夫が来るかもしれない、という恐怖家に戻ってから最初の週末だった。 朝、少し早く起きて、子どもと二人で近所に散歩に出かけた。 家にいると、どうしても色んなことを…
夫が来るかもしれない、という恐怖家に戻ってから最初の週末だった。 朝、少し早く起きて、子どもと二人で近所に散歩に出かけた。 家にいると、どうしても色んなことを…
きしむ日常あの頃のことを思い出すと、 「もっと上手くやれなかったのだろうか」と、今でも自問自答することがある。 ゆっくりと。けれど確実に。 私たちは追いつめら…
気持ちも新たに——自宅に戻り、私たちは新生活をスタートさせた。 夫のいない家。 もう自宅で怒鳴られることもない。 それが、ただただ嬉しかった。 けれど同時に、…
「毎日声が聴きたい」重い気持ちで、電話をかけた。 話し始めた瞬間から、どうやって切り上げようか、そればかりを考えていた。 それほどまでに、夫との電話が嫌だった…
自由なはずなのに、心細い帰り道誰もいない帰り道。 薄暗い道を、ゆっくり、ゆっくり、おしゃべりしながら歩いた。 自分たちの家なのに、なぜか、帰りたくない。 現実…
「寂しい」と繰り返し言われても・・・電話口でお義父さんが、 「代わるね」 と言ってすぐ、 この世で、いちばん聞きたくない声がした。 夫の声だ。 もちろん、嬉し…
「誰のおかげ?」電話に出ると、お義父さんは開口一番、こう言った。 「もう落ち着いたか」 まだ到着してから、ほんの数時間しか経っていない。 部屋が最初から片付い…
懐かしい近所のスーパーいつぶりだろう。 近所のスーパーに来たのは。 久々に足を踏み入れた途端、苦い記憶がよみがえった。 以前は、せっかく買い物に出かけてもゆっ…
夫の気配がそこかしこに・・・夫の気配が、そこかしこに残っている。 かつて家族三人で暮らし、そこには確かに日常があった。 嫌な思い出ばかりだけど、必死に探せばほ…
少しの緊張と期待自分の家に戻るだけなのに、 少しだけ、緊張していた。 別居したばかりの頃は、ただひたすら、「夫と離れたい」それだけを考えて生きていた。 でも、…
引越し前日いよいよ、 翌日が引っ越しの日。 私たちは朝から、ご馳走やお菓子を用意して、映画を見ながら、ゆっくりと過ごした。 嬉しい。でも、名残惜しい。 胸の奥…
ゆっくりと、引っ越し準備私たちは、ゆっくり、ゆっくり準備をした。一つひとつの思い出を、確かめるように。それはただの引っ越し作業ではなく、新しい一歩を踏み出すた…
少しの達成感先輩の家に戻った途端、全身がぶるぶると震え始めた。体の芯まで、鉛になったような疲労感。きっと、夫と向き合い続けたことで、心も体も限界だったのだと思…
新たな提案私も、粘った。最後まで、首を縦に振ることはなかった。当たり前だ。あんな要求、受け入れられるはずがない。貝のように口を閉ざしたまま、逃げることもできず…
一筋縄ではいかない交渉呼び出された時点で、簡単にはいかないだろうことは分かっていた。それでも、断るという選択肢はなかった。どうせ拒んだところで、最後は夫の思い…
非常識だと言われても・・・夫の私物が部屋に残されたまま、引っ越し作業は終わろうとしていた。えっ?持っていかないの?思わず、口をついて出た。「置いていくものは、…
言葉の棘笑顔で迎え入れてくれた、夫の友人たち。でも、その内側が穏やかでないことは、すぐに分かった。ちょっとしたやり取りの中に、さりげなく混ぜ込まれる言葉。冗談…
行きたくない病、再発約束の日が、翌日に迫っていた。私の気持ちは、ズーンと底のほうに沈んでいた。発熱してドタキャンしてから、まだ一週間しか経っていない。気持ちを…
次の日に知った、衝撃の事実熱が下がった次の日。私は恐る恐る、夫からのメッセージを確認した。どんな暴言が並んでいるのだろう。そんな覚悟で開いたのだけれど、そこに…
夫から引っ越しの手伝い要請。突然の発熱で、指定された日に行けず・・・
