いたところがあり、なぜかそこにこれまで見たことがないほどのコムラサキ♂が びっしりと集まってなにかを吸っている。近年はやりのオオイチモンジ用トラップ液ではないようで、糞はなく、水たまりでもなく 獣の生乾き尿であろうか。 集団は吸汁?に夢中で、他の吸水集団…

  • 初夏のオホーツクの森にて。

    にほんブログ村 202X-7-10 (金) 晴れ 25度C AM 9:30 自宅を出発。我が家からほど近いM林道へ出かけた。 M林道には従来メスのヒグマがいついており、彼女の獣糞にはオオイチモンジがよく集まってきます。 メスのヒグマがいるということは、いずれ発情期のオスヒグマがやってくるので要注意です。 沢山のエゾシロチョウがいますが、はや汚損しはじめています。 今日のM林道は獣糞ポイント( ヒグマではなかった )は 2カ所しかみられずメスグロヒョウモンなどがきていたが期待していたオオイチモンジはいなかった。 ギンボシヒョウモン ウラギンヒョウモン ミドリヒョウモン メスグロヒョウモン などの…

  • 新参者のメスグロヒョウモンと在来種ミドリヒョウモン

    にほんブログ村 2017-7-23 (日) 曇り 22℃ヨツバヒヨドリバナに吸蜜するメスグロヒョウモンといった光景は、かってのオホーツクでは見たことがなかった。というよりメスグロヒョウモン自体がきわめて少ないチョウ、稀種中の稀種であった。近年、地球温暖化の影響だろうかいくつもの所謂南方系のチョウたちが日本列島を北上している。今から25年ほど前、北見市でメスグロヒョウモン♀を見たときは目をむいて心底驚いた。オホーツクではとても珍しいチョウだったので、採卵飼育して多数の標本を得た。真剣にオホーツク固有の亜種かと思って全国各地からメスグロヒョウモンを送ってもらい比較検討など行った。 当時は 温暖化に…

  • キタベニヒカゲ♀の壮絶な最期

    にほんブログ村 20XX-8-29 (土) 晴れこの日キタベニヒカゲ♀をせっせと撮影していると、不自然な動きをしている個体を発見した。一見、羽根をパタパタやって吸蜜中と思ったが動きがとてもおかしい。やがて静止状態になった。気になって接近してみると、なんと蝶の脚は宙に浮いていた。これはおかしい。さらに接近して反対側を見たとき、ビックリ仰天してアーッと声をあげてしまった。いわゆる花グモの捕まっていたのだ。首根っこのあたりを噛まれて蝶は、僅かに脚や羽根を動かすがやがて絶命した。このクモはアキノキリンソウそっくりの体色で密かに花に擬態した格好で獲物を待ち、吸蜜にきたベニヒカゲ♀を一気に捕まえたものと思…

  • 天敵アオムシコマユバチの繭を死守させられるエゾシロチョウ終令幼虫

    にほんブログ村 20XX-5-15 (金) 晴れ のち曇りあちこちで天敵の魔手をなんとかすりぬけた幼虫たちが蛹化しつつある。蛹になっても安心はできない。この蛹にはボッカリ大穴があいており別タイプの大型単寄生の寄生蜂または寄生蠅にやられている。このエゾシロチョウ終令幼虫は力尽きまったく動かず死亡しているかに見える。繭塊の糸かけはやや不十分。前述のごとく、このエゾシロ終令幼虫は遠距離移動してシャクヤクの枝にたどり着いたところで体からアオムシコバチ幼虫がぞろぞろ出て繭塊を作った。それから今日で5日が経過した。エゾシロ幼虫は、かなりやせさらばえてはいるがまだ生きている。ときどき繭塊の上をゆっくり移動す…

  • 寄生蜂幼虫が出て7日目、依然繭塊を死守するエゾシロ幼虫。

    にほんブログ村 20XX-5-17 (日) 晴れたり曇ったり 15℃ 風強く寒いエゾシロチョウ幼虫3匹分、約70個以上のアオムシコマユバチ大繭塊。大きすぎて糸かけ防御は不十分。これをまもるべきエゾシロ幼虫の姿はなく、恐らく衰弱死し落っこちてしまったのであろうか。赤花ボケの木から大移動したところで体から20数匹のアオムシコマユバチ幼虫が出てきて繭塊を形成、その繭塊にびっしりと厳重に糸をかけた後も、繭塊を守り続けているエゾシロチョウ終令幼虫。それから7日目になるがエゾシロ幼虫は少しづつ衰弱萎縮しつつある。しかしまだ生きている。 アオムシコマユバチが羽化する前には繭塊に蜂の目が2個黒く透けて見えてく…

  • 寄生蜂に脳まで乗っ取られる蝶の幼虫たち。寄生されたエゾシロ幼虫はアオムシコマユバチの奴隷。

    にほんブログ村 20XX-5-8 (金) 晴れ 19℃ 風やや強しエゾシロチョウ終令幼虫がぼちぼち蛹化をはじめている。一方でその後も、なんとなく元気のないエゾシロ終令幼虫からはアオムシコマユバチ(アオムシサムライコマユバチとされることもある)の幼虫がぞろぞろ出てきては繭をつくる。この繭は表面がぼそぼそしていて、最初はとてもひ弱な感じだ。これにあろうことかエゾシロ幼虫が入念に糸をかけ続けてがっちり強固なものに作り上げてゆく。本来ならにっくきアオムシコマユバチの繭の糸かけ作業をさせられているのだ。これがアオムシコマユバチの高次寄生蜂アオムシコバチの寄生予防にどれだけ役立っているのかは不明。エゾシロ…

