はじめまして。muensekiと申します。2025年、突如温泉にはまる。温泉へ行くには1人旅が気楽で好きです。秘湯へ行った思い出と道中のあれこれ。温泉と1人旅へ行きたくなる道しるべに。
【伊豆熱川】いでゆ干物店で“メニューにない神対応定食”。鯖みりんを網で焼く至福ランチ【伊東温泉ひとり旅㉛】
岩崎源泉での「おあずけ」を経て、私の胃袋は完全に「魚モード」。 吸い寄せられるように、海へと向かって坂道を下ること約3分。 熱川の街並みの中で、ひときわ派手で目を引く建物が見えてきました。 本日のランチはここ、「いでゆ干物店」さんです。 営業中…だよね?不思議なフォルムの干物屋さん 3つの建物が合体したような、なんとも不思議なフォルム。 一番手前の建物には「準備中」の札。えっ、やってない……?と不安になりつつ奥へ進むと、一番端の建物に「営業中」と「OPEN」の文字を発見! 「やってる……よね?」と恐る恐る扉を開けると、中からお姉さんが明るく迎えてくれました。 どこかへ出かけようとしていた雰囲気…
湯煙で櫓が見えない…!伊豆熱川荘「岩崎源泉」に吸い寄せられて、温泉に入れなかった話【伊東温泉ひとり旅㉚】
源泉で作った熱々のたまごをペロリと平らげたら、本格的にお腹が空いてきました。 実は、たまごの出来上がりを待つ間に、足湯に浸かりながらランチの場所はしっかりリサーチ済み。あとはそこへ一直線に向かうだけ! ……のはずだったのですが、歩き出してわずか2分。 またしても私の足を強烈に止める「熱川の洗礼」が現れました。 もはや「白い壁」。凄まじすぎる温泉櫓 視界の先、真っ白な煙に包まれて、もはや本体が確認できないほどの温泉櫓(やぐら)がそびえ立っています。 国民宿舎「伊豆熱川荘」さんの敷地に鎮座する、その名も「岩崎源泉」です。 「……櫓、どこ?」(笑) とツッコミたくなるほどの噴気! それもそのはず、こ…
大吉なのに超毒舌!?伊豆熱川駅前「湯の華ぱぁーく」で温泉みくじと源泉たまごに翻弄される【伊東温泉ひとり旅㉙】
伊豆熱川駅の改札を出て、歩くことわずか1分弱。 目の前に現れたのは、熱川温泉の魅力をぎゅっと凝縮したミニ公園「熱川湯の華ぱぁーく」です。 駅のホームからも見えていた、あの高さ7メートルの立派な木製温泉やぐらが目の前に! すぐ脇の「浜田源泉」からお湯を引いているそうで、もくもくと上がる湯煙を間近で体感できます。これぞ熱川、という圧倒的な存在感です。 待ち時間は足湯でのんびり。いざ、玉子を入浴(?)! ここでのお楽しみは、なんといっても「源泉ゆで卵作り体験」! 併設の観光案内所で生卵(1個100円/ネット・塩・スプーン・器付き)を購入。 園内の「玉子池」へ向かいます。 作り方を熟読すると、S字フッ…
車窓から気になりすぎてついに下車。伊豆熱川駅、ホームがもう湯煙だらけの絶景だった【伊東温泉ひとり旅㉘】
伊東の道の駅で“全国うまいもの展状態”のお買い物(笑)を終え、次に向かうのは——ずっと気になっていた場所。 伊豆急行線に乗って、「伊豆熱川駅」を目指します。 最近、伊豆へ行くたびに、車窓からどうしても目を奪われる“駅の風景”がありました。 それが、ここ「伊豆熱川駅」。 温泉街のあちこちから、白い湯気がもくもくと立ちのぼる光景。しかもその湯気、ただの煙じゃないんです。木組みのやぐらから、まるで“噴き出す”ように勢いよく上がっている。 通るたびに「なんだあそこは」と気になって仕方がなかった場所。温泉好きとしては、もう見て見ぬふりはできません。——これは降りるしかない、とずっと思っていました。 これ…
伊豆土産のはずが宮城県産!? 道の駅「伊東マリンタウン」で見つけた、リピート確定のご飯のお供たち【伊東温泉ひとり旅㉗】
美味しい「ぐり茶」を抱えて、次に向かうのは「道の駅 伊東マリンタウン」。海沿いに広がる、カラフルでちょっと異世界感のある人気スポットです。 伊東駅の1番乗り場からバスに乗り込みます。 やってきたのは、カラフルな「伊東マリンタウン柄」のバス!まるで道の駅に向かうためだけに存在している専用車みたい。 車内はどこを見ても、道の駅のキャラクター「マリにゃん」一色で、手すりにまでぬいぐるみが(笑)。 「これ、クマじゃなくて猫だったんだ……」なんて思いながら眺めているうちに、わずか5分で目的地に到着です。 朝5時から温泉!?見どころ満載のカラフルタウン 目の前に現れたのは、海沿いに建つカラフルな建物。 遊…
ぐり茶はなぜ渋くない?伊東の老舗「市川製茶」で知った、旨みに全振りのお茶【伊東温泉ひとり旅㉖】
東海館でのんびりしすぎて、気づけば近くのバス停からのバスは行ってしまったあと…(笑)。次の目的地「道の駅 伊東マリンタウン」までは、ここから歩いても22分ほどですが、このあとの予定を考えて作戦変更。いったん伊東駅に戻り、駅前のバス停から向かうことにしました。これがこの時間帯でいちばん早いルートです。 急いでいるはずが、吸い込まれた老舗お茶屋さん 駅へ戻る途中、湯の花通りでどうしても素通りできないお店を見つけてしまいました。 伊東名物「ぐり茶(玉緑茶)」の老舗、「市川製茶 湯の花通り店」です。 この旅で何度も飲んで、すっかり虜になっていた「ぐり茶」。 「お土産にも欲しいな……」なんて思っていたら…
川沿いの特等席で「ぐり茶」を。東海館の喫茶室で歴史を味わう、至福の和み時間【伊東温泉ひとり旅㉕】
見どころ満載の東海館を一通り巡ったあとは、1階にある喫茶室へ。 さっきソフトクリームを食べたばかりですが(笑)、この風格ある空間でお茶をいただく誘惑には勝てませんでした。 注文は入り口の受付で 喫茶室を利用する際は、まず入館料を支払った入り口の受付でメニューを決めて会計を済ませるシステムです。 メニューにはピラフやチキンライスもあり、和風建築の空間でいただく洋食も、なんだか惹かれますが……今回はお茶を。 この旅はすっかり「ぐり茶」気分なので、ぐり茶(菓子付)600円を注文しました。 静寂の窓際、川の流れを独り占め 喫茶室へ向かうと、そこは川沿いに面した明るく開放的な空間。 平日の午前中というこ…
昭和へタイムスリップ!伊東のシンボル「東海館」で職人技と四世代の雛飾りに酔いしれる【伊東温泉ひとり旅㉔】
スイートハウスわかばで心もお腹も満たされたあと、商店街を抜けて歩くことわずか3分。 松川沿いに、ひときわ目を引く風格ある木造建築が現れます。 昭和初期の面影を今に伝える、元高級旅館の文化財建築、伊東のシンボル「東海館」です。 有形文化財で味わう「現役」の宿感 かつては多くの文人や観光客を迎えた高級旅館だったこの建物。現在は伊東市指定有形文化財として公開されていますが、館内に一歩足を踏み入れると、今でも「今日のお部屋はこちらです」と言われそうな、現在進行形の宿の息遣いを感じます。 入館料は300円。驚くべきは、土・日・祝日限定で日帰り入浴(500円)も楽しめるということ。 あいにく今日は平日なの…
フォルムも店主もお茶目すぎ!伊東の名店「スイートハウスわかば」で味わう、至福のソフトクリーム【伊東温泉ひとり旅㉓】
大東館をチェックアウトし、名残惜しさを抱えながら歩くこと約10分。 伊東駅から徒歩7分ほどの場所にある、憧れの喫茶店を目指します。 その名も「スイートハウスわかば」。ソフトクリームが有名な、地元で長く愛されている名店です。 メニューに溢れる「可愛すぎる」手作り愛 テレビで見かけて以来、ずっと片思いしていたこちらのソフトクリーム。「観光客で行列かな?」と思いきや、平日の午前中ということもあってか、店内はご主人と和やかに談笑する常連さんの姿が。地元の方に愛されている=当たりのお店。私の中の鉄板方程式が成立した瞬間です(笑)。 席についてメニューを見ると、そこには思わず顔が綻んでしまう言葉たちが並ん…
のんびり11時チェックアウトと、隣宿「陽気館」の登山電車が気になりすぎる【伊東温泉ひとり旅㉒】
美味しい「紅花」を堪能したあとは、名残惜しくてもう一度温泉へ。 最後の最後までお湯を満喫して、いよいよチェックアウトの時間です。 「温泉好きの宿」らしい、ゆとりの滞在時間 一般的に15時チェックイン・10時チェックアウトの宿が多い中、大東館さんは14時チェックイン・11時チェックアウト。 この「前後に1時間ずつ」のゆとりが、温泉好きにはたまらなく嬉しいんですよね。朝食のあとにひと眠りして、さらにもう一回お風呂……なんて贅沢も、ここなら余裕を持って楽しめます。 さて、いよいよ鍵を持って部屋を出ます。 大東館さんで一点だけ注意したいのが、客室がオートロックではないこと。 滞在中、ついつい現代のホテ…
バナナマン日村さんも絶賛!伊東「紅谷」の銘菓・紅花と、お部屋での至福なおやつタイム【伊東温泉ひとり旅㉑】
美味しい朝食をお腹いっぱいいただいたあとは、やっぱり甘いものが欲しくなるもの。 宿に来る前に「紅谷」さんで買った「温泉で蒸しパン」の記事では、そのふわふわ食感に感動しましたが、実はもう一つ、お楽しみを隠し持っていたんです(笑)。 それがこちら、紅谷さんで一番人気の「紅花」です。 見た目は洋風、中身はしっかり和菓子!その贅沢な正体 一見すると、チョコがかかったミニシュークリームのようにも見えますが、その正体は老舗和菓子店のこだわりが詰まった、栗まんじゅうのようなお菓子でした。 断面を割ってみて驚くのが、中心に鎮座する大粒の栗。 国産の柔らかな栗がまるまる一粒贅沢に使われていて、どこから食べても栗…
無料なのに大満足!伊東「大東館」の手作り朝食と焦がし注意のトースター【伊東温泉ひとり旅⑳】
朝風呂で心身ともにリフレッシュしたあとは、お待ちかねの朝食タイムです。 伊東温泉の宿「大東館」の朝食は、7時から9時半まで。1階のロビーラウンジでいただくスタイルです。 「和食なし」でも大満足!お姉さん達の手作りメニュー こちらの朝食は、無料サービスの「簡単洋風スタイル」。公式HPには「ごめんなさい、和食のご用意はございません」と控えめな記載があります。でも、いえいえ。無料なのに謝る必要なんて全くありません! ちなみに、持ち込みは自由という太っ腹なルール。どうしても白米が食べたい方は、パックご飯を持参して1階のレンジでチンして持ち込めばOKという自由度の高さも魅力です。 朝食の内容は、なるべく…
「若おかみ」は鳥だった!?伊東「大東館」の朝風呂と、シュールで愛らしい温泉看板【伊東温泉ひとり旅⑲】
爽やかな「まるごとみかんプリン」で目覚めたあとは、お楽しみの朝風呂へ向かいます。温泉地に来たからには、朝の光の中でお湯に浸かる贅沢を味わいつくさなくては! 永遠に入っていられそうな「ぬる湯」の誘惑 まずは、昨夜22時から女湯に入れ替わった大浴場「京の湯大風呂」へ。 ※浴場写真は公式サイトより引用 昨日入った「流れ湯大風呂」と造りはほぼ同じですが、こちらには露天風呂はなく内湯のみの構成。とはいえ、大東館さんの内湯は天井も高く開放感があるので、内湯だけでも十分すぎるほど気持ちいいんです。 浴槽は「あつい」と「ぬるい」に分かれていますが、迷わず足を入れた「ぬるい」方が絶妙! 体温に寄り添うような温度…