悩み過ぎて眠れない日が続いた夫から、「引っ越しの日には家に来て手伝え」そう言われてから、私はずっと悩み続けていた。顔を合わせるのが、怖かった。情けないけれど、…
彼女との鉢合わせを目論む夫私は、ひどく混乱していた。夫の意図が、まったく読めなかったからだ。引っ越しに指定された日、彼女も来る――そう知らされた。悲しかったわ…
自分の気持ちだけが大事な夫自己愛性人格障害であろう夫は、人を愛せない。大事なのは、いつだって自分だけ。それに気づいたのは、結婚してからだった。けれど、まさか血…
子どもに伝えるタイミングに迷う ――その日が来るのか、まだ信じきれないまま
その日は本当にやってくるのか数日経っても、私はまだ信じられずにいた。あの夫が、自分から「出ていく」と言うなんて。けれど、その後に届いたメッセージを見て、ようや…
動けない時間の中で、整えていく心「家を出たよ」そんな連絡が来る夢を、三日に一度くらい見ていた。それほどまでに、その言葉を待ち続けていた。現実では何も起きていな…
ずっと待ち望んだ言葉その日、私は夫から、やっと聞くことができた。ずっと待ち望んでいた言葉を。「実家に戻る」そう告げると、夫は大きく深呼吸をした。何でも自分の思…
こちらから動けない、もどかしさ夫に、好きな人ができた。Nからそう告げられた瞬間、私は心の底から喜びを感じていた。この日を、どれほど待ちわびていたことか。いつか…
眠れない夜に送ったメッセージ怖かった。理由が分からないまま、Nからの連絡に怯えていた、あの感覚。そして、その正体は――やはり、夫だった。夫の友人であるNから、…
目的が分からないという恐怖夫の友人Nから、頻繁に連絡が来るようになった。そんな軽い感じでやり取りをするような間柄ではない。それなのに、ある時を境に、急にメッセ…
塾に通いたい子ども ――背中を押したい気持ちと、不安のあいだで
友だちからのお誘いでその気に・・・子どもが急に、「塾に行きたい」と言い出した。普通の家庭なら、「やっとやる気になったのね!」と、大喜びするところだろう。でも、…
すぐ近くで再々再就職先を探し始めた夫 ――距離を詰めてくる不気味な動き
不気味な動きの始まり居場所がバレてから間もなくして、夫が再々再就職先を探し始めた。そこまでは、はっきり覚えている。けれど、それ以降の記憶は正直あやふやだ。頭の…
頻繁に出没するようになった夫頻繁に出没するようになった夫。わざわざ手紙を寄越したのは、私たちに気づかせるためだ。――俺は、見ているぞ。そう言われている気がした…
いつも、一方的に怒鳴られました。 夫にとっては、いつもの日常。怒鳴り散らすのが当たり前。 でも、私にとってはもう限界でした。 夫が出かけた隙に、準備を始めた私…
破壊された携帯夫が勢いよく携帯を投げつけるのを見て、私は青ざめた。子どもとの連絡手段が、失われてしまうと思ったからだ。先輩の家に戻れば子どもはそこにいる。 そ…
一方的な要求話し合いと言っても、実際には違った。夫から一方的な要求を突き付けられ、私はただ受け止めるだけだった。何か言おうとすると、強い口調ですぐにかぶせられ…
押したり引いたり、慣れない駆け引き子どもに毎日会わせる、という要求は何とか回避できた。いつもなら、どんな理屈も押し通す夫。でも今回は、どうやら違ったらしい。「…
新品のほうきと、萎んだ勇気砕け散ったマグカップをそのままにはしておけなかった。私は反射的に、床に散らばった破片へ手を伸ばす。大きな欠片は拾える。でも細かい粉の…
紙一枚に詰め込まれた圧力話し合いの最中、夫は何やらメモを取り続けていた。てっきり議事録だと思っていたが、まったく違った。突然、夫が立ち上がり、紙を差し出す。私…
ある時、会社の倒産が決まり、必死で転職活動をしていました。 事務職は激戦で、書類すら通らない毎日。 夫はこう言いました。「ブランク作ると次がないよ」「うちは共…
逃げ場のない待ち時間お義父さんは、その日に限ってなかなか来なかった。普段なら、呼べばすぐに来るのに。子どもが来ていないことを知ってか、足取りは不自然なほど遅い…