  • おいしい愛媛ミカンとイチジクと美麗蝶キシタアゲハの採集

    にほんブログ村 20XX-9-27 晴れキシタアゲハ Troides aeacus ♂ 1971-Sep-4 Kaosyunn Southern Formosa 台湾南端 恒春 で採集。この日、四国の蝶友 I さんから甘い愛媛ミカンと見慣れぬ果物が送られてきた。はじめは何だかわからなかったがどこかで見覚えがある。そうだ、昔々の(約40年前)、台湾南端の恒春(こうしゅん)だ。当時、ここには原始の熱帯雨林がまだ残っていた。ひどく貧しい農家にしばらく泊めてもらってキシタアゲハという大型美麗蝶を採集していたときに庭にあったやつだ。その農家の昼食は毎回田んぼで獲った大きなカエルの塩ゆで。ここの娘さんが大…

  • サロマ湖のカバイロシジミは白いクローバー の花がお好き

    にほんブログ村 20XX-6-21 (日) 晴れ この時期、サロマ湖の湖畔には、ハマナスの花が咲き乱れる。サロマ湖畔に沿ってゆっくり車で流してゆくと アカツメクサのピンクの花にエゾシロチョウが多く 俗にいう交尾拒否行動が盛ん。そのなかを白い小型の蝶がかなりのスピードでクローバーがパラパラみられる荒れ地を低く飛んでいる。必死に目をこらしていないとすぐ見失う。ときどき、すっと蝶が消える。クローバーの白い花で短時間吸蜜するのだ。蝶が消えたあたりへ足早に近づき白いクローバーの花をさがすと、思ったとおりカバイロシジミであった。実はアカツメクサの花が満開で、こちらのほうが大量の蜜があるはずだがカバイロシジ…

  • 知床半島産ベニヒカゲ の特徴は?

    にほんブログ村 2017-8-19 (土) 晴れたり曇ったりこの日、知床半島羅臼側海岸をアイドマリから羅臼へ向かいながら各地でオショロコマ調査を行っていた。海岸沿いの狭い自動車道に沿って山側にはえんえんと強い電流が流れるクマよけ電気柵が設置されている。 以前、これをかいくぐって山側へ進入しようとして誤って電気柵に触れ、ものすごい電撃ショックを味わった。死ぬかとおもったほどで、皆さんもご注意下さい。北浜からチエンベツ漁港へいたる中間地点で橋のたもとに低く飛ぶベニヒカゲ♂♀を発見。♀は草にとまったところを撮影。採集用ネットがなかったので、♂♀とも渓流釣り用ランデングネットで採集した。私は個人的には…

  • シロベニヒカゲ総採集数

    にほんブログ村 シロベニヒカゲの1991~2007年までの総採集数は3♂♂122♀♀、移行型は1♂2♀♀であった。北海道産ベニヒカゲの異常型シロベニヒカゲにつき紹介した。この異常型は清里峠から遠く離れた利尻島仙法志でも2003年8月24日に1♀が採集されており今後、北海道・本州の他の産地でも発見される可能性がある。ちなみに1000頭を越える道北産ベニヒカゲや、モンゴル各地で採集した数百頭のベニヒカゲ(E.neriene :恐らく北海道産と同一の個体群)のなかにはこのタイプの異常型個体は見つかっていない。 註:日本産ベニヒカゲの学名は E. niphonica が用いられることもあるが、いまだ諸…

  • シロベニヒカゲの出現機序の推定

    にほんブログ村 当初、シロベニヒカゲは♀ばかりで移行型にも気づいていなかったので性染色体性劣性遺伝であろうと考えていた。しかしシロベニヒカゲ♂の発見や移行型の存在から、それでは説明できなくなった。とはいえ、発生地が狭い範囲に局限され、約 1%の頻度で出現することから、やはり遺伝的な原因の関与も考えられるが詳細は不明である。1995年にシロベニヒカゲ2♀♀から多数人工採卵して飼育してみたが50頭ほどが年内羽化し、すべて通常型ベニヒカゲであった。興味深いことに、2005年8月10日にシロベニヒカゲの産地からほど近い西別岳で同様のコヒオドシの白化型1♂が採集されており、その色調は驚くほどシロベニヒカ…

  • シロベニヒカゲへの移行型の存在

    にほんブログ村 普通型ベニヒカゲから前翅表の橙色斑が脱色しつつある1♂2♀♀が採集されており移行型とでも言うべき個体かも知れない。ただ、これらが本質的にシロベニヒカゲと直接の関連があるかどうかは不明である。この♀は左上翅表の橙色斑が脱色しつつあるシロベニヒカゲへの移行型。下がシロベニヒカゲへの移行型♂。上は通常型キタベニヒカゲ♀ 下が シロベニヒカゲ♀ この項、続く。 最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の バナー をワンクリックしていただければ幸いです。 にほんブログ村 にほんブログ村