朝5時半のプレ朝食。伊東「伊豆旬実堂」の丸ごとみかんプリンが目覚めに最高だった【伊東温泉ひとり旅⑱】
おはようございます! 普段、休日はお昼まで泥のように眠っている私ですが、温泉地に来ると不思議とシャキッと早起きできてしまいます。 ただいま朝の5時半。温泉効果なのか、目覚めが驚くほど爽やかです。 そして昨夜、あんなに「お腹がはち切れそう」と言っていたのに、しっかりお腹が空いているから不思議なものです(笑)。 大東館の朝食は7時から。その前に、お部屋で「プレ朝食」を楽しむことにしました。 蛇口からみかんジュース!?に誘われて 今回のお供は、昨日宿に向かう途中で手に入れていたこちら。 伊東駅から徒歩1分の場所にある 「フルーツパーラー伊豆旬実堂」さんのプリンです。 お店の前を通ったとき、「蛇口から…
夜のしじまと源泉の音。伊東「大東館」で過ごす静かな夜と、湯上がりの誘惑【伊東温泉ひとり旅⑰】
田中屋製麺所の「次男(焼きそば)」でお腹をパンパンに満たしたあとは、少しお部屋で休憩。一息ついたところで、夜の温泉へと向かいます。 静寂の貸切露天風呂を独り占め 夕方は「使用中」のランプが並んでいた貸切風呂も、夜が更けると空いている時間が増えてきました。 廊下の掲示板を確認すると、狙い通りどの貸切風呂も空いています。 外に出て、夜の露天風呂を目指します! 夜の露天風呂は、昼間とは一転して暗く、しっとりと落ち着いた雰囲気。 「深夜、早朝はお静かにお入り下さいませ」という看板がありますが、ひとり旅なのでその心配はご無用です(笑)。 耳に届くのは、副支配人が手作りした石組みを流れる湯の音だけ。 あい…
極細麺がクセになる!伊東のご当地グルメ「田中屋製麺所」の焼きそばを宿で堪能。素泊まり夕食のすゝめ【伊東温泉ひとり旅⑯】
伊東温泉「お風呂ずきの宿 大東館」は、素泊まり+無料朝食の宿。夕食付のプランはありません。 「夕食はどうしよう?」と不安になる方もいるかもしれませんが、ご安心を。 お部屋には近隣の飲食店ガイドが完備され、ロビーにはお食事処マップがあります。 さらには出前メニューまで充実しています。 宿で完結したいならカップ麺の販売もありますし、1階の電子レンジも自由に使えます。 外に食べに行くのもいいけれど、今日はお風呂上がりに「おこもり」してのんびりしたい……。 そんな私がチェックイン前に仕込んできたのは、伊東駅近くで見つけた「ご当地の味」でした。 老舗製麺所の「細マッチョ麺」に一目惚れ 伊東駅から徒歩3分…
副支配人が半年かけて作った!?伊東「大東館」の貸切露天風呂が最高だった|足元から注がれる新鮮湯に癒やされる【伊東温泉ひとり旅⑮】
大浴場、五右衛門風呂、寝風呂……と巡ってきましたが、最後はいよいよ3つめの貸切風呂「露天風呂」へ向かいます。 『宇宙兄弟』と過ごす、贅沢な待ち時間 貸切風呂の状況をロビーの掲示板で確認すると、お目当ての露天風呂は「使用中」。 ロビーの椅子に座って、空くのを待つことにしました。 ふと横を見ると、漫画がずらり! まもなく最終回を迎える『宇宙兄弟』を手に取り、読みながら待ちます。温泉宿のロビーで漫画を読みふける……これもまた、楽しい待ち時間です。 ところが、読み始めてすぐに掲示板のランプが消えて露天風呂が空いてしまいました。全然読み進められなかった! これは「続きを読みにまた泊まりに来なさい」という…
伊東「大東館」の貸切寝風呂|脱衣所はまさかの黄緑色!?玉砂利が心地よい癒やし湯【伊東温泉ひとり旅⑭】
五右衛門風呂で童心に帰ったあとは、2つめの貸切風呂「寝風呂」へ向かいます。 ビタミンカラーに目が釘付け!黄緑色の脱衣所 扉を開けてまず「おっ」となるのが、その色。 脱衣所は、パキッとした鮮やかな黄緑色の壁に囲まれています。大東館さんの貸切風呂、それぞれにキャラクターがあって面白いですよね。 カゴが2つに洗面台、ベンチがあるだけのシンプルな空間ですが、この色味のおかげで、入浴前からちょっと気分が明るくなるような不思議な感覚。 さて、お風呂はどうなっているのかというと…… 落ち着いた灯りの中、玉砂利に癒やされる 浴室に入ると、一転して照明はかなり抑えめ。 脱衣所の鮮やかさとは対照的な、しっとりと落…
伊東「大東館」の貸切五右衛門風呂、上から見るとタモリさんのグラサンだった件【伊東温泉ひとり旅⑬】
防空壕の探検を終え、たどり着いたのが、「五右衛門風呂」。 もはや浴室までの道のりそのものがひとつの“体験”です。温泉×歴史×探検が一度に味わえるなんて、控えめに言っても最高すぎます。 秘密基地のような脱衣所と浴室 脱衣所は、洗面台とカゴが2つ、そしてベンチがあるだけのシンプルな造り。 その潔さが、これからお風呂に集中するぞ!という気分を高めてくれます。 浴室に入ると、シャワーが1つ。 そして、鉄釜タイプの1人サイズな五右衛門風呂が、仲良く2つ並んでいます。 上から見ると、あの有名人にそっくり? この並んだ五右衛門風呂を上から見下ろすと…… なんだか、昔のタモリさんのグラサンみたい(笑)。 あの…
温泉×探検気分!本物の防空壕を抜けて五右衛門風呂へ|伊東「大東館」【伊東温泉ひとり旅⑫】
大浴場でしっかり温まった後は、いよいよお楽しみの貸切風呂へ参りましょう。 予約不要!空き状況はランプでチェック 大東館には3つの貸切風呂があり、空いていれば予約なし、無料でいつでも入れます。 システムは至ってシンプル。お風呂の鍵を閉めると廊下とロビーにある可愛い看板のランプが点灯する仕組みです。これを見て、空いているお風呂へ向かえばOK。 今は「露天風呂」にランプがついているので先客あり。というわけで、私は「五右衛門風呂」を目指すことにしました。 「五右衛門風呂」の入り口に、まさかの文字 五右衛門風呂の入り口に到着。 ん? 五右衛門風呂の上に、「防空壕」という文字が。一体どういうこと……? 中…
全国4位の湧出量!伊東『大東館』の“加温加水なし”源泉100%掛け流しを体験【伊東温泉ひとり旅⑪】
お部屋で一息ついたところで、いよいよお待ちかねの温泉へ向かいます! 実はすごい!「温泉都市・伊東」の実力 伊東温泉って、近くにある熱海や箱根と比べると少し地味な印象を持たれがちですが、実はとんでもない実力の持ち主なんです。 湧出量は全国第4位(別府、由布院、奥飛騨に次ぐ)源泉数も全国第3位(別府、由布院に次ぐ)とも言われています。 全国的に見ても、驚くほどお湯がドバドバ湧いている場所なんですね。しかも伊東の源泉は50度前後のところが多く、浴槽に届くころには適温になるため、加温も加水もせずに「ちょうど良い温度の新鮮なお湯」に浸かれるのが最大の魅力。温泉好きにはたまらない土地なんです。 大東館の「…
蛇口からも温泉!?伊東『大東館』の10畳和室が、ひとり素泊まりに最高な理由【伊東温泉ひとり旅⑩】
さて、5階のお部屋「渡月」の扉を開けます。 靴を脱いで上がった先には…… じゃーん!広々10畳の和室と「お布団」 目の前に広がるのは、ゆったりとした10畳の和室。 そして嬉しいのが、「すでにお布団が敷いてある」こと! これ、ひとり旅には本当にありがたいんですよね。チェックインしてすぐにゴロゴロできるし、滞在中、スタッフの方がお布団を敷きにお部屋に入ってくることもありません。「寄り添いつつ放っておいてくれる」大東館さんのスタイル、ここでも徹底されています。 アメニティとお部屋の設備 お部屋のアメニティは、タオル、歯ブラシ、ブラシと一通り揃っています。浴衣用の羽織もありましたが、私は作務衣を選んだ…
伊東温泉「お風呂ずきの宿 大東館」へチェックイン|選べる作務衣と心地よい放っておかれ感【伊東温泉ひとり旅⑨】
商店街でおやつと伊東駅で夕食を無事にゲットし(この買い出しのお話はまた後日!)、いよいよ今夜のお宿、「お風呂ずきの宿 大東館」へと向かいます。 ▶ お風呂ずきの宿 大東館の詳細・宿泊プランを見る(楽天トラベル) 駅から徒歩13分。買い出しにも便利な道のり 駅からお宿までは歩いて13分ほど。荷物が少なければ、平坦で迷いにくい楽な道のりです。 道沿いにスーパーやコンビニがあるので、私はコンビニでお味噌汁を調達。 素泊まり旅にとって、道中で買い出しができるのは本当に助かります。 ※送迎はないので、タクシー(ワンメーター程度)か、バスで「桜木町」バス停まで行って徒歩2分というルートも選べます。 自由で…
温泉で蒸す!?伊東の老舗「紅谷」のむっちり蒸しパン。ブラタモリでも紹介された味をお宿のおやつに【伊東温泉ひとり旅⑧】
小室山で絶景とカフェタイムを満喫したあとは、再び伊東駅方面へ戻ります。今夜のお宿で楽しむ「おやつ」を求めて、目指すは一軒の和菓子屋さんです。 昭和11年創業。商店街に佇む「紅谷」 伊東駅から徒歩6分。私はバスに乗っていたので、駅のひとつ手前「本町」バス停で下車しました。そこからなら歩いて1分ほど。 商店街を歩いていると現れたのは、昭和感あふれる素敵な佇まいの、 紅谷さん。 1936年(昭和11年)創業という、歴史あるお店です。 ブラタモリでも紹介!名物「温泉で蒸しパン」 今回のお目当ては、その名も「温泉で蒸しパン」! 自家温泉の熱を利用して蒸し上げられた、まさに温泉の街・伊東を象徴する和菓子で…
絶景を隠し味に。小室山山頂「Café・321」で、伊東名物ぐり茶ラテと何もしない贅沢を【伊東温泉ひとり旅⑦】
小室山の山頂で、空と海の絶景をたっぷり味わった私。ぐるっと一周歩きながら、ずっと気になっていたスタイリッシュなガラス張りの建物がありました。 それが、山頂に佇む 小室山リッジウォーク“MISORA”内の『Café・321』。 山頂でカフェタイムを楽しめるのも、小室山ならではの魅力のひとつです。 標高321mにある「全国4位」の絶景カフェ 店名の「321」は、標高321mにあることから付けられたのだそう。こういう直球な小ネタ、個人的にちょっと好きです(笑)。 ちなみにここは、旅行雑誌「じゃらん」の 『癒やしの景色が眺められるカフェスポット』ランキングで全国4位に選ばれたこともある超実力派スポット…
空と海の間を歩く。小室山リッジウォーク「MISORA」は想像以上の絶景だった【伊東温泉ひとり旅⑥】