舌打ち一つで凍りついた部屋「少しの間でいい。子どもと過ごす時間が欲しい」夫はそう言った。私は、考える前に首を横に振った。無理だ。二人きりになんて、できるはずが…
最初に現れた異変あれっ?――今の瞬き、何かおかしい。そう感じたのは、子どもがまだ3歳の頃だった。よく見てみると、一度や二度ではない。驚くほど、頻繁だった。最初…
すべてを私の責任にする人の論理夫の言い分は、こうだった。わざわざ遠くに住み、低学年の子どもを元の学校に通わせ続ける。それこそが――虐待だ、と。子どもにかかる負…
静寂の中の記録インターフォンを押すと、すぐに中へ通された。そこは――かつて、家族三人で暮らしていた場所。ほんの数か月前まで、確かに私たちがいたはずなのに。――…
「結婚前に気づけなかったの?」と、よく聞かれます。 確かに、違和感はありました。でも、それも「彼の個性」だと思っていました。 結婚して、その「個性」は少しずつ…
夫の策略だと分かりつつ、会うことを選んだ手紙を受け取った私は、すぐに動いた。まずは――先輩の家に来ないよう、はっきりと釘を刺さなければならない。ただお願いする…
恐怖の中で、一歩踏み出す勇気居場所が知られてしまった以上、このままにしておくわけにはいかなかった。気は重い。それでも――本格的に、離婚に向けた交渉を始めなけれ…
平穏な日常が崩れた日何の前触れもなく、突然、夫から手紙が届いた。先輩の家に居候していることなど、知るはずのない夫から。――とうとう、バレたのだ。やっと手に入れ…
個人面談で言われたこと低学年の頃、うちの子の担任は若い女性の先生だった。物腰が柔らかく、静かに話す人で、子どもたちからも慕われていた。その先生と初めてゆっくり…
子どもに取り入りたい夫と義両親 ― 3対1の攻防が始まった ―
夫+義両親 VS 私夫の再々就職先の問題が出てから、構図は一気にハッキリした。夫+義両親VS私。もともと、そんな空気はあった。でもこの頃から、完全に“対立”に…
執着する性格は受け継がれるのか虐待を受けていた子どもは、パパが嫌いだ。義両親に対しても、強くはないけれど苦手意識があるように感じていた。もし、あんなパパでなか…
予想通りだった夫の減給 ― 危機感のズレと、冷めていく気持ち ―
社員全員がベースダウン夫の会社が危ない。そう聞いてから、ほどなくして――社員全員の給与が引き下げられた。能力に関係なく、全員がベースダウン。状況を考えれば、仕…
狭まる包囲網 ― 居場所を知られる恐怖と、守ってくれた人 ―
逃げ続けることはできるのか夫が再々就職してからは、少しだけ自由な時間が増えていた。そこまで来るのに、かなり時間はかかったけれど。家を出たばかりの頃は、しつこい…
夫が再び無職になるかもしれない ― それでも、もう関われないと思った理由 ―
勤務先の状況夫が勤めていたのは、小さな会社だった。ほぼ零細に近い規模。従業員も少なく、上下関係もゆるい。居心地は良さそうだった。メンタルも安定していて、正直、…
「戻ってほしい」と懇願されて― 義両親の本音と、私の決断 ―
義両親の願いいきなりの土下座から始まった話し合い。「気が済むまで謝る」と言うお義父さんを、何とか説得して席についてもらった。正直に言うと、土下座なんてされても…
久々の呼び出し久しぶりに、義両親から呼び出された。呼ばれたからといって行ってしまう。そういうところに、自分の弱さを感じる。でも、その時は放っておけなかった。二…
周りの人はみんな、同情の目を向けました。 「病気の旦那さんを見捨てない、健気な奥さん」。 でも家の中では、夫がやりたい放題で、娘の心が壊れ始めていました。 夜…
家出から1年後に起きたこと― やっと落ち着いたと思ったのに ―
脱出から一年夫が暴れ、身の危険を感じて家を出たあの日。まさか、そのまま戻らないとは思っていなかった。少し時間が経てば、何事もなかったように戻る。そんな未来を想…
「大事に思っている」は口だけ子どものことになると、つい口を出したくなることはある。それも愛情あってのことだと思う。私の場合はそうだ。でも夫は違った。自分の意に…