  • シロベニヒカゲの性比

    にほんブログ村 シロベニヒカゲはほとんどすべてが♀であり、当初♀のみと考えていたが、ついにシロベニヒカゲ2♂♂が採集され、少ないながら♂のシロベニヒカゲも存在することがわかった。下がシロベニヒカゲ♂と思われる個体。これらはとても小型な♂(前翅長20mm)で矮小型といってもよい大きさであった。性標はしっかりと目立ち北海道産ベニヒカゲ(E.neriene)の特徴をよくあらわしている。これらの他にも、その後同様のシロベニヒカゲ1♂が採集されている。下がシロベニヒカゲ♂と思われる個体。ヨツバトウヒレンで吸蜜中の通常型キタベニヒカゲ♂手にとまって汗を吸う通常型キタベニヒカゲ♂ヨツバトウヒレンで吸蜜中の通…

  • シロベニヒカゲ発生頻度

    にほんブログ村 手前がシロベニヒカゲ♀。 むこうが通常型ベニヒカゲ♀。ヨツバトウヒレンで吸蜜中。たとえば1999年8月14日(晴れ)、♂の盛期が過ぎ♀が多い時期だが ベニヒカゲ36♂♂170♀♀を採集した。おびただしい数のキタベニヒカゲのなかにシロベニヒカゲが散見された。 通常型キタベニヒカゲ♀。ヨツバトウヒレンで吸蜜中。このとき新鮮なシロベニヒカゲ5♀♀を採集している。シロベニヒカゲ♀。ヨツバトウヒレンで吸蜜中。ベニヒカゲ総採集数の2.4%がシロベニヒカゲであったことになる。通常型ベニヒカゲは♂の汚損個体が多く♀も破損個体がみられ、この時は新鮮個体しか採集していないので通常型ベニヒカゲの実採…

  • シロベニヒカゲその後の運命

    にほんブログ村 シロベニヒカゲは1991年の発見以来、発生数に変化はあるものの、2007年まで、ほぼ毎年採集されてきたが2008年には発見できなかった。発生地は100m四方ほどの極めて狭い地域であり周辺一帯に飛ぶおびただしい数の通常型ベニヒカゲの中に散見される形で採集されてきた。これらベニヒカゲ発生地は当初はチシマザサやスゲのほか、豊富なヨツバトウヒレンなどをまじえた亜高山帯を思わせる背丈の低い植物が主体の特異な草原的環境であった。近年、発生地付近に急速な環境変化がおこり、広範に背の高いクマザサが広がりはじめ、食草と思われるスゲ類や重要な吸蜜植物であるヨツバトウヒレンなどがクマザサの下に埋も…

  • シロベニヒカゲ物語 その壱 シロベニヒカゲの発見

    にほんブログ村 シロベニヒカゲ物語 その壱シロベニヒカゲの発見北海道におけるベニヒカゲ( Erebia neriene)の変異としては前翅表の橙色斑の色調(天人峡や羅臼岳などの暗色橙色斑)や眼状紋の増減・性状(道北のメナシベニヒカゲなど)、裏面白帯性状(利尻島のオウゴンベニヒカゲ、礼文島のシロオビベニヒカゲなど)などが主なものである。これは通常型と思われるキタベニヒカゲ♀。 Erebia neriene。 花はこの発生地での主たる吸蜜植物のヨツバトウヒレン。一方、北海道では場所によってはベニヒカゲは極めて多産し、多数個体を検するとこれらの変異は一般的に地域変異なのか個体変異なのかすらわからなく…

  • モルフォオオムラサキ。

    にほんブログ村 雄の翅表の青がモルフォチョウの構造色のようにギラリとスカイブルーに青く輝き、一瞬これがオオムラサキかと目をうたがってしまいます。何年か前のインセクトフェアで初めて見たような気がします。通常のオオムラサキ鱗粉の櫛状構造の櫛上のヒダ間隔が103nmであるのに対し、モルフォオオムラサキでは169nm で、とても広くなっており、これがギラリ青く輝く構造色発現の理由であるという。これまでも日本各地や中国山東省などで、比較的個体数の少ない産地において稀に見られていたようです。あまり報告されることはなく、稀少性が高いが故にマニアの間で高額で取引されていたようです。最初の頃、オークションでは …

  • 北海道はオオゴマシジミの季節

    北海道はオオゴマシジミの季節 オオゴマシジミ にほんブログ村にほんブログ村オオゴマシジミ Maculinea orionides STAUDINGER はそろそろ発生の盛期をむかえます。北海道では道南が分布の中心で桧山、後志にも小規模な産地がある。いずれの産地も局所的であるため現在では正確な発生地情報は控えざるをえません。私は、はるか昔、道南の大千軒岳へ家族ぐるみでこの蝶を採集にゆき大漁したことがありますが、そのとき以外はこの蝶をみたことがありません。茎が四角い変わった植物、クロバナノヒキオコシを食草に4令幼虫まで育ち、その後はクシケアリに導かれてクシケアリの巣に移動してクシケアリの幼虫や蛹を…