いざ、一人乗りのリフトに乗って山頂へ。 リフトってワクワクしますよね。私は大好きです。でも、乗るたびにふと思うんです。ベルトも何もないのに、どうして落ちる人がいないんだろう?って……。ちょっぴり怖いですよね(笑)。 そんなスリルを感じつつも、高度が上がるにつれて視界がぐっと開け、青い海が見えてきます。 「わぁ、綺麗……」と見惚れているうちに約5分。あっという間に山頂へ到着です。 リフトを降りた瞬間、広がる圧倒的な開放感 リフトを降りると、そこには圧倒的な開放感が待っていました! 緑の芝生、空、雲、そして海。すべてが一気に視界に飛び込んできます。 そして目の前に見える山の形。こんもりしていて、な…
伊東駅からバスで23分。お得な「小室山パック」で謎のカエルバスに遭遇!?【伊東温泉ひとり旅⑤】
「うずわ」ランチで心もお腹も満たされたところで、宿に向かう前にもう一箇所。以前から一度行ってみたかった場所、絶景で有名な小室山を目指します! スマホでポチッ。伊東駅で手にする「紙のチケット」のワクワク感 実は、伊豆北川駅から伊東駅へ向かう電車内で、あらかじめ 「小室山パック」 なるお得なチケットをスマホで購入しておきました。 【小室山パックの内容】① 伊東駅⇔小室山のバス往復乗車券② 小室山リフト往復乗車券③ プチ得!(山頂カフェや売店での50円引き券) 通常2,020円のところ、このパックなら1,870円。少しお得になるのはもちろんですが、このチケット、スマホ完結ではなく伊東駅のバス案内所で…
伊東名物「うずわ」とは?幻の魚を駅徒歩2分の名店「まるたか」で実食【伊東温泉ひとり旅④】
北川であじ鮨に振られ、空腹も限界。伊東駅に到着した私が「今度こそ、ここでしか食べられないものを!」と鼻息荒く向かったのが、駅から徒歩2分の「伊豆鮮魚商 まるたか」です。 お目当ては、伊東の伝統食であり“幻の魚”とも呼ばれる「うずわ」。 正直、「うずわって何……?」という状態のまま、勢いで暖簾をくぐりました(笑)。 伊豆産へのこだわりが強すぎるメニューたち 平日の13:30過ぎということもあり、行列必至の人気店ですがすんなり入店。ラッキー! メニューを見ると、「大間の本まぐろ買いません!伊豆産まぐろ丼」という尖った名前の丼や、伊東の郷土料理「ちんちん揚げ」など、気になるものばかり。 でも、ここは…
日本一長い駅名の罠!?北川あじ鮨を目指したランチ難民が「THEナカヤ」で伊豆の真実に触れた話【伊東温泉ひとり旅③】
絶景の黒根岩風呂ですっかり整った私。次なる目的は、お腹を満たす「ランチ」です。 実は、ここ伊豆北川駅には驚きのヒミツがあります。 伊豆急行の駅にはネーミングライツによる副駅名がついているのですが、この駅のそれは……日本一長いんです。 その名も、「北川あじ鮨を食べて、波打ち際の露天風呂黒根岩風呂に入り、ムーンロードに出会う駅」 長っ!ひと息で言いきれません(笑)。でも、この駅の魅力をすべて詰め込んだ素晴らしい名前ですよね。というわけで、風呂上がりの私は副駅名に従い「北川あじ鮨」を求めて歩き出しました。 「北川あじ鮨」五か条の掟と、まさかの結末 北川あじ鮨は、地元産の鯵を使った自慢のローカルフード…
日経5位のインフィニティ温泉!海抜0mの北川温泉「黒根岩風呂」へ|実質アメリカが見える絶景?【伊東温泉ひとり旅②】
伊豆北川(いずほっかわ)駅に到着! ここから目指すのは、絶景温泉好きなら一度は耳にしたことがあるはずの聖地。 日本経済新聞の人気企画「日経プラスワン 何でもランキング」で、「空と一体インフィニティ温泉」第5位に選ばれたこともある、あの場所です。 漁港ののどかな風景を抜けて、海へ 駅から目的地までは徒歩約10分。 坂道を海に向かって下っていきます。 道中はどこか懐かしい漁港の雰囲気が漂っていて、歩いているだけで心がほぐれる……。「あぁ、ひとり旅に来たんだなぁ」と実感する瞬間です。 少し歩くと「北川温泉近道」の看板を発見! もちろん迷わず近道へ。 海沿いの「ムーンロード」と名付けられた道をしばらく…
前夜に決めたノープラン旅。2,420円の「作戦会議室」と黒船列車を引き当てた移動ハック【伊東温泉ひとり旅①】
明日から2日間、休みが空いた! そうなれば、もう行き先はひとつ。温泉しかありません♨️ 行き先は、ずっと気になっていた伊東温泉の人気宿、「お風呂ずきの宿 大東館」。 温泉好きの間で「コスパ最強」「源泉かけ流しが凄すぎる」と評判の宿です。 ▶ 「お風呂ずきの宿 大東館」を楽天トラベルでチェック 温泉好きの間で大人気の宿で、ひとり泊だと枠が絞られているのかなかなか空いていないのですが、前日の夜にふとチェックしてみると……なんと明日、今月唯一の空きがあるじゃないですか! キャンセルが出たのか、直前で1人枠が解放されたのか。 急いでポチッとな。こうして、前夜に滑り込みで決まった完全ノープランの伊…
【全11話まとめ】GWに下山不能!?藤七温泉と田沢湖を巡る1泊2日の全記録|岩手・秋田
GWの岩手・秋田を巡った1泊2日のひとり温泉旅。「モデルコース」と呼ぶにはあまりに過酷、かつハプニングだらけの怒涛の2日間でした。 10年ぶりの「猛吹雪による下山不能」に遭遇しつつも、泥湯で美肌になり、はちみつピザに溺れた全11回の記録。全行程を時系列で総括します! 📍 宿のスペックだけ知りたい方はこちら! ▶ 標高1,400mの雲上の宿「藤七温泉 彩雲荘」まとめ 🌋 【DAY 1】地上の常識が通じない「雪の洗礼」 盛岡駅でレンタカーを借りた瞬間から、旅は予想外の方向へ。GWなのにアスピーテラインが雪で閉鎖!? 1. 旅の始まりとハプニング ・① 今年度1位!藤七温泉への未練・② GWに雪で通…
【岩手】標高1,400mの雲上の宿「藤七温泉 彩雲荘」まとめ|足元自噴の泥湯と非日常の世界
何回かに渡って書き綴って参りました「藤七温泉ひとり温泉旅」。最後に、岩手県八幡平の頂に佇む雲上の宿「藤七温泉 彩雲荘」の魅力をぎゅっと凝縮してまとめます。 岩手県で最も高い場所(標高1,400m)に位置する温泉宿。そこには、地上の常識さえも届かないような「圧倒的な非日常」が広がっていました。 🚗 🚌 アクセス:雲の上への「正解ルート」 秘湯ですが、バス&送迎でもアクセス可能。ただ、山の天気は変わりやすいため、事前の計画が大切です。 【レンタカー・車派】盛岡駅からアスピーテラインへ 私は今回、盛岡駅でレンタカーを借りて向かいました。 通常ルート: 東北道「松尾八幡平IC」から八幡平アスピーテライ…
【田沢湖スイーツ編】美貌祈願とはちみつソフト。山のはちみつ屋と「たつこ像」に再訪を誓う|岩手・藤七温泉 彩雲荘⑪
美味しいピザでお腹を満たした後は、もちろん別腹の出番です! ピザ工房のすぐお隣、 「山のはちみつ屋」さんへ吸い込まれるように移動します。 店内は、はちみつ、はちみつジャム、はちみつフルーツ酢……まさに、はちみつ尽くしの甘〜い空間。 お土産も気になりますが、ここに来たからには絶対に外せない名物があるんです。 運命のダイス・ロール!「はちみつソフト」の罠 お目当ては、一番人気の「はちみつソフト」。 これを注文すると、店員さんとの熱い「サイコロ勝負」が幕を開けます! ルールは簡単。サイコロを振って、見事「8(ハチ)」が出たら超ラッキー! ミツバチ型のチョコを、なんと8匹もトッピングしてもら…
【田沢湖グルメ編】予定が狂ってからが本番!岩手山を背に短角牛を喰らい、秋田名物「はちみつピザ」に溺れる|岩手・藤七温泉 彩雲荘⑩
予定が狂ってからが、旅の本番。 藤七温泉での「足止め」を食らい、下山したのはすでにお昼前。 当初の予定では、アスピーテラインを抜けて40分ほどで玉川温泉へ寄り、田沢湖を通って盛岡へ戻る黄金ルート……のはずでした。 しかし、あの雪と通行止めでは玉川温泉は泣く泣く断念。 「よし、盛岡側からぐるっと田沢湖へ向かおう!」と、気持ちを切り替えてハンドルを握ります。 岩手山を隠し味に、短角牛を食す 途中、岩手山SA(上り)で小休憩。 車を降りて顔を上げると、そこに広がる岩手山の美しさに息を呑みました。 見てください、この圧倒的な存在感! こんなに綺麗な景色に出会ったら、やっぱり「お肉」が食べたくな…
【脱出編】GWにまさかの下山不能!?雪に閉ざされた山頂からの脱出劇|岩手・藤七温泉 彩雲荘⑨
朝食会場に響き渡った、宿の方の衝撃的なアナウンス。 「現在の積雪状況では、宿の車でも下山は不可能です」 ……えっ? ゴールデンウィークに道が塞がるなんて、実に10年ぶりの事態だそうです。 「とりあえずお昼まで待機してください。除雪が間に合えばお送りします。それまではお部屋でお休みいただくか、温泉にでも入ってお待ちください」 ――まさかの、強制延長戦スタート! ……いや、これ本当に帰れるの? 「わーい、まだ温泉に入れる!」 なんてちょっぴり思いつつも、そんな呑気なことを言っている場合なのか? もし除雪が無理だったらどうなるの……? 聞き耳を立ててみると、他のお客さんの間では「もし帰れ…
【朝風呂・朝食編】猛吹雪の朝、湯船に響く「おーい!」と絶品朝食|岩手・藤七温泉 彩雲荘⑧
おはようございます! 運命の4時55分。眠い目をこすりながら窓の外を確認すると……。 昨日以上に、盛大に降って積もっています。 (※写真は明るくなってから撮影) 淡い期待は見事に打ち砕かれ、ご来光はあえなく撃沈。 「だよね(笑)」と自分に突っ込みを入れつつ、冷えた体を温めに朝の温泉へ向かいます。 銭湯のような、朝の内湯の賑わい 朝の内湯へ行くと、そこには昨日「極寒混浴」を共にした戦友(お姉さま方)の姿が! 「おはようございます!」と自然に挨拶が交わされます。 お話を聞くと、皆さんご主人と一緒に来られているとのこと。 ここ藤七温泉の内湯は、男湯と女湯が背中合わせに隣接しています。 …
【夜の過ごし方編】吹雪の夜、暖かい部屋で頬張る「玄米ごま餅」と、無理めなご来光への祈り|岩手・藤七温泉 彩雲荘⑦
山菜の美味しさに完全にノックアウトされた夕食を終え、お部屋に戻ってきました。 外は相変わらずの猛吹雪ですが、暖かいお部屋で過ごす時間は、これ以上ない贅沢です。 ここで、ついに「あの時間」がやってきました。 松ちゃん市場の「玄米ごま餅」という至福 道中の「松ちゃん市場」で入手しておいた、玄米ごま餅。 「夜のお楽しみに」と、密かに温存していた戦利品です。 これを暖かいお部屋で、のんびりだらだらしながら頂きます。 ……最高。 香ばしいごまの香りと、玄米ならではのプチプチとした食感。 暖かい部屋で食べるお餅の、なんと罪深い美味しさよ。 極寒の雪山、ストーブの熱気、そして甘いお餅。これぞ冬の東…
【夕食編】山菜が肉を凌駕する!?日本一かもしれないボロ良い宿の絶品バイキング|藤七温泉 彩雲荘⑥