まだ「モラハラ」なんて言葉を知らなかった頃。 夫の機嫌が悪いと、食卓の真横でふて寝が始まりました。 ため息の音だけが響く、味のしない夕飯。 丹精込めて作った料…
サバサバ系女子は頼りになる夫の周りには、何人か女性がいた。その中の一人、Sは夫の良き相談相手だった。何があっても、とにかく夫を擁護してくれる。だから夫も、ちょ…
住所の問題家を出た当初は、すぐに解決すると思っていた。でも数か月経っても、宙ぶらりんのまま。子どもは、一つ上の学年になった。学年が変わると、色々な書類を提出す…
― なぜ狙われていたのか ―大学までは、電車を乗り継いで約1時間半。一限の日は早朝に家を出て、帰りはそのままバイトへ向かうことが多かった。毎日けっこう忙しくて…
― 虐待があった場合、どうすればいいのか ―共同親権の話題が、世間で出始めた頃。私は強い不安を感じていた。もし、我が家のように虐待やモラハラがあった場合。一体…
「子どもの通知表を見せろ」と要求するモラハラ夫…別居後も続く支配
別居しても成績にうるさい夫は子どもに厳しかった。いつもではないけれど9割くらいは辛く当たっていた。ギリギリまで追い詰めて少しだけ優しさを見せる。その瞬間だけ切…
家出を知らない親戚からの贈り物…受け取るだけでも緊張する日々
親戚には別居のことを言えない毎年同じ時期に、親戚から贈り物が届いていた。私たちには手が届かないような物もあって、子どもと一緒に楽しみにしていた。あの頃は、それ…
ランドセルの底から出てきた夫の手紙…子どもに伝わる恐怖と複雑な気持ち
学校帰りにこっそり渡された封筒うちの子はしっかりしているようで、抜けているところもある。翌日の準備をしているはずなのに、翌々日の物になっていたり、前から言われ…
夫と幼馴染みの二人旅にモヤモヤ…嫉妬と少しの自由時間の複雑な気持ち
「家族旅行のようなもの」だと言われて・・・毎年、冬になると夫と幼馴染みはスキー旅行に出かけていた。大学時代の大人数での旅行ではなく、二人きりで行くのだ。さすが…
子どもの頃から仲良し夫と付き合い始めてから、何人かの女性との関係を怪しんだことがある。と言っても、私の立場は弱いので心の中で『怪しいな…』と思うだけだった。例…
離れても夫や義両親が恐いいったいいつまで怯えていれば良いのか。夫や義両親のことを怖いと思うたびに未来を憂いた。数か月経っても、離婚問題が一向に進展しないことも…
長過ぎるお義父さんの話会社のお昼休み。食事も終わり、まったりしていたら急に携帯が鳴った。最近は詐欺電話も多いので、見知らぬ番号には出ないことが多い。でも、表示…
疎遠にしたいはずなのにお義兄さんが離婚したことは以前このブログでも触れた。離婚後はもちろん別々の場所で暮らし、持ち家は売却。お義兄さんは義実家に戻った。子ども…
「元に戻りたい」と言うけれど「元に戻りたい」と言うけれどある夜、夫から急に電話が掛かってきて、深刻な声で「話がある」と言われた。私が電話に出てしまうのは夫が怖…
周りの人を巻き込むやり方怒涛の「会わせろ」攻撃。その一方で、不意にやさしい言葉をかけてくることもあった。きっと本人は、飴と鞭を上手に使い分けているつもりだった…
子どもからの報告小学校の前で、こっそり様子をうかがっていたお義父さん。子どもが出てきたら声をかけるつもりだったのだろう。でも。私が先に気づいた。声をかけると、…
義実家から飛んできた人夫から話を聞いたお義父さんが、我が家の近くまでやって来た。きっと二人で何度も話し合ったのだろう。これからどう動くか。どうすれば形勢を取り…
夫は「父親の権利」を主張する気づけば、また夫の中でストーリーが変わっていた。いつの間にか私は、「子どもを父親から引き離した身勝手な妻」になっていた。そして夫は…
計算高い夫が怖い何でも自分の思い通りにしなければ気が済まない人だった。しかも狡猾。少しでも油断すれば、足元をすくわれる。だから話すときは、いつも緊張していた。…