  • ミヤマカラスアゲハの羽音。

    にほんブログ村 2025-8-10 ( 日 ) 晴れ 29℃ えんえんと続いた猛暑の日々の後、久しぶりの雨が三日ほど続いて、固い地面が水を吸って柔らかくなった。庭に繁茂した雑草を抜きやすくなったのでせっせと雑草抜きの最中。 すぐ近くで パパパッ papapaPapa, ぱぱぱぱ と聞いたことのない怪しい羽音。 見るとミヤマカラスアゲハ夏型オスが庭のオニユリに盛んに吸蜜中。 私から1mくらいの距離で ミヤマカラスアゲハの羽音がはっきり聞こえる。 長年、ミヤマカラスアゲハと付き合ってきたのですが羽音を認識したのは初めてのことでした。 昔なら本能的にネットを持ってきてえいやっと採集でしたが、今回はデ…

  • 猛暑の庭の花とチョウ。

    にほんブログ村 2025年8月8日の花たちとアカタテハ初見。 8月には庭のあちこちにオニユリが咲き始めます。 このところ全国的に40℃超えの記録的猛暑が続き北海道北見市も例外ではありません。 長引く猛暑のために、庭・自家菜園の被害は甚大ですがそれでも色々な花はそれなりに咲き、畑もそれなりに収穫はあります。 10年ほど何かと思って見てきた植物は今年初めて花が咲いてアジサイの幼株だったと判明。 アメリカコマクサはタイツリソウとコマクサのハイブリッドですが猛暑に耐えて元気です。 今年は猛暑ながら、思いがけずムクゲがよく花をつけました。 百日草が花をつけ始めました。 百日草の花に今年初めて見るアカタテ…

  • カラフトタカネキマダラセセリのメスを撮影。

    にほんブログ村 2020-6-14 (日) 晴れ 後 曇り 27度C 午前11時。少し時期が遅くなってしまったような気もするが、急にカラフトタカネキマダラセセリに会いたくなり北見市近郊の発生地に向けて出発。 約30分で最寄りのカラフトタカネキマダラセセリポイント到着。このチョウが好きな黄色いアブラナ科植物の花はすでに8割かた終わり、結実が始まっていて残った僅かな花にエゾスジグロとアカマダラが吸蜜にきているのみ。 本種類縁で日本アルプス高山帯に生息する高山蝶のタカネキマダラセセリはオスメス共に似たような表面紋様ですが本種のオス翅表は黄金色に輝いています。 林道沿いの発生地を何回か往復してみたが、…

  • 攻撃的外来種マルガリータと在来種の蝶たちのWin Win な関係。

    にほんブログ村 北海道、6月下旬のオホーツクの北見市郊外。自然度の高い山奥の森林内に開けた美しい草原には白い可憐な花が満開。一見、素晴らしい花園に見えますが、この花はかっての攻撃的外来種筆頭マルガリータ。 想像を絶する猛烈な繁殖力で今や全道至る所に見られます。このように外来種といえども美しい花園みたいな素晴らしい景観に心休まる人は多いと思います。 このマルガリータのように、在来の自然を圧倒して繁殖を続け、もはや駆除など絶対に不可能というまでに分布を広げてしまった植物には、折衷案みたいですが帰化植物という名称が与えられます。 近年、開発が進む人間の生活圏からは急速に姿を消しつつある北海道特産の草…

  • 孫たちと楽しいエゾヒメギフチョウハンテング。

    にほんブログ村 孫たちと楽しいエゾヒメギフチョウハンテング。 202X-5-9 (土) 晴れ 24℃ 朝、孫長男君と孫三女君がやってきて、早春恒例のエゾヒメギフチョウ採集に行きたいという。エゾヒメギフチョウ発生を知らせる表示植物、庭のタッタソウが満開なので、おそらくこのチョウは最盛期だと判断されます。 さっそく、北見市郊外のエゾヒメギフチョウ発生地へ向かった。 林道は春満開で、気温が上がってくるとあちこちの沢筋から流れるようにエゾヒメギフチョウが林道に出てくる。 孫たちはエゾヒメギフチョウ採集をスポーツ感覚で楽しんでいる。キャッキャ奇声を上げながら走り回って低く飛ぶエゾヒメギフチョウを追い回し…

  • ボリビア産オーロラモルフォ、ボリビア奥地の人々など

    にほんブログ村 ボリビア産オーロラモルフォ、ボリビア奥地の人々など ボリビア奥地の山岳地帯の風景。 これは焼畑跡地でしょうか。 ボリビア山奥の子供たち。 赤ちゃんを背負ったボリビアのお母さんの穏やかな笑顔が印象的です。赤ちゃんもおかあさんにそっくりです。 ボリビアの街並み。 ボリビアの有賀俊司氏。 Morpho aurora aurora Westwood,1851 オーロラモルフォは、ボリビアとペルーで見られる新熱帯区の蝶で2亜種 ( Peru亜種とボリビア亜種 ) が記載されています。 Morpho aurora aurora Westwood, 1851; occurs in Boliv…