露天風呂での「極寒サバイバル」を終え、お腹はペコペコ。 18時から始まる夕食会場へ、いざ出陣です! 藤七温泉の夕食は、自由席でのバイキング形式。 「山の宿だし、素朴な感じだな?」なんて思いながら料理を並べていきます…… じゃーん! 私のセレクトはこちら。 見てください、この圧倒的な「THE 地味」なビジュアル(笑)。 派手なローストビーフや豪華なデザートが並んでいるわけではありません。でも、確信を持って言えます。 ――まさかの。 2025年度に泊まった数多くの宿の中で、食事の美味しさは間違いなくトップクラス。……いや、もしかすると第1位かもしれません。 山菜、山菜、また山菜! 驚異の…
【温泉編】露天風呂嫌いがついに開眼!雪山の泥湯と極寒混浴の連帯感|岩手・藤七温泉 彩雲荘⑤
いよいよ温泉へ! 藤七温泉の露天風呂は、標高1,400m。東北で最も高い場所にある雪山に点在する“野天風呂”。普通の露天とは、少し次元が違います。 温泉の全体図はこちら。 沢山、浴槽がありそう…ですが、どこから入ればいいのか分からない。とりあえず、 Amazonでポチっておいたマイ湯あみ着(混浴対策の必需品)を握りしめ、まずは内湯へと向かいます。 ※藤七温泉は混浴露天がメインなので、湯あみ着があると安心度が段違いです。宿でも購入できますが、私は事前に用意しておいて本当に助かりました。👉 私が持って行った湯あみ着はこちら リンク 温泉へは、サンダルに履き替えて外の通路を通るのですが…… この…
【館内編】積雪で廊下が傾く「ボロ良い宿」!? ぬくぬくの部屋で固めた不敵な決意|岩手・藤七温泉 彩雲荘④
送迎車で一緒に運ばれた数組の宿泊客とともに、まずは帳場でチェックイン。 部屋までお風呂の説明などしながら案内してくれたスタッフのおじさまは、外の景色をチラリと見てこう言いました。 「こんな天気じゃ、さすがに露天風呂には行かれないと思いますけど……」 私はすかさず聞き返します。 「……行っても、いいんですよね?」 「それはもちろん! ですけど……えっ! 寒いですよ〜(笑)」 茶目っ気たっぷりに笑う可愛いおじさん。 「そうですよね〜」なんて笑顔を返しつつも、私の心の中は決まっていました。 (誰がなんと言おうと、行く。行ってやる…!今日はこれを目的に来たんだから!) 「今日こそは露天風…
【解決】謎のワード「コザイショ」の正体と、命びろいした雪の洗礼|岩手・藤七温泉 彩雲荘③
謎の目的地「コザイショ」。 不安を抱えながら車を走らせていると、途中で「八幡平松尾ビジターセンター」を発見しました。ここで地図をもらって、ついでに場所を聞いてみよう!と立ち寄ることに。 地図を広げて、隅から隅まで目を凝らすと……ありました。 「御在所(ございしょ)」!!! これだーーー! 「ございしょ」だったんだ! 耳慣れない音の正体がようやく判明し、心の底からホッとしました。 執念の「ごま餅」と、絶品カフェオレ 安心したら、急に余裕が出てきました(笑) まずは、ビジターセンターに併設された「松尾八幡平物産館あすぴーて」で、美味しそうなカフェオレを購入。 日本名水百選にも選ばれた…
【波乱の幕開け】GWに雪で通行止め!?謎のワード「コザイショ」を追って|岩手・藤七温泉 彩雲荘②
藤七温泉 彩雲荘までは、盛岡駅からバスで「松尾鉱山資料館」まで行き、そこから送迎してもらうのが王道ルート。 でも今回は「近辺も観光したいな」欲が出て、珍しく盛岡駅でレンタカーを借りることにしました。 新幹線に揺られ、岩手の景色を眺めながら「どんな旅になるかな」とワクワクしていたその時。 私のスマホが鳴りました。表示は、知らない番号から。――この時点で、少し胸がざわつきました。「嫌な予感……」 デッキに飛び出し電話に出ると、宿からでした。 そして衝撃の一言が。 「雪で宿の前の道が通行止めになり、一般車では来られません」 ……なんですと!? 今はゴールデンウィーク。下界は桜も終わり、すっか…
今年度「もう一度行きたい温泉」第1位。八幡平・藤七温泉への未練|岩手・藤七温泉 彩雲荘①
今年度も残りあとわずか。 ふと「今年度に行った温泉で、もう一度行きたい温泉はどこか?」と思い返してみたら、私の価値観を180度変えたあの温泉が、不動の第1位に決定しました。 それは、岩手県・八幡平の山頂近くにある秘湯、 「藤七温泉 彩雲荘」です! 実はここ、ブログを始める前に行った場所だったので、「写真も少ないし、記憶も曖昧だし…」と記事にしていなかったんです。でも、あの感動と色々あってのリベンジ魂(?)だけは書き残しておきたい! ということで、当時の記憶を必死に呼び覚ましながら、お届けします(笑) 藤七温泉 彩雲荘を楽天トラベルで見る そもそも、私は「露天風呂」が苦手でした。 温…
【伊豆・下田・西伊豆|車なし】金谷旅館ひとり温泉旅・全48回まとめ|日本一の総檜風呂と西伊豆の絶景を巡るモデルコース
伊豆の歴史と圧倒的な湯殿、そして西伊豆の絶景を求めて——。今回は、日本一の総檜風呂を誇る下田の老舗宿「金谷旅館」を拠点に、松崎のなまこ壁、堂ヶ島の絶景、そして土肥金山での砂金採りまで、伊豆半島を公共交通機関で縦断した旅をまとめました。全48回にわたる濃密レポートで、ひとり旅ならではの「自由で欲張りな伊豆」をお届けします! 目次 ■ 1日目:踊り子号から下田の歴史と絶景へ ① 窓枠なしの絶景と下田駅ナカグルメ ② 天空の特等席と弾丸・爪木崎攻略 ③ 異国情緒と文豪のマドレーヌ ■ 【宿泊記】金谷旅館:日本一の総檜風呂と秘密基地 秘密基地の客室と、神々しき「千人風呂」 素泊まり夕食・朝食の「最強ハ…
【伊豆下田】日本一の総檜風呂「金谷旅館」まとめ|千人風呂が想像以上だった
何回かに渡って書き綴って参りました「金谷旅館ひとり温泉旅」。 最後に、静岡県・伊豆下田の老舗宿「金谷旅館」の魅力をぎゅっと凝縮してまとめます。 伊豆急下田駅からわずか数分。そこには、明治・大正・昭和が重なり合ったような、圧倒的な木造建築が佇んでいます。 創業慶応三年、日本一の総檜大浴場を誇る「金谷旅館」。 一見、敷居が高そうな老舗ですが、実は「ひとり旅」にこそ最高の、自由でスマートな宿でした。滞在の全記録をここに凝縮します。 🚪 アクセス:バス停から「徒歩0秒」の衝撃、駅からは「徒歩4分」の安心 老舗でありながら、アクセスは驚くほど現代的でスムーズです。 【バス派】下田駅から約8分:…
アルフォートがまさかの「富士山」に?三島で見つけた激レアお土産|金谷旅館ひとり温泉旅【帰り道編③】
旅の最後のお土産探しは、JR三島駅の南口改札前にある「Bellmart アスティ三島サウス」で。ここは品揃えが豊富で、最後まで目移りしてしまいます。 そこで私のアンテナに引っかかったのが……みんな大好き「アルフォート」! 「えっ、どこでも買えるじゃん」と思ったあなた。アルフォートを侮ってはいけません。 実はお菓子界の絶対王者なんです。 2025年、日本中がアルフォートをかじっていた!? 実はアルフォート、2025年後半にはポテトチップスやじゃがりこを抑えて、全お菓子の中で5か月連続売上1位を記録するという快挙を成し遂げています。 チョコ菓子がスナック菓子に勝つというのは、業界では事件…
タバコじゃなくて「ちゃばこ」だよ!? これで”いろはす”が真っ緑になった話|金谷旅館ひとり温泉旅【帰り道編②】
伊豆箱根鉄道(いずっぱこ)に揺られ、終点の三島駅に到着 改札を出てすぐのところで、私の足がぴたっと止まりました。 「えっ、今の時代にこんな目立つ場所にタバコの自販機……?」 と思いきや、よく見るとそこには「ちゃばこ(Chabacco)」の文字が! 伊豆箱根鉄道・三島駅限定!「うまい」の誘惑 タバコのパッケージをこれでもかとパロディしたお茶の自販機。 しかも「伊豆箱根鉄道三島駅限定パッケージ うまい」なんて書かれた日には、買わない理由が見当たりません。 デザインがどれも凝っていて可愛くて、自販機の前でしばし真剣に悩む私。 迷った末に、お目当ての「限定」を無事にGETしました! 芸が…
【西伊豆】フェリー運休の延長戦は最高!修善寺駅で台湾と秋田が繋がった夜|金谷旅館ひとり温泉旅【帰り道編①】
本当なら、土肥港から駿河湾フェリーで颯爽と帰るはずでした。 ……が、船体不具合で、 この日は、まさかの完全運休。 でも、そのおかげで土肥金山の砂金採りも、松原公園の夕陽も、そして元湯温泉の「裸の国際交流」も、時間を気にせず最後までフルに満喫できたわけです。運休がくれた、贅沢な「放課後」のような時間。結果オーライ、むしろ大正解! 名残惜しいですが、バスで修善寺経由のルートで帰ります。水口バス停から揺られること約44分。たどり着いたのは、前回の旅でも訪れた修善寺駅。 姉妹駅の先に広がる「温泉の絆」 夜の修善寺駅。前回よりも遅い時間だったため、前に行った駅のお土産屋さんは閉まっていましたが…
【西伊豆・土肥温泉】源泉に一番近い「元湯温泉」へ。なぜか裸で国際交流!?謎の英会話タイム|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑭】
夕陽を堪能したあとは、すっかり「温泉モード」。 松原公園から歩いて15分ほど、土肥温泉で数ある共同浴場の中でも源泉に最も近いと言われる「元湯温泉」を目指します。 歩き出した時はまだ少しは明るかった空も、一歩一歩進むごとに夜の気配が濃くなっていく……。この「お風呂へ向かうワクワク感」と夕暮れの空気、最高に贅沢な時間です。 「源泉かけ流し」ののれんに誘われて 到着すると、入り口には「源泉かけ流し」の文字が躍る立派なのれん。これこれ、これが欲しかったんです! 中に入り、券売機で400円のチケットを購入。タオルや石鹸も各100円で売っているので、手ぶらでも安心です。 脱衣所は棚とカゴのみのシ…
【西伊豆】夕陽が絶景すぎて思わず牛乳一気飲みした話|松原公園×土肥温泉|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑬】
土肥金山で砂金ハンターとしての熱い(?)戦いを終えた私は――ほんの少しの達成感と疲労感を抱えながら、再び徒歩で松原公園へ。 実はここ、駿河湾越しに沈む夕陽を一年中見ることができる、西伊豆屈指のサンセットスポット。夕暮れ時の散策にはこれ以上ない場所なんです。 「テラッセオレンジトイ」で至福の一杯を 公園内にある津波避難複合施設「テラッセオレンジトイ」。 この“オレンジ”は、 名産の柑橘からかと思いきや、目の前に広がる夕陽を見て納得。きっと、この色から名付けられたんですね。 さて、展望デッキに上がる前に、1階のカフェでこちらをテイクアウト。 「牛乳、ください!」 そう、ここは土肥温泉…
【西伊豆】人生初の砂金ハンター!土肥金山の「砂金採り体験」で30分ガチ勝負|結果はまさかの7粒!?|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑫】