親権が欲しい夫夫はおそらく、再々就職するまではあまり連絡を控えていたのだと思う。実際、必要なとき以外はほとんど連絡もなかった。それが――再々就職が決まると、急…
頑張って家計を支えたのに・・・夫が働けなくなってから、私が家計を支えた。家族が安心して暮らせるように。不安も、疲れも、できるだけ飲み込んで。弱音は、ほとんど吐…
あの辛い日々が私を変えたのか・・・ある人に、こう言われた。「もっと人を信用した方がいいよ」と。自分では、夫と出会う前の自分に少しずつ戻れているつもりだった。け…
アットホームが売りの職場一度目の再就職先は、何が何だか分からないうちに去ることになった。決断したのは夫で、職場の人たちは引き留めてくれたらしい。でも、待遇など…
仕事の話は厳禁私が再就職した頃、夫は既に無職だったので非常に気を使った。あまり仕事の話をしても、嫌な思いをさせてしまうかもしれない。そう思って、できるだけ仕事…
転職後間もなく言われた言葉必死の転職活動を経て、ようやく手に入れた仕事だった。内定をもらうまで、何十社受けたか分からない。履歴書と職務経歴書だけなら、腐るほど…
自分が特別な存在だと信じて疑わない夫はよく、「自分はそこら辺の人たちとは違って特別な存在だ」というニュアンスのことを言っていた。さすがに直接的ではないが、言葉…
何故、夫は採用されるのか長いブランクを経て、再就職先を決めたとき、私は正直驚いた。もう夫は働けないだろうと思っていたからだ。働きたいと思っても、採用してくれる…
体調不良は自己責任普段から、些細なことで腹を立て、理不尽な怒りをぶつけてくる夫。体調不良にも非常に厳しかった。どんなに気を付けていても、風邪くらい引くことはあ…
文系を見下す夫子どもが元気で楽しそうにしていると、しみじみ幸せを感じる。親だから、少しは欲も出るけれど、結局は元気でいてくれるだけで十分だ。でも、夫には理解で…
被害者意識の強い夫身バレが怖いので、詳しくは書けないけれど、夫は専門職だった。本気で働けば、それなりに稼げる仕事。でも、働いていない期間が長かったし、これから…
遅々として進まない離婚交渉最初は、良いペースで進んでいると思っていた離婚話。でも途中、色々あって、非常に動きにくくなった。メンタルが壊れかけているらしい夫に、…
少し過ぎてから呼び出しが・・・子どもの誕生日を少し過ぎた頃、夫から急に呼び出され、自宅近くのファミレスへ向かうことになった。本当は断りたかった。でも、「協力し…
『欲しい物を聞いといて』と言われたけれど子どもの誕生日が近づいた頃、夫から連絡があった。珍しく、機嫌が良さそうで、「(子ども)に何が欲しいか、聞いといて」と言…
ネットで見て一目ぼれしたものをお迎え子どもと一緒にネットを見ていたとき、ふと目が止まった。大きな、大きなぬいぐるみ。人と一緒に写っていて、その大きさがすぐ分か…
何でも私のせいはっきり言って、夫の病院選びは、あまりうまくいっていなかった。素人目にも、選び方がちょっとおかしいんじゃないかと思うことがあった。 体調不良が続…
ぜいたくは敵だ?!夫と一緒に暮らしていた頃。「冬用の、暖かいコートが欲しい」そう言ったら、「そんなの要らないでしょ」即、却下された。その時に着ていたのは、大学…
自己愛性パーソナリティ障害は治るのか予約を取ること、通院に付き添うこと。 それは「妻」である私の仕事で、快く引き受けるべきもの。 そんな風に思われていた節があ…
義両親からの依頼義両親は少しずつ忙しくなってきた。友人たちにも、それぞれの生活がある。夫は、一人で病院に行こうとしなかった。「誰かが何とかしてくれるだろう」そ…
それ、誰のためのお金?子どもが産まれてから数年は、夫も働いていた。当時の印象は、少しキツいところはあるけれど、優秀で頼れる人。……少なくとも、外からはそう見え…
それでも残った不安店員さんのお陰で、連れて行かれずに済んだ。でも、問題はここからだ。この後、どう動くか。私は少しの間、夫の出方を窺った。少しでも警戒されている…