  • ボリビアのMorpho helenor ヘレノールモルフォ、自然、蝶、自動車など

    にほんブログ村 ボリビアのMorpho helenor ヘレノールモルフォ、自然、蝶、自動車など。 今回のボリビア蝶採集旅行で有賀さんが使用したのはきっとトヨタの中古車でしょうか。ナンバープレートはありません。 スペアタイヤはツルツル。 今はいているタイヤはもっとツルツルで日本なら廃棄されるでしょう。 川の風景。水遊びでしょうか。 ボリビアの山と蝶たち。 これはこの地方独特の鳥の巣のようです。 Morpho helenor モルフォ ヘレノールは、ヘレノール ブルー モルフォまたはコモン ブルー モルフォとしても知られ、メキシコからアルゼンチンに至る中南米全域で見られる広域分布の蝶とされていま…

  • ボリビアの犬と蝶。

    にほんブログ村 ボリビアの犬と蝶。 マカロニウェスタンの舞台になりそうな、とあるボリビア田舎町の街並み。未舗装の道路は、付近の自然の豊かさが約束されているようで蝶好きにとって好ましい風景です。 学校の風景。白いシャツに黒ズボンが生徒の服装でしょうか。 ここは宿場町 ? 。これは ホテルでしょうか。 村はずれの採集地はいかにも蝶がいそうな環境に見えます。ボリビア、村はずれの蝶たち。 犬は多いようです。肥満犬はいないようで、どの犬も穏やかな表情をしています。 最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の バナー をワンクリックしていただければ幸いです…

  • ボリビア産ベニオビシロチョウ Pereute callinira callinira と自然環境

    にほんブログ村 ボリビア産ベニオビシロチョウ Pereute callinira callinira と自然環境。 ベニオビシロチョウ Pereute callinira callinira この蝶は南米独特の美しいシロチョウで ペルー、コロンビア、エクアドル、およびボリビアでの記録があるようです。 幼虫は Nectandra 属の植物を食べるそうですが詳しい分布や生態についてはあまり知られていないようです。 ボリビアではやや標高の高い熱帯雨林に産するようです。一部のコロンビア産には Pereute callinira sabrina Fruhstorfer, 1907 (Colombia) …

  • ボリビアの空港、街並み、マーケットなどの風景

    にほんブログ ボリビアの空港、街並み、マーケットなどの風景 首都ラパス La Paz (標高3,500m)のエル・アルト国際空港は空港は“世界で一番標高の高い首都空港”で標高4,000m超にあり、飛行機のドアが開いた瞬間、気圧の変化で高山病に罹る人も出るという。 郊外には雪をいただくアンデス高山帯がすぐそばみたいに見えています。 どこの国へ言ってもマーケットを見て歩くのは楽しいものだと思います。 果物や野菜も日本のものとはかなり違ったものや見かけないものが多い。 このブログをアップした 2025年3月3日 (AP) の記事― 南米ボリビア南西部アルティプラノ高原の田舎道で2025年3月1日早朝…

  • Caligo illioneus ボリビアのイリオネウスフクロウチョウ。

    にほんブログ村 Caligo illioneus ボリビアのイリオネウスフクロウチョウ。 The species is native to Costa Rica and it is widespread in most of South America, particularly in Brazil, Colombia, Ecuador, Guyana, Peru, and Venezuela.という記載を見ましたがボリビア産はあまり知られてはいないような気がします。 私は南米ペルーで5種類の大型フクロウチョウを採集したことがありますが ボリビアのフクロウチョウは 初めて見ました。同定は、やや…

  • ボリビア高山帯の黄色いコリアス。

    にほんブログ村 ボリビア高山帯の黄色いコリアス。 この一連の写真をみるとボリビア高山帯4000m前後でしょうか。 これはきっと 峠付近だと思います。 ペルーのアンデス山脈との繋がりを思わせ、以前、ペルーのアンデス高山帯で採集を行なった場所とよく似ています。 時期的にあたりがとても乾燥しているようで高山蝶の採集には向いていない季節なのかも知れません。 こんな過酷な状況でも なんとかアンデスの黄色いコリアス C.euxanthe ユウクサンテモンキチョウを採集されたようで、本当に大したものだと思います。 このほかの高山蝶、例えば 緑色のコリアス C. mossi モッシモンキチョウ などは見かけな…

  • 南米ボリビアでAgrias claudina lugina の採集。ボリビアの紹介を交えて。

    にほんブログ村 南米ボリビアでAgrias claudina lugina の採集。ボリビアの紹介を交えて。 かなり以前に南米の蝶採集を熱心に行われていた有賀俊司さんからボリビアのアグリアス採集時の画像を多数送っていただいたことがあります。 ボリビアの蝶についてはもちろんのことボリビアという南米の国についても、日本ではあまり知られてはいないようです。 私自身も同様で、せっかく送っていただいたとても貴重な画像もそのままになっていました。 今回、ボリビアという国について色々調べてみましたので、有賀さんから送っていただいたボリビアの風景やボリビアのアグリアスAgrias claudina lugin…