坑道で歴史の重みを感じた後は、お待ちかねの金山資料館「黄金館」へ。 中に入ると、そこはもう小判の海! 「一枚くらいポケットに入れて帰っても……」なんて邪念が浮かぶほどキラキラしています(笑)。 千両箱の重量体験では、江戸時代の豪商気分を味わおうと挑戦したものの、その重さに現実の厳しさを痛感。 展示の中に「金には精神的な安定や疲労軽減の効果がある」と書かれているのを発見。 「なるほど、お金持ちがいつも余裕そうなのはこのせいか……!」と、妙に納得してしまいました。 「最終受付あと5分!」突如の館内放送→砂金採りへ 資料館を出ると足湯を発見。 「ちょっと一息」なんて思っていたその時、館内に大ボリ…
【西伊豆】坑道の中に温泉!?江戸の金堀たちの日常を覗き見|黄金の泉で金運爆上がり!?|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑪】
黄金の鳥居と山神社で、まずはしっかりと金運の土台を固めた私。 いよいよ金坑の奥深くへと足を踏み入れます。 土肥金山の最大の魅力は、江戸時代に実際に掘られていた坑道の中を歩けること。 中は年間を通して温度がほぼ一定だそうで、この日は外より少し暖かく感じました。 これなら雨の日でも、真夏でも真冬でも快適。天気を気にせず楽しめるのも嬉しいところです。 ふんどし姿の職人たちと「江戸の苦労」 坑道内には、当時の採掘の様子を再現した電動人形がたくさん設置されています。 これがまた、ものすごくリアル。 みなさん、気合の入った逞しいふんどし姿で作業中でした。 ……江戸の労働スタイル、なかなかワイルドです…
【西伊豆】ついに土肥金山へ!黄金の鳥居と坑道のパワースポット|アソビュー割引も|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑩】
清雲寺から歩くこと7分。ついに、今回の旅のメインスポット「土肥金山」に到着です! ここは、かつて佐渡金山に次ぐ日本第二位の産出量を誇った、歴史的価値の高い鉱山跡。 江戸時代以前から昭和まで約400年にわたり金を産出し、伊豆の歴史を支えてきた場所でもあります。 当時の坑道の様子が見られたり、砂金採り体験ができたりと、金運アップを狙うなら絶対外せないスポットです。 ずっと来たかったんですよね、ここ。 だって「金」ですよ、金!みんな大好き金!(笑) 入口にある小判が溢れ出る千両箱のオブジェを見て、もうワクワクが止まりません。 100円の節約が運命を分ける!? チケット売り場に向かう前に、ち…
【西伊豆】土肥金山へ向かう途中で寄り道!迫力の90枚絵と厄除け石段の寺「清雲寺」|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑨】
まぶ湯での神秘的な歴史体験を終え、いよいよ旅のメインである「土肥金山」へ……と向かっていたその時。 徒歩3分ほどの場所で、とんでもなくカッコイイ門を見つけてしまいました。 「……え、何この門。カッコイイ。」 気になるものはスルーできない性分(笑)。予定を変更して、ふらりと吸い込まれるように「一楽山 清雲寺」へ足を踏み入れました。 観音様に見守られ、いざ本堂へ 一楽山と書かれた黒門をくぐると、続いて現れたのは珍しい構えの赤門。 ふと「……誰かに見られている?」と思って門の上を見上げると、そこにはめちゃくちゃ鋭い視線の観音様が(笑) 「うわっ、お見守りいただいている……!」 そんな観音…
【西伊豆】金山坑道から温泉!?土肥温泉発祥の地「まぶ湯」へ|限定切り絵御朱印も可愛い安楽寺|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑧】
足湯で癒やされた後は、いよいよ歴史の核心へ。 土肥温泉の原点と言われる「まぶ湯」を目指して、安楽寺へと向かいます。 松原公園から徒歩10分。見えてきたのは、安楽寺の山門のすぐ横にそびえる、樹齢1000年超えの大楠でした。 山門の前で見上げると、その大きさと迫力に思わず圧倒されます。1000年の歴史を感じるその姿はどこか神々しくて……かっこいい! まずは本堂を参拝。 ……が、ここで早くもワタワタします。 参拝後、まぶ湯を探して境内をウロウロ。 やっと見つけたのが、「御朱印受付」と書かれた小屋でした。 その前に貼られていた、まぶ湯の案内を見るとーー 「まぶ湯拝観をご希望の方は、本堂浄財箱へ拝観料…
【西伊豆】土肥温泉の「温泉印」をゲット!松原公園の足湯「黄金の湯」と噴湯の櫓|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑦】
土肥びわの絶品アフォガードで心を満たした後は、もう少し土肥の街を散策することにしました。 歩いていると、松原公園の端に「土肥町観光案内所」を発見。 中には地元のパンフレットがズラリ。 そこでふと目に入ったのが……。 「温泉印」……!? 最近「御泉印」や「御湯印」という言葉を耳にはしていました。温泉を巡った記念にもらえる、いわば“温泉版の御朱印”のようなものです。 それ系のものを手にするのはこれが初めてです。なんだか急に「記念に欲しい!」という気分になって、即ゲット! ……いや、お気づきの方もいるかもしれません。私、まだ土肥温泉に入浴していません(笑)。 でも大丈夫。これは「あとで絶対に日帰り温…
【西伊豆】土肥名産「幻のびわ」アフォガード!老舗・大木乳業の大人スイーツ|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑥】
テラッセオレンジトイの1階、「土肥特産市 ありがとう」でお買い物を終え、 ふと目の前に目をやると……思わず足を止めてしまう看板を発見しました。 『マジックアワーカフェ Porto101』の「土肥びわアフォガード」。 そういえば恋人岬で見た看板で「土肥桜」と並んで気になっていたのが、土肥の特産物「幻の白びわ」。 これは運命的な出会い……! しかもこのカフェ、 下田の道の駅で私が感動したミルクプリン を作っている、土肥で100年以上の歴史を持つ老舗「大木乳業」が運営しているんです。 「大木乳業のソフトクリームを使ってまずいわけがない!」という確信のもと、迷わず入店です。 こだわりが詰まった「大人の…
【西伊豆】海辺のオアシス「テラッセオレンジトイ」!絶景・足湯・そしてまさかの“避難タワー”|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編⑤】
土肥桜とメジロさんに癒やされたあとは、松原公園の中にある、海沿いに建つスタイリッシュな建物へ向かいます。 その名も「テラッセ オレンジ トイ」。 テラッセ オレンジ トイとは? 外観からして「オシャレな観光施設だな」なんて思っていたのですが、 実はここ、ただの観光施設ではありませんでした。 なんと全国初となる「観光施設を兼ねた津波避難タワー」なんだとか!絶景を楽しみながら、万が一の安心まで確保されている……土肥の街の頼もしさを感じます。 展望テラスから駿河湾を独り占め まずは何はなくとも、最上階の展望テラスへ。 階段を上って外に出ると、そこには……。 「……っ、綺麗!!」 目の前に広がる雄大な…
【西伊豆】松原公園で春を先取り!ツンデレな「土肥桜」と世界一の花時計|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編④】
やってきました、松原公園。 土肥の海岸沿いに広がる松原公園。ここ、ただの海沿いの公園ではありません。 穏やかな駿河湾の景色、そして何より「土肥桜」の可憐な姿に出会える、心ほどける場所です。 土肥桜は、日本一の早咲きと言われるだけあって、なんと早ければ12月下旬から開花が始まります。恋人岬では少し散り始めていたので「ここもどうかな?」と心配していましたが……。 「わーい、咲いてる咲いてる!」 この木は、何だかもっさりしているけど、そこが可愛い (笑) 訪れたのは2月上旬。ちょうど土肥桜まつりの真っ最中でした。 例年、見頃に合わせて1月中旬から2月中旬頃に開催されます。 こんな感じで、もう葉桜にな…
【西伊豆】バス移動もエンタメ!富士山探しゲームと、土肥桜まつりの誘惑|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編③】
恋人岬の激走を終え、バスに乗り込みます。目指すはかつて栄えた金山、土肥金山!……なのですが、西伊豆のバス旅は移動中も油断できません。 乗客は私ひとり?「富士山探しゲーム」の開幕 車窓を流れる景色が、とにかく最高なんです。 富士見台バス停を過ぎたあたりから、 車内は「富士山探しゲーム」状態(笑)。 菜の花の向こう側にチラリ、山の合間にひょっこり。 隠れては現れる富士山を追いかけて、つい首が右に左に忙しくなります。 最後には山にすっぽり隠れて、雪の積もった頭だけちょこんと顔を出している富士山がまた可愛い! バス旅ならではの「動く絶景」を堪能しました。 金に目が眩んで(笑)…土肥桜へ寄り道 そうこ…
【西伊豆】恋人岬の先端へ!絶景の「金の鐘」と富士山|冬の坂道猛ダッシュ事件|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編②】
恋人岬の入口で 「結婚までの途中下車不可」などの強烈すぎる洗礼を受けた私ですが(笑)、ここからが本番。 さらに奥にある絶景の先端展望デッキを目指します。 道中には「恋人岬の楽しみ方」という看板があるのですが、その内容がこれまたラブラブすぎる(笑)。 愛の鐘を鳴らしたり、ハート型の絵馬を二人で書いたり……。 絵馬が並ぶ所まで行ってみると、絵馬の横からは富士山がチラリと見えていて、景色は最高なのですが、いかんせん設定が甘酸っぱすぎます。 ラブコールベルには興味がありませんが(笑)、この先の景色は見逃せません。先端までは徒歩15分らしい。気合を入れて進みます! 自分を清める?「金の鐘」と謎の記念碑…
【西伊豆】絶景だけどハードル高すぎ!?「恋人岬」の徹底した世界観に震える|金谷旅館ひとり温泉旅【土肥編①】
堂ヶ島からバスに揺られること約19分。 到着したのは、西伊豆屈指の絶景スポット、恋人岬です。 駿河湾越しに富士山を一望できると噂に聞いてやってきました。 ……それにしても「恋人岬」って、なんとも昭和感溢れるネーミングですよね。 正直、名前だけ聞くと「大したことない所なんじゃないかな」なんて甘く見ていたのですが、ここは想像以上に“徹底された”場所でした! 逃げ場なし!?ハートと「結婚」に包囲される 降りた側のバス停は普通でしたが、ふと反対側を見ると……バス停がハートの形!(笑) 少し歩くと、駅名標を模した看板が現れました。 そして、そこに書かれていたのが……なかなかの圧でした。 前駅が「土肥温泉…
