退院の喜びをいちばんにかみしめたのは、 退院が明日に迫った夕方の診察で、診察室から面談室に移動してくる先生を先に面談室で待っていたあの数十秒だと思う。 そう、ついたった1時間前のこと。 結局まともに経過を残すこともないまま今日を迎えてしまったけれど、正直、多忙のみならず、向き合うのが怖かったのも本音である。入院の2週間前からは、ーここ数年でもっとも予定の詰まった8月だったけれどー夜中には手術のことを考えて何度も目を覚ましていたくらいだから。 明日以降、少しずつ記憶をかき集めてここに綴るか、すっかり忘れて元の生活のありがたさに浸るか、いまは分からないけれど、とにもかくにも、ようやく退院だ。にほん…