  • 世にもおぞましい恐怖の光景。幼虫の体を食い破り寄生蜂幼虫続々と出現。

    にほんブログ村 世にもおぞましい恐怖の光景。幼虫の体を食い破り寄生蜂幼虫続々と出現。 2024-9-16 ( 日 ) 晴れ 28℃ 夕方から雨。 ついにモンシロチョウが勝利した。 毎日、庭には数匹から10匹ほどのモンシロチョウが飛んでいます。かって、北見市はじめ我が家の庭では外来種オオモンシロチョウが多く、在来のモンシロチョウは稀な蝶でした。 一時期は北見市界隈では外来種オオモンシロチョウに圧倒されて、モンシロチョウが消えてしまったかに見える時期がありましたが、その後モンシロチョウは少しづつ復活し、近年では明らかにモンシロチョウ優位になっていました。 この数年、猛暑の夏が続いていますが、それと…

  • 敏感なクジャクチョウ、おっとりした C-タテハ。

    にほんブログ村 敏感なクジャクチョウ、おっとりした C-タテハ。 2024-9-1 (日) 晴れ 28℃ 今年羽化したとおもわれるクジャクチョウが朝から一匹庭を元気に飛び回っておりやたら苦労して何とか撮影。 晴れて気温も高く、元気いっぱいのチョウを撮影するのはいつも労多くして良い成果を得ることが難しい。それはよくわかっているのだが、このクジャクチョウの写真がいまいちだったので、急にむきになってしまい、近くの山にクジャクチョウの撮影に出かけた。 おそらく今クジャクチョウはかなりの個体が発生していると判断し家から車で約8分のやますそのポイントへ出かけた。 このあたりは放置され荒れ果てた広大な畑地に…

  • ジョウザンシジミ中間型( 夏型 )メスの交尾拒否行動。

    にほんブログ村 ジョウザンシジミ中間型( 夏型 )メスの交尾拒否行動。 2024-7-21 (日) 晴れ 32℃ 猛暑 朝から 猛暑のなか ひたすら 水やりとスベリヒユなど数種の雑草抜き。 午前10時。ラベンダーの花で 吸蜜中のジョウザンシジミメスに オスが一匹 執拗に交尾をせまる交尾行動をとっていた。 メスはおそらく交尾済みで 巧みにオスの交尾行動を避けて吸蜜中。 尾端を直角に曲げて羽根を小刻みに震わせて超接近し、見ていてもいじましくなるほどに交尾をせまるがことごとく拒否されている。手前がメス、奥にいるのがオスです。 他にもう一匹のジョウザンシジミメスもあちこち止まりながら吸蜜中。おそらくメ…

  • 翅表が美しいジョウザンシジミ中間型オスに対しメス翅表は真っ黒。

    にほんブログ村 翅表が美しいジョウザンシジミ中間型オスに対しメス翅表は真っ黒。 2024-7-17 (水) 晴れ 34℃ 朝は涼しいが、日中はどんどん気温が上がって猛暑状態になる。 朝、庭を見て回ったがジョウザンシジミ中間型見かけず。 午後7時。 あたりが薄暗く、少し涼しくなり、日中の猛暑で庭の植物たちはグッタリしているので十分に撒水をした。 サヤインゲンはあまりにもグッタリしているのでジョウロで直接に根元へ水をやるしかなかった。 エゾキリンソウの群落に撒水を続けてゆくと、薄暗い中を新鮮なジョウザンシジミ中間型メスがチラチラと飛び出し、すぐに止まったのでデジカメを持ってきてせっせと撮影しました…

  • ジョウザンシジミ中間型写真集 その2 。

    にほんブログ村 ジョウザンシジミ中間型写真集 その2 。 2024-7-14 (日) 曇り 26℃ 朝9時。庭に出てジョウザンシジミ中間型がどうなっているか探して回った。予想に反してジョウザンシジミは1匹のみ飛んでいたが、この蝶の常としてチラチラ低く速く飛び、羽化したての昨日と異なり撮影はとても無理。この後、今が旬のヤマベ釣りに出かけた。 ヤマベ釣りから帰宅したのは午後6時すぎで、この日はジョウザンシジミ中間型の観察ができなかった。 2024-7-15 (月) 曇り のち晴れ 24℃ 朝9時。ジョウザンシジミの様子を見に庭に出てみた。オスと思われるもの1匹。おそらくメスと思われるもの1匹。絡み…

  • 利尻島のカラスアゲハ。

    にほんブログ村 利尻島のカラスアゲハ。 拙著 矢崎康幸・平本 東 (1981) : 利尻島の蝶類 、jezoensis V0L 8. pp. 1-46 によれば 利尻島からはこれまでに 59種類の蝶類が記録されています。 カラスアゲハ ( P. bianor dehaani C.et R.Felder ) については 島内各地に普通であり個体数も少なくない。普通は年1回の発生であるが年によっては2回のこともある。最も多くの個体が見られる時期は7月中旬から下旬である。食樹はヒロハノキハダである。とのいたって簡潔な記載があるのみで、もちろん個体変異の特徴などについては触れられていません。 今になっ…