【西伊豆】堂ヶ島「天窓洞」を弾丸チラ見!&バスの車内で見つけた謎の宿「ばすてい」|金谷旅館ひとり温泉旅【堂ヶ島編②】
美味しいアジフライと塩カツオ茶漬けでお腹を満たし、お店の外へ出ると……。目の前には、綺麗な西伊豆の海が広がっていました。 次のバスまであと12分。時間はあまりありませんが、せっかく堂ヶ島に来たんだから、あの有名な場所を見ない手はありません。向かうは、国の天然記念物にも指定されている「天窓洞」です! 上から覗く神秘の青!天然の芸術「天窓洞」 堂ヶ島バス停から徒歩2分ほど。あっという間に到着しました。本当に近い! 天窓洞は、波の浸食によってできた海蝕洞なのですが、最大の特徴は洞窟の天井が丸く抜け落ちて、文字通り「天窓」のようになっていること。 「ほう……!」と思わず声が出ました。上から覗き込むと、…
【西伊豆】絶景×アジフライの聖地「堂ヶ島食堂」でランチ!塩カツオ茶漬けも満喫|金谷旅館ひとり温泉旅【堂ヶ島編①】
松崎町の弾丸観光を終え、バスに揺られること約10分。 次なる目的地は、西伊豆屈指の景勝地・堂ヶ島です! 遊覧船や天然の洞窟「天窓洞」が有名なエリアですが、私の今回のお目当ては……ずばり花より「アジフライ」。 絶景と聖地、そして西伊豆のソウルフードに胃袋を掴まれたランチタイムの記録です。 堂ヶ島バス停から徒歩1分。 お邪魔したのは、海を目の前に望む「堂ヶ島食堂」さん。 「ここのアジフライは格別」という噂を聞きつけ、アジフライ大好き人間としては放っておけませんでした。 1階の広いウェイティングスペースを見る限り、休日は相当な混雑が予想されますが、この日は平日の11:30。 2階の店舗へ…
【松崎町】桜餅の聖地で出会った“2枚葉”の衝撃!「桜味堂」の桜葉餅|金谷旅館ひとり温泉旅【松崎編⑥】
なまこ壁に漆喰芸術、歴史ある町並み……。松崎町の魅力にたっぷり触れてきましたが、最後はやっぱり「花より団子」。 実はここ松崎町、「桜の葉の塩漬け」生産量日本一の産地なんです! 桜なら何でもいいわけではなく、香りが強くて葉が柔らかい「オオシマザクラ」という種類が使われているそうで、その全国シェアはなんと約7割。年間およそ2000万枚もの桜葉がこの町から全国へ旅立っています。 私たちが春に楽しんでいる桜餅のあの香りは、この町で丁寧に育てられ、漬け込まれた「塩漬けの葉」から生まれていたんですね。まさに「桜餅の聖地」です。 産地ならではの呼び名「桜葉餅」 伊豆の長八美術館から徒歩10分。やってきたのは…
【松崎町】意味不明レベルの技術!「伊豆の長八美術館」で数ミリの漆喰アートに圧倒される|金谷旅館ひとり温泉旅【松崎編⑤】
壁なのに、彫刻より立体的で、絵画より繊細。そんな“意味不明レベルの技術”を目撃してきました。 伊豆文邸から歩いて2分。 今回の弾丸観光、いよいよメインディッシュのひとつ「伊豆の長八美術館」へやってきました。 ここは、江戸時代末期から明治にかけて活躍した伝説の左官職人、入江長八の作品を展示する、世界でも類を見ない「漆喰鏝絵(しっくいこてえ)」の聖地です。 松崎の「なまこ壁」を生んだ男、入江長八 そもそも、なぜ松崎の町にはこれほど立派な「なまこ壁」が多いのでしょうか。 その答えの中心にいるのが、松崎出身の左官職人・入江長八です。 長八は江戸で一流の左官として成功し、やがて芸術家としても名を知ら…
【松崎町】明治の商家「伊豆文邸」で圧巻のひな飾り!足湯で幸せ祈願タイム|金谷旅館ひとり温泉旅【松崎編④】
なまこ壁通りから、さらに歩くこと2分ほど。 これまた立派ななまこ壁の建物が見えてきました。「伊豆文邸」です。 明治の繁栄を今に伝える呉服問屋 ここは明治43年(1910年)に建てられた、かつての呉服問屋の店舗兼住宅。 かつて西伊豆の物流拠点として栄えた松崎の繁栄ぶりを今に伝える貴重な遺産で、現在は無料休憩所として一般公開され、松崎町観光の立ち寄りスポットになっています。 「カッコイイ建物だなぁ、ちょっと一休みさせてもらおうかな」 くらいの軽い気持ちでお邪魔したのですが……。 なんじゃこりゃー!お座敷いっぱいに並ぶ数十体の「雛人形」 一歩中に入って、思わず叫びそうになりました。 「…
【松崎町】白と黒の芸術「なまこ壁通り」へ!驚きの機能を秘めた伝統の壁|金谷旅館ひとり温泉旅【松崎編③】
中瀬邸や時計塔をあとにし、そこから徒歩3分ほど。 いよいよ松崎町観光のハイライト、「なまこ壁通り」に到着しました。 松崎町を代表する景観として知られる「なまこ壁」は、伊豆西海岸の商家や蔵に見られる伝統建築様式のひとつ。町歩き観光では外せない見どころとして知られています。 「通り」というより、圧巻の「塀」でした 「なまこ壁通り」と聞くと、てっきりなまこ壁の家が何軒も連なっている風景を想像していたのですが、実際に行ってみてびっくり。 実はここ、薬学博士・近藤平三郎の生家である邸宅の、長く続く立派な塀のことだったんですね! 江戸末期に建築されたというこのお屋敷、とにかく立派です。 せっかくな…
【松崎町】ありえない「13時」を刻む時計塔と、漆喰アートが光る「ときわ大橋」|金谷旅館ひとり温泉旅【松崎編②】
中瀬邸のすぐ目の前、那賀川のほとりに、なんとも不思議な佇まいの塔が立っていました。 松崎町のシンボル、通称「松崎時計台(時計塔)」です。 遊び心がすぎる?「13」を刻む文字盤 なまこ壁の歴史ある町並みの中で、ここだけなんだかポップでメルヘン。 でも、不思議とこの町にマッチしているから面白いものです。 時計の文字盤をよーく見てみると、ある違和感に気づきます。 なんと、通常の12までの数字のほかに、「13」の数字が刻まれているんです! 「ありえない13時」に松崎のロマンを表現している……という洒落たコンセプトだそうなのですが、何も知らずに見た私は、 「あ、1時は13時だよって親切に書いて…
【松崎町】90分弾丸観光!日本一の桜葉の里でなまこ壁の豪邸「中瀬邸」を歩く|金谷旅館ひとり温泉旅【松崎編①】
金谷旅館をチェックアウトし、次に向かうのは静岡県賀茂郡松崎町! 伊豆半島西海岸に位置する松崎町は、下田駅からバスで約50分ほど。なまこ壁の町並みが残る、静かな港町です。 実はここ、桜餅に欠かせない「桜の葉の塩漬け」で全国シェア約7割を誇る日本一の産地なんです。 桜餅大好きな私としては、ここはもう「聖地巡礼」と言っても過言ではありません。 バスに揺られて、静かな歴史の町へ 宿の目の前「河内温泉バス停」を8:53に出発。 山道を揺られること約42分、9:35に「松崎バス停」へ到着しました。 ついたら早速、桜餅……!といきたいところですが、まずは腹ごなしに観光から。 松崎町は静岡県内で最も…
【下田】老舗なのに秒速チェックアウト!?館内の歴史と“270円の天然水”に出会う朝|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記⑬】
美味しい朝食でお腹も満たされ、チェックアウトまであとわずか。 最後にもう一度、迷路のような館内をゆっくりと歩いてみます。 廊下で見つけた、レトロな鏡の「謎」 廊下を歩いていると、ふと目に止まったレトロな鏡。 そこに記された「大藤直平」という名前が気になって調べてみると、明治から大正期にかけて広島で活躍したお酒のオーナーさんの名前だそう。 当時の有力者が宣伝のために有名旅館へ贈った「広告鏡」らしく、こんなところにも宿の長い歴史を感じます。中央の「大悦」がお酒の銘柄かな?……なんて考えていたら呑みたくなって……きません。私は下戸なので(笑)。 温泉横の休憩室と「プレミアム」な自販機 続…
【下田】駅舎カフェ「NEED U」の最強朝食!モバイルオーダーで叶える、極上のサンドイッチと甘夏コーヒー|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記⑫】
朝風呂で「独泉」を満喫しすぎて、時計を見れば7時10分すぎ。 本来なら「素泊まりだけど、朝ごはんどうしよう!」と焦るところですが、心に余裕を持ってのんびり湯浴みを楽しんでいたのには、理由がありました。 それは、お風呂に入る前に済ませていた「ある仕込み」のおかげです。 宿で見つけた「救世主」のパンフレット 昨日、宿のパンフレットラックを眺めていた時のこと。 金谷旅館から徒歩4分の場所にある、蓮台寺駅の駅舎カフェ「NEED U」のチラシに目が止まりました。そこには「モバイルオーダーはじめました」の文字。 QRコードを読み込むと、画面には美味しそうなメニューがずらり。 昨日、バナナケーキを…
【下田】目覚めの“プレ朝食”は究極のミルクプリン!朝の光と湯けむりに包まれる至福の朝風呂|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記⑪】
おはようございます!下田・金谷旅館の朝、ただいま6時です。 温泉に入った翌朝は、驚くほど目覚めがいい。これぞ温泉効果でしょうか。 そして、目が覚めると同時にお腹もしっかり空いています。 本格的なメイン朝食の前に、まずは「プレ朝食」タイムといきましょう。 腹時計が教えてくれた「伊豆・ミルクプリン」 冷蔵庫から取り出したのは、昨日「道の駅 開国下田みなと」で購入した大木乳業(大鈴産業)の「伊豆・ミルクプリン」。 危うく冷蔵庫に忘れたままチェックアウトするところでした。ありがとう、私の腹時計(笑)。 牛柄の瓶がなんとも可愛らしくて、朝から旅の気分を盛り上げてくれます。 このプリン、実はかな…
【下田】夜の千人風呂を独泉!21時から始まる“静寂のセルフ温泉時間”|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記⑩】
美味しい夕食でお腹も満たされ、お部屋でひと休み。 夜も更けてきたところで、温泉へ向かいます。 金谷旅館の夜は、21時を境に少しシステムが変わります。夜の静まり返った木造建築の中、昼間とはまた違う、自分だけの温泉時間が始まります。 21時以降は「自由時間」。セルフで向かう貸切風呂 まずは再び、貸切風呂へ。 昼間は帳場(フロント)でスタッフさんに札を借りるシステムでしたが、21時を過ぎるとスタッフさんはお休みに入ります。 その代わり、帳場の前に「貸切札」が置かれていれば、それは「空いている」のサイン。 札を自分で取って自由に借りるスタイルに変わります。 チェックアウトまで「夜通し」で、…
【下田】素泊まりの夜、ついに完全解決。地金目鯛炙り寿司と“ふわふわ”つみれ汁の最強夕食|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記⑨】