夫が来るかもしれない、という恐怖家に戻ってから最初の週末だった。 朝、少し早く起きて、子どもと二人で近所に散歩に出かけた。 家にいると、どうしても色んなことを…
きしむ日常あの頃のことを思い出すと、 「もっと上手くやれなかったのだろうか」と、今でも自問自答することがある。 ゆっくりと。けれど確実に。 私たちは追いつめら…
気持ちも新たに——自宅に戻り、私たちは新生活をスタートさせた。 夫のいない家。 もう自宅で怒鳴られることもない。 それが、ただただ嬉しかった。 けれど同時に、…
「毎日声が聴きたい」重い気持ちで、電話をかけた。 話し始めた瞬間から、どうやって切り上げようか、そればかりを考えていた。 それほどまでに、夫との電話が嫌だった…
自由なはずなのに、心細い帰り道誰もいない帰り道。 薄暗い道を、ゆっくり、ゆっくり、おしゃべりしながら歩いた。 自分たちの家なのに、なぜか、帰りたくない。 現実…
「寂しい」と繰り返し言われても・・・電話口でお義父さんが、 「代わるね」 と言ってすぐ、 この世で、いちばん聞きたくない声がした。 夫の声だ。 もちろん、嬉し…
「誰のおかげ?」電話に出ると、お義父さんは開口一番、こう言った。 「もう落ち着いたか」 まだ到着してから、ほんの数時間しか経っていない。 部屋が最初から片付い…
懐かしい近所のスーパーいつぶりだろう。 近所のスーパーに来たのは。 久々に足を踏み入れた途端、苦い記憶がよみがえった。 以前は、せっかく買い物に出かけてもゆっ…
夫の気配がそこかしこに・・・夫の気配が、そこかしこに残っている。 かつて家族三人で暮らし、そこには確かに日常があった。 嫌な思い出ばかりだけど、必死に探せばほ…
少しの緊張と期待自分の家に戻るだけなのに、 少しだけ、緊張していた。 別居したばかりの頃は、ただひたすら、「夫と離れたい」それだけを考えて生きていた。 でも、…
引越し前日いよいよ、 翌日が引っ越しの日。 私たちは朝から、ご馳走やお菓子を用意して、映画を見ながら、ゆっくりと過ごした。 嬉しい。でも、名残惜しい。 胸の奥…
ゆっくりと、引っ越し準備私たちは、ゆっくり、ゆっくり準備をした。一つひとつの思い出を、確かめるように。それはただの引っ越し作業ではなく、新しい一歩を踏み出すた…
少しの達成感先輩の家に戻った途端、全身がぶるぶると震え始めた。体の芯まで、鉛になったような疲労感。きっと、夫と向き合い続けたことで、心も体も限界だったのだと思…
新たな提案私も、粘った。最後まで、首を縦に振ることはなかった。当たり前だ。あんな要求、受け入れられるはずがない。貝のように口を閉ざしたまま、逃げることもできず…
一筋縄ではいかない交渉呼び出された時点で、簡単にはいかないだろうことは分かっていた。それでも、断るという選択肢はなかった。どうせ拒んだところで、最後は夫の思い…
非常識だと言われても・・・夫の私物が部屋に残されたまま、引っ越し作業は終わろうとしていた。えっ?持っていかないの?思わず、口をついて出た。「置いていくものは、…
言葉の棘笑顔で迎え入れてくれた、夫の友人たち。でも、その内側が穏やかでないことは、すぐに分かった。ちょっとしたやり取りの中に、さりげなく混ぜ込まれる言葉。冗談…
行きたくない病、再発約束の日が、翌日に迫っていた。私の気持ちは、ズーンと底のほうに沈んでいた。発熱してドタキャンしてから、まだ一週間しか経っていない。気持ちを…
次の日に知った、衝撃の事実熱が下がった次の日。私は恐る恐る、夫からのメッセージを確認した。どんな暴言が並んでいるのだろう。そんな覚悟で開いたのだけれど、そこに…
悩み過ぎて眠れない日が続いた夫から、「引っ越しの日には家に来て手伝え」そう言われてから、私はずっと悩み続けていた。顔を合わせるのが、怖かった。情けないけれど、…
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