  • ジョウザンシジミ中間型写真集。2024-7-13 ジョウザンシジミ中間型5匹を撮影。

    にほんブログ村 ジョウザンシジミ中間型写真集。2024-7-13 ジョウザンシジミ中間型5匹を撮影。 2024-7-13(土) 曇り 時々晴れ 25℃ 昨日、ジョウザンシジミ中間型と思われる個体が我が家の庭で羽化し、飛翔中であったのを確認したので、他にも羽化している個体はないかと庭を探索しました。 午前11時。予想通り、北見市の我が家の庭のエゾキリンソウ群落をジョウザンシジミ5匹が比較的ゆっくり低く飛んでいるのを発見しました。 新鮮で羽化したてと思われる個体たちで、すぐエゾキリンソウの葉などに止まる。 デジカメを取りに家にもどって、あまり活発に飛び回らない5匹に超接近して激写した。 普通はジョ…

  • 2024年7月上旬、ジョウザンシジミ中間型。

    にほんブログ村 2024年7月上旬、ジョウザンシジミ中間型。 2024-7-12( 金 ) 晴れ 29℃ 午後いちじ豪雨 午前11時頃、我が家の玄関先駐車場あたりを低くチラチラ飛ぶ蝶を発見した。 今どき、こんなサイズのシジミチョウが飛ぶとはいったい何者だろう?。とりあえず居間からデジカメを持ってきて撮影を試みることにした。なかなか止まらなかったがやがて庭の撒水用ホースに止まったり敷石上に止まったところを慎重に接近し撮影。 あれー、こいつはジョウザンシジミではないか。おそらく、わが家の庭で今年の春に発生したジョウザンシジミたちが交尾産卵して、その一部が羽化してきたものと思われます。 おそらく我が…

  • ジョウザンシジミ1 化(春型) とそれ以降

    にほんブログ村 ジョウザンシジミ1 化(春型) とそれ以降 北海道においてはジョウザンシジミは普通、春型のみの出現産地が多い。 一方、産地や発生時期、または高温の続いた年などには2化(夏型)が見られるのが一般的で、2化は個体数は少なくやや大型で翅表は強い黒化傾向を示し時には真っ黒けになります。 ジョウザンシジミは飼育環境化では年4化までは容易に出せるが2化以降の羽化個体は全てが 翅表真っ黒個体になります。 私は長年、好きでジョウザンシジミの飼育を行ってきたが連続飼育では年4化くらいまでは容易に飼育可能です。各飼育ごとに一定数の越冬蛹ができ、秋にできる蛹は越冬蛹になりやすい。 かっては物珍しさ…

  • ブータン 南部国境プンツォリンのルンタと艶やかなツマベニチョウ。

    にほんブログ村 ブータン 南部国境プンツォリンのルンタと艶やかなツマベニチョウ。 ブータンでは国民の75%がチベット仏教を信じており、これがブータンの国教とされています。そのためブータンを旅行するといたるところにチベット仏教の気配を強く感じます。街の近くでとりわけ目に付くのが川や谷あいにびっしりとかかっているルンタという布。 洗濯したおしめを干しているわけではありません。れっきとした宗教的祈祷布で、多くは色あせていますがよく見ると五色あって経文がぎっしりと書かれています。 五色は自然界の5要素を意味しており 青は空、白は雲、赤は火、緑は水、黄色は大地を表します。 もしかすると5色・5要素とは生…

  • ブータン・インド国境の街、プンツオリン。

    にほんブログ村 ブータン・インド国境の街、プンツオリン。 ブータンへ入国するには現在はバンコックからブータン国営ドルックエアの直行ジエット機がパロ空港 ( 標高2200m ) まで飛んでいます。 しかし長年の鎖国の後にブータンが1978年に開国したころ、私たちははインドのカルカッタまで飛行機でゆき、そこからインナーラインパミットを取得して、アッサムの大平原をひたすら車で走りに走って、ブータン・インド国境の町プンツォリンへたどり着き、有名な大門を通ってブータンへ入国していました。 プンツォリンは、ブータンとしては異質の都市。ブータン南端国境にあり、インド領のジャイガオンの町と隣接しており、国境貿…

  • 攻撃的外来植物マルガリータの美しい花園とヒメシジミの衰退。

    にほんブログ村 攻撃的外来植物マルガリータの美しい花園とヒメシジミの衰退。 初夏の晴れた日。温暖化のせいか猛暑。今日は気温が32.7℃。 近年、気候変動のせいか、とにかく暑い。こんなに暑い日が続いても外来種植物のマルガリータは、ますます元気でどんどん勢力を広げ、空き地や林道沿いはどこに行ってもこの花が大きな群落を作って在来の植物たちを圧倒している。 外来種として大繁殖し駆除など到底無理になった外来植物には、すでに帰化植物という折衷案みたいな名称が用意されていて、マルガリータはもはや帰化植物として、今後の推移を見てゆくしかないと思われます。 我が家から車で10分ほどのところに、ヒメシジミがとても…

  • ホウジャク Macroglossum stellatarum (Linnaeus, 1758)を初めて撮影。

    にほんブログ村 ホウジャク Macroglossum stellatarum (Linnaeus, 1758)を初めて撮影。 2024-10-3 (木) 晴れ 18℃。 この日の朝、7時45分。北海道北見市の自宅二階の窓から広い庭を見下ろすと、ものすごい速さで飛ぶものがいた。 目測ではおよそ秒速20m。単純計算すると時速72Km。 庭に出てみると写真などでよく見るホウジャクの仲間がハイピッチで羽根を震わせてホバリングしながらコスモスの花から花へと移動しながら吸蜜している。 恥ずかしながら私は蝶が専門であるせいか、ホウジャクなる生き物の実物をこの年になって初めて見た。 ホバリングしながらやたらと…