――さて、素泊まり最大の課題。「夕食、どうする問題」です。 金谷旅館は1人泊だと素泊まり限定。つまり夜ごはんは自力調達です。 コンビニで「いわしのつみれ汁」を確保し、下田駅前で「メインディッシュ」を仕込み……ついに、バラバラだったピースが一つに繋がる時が来ました。 お待たせしました。今夜の夕食、これが「真の解決策」です! 「下田時計台フロント」で購入した「地金目鯛炙り寿司とあじの姿寿司」のセット。そして、セブンイレブンで調達した「いわしのつみれ汁」。 素泊まりの夜を彩る、最強の布陣が整いました。 塩レモンでいただく、黄金の「地金目鯛」 下田といえば、水揚げ量日本一を誇る金目鯛。 その…
【金谷旅館・素泊まり】夕食どうする問題を解決!駅前20歩「時計台フロント」で見つけた最適解|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記⑧】
金谷旅館に素泊まりで泊まる場合、「夕食をどうするか」は最大の悩みどころ。今回は伊豆急下田駅徒歩すぐで見つけた“最適解”をご紹介します。 さて、セブンイレブンで「いわしのつみれ汁」という最高の相棒をゲットしましたが、ここで少し時間を遡ります。 チェックイン前、伊豆急下田駅で「メインディッシュ」を手に入れた時のお話です。 金谷旅館のひとり泊は、素泊まり限定。 調べた限り、宿の周りには夜に食べられそうなお店がほぼなさそうです。 「一駅戻って下田駅まで食べに来るのもありかな……」なんて考えながら駅前をウロウロしていると、駅から徒歩20歩(体感10秒)、もはや“駅ナカ”と言っていい場所に、一際目立…
【下田】金谷旅館の夜ごはん問題を解決?下田愛あふれるセブンイレブンの限定グッズと夜道の罠|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記⑦】
無人駅のカフェ「NEED U」で心もお腹も満たされたあと、今夜のメインディッシュ(金目鯛寿司)を最高の状態で迎えるため、“ある相棒”を探しに夜の蓮台寺へ向かいます。 向かったのは、蓮台寺駅から徒歩4分、金谷旅館からも徒歩4分の「セブンイレブン 下田蓮台寺店」。 お目当ては、お寿司に合わせる温かいお味噌汁です。 コンビニで出会った「節分のならわし」 インスタントのカップ味噌汁でいいかな、と棚を物色していたら、気になる商品を見つけました。 「七品目具材 いわしのつみれ汁」 具だくさんで健康そうなのはもちろん、「つみれがふわふわ」という魔法の言葉に胃袋を掴まれました。ふと見ると、ポップに…
【金谷旅館】素泊まり夕食の救世主?蓮台寺駅「NEED U」のバナナブレッドが美味しすぎた|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記⑥】
温泉に入って、心も体もポカポカ。さて、そろそろ夕食の時間です。 金谷旅館は1泊2食付きのプランも大人気で、お料理がかなり美味しいらしいのですが……残念ながら1人泊は素泊まり限定。 ぐぬぬ、残念。 でも、負けてはいられません! 伊豆急下田駅で、絶対に美味しいと確信した「地金目鯛炙り寿司とあじの姿寿司」をしっかり調達済みです(このお寿司の詳細は後日たっぷり!)。 ただ、これに合わせて温かいお味噌汁とか飲みたくなっちゃったんですよね。 温泉パワーで、夜のお散歩へ 宿から駅近くのコンビニまでは、歩いて4分ほど。 「もう部屋から一歩も出ないぞ」と夕食を買ってきたはずなのに、名物・千人風呂に入っ…
【下田】日本最大級の総檜混浴「千人風呂」は本当に入れる?混浴攻略レポ|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記⑤】
女湯「万葉の湯」で準備運動(?)を終え、いよいよ本丸ーー 日本最大級の総檜大浴場を誇る 金谷旅館の名物「千人風呂」へ向かいます。 女性のための「安心設計」な混浴への道 「千人風呂」は混浴ですが、女性への配慮がしっかりされています。まずは帳場でバスタオルを借ります(宿泊者は無料)。これを体に巻いて、いざ出陣! 入口には「先着3名まで」ということで3つの鍵が用意されています。これを持って、脱衣所から専用の小部屋(クッションスペース)へ。ここがありがたい! 気合を入れられる小部屋: いきなり混浴ではなく、一度ここで一息つけます。 偵察用の小窓(?): 中の様子が見えるので、「近くにヤバい人がいないか…
【下田】長さ11mの総ヒノキ風呂を独り占め!女湯「万葉の湯」で元水泳部の血が騒ぐ|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記④】
貸切風呂「一銭湯」で体を温めた後は、いよいよあの不思議な半円形の建物、女湯「万葉の湯」へ向かいます。 木の温もりに包まれる、圧巻の脱衣所 脱衣所の前には、100円が戻ってくるタイプのロッカーが内外にたくさん。貴重品の心配をせずお風呂に集中できるのは、ひとり旅にはありがたい配慮です。 ロッカー前にあるご案内には、女湯は同じでしたが、男湯は宿泊者と日帰りの方で脱衣所が別だと書かれていました。それだけ日帰りが人気ってことかな。 さて、脱衣所の中に入ると、床から天井、洗面台に至るまで総木造。凛とした木の香りと静謐な雰囲気に、背筋が伸びます。アメニティは石鹸のみ、ドライヤーは有料(10分100円)とスト…
【伊豆・下田】明治から続く源泉の特等席。貸切風呂「一銭湯」で、三つの温度に身を委ねる|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記③】
お部屋「桐」で一息ついたら、いよいよお楽しみの温泉へ向かいます。 金谷旅館といえば、日本一の総檜風呂として名高い「千人風呂」が有名。ですが、あちらは混浴(バスタオル巻きOK)ということもあり、日帰りのお客さんがいそうな時間はちょっとお預け。まずは、宿泊者だけが楽しめる貸切風呂「一銭湯」へ向かうことにしました。 珍しい「半円形」の建築を眺めて外へ 帳場で「貸切中」と書かれた札を受け取り、帳場近くの出口から一旦外へ出ます。 石畳の小道を少しだけ歩くのですが、その途中で目に飛び込んできたのが、まあるい曲線を描く木造の建築物。 半円形の木造建築なんて、そうそうお目にかかれません。聞けばここは、女湯「万…
【下田】専用階段の先は、秘密基地のような隠れ家。お部屋「桐」部屋レビュー||金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記②】
専用の急階段をのぼりきり、ようやく辿り着いた本日の城。お部屋の名前は「桐(きり)」です。 扉を開けると、まずは「踏込み」がお出迎え。 右奥の扉を開けると綺麗なトイレ。 左手には洗面台。 そして、正面の障子をスッと開けると……。 「桐」客室部屋レビュー(7.5畳の落ち着く和室) そこには、7.5畳の端正な和室が広がっていました。 あちこちに意匠を凝らした細工が見られ、古い建物ならではの風格を感じます。 それでいて、すでにお布団が敷いてあるのが嬉しい!「さあ、いつでもゴロゴロしていいですよ」と言われているようで、一気に寛ぎモードに突入です。 レトロと最新が同居する設備 お部屋をぐるりと見渡すと、な…
【下田】徒歩0秒の衝撃と迷路宿「金谷旅館」にチェックイン|金谷旅館ひとり温泉旅【宿泊記①】
駅前で今夜の食料を無事に調達し(その内容はまた後日)、いよいよ本日のメインイベント、お宿へと向かいます。 今回お世話になるのは、河内(かわち)温泉にある老舗「金谷旅館」さん。アクセスは、伊豆急下田駅から一駅の「蓮台寺駅」から徒歩5分ほど。ですが、ちょうどバスが来るタイミングだったので、今回は下田駅からバスに乗り込みました。 バス停から「徒歩0秒」の絶立地 揺られること8分。「河内温泉」バス停で下車すると……。 目の前でした。 まさに徒歩0秒。バスを降りた瞬間、そこにはもう、歴史を纏った重厚な木造建築が佇んでいました。 この「古めかしい」という言葉が最高の褒め言葉になるような佇まいに、一気にテ…
【下田】ペリーロード散策と了仙寺の巨大ソテツ|歴史と異国情緒を歩く町歩き|金谷旅館ひとり温泉旅【下田編⑧】
日新堂さんを後にして、午後の下田散策へ。 日新堂さんから歩いてすぐ、下田で最も有名な散策路「ペリーロード」に到着しました。 平滑川沿いに石畳が続き、柳が揺れるこの通り。実はここ、もともとはこの先にある了仙寺の参道だったのだそう。幕末、ペリー提督一行が条約締結のために行進した道でもあり、まさに歴史のメインストリートです。 川沿いには古い建物をリノベーションしたオシャレなカフェが点在していて、どこを切り取っても絵になる良い雰囲気。今回はチラ見のつもりでしたが、あまりの風情につい足がゆっくりになってしまいます。 圧倒的なソテツの存在感!了仙寺の「和×南国」な風景 参道としての終点であり、ペリー一行の…
【下田】三島由紀夫が愛した「日新堂」のマドレーヌと、骨を温める!?寒さ対策|金谷旅館ひとり温泉旅【下田編⑦】
道の駅で温泉水とプリンをゲットした後、次なる目的地を目指して15分ほど歩きます。やってきたのは、昭和レトロな佇まいが素敵な老舗菓子店「日新堂菓子店」さん。 ここはあの文豪・三島由紀夫が下田を訪れるたびに通い、ここのマドレーヌを絶賛したという有名なお店。 下田に来たからには、その味を確かめないわけにはいきません。 文豪を虜にしたマドレーヌと、黄金色のレモンケーキ 店内には、お目当ての品が誇らしげに並んでいます。 名物のマドレーヌは、手に持つとずっしりと重みを感じるタイプ。 最近流行りのふわふわと軽い食感ではなく、昔ながらの卵の力強さを感じる、密度の高い贅沢な味わいです。 三島由紀夫が「下田に来た…
【下田・道の駅】泊まれないなら飲む!?観音温泉水(飲泉OK)と地元産ミルクプリン|金谷旅館ひとり温泉旅【下田編⑥】
今回は、道の駅開国下田みなとで見つけた“温泉水とご当地スイーツ”の寄り道記録です。 暴風の足湯でリフレッシュした後は、いよいよ本命の道の駅「開国下田みなと」へ。 金目鯛バーガーの人気店や、伊豆漁業協同組合隣の市場の食堂など魅力的なお店がずらり。とはいえ今日はすでにお昼を済ませた後。ここは潔くグルメは見送り、2階の「まるごと下田館」で宿で食べる夜おやつ探しに向かいました。 温泉好きの執念。泊まれないなら飲んでやろう「観音温泉」 広い店内、数あるお土産の中で私の足を止めたのは、隣り合って並んでいたこの2つでした。 「伊豆ミルクプリン」と、「観音温泉の水」。 実は今回、宿を決める際に最後の最後まで候…
【下田】誘惑の途中下車!龍馬・黒船・鳥居を望む「まどが浜海遊公園」の無料絶景足湯|金谷旅館ひとり温泉旅【下田編⑤】
爪木崎からの早すぎる最終バスに揺られ、駅へ向かっていた時のことです。車内に流れた「次は、道の駅開国下田みなと前」というアナウンス。 「道の駅」……。その響きを聞いた瞬間、私の指は無意識に降車ボタンを押していました。「行かないわけには、いかないよね?」と自分に言い訳をしながら(笑)。 実はこの道の駅、伊豆急下田駅から徒歩10分ほどの距離。万が一バスがなくても歩いて駅まで戻れる安心感が、私の指を力強く後押ししてくれました。 寄り道のさらに寄り道。黒船に引き寄せられて バスを降りると、道の駅の横には広大な海!目的地だったはずの道の駅に入る前に、真っ黒でいかつい「あの船」に視線を奪われてしまいました。…
【下田】観光時間8分!?絶望的なバスダイヤをタクシーで攻略した爪木崎の絶景|金谷旅館ひとり温泉旅【下田編④】
寝姿山の山頂で、可愛らしく咲く水仙を見つけました。「あれ? 1月末で『水仙まつり』は終わっているけど、もしかして……」 気になったら、確かめずにはいられないのがひとり旅。「まだ楽しめるんじゃない?」という淡い期待を胸に、須崎半島の景勝地、「爪木崎(つめきざき)」を目指すことにしました。 最盛期には300万本もの野水仙が咲き誇る、下田を代表する絶景スポット。 毎年12月下旬から1月末にかけて「水仙まつり」が開催され、岬一面が真っ白に染まり、甘い香りが海風に乗って漂うほどだと言います。 ひとり旅のピンチ!観光時間が「8分」しかない件 13:15のロープウェイで山頂から下山し、下田駅に戻ってきたのが…
【下田ロープウェイ】寝姿山は想像以上に盛りだくさん!PayPayで運試し?絶景・花・歴史を欲張り散策|金谷旅館ひとり温泉旅【下田編③】
下田ロープウェイで3分半、寝姿山山頂は「絶景・グルメ・花・歴史・縁結び」が全部詰まった散策スポット。 「THE ROYAL HOUSE」でお腹を満たし、いざ山頂散策へ!レストランを出てすぐ、まずはこの絶景。 キラキラ輝く下田の海が一望できて、改めて「下田に来たんだなぁ」と実感します。 展望台からの景色を楽しんでいると、不思議なスポットを次々と発見。 巨大な岩を突き破って生えている(!)生命力抜群の「石割り楠」。 優雅に泳ぐ珍しい鯉「ヒレ長錦鯉」など、見どころが渋滞しています。 「運」が良ければ富士山が見えるはずが…? 散策路を進み、下田市街を一望できる「五島記念碑」の近くへ。 そこには気になる…
【下田ロープウェイ】天空の特等席「THE ROYAL HOUSE」実食レポ|絶景カツカレーが想像以上だった|金谷旅館ひとり温泉旅【下田編②】
伊豆急下田駅から徒歩2分ほどで「下田ロープウェイ」に到着。さっき駅ナカで買ったばかりのホカホカな「キンメコロッケ」をパクつきながら歩いていたら、体感時間はほぼ0分!あっという間に着いちゃいました。 まずはチケット売り場で、移動中にネットでポチっておいた前売り画面を提示。スムーズにチケットと交換完了です。 【お得情報】当日でも間に合う!窓口で買うより「アソビュー!」で前売り券を買っておくのがおすすめ。私も移動中にスマホでポチりましたが、10%OFFで買えて、窓口でのやり取りも画面を見せるだけでスマートでした! 【10%割引】下田ロープウェイ 電子前売りクーポン(往復乗車券) 「時間になったらエス…
【下田グルメ】水揚げ日本一の街で味わう!絶品「キンメコロッケ」を駅ナカで即実食|金谷旅館ひとり温泉旅【下田編①】
伊豆急下田駅に11:39、到着! まずは改札を出てすぐの駅ナカショップ「Zushu KIYOTAYA」へ直行。 あらかじめ「下田ロープウェイ」の前売り券をGETしていたので、そのままロープウェイ乗り場へ向かおう……と思いましたが、その前にひとつ、どうしても駅ナカで遂行したいミッションがありました。 それは、下田が誇る究極のご当地グルメ「キンメコロッケ」を食べること! 2度の金賞!「食べる金目鯛の煮付け」が凄すぎる この「キンメコロッケ」、ただのご当地コロッケじゃありません。日本コロッケ協会が主催する「コロッケグランプリ」の素材逸品部門で、なんと2度の金賞(第7回・第8回)に輝いた実力派なんです…
踊り子号の座席ハックで「窓枠なし絶景」へ|金谷旅館ひとり温泉旅【出発編】
こんにちは!2月に入り、またしても「温泉行きたい欲」がムクムクと湧いてきてしまいました♨️ ふと、「伊豆に行きたいな…」と思ったのですが、自分の中でツッコミが。「あれ?この間も行ってなかったっけ?」 そう、前回は東伊豆から中伊豆あたりを攻めたんです。でも、そこで終わらせるのはなんだか中途半端!というわけで、今回は「南伊豆から西伊豆」を目指すことにしました。これで伊豆の東西南北、ついにコンプリートです! 実は東京23区の2倍以上!伊豆が大きくて温泉だらけな理由。実は元・孤島でした。 地図で見ると、本州から「ちょこんと突き出た角」のように見える伊豆半島。でも、実はめちゃくちゃ広いって知っていました…
「楽しかったのに、どこ行ったか覚えてない…」旅行の記憶が消える“修学旅行現象”を救う「ひとり温泉」のすすめ
この囲炉裏を前に、「来てよかったな」とひとりで小さく思った夜。(乳頭温泉 鶴の湯にて) 「あれ、あの時どこに行ったんだっけ?」 友達とワイワイ過ごした旅は、やっぱり最高に楽しい。でも後から写真を見返すと、写っているのは自分たちの笑顔ばかりで、「どんな場所だったか」をあまり覚えていないことってありませんか? 盛り上がりすぎて、景色がふっと素通りしていったような、あの感じ。 私はこれを密かに「修学旅行現象」と呼んでいます。中学生のときに行ったはずの銀閣寺、記憶がふんわり……。大人になっても、にぎやかな旅の最中にはこれと同じことが起きるんです。正直に言うと、私自身もひとり温泉をはじめるまで、そんな「…
【伊豆】川端康成『伊豆の踊子』の舞台へ。日本秘湯を守る会「福田家」と文学・絶景を巡る1泊2日・保存版まとめ
伊豆の文学と自然、そして極上の温泉を求めて——。今回は、日本秘湯を守る会の会員宿であり、『伊豆の踊子』誕生の地として知られる湯ヶ野温泉 「福田家」 をメインに、河津から修善寺へと辿った1泊2日の旅をまとめました。全30回にわたる濃密レポートで、伊豆の奥深い魅力を余すところなくお届けします! 1日目:河津の絶景と七滝スタンプラリー、そして物語の宿へ 旅の始まりは河津から。海、温泉、そして滝。伊豆の自然を全身で浴びるスタートです。 ① 河津の海と自噴する温泉の迫力 駅から徒歩5分で出会える「海どーん!」な絶景露天「舟戸の番屋」で、まずは旅の洗礼。さらに、30mも噴き上がる「峰温泉大噴湯」で、出来た…
【伊豆 湯ヶ野温泉】福田家まとめ|伊豆の踊子の舞台、総榧造りの名湯と猪鍋を味わう物語宿
何回かに渡って書き綴って参りました「日本秘湯を守る会 福田家 宿泊記」。 最後に、静岡県・伊豆湯ヶ野温泉の名宿「福田家」の魅力をぎゅっと凝縮してまとめます。 明治12年創業、川端康成が名作『伊豆の踊子』を執筆したことでも知られるこの宿は、文学の香り漂う日本屈指の歴史宿。時を止めたような木造建築の中で、伊豆の豊かな山海の幸を堪能し、川のせせらぎに包まれる時間は、日常を忘れさせてくれる至福のひとときです。 🛏️ 客室の魅力:物語が生まれた場所、映画の舞台 福田家には、文学ファンならずとも胸が熱くなる歴史的な客室が揃っています。今回宿泊したのは、映画『伊豆の踊子』の撮影にも使われた「踊子の七」。二間…
伊豆の文学と絶景を巡る旅・完結|G7ゆかりの煎茶と「合わせ猪最中」を手に、思い出の帰路へ|日本秘湯を守る会「福田家」宿泊記㉚
16時57分。夕暮れの修善寺温泉をバスで出発し、帰路に就きました。 振り返れば今日は、河津の「福田家」を出発して天城越えをし、浄蓮の滝を眺めてから修善寺観光、最後には温泉まで……。1日でこれほど濃密に遊べるのかと、伊豆の懐の深さに驚かされます。 修善寺駅でお土産物色。キーワードは「G7」と「猪」 バスに揺られること約8分、修善寺駅に到着です。ここからは伊豆箱根駿豆線で三島へ向かい、新幹線に乗り換えます。 電車が来るまでの間、駅ナカのお土産屋さんをチェック。 静岡おでんにわさび……魅力的な静岡土産が並ぶ中、私が選んだのはこの二つでした。 ① 白形傳四郎商店「有機煎茶」 「静岡に来たならお茶は外せ…
リニューアルした「筥湯」へ。景色より温泉!の誘惑に負けた、修善寺散策の締めくくり|日本秘湯を守る会 「福田家」宿泊記㉙
甘味処で心もお腹も満たされた後は、いよいよ修善寺散策のラスト。温泉街に凛と佇む外湯「筥湯(はこゆ)」へ向かいます。 修善寺を一望する「仰空楼」 筥湯のすぐ脇にそびえるのは、展望楼の「仰空楼(ぎょうくうろう)」。夏目漱石が修善寺に滞在した際、空を仰ぎ見て詠んだ漢詩にちなんで名付けられたそうです。 階段を上って街並みを一望すると、上から眺める温泉街もまた乙なもの。 実はこれ、まだ明るい甘味処へ行く前に上って撮った景色。後から思えば、暗くなって街に灯りがともった景色も絶対に素敵だったはずなのですが……夕方なぜもう一度上らなかったのか悔やまれます……! 当時はとにかく「早く温泉に入りたい!」という気持…
修善寺で甘味処難民に!? 古民家カフェ「あまね」で出会った、コタツとあわあわ抹茶おしるこ|日本秘湯を守る会「福田家」宿泊記㉘
足湯でポカポカ温まったら、今度は強烈に「甘いもの」が欲しくなってきました。修善寺の情緒ある街並みを歩いていると、不思議と洋菓子より「和」の気分。さっそく検索して、お目当ての場所へ向かいます。 期待はずれの「定休日」ラッシュ 最初に向かったのは、明治時代の古民家を利用したという「茶庵 芙蓉」。 坂を上った見晴らしのいい場所にあり、手入れされたお庭も素敵……らしいのですが、入り口には無情にも「定休日」の札が。 肩を落としつつ、すぐ隣にある源範頼の墓にお参りして気を取り直します。 すぐさま再検索して見つけたのが、桂川沿いのロケーションが最高の「一石庵」。名物の黒米餅を心待ちにして行ってみると…
独鈷の湯に始まる修善寺温泉。川のせせらぎと「河原湯」で足を休める|日本秘湯を守る会「福田家」宿泊記㉗
源頼家の墓や指月殿を巡り、少し背筋が伸びるような歴史の旅を終えた後は、再び温泉街の中心を流れる桂川へと戻ってきました。 川の中に湧き出る、伝説の「独鈷(とっこ)の湯」 橋の上から川を見渡すと、真っ先に目に飛び込んでくるのが「独鈷の湯」です。 川の真ん中に突き出したような不思議な佇まいは、まさに修善寺温泉のシンボル。 弘法大師が、病の父の体を川の水で洗う少年に心打たれ、「独鈷(仏具)」で川の岩を打って霊泉を湧き出させた……。そんな伝説が残る、伊豆最古の温泉です。 「現在は見学のみ」で入浴はできませんが、川のせせらぎとともに湯煙が立ち上る光景は、どこか神秘的。 ここから修善寺の長い温泉文化が始まっ…