  • イタリアンパセリにキアゲハ幼虫

    にほんブログ村 イタリアンパセリにキアゲハ幼虫。 イタリアンパセリ ( Petroselinum crispum var. neapolitanum ) は地中海沿岸の原産でパセリ(オランダゼリ) の一品種 。いわゆるハーブの一種で 風味と香りが好まれ スープやサラダ、カルパッチョ など種々料理に使われています。 病害虫としてアブラムシ、ハダニ、そしてキアゲハの幼虫が挙げられています。イタリアンパセリにキアゲハの幼虫を発見したら取り除くようにするとの記載があることから、結構キアゲハには好まれているのかもしれません。 私たち蝶愛好家からすればキアゲハ幼虫はただ可愛いだけの存在ですが、そうでない人…

  • 最北の島、利尻島でアサギマダラのマーキングを。

    にほんブログ村 最北の島、利尻島でアサギマダラのマーキングを。 近年、地球温暖化の影響か、生き物たちの北上傾向が見られ、蝶もその例外ではありません。アサギマダラはマーキング調査なども含め愛好家の多い蝶ですが、今から25年も昔に、もしかすると北海道最北部の離島の利尻島でアサギマダラが世代を繰り返した可能性を示唆する貴重な論文を発見しましたのでご紹介したいと思います。願わくば、この記事を見て、まさに類い稀な猛暑がみられた 2024年の 9月の今、利尻島へアサギマダラ探しに行き、さらに願わくば 利尻島 と書き込むマーキングをされてみてはいかがでしょうか。 利尻島におけるアサギマダラの9月の記録 利尻…

  • コスモスに吸蜜する美しいキアゲハを激写。

    にほんブログ村 コスモスに吸蜜する美しいキアゲハを激写。 2024-8-30 (金) 晴れ 30℃ 今日は、かなり暑くなりそうなので山へ行くのは中止。 午前10時頃。 庭のピンクのコスモスの花にキアゲハ1オス飛来。吸蜜している。 かなり近づいても意外なことに私を全く気にせず花から花へ、せっせと吸蜜を続けている。 コスモスの花は蜜量が多いのか、吸蜜時間は一回30秒以上もあり、やたらと撮影しやすそうなので、家にオリンパスToughをとりにゆき、それで連写撮影し続けた。 いくらでも撮影できるのだが、あまり枚数を重ねると後で写真の整理が大変なので、適当なところで撮影をやめ、その後はチョウを眺めた。 こ…

  • ある日のミヤマカラスアゲハ夏型オスの話

    にほんブログ村 ある日のミヤマカラスアゲハ夏型オスの話 20XX-7-23 (日) 薄曇り 22℃ 朝は肌寒く出撃しようかどうしようか迷う天候だ。 朝から庭の草取りをかなりやった。 午前11時。行こうか行くまいか迷っていたが、やっと決心して近郊の湧別川水系支流源流域に チョウとオショロコマの調査に出発。 森へ入ってすぐ、いつもの林道分岐広場は100頭規模のエゾスジグロ大吸水集団2つ。せっせと撮影。 コムラサキ、シータテハ夏型、アカマダラ2化 サカハチチョウ2化 メスグロヒョウモン♀、ミドリヒョウモン交尾中ワンペア、ヒメキマダラヒカゲ、オオチャバネセセリ、ミヤマカラスアゲハなど多数が発生してい…

  • 我が家の庭で自然発生を繰り返すジョウザンシジミ。

    にほんブログ村 我が家の庭で自然発生を繰り返すジョウザンシジミ。 2024-5-19 ( 日 ) 晴れ~薄曇り 23℃ 夜は冷え込む 午前11時。庭に植えたイチゴに撒水しようとすると何か小型のシジミチョウがチラチラ低く飛んでいるのに気づいた。 接近してみると、なんとジョウザンシジミの春型オスだった。この数年はジョウザンシジミの飼育はしていない。ということは全く気づいてはいなかったものの、数年にわたって我が家の庭で自然発生を繰り返していたことになる。 デジカメを取りに家に戻っているうちに、いったん見失ったが、その後エゾキリンソウの群落の上に再度ジョウザンシジミ春型オスを見つけた。 意識的に庭にジ…

  • エゾスジグロチョウの大集団の下にあったのは。

    にほんブログ村 エゾスジグロチョウの大集団の下にあったのは。 20XX-7-29 (土) 晴れ 27℃ この日、北見市近郊の山奥の渓流にヤマベ釣りに出かけました。 この時期、オホーツクの山奥の林道ではエゾスジグロチョウ夏型が大挙して発生し、羽化したてのオスたちがしばしば大吸水集団を作りその光景は圧巻です。 普通は水たまりや湿った地面などに多いが、なんとなくいつもとは違ったような違和感を感じる集団を発見しました。 おびただしい数のエゾスジグロチョウ集団の中にはキバネセセリやアカマダラ 夏型の姿も見えます。 いつものことだが、このようなエゾスジグロチョウの大集団の撮影は、そう簡単ではありません。…

arrow_drop_down

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用