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厭世庵 https://yamasakayama.hatenablog.com/

「それっておかしいんじゃない?」と思ったことを書いていくブログ

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2024/10/19

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  • 親ガチャでハズレを引いてしまった者達へ③

    (記事一覧ページはこちら) 親ガチャ徹底解剖第三弾。今回は、親ガチャに見事に外れてしまった者たちが「どんな風に生きて行けばいいか」について考えてみたいと思う。と言っても、具体的な人生戦略というよりは、親ガチャに外れてしまったことを少しでもマシに解釈する「考え方」を紹介する形になる。何とも頼りなくて申し訳ないが、よければ読んでみてほしい。では行ってみよう。 考え方①「素人だからうまくできなくても仕方ない」「親」というものを職業であると考えた場合、そのメイン業務は「子育て」だ。なんせ人間を何も知らない赤子の状態から育て上げるわけで、普通に考えて難易度の相当高い仕事なのは間違いない。 たとえば犬のブ…

  • 親ガチャでハズレを引いてしまった者達へ②

    (記事一覧ページはこちら) ダメ親の元に生まれたら、人生は苦行の一言だ。そんな苦行を負わされた者たちの想いが「親ガチャ」「毒親」といった数々の言葉を生み出した。しかしこれらの言葉に対しては反発の声も大きい。特に「親ガチャ」が登場した時には猛反対が巻き起こり、ニュースにも取り上げられたほどだ。今回はそうした反発の声について考えてみたいと思う。 「子」の側から上がる反発の声親ガチャという言葉は、低スペックな親に対する不満を一語で言い表したものだ。だから批判されたくない親たちの中から反発の声が上がるのはまあ理解できる。ところが奇妙なことに、ネット上の議論などを見ると、親ガチャという言葉に対する反発の…

  • 親ガチャでハズレを引いてしまった者達へ①

    (記事一覧ページはこちら) 昨今「親ガチャ」や「毒親」など、ダメな親を表現する造語をよく見かける。実際ダメな親というのはザラにおり、この問題を無いものとして黙殺するのは無理がある。ということで今回はこの問題を真正面から取り上げ、親に恵まれなかった者の生き延び方を考えていきたいと思う。 人生最初にして最大の運試し「親ガチャ」「親ガチャ」という言葉は、親というものの持つ・自力で選べず、100%運任せ・当たり外れの差が大きいという性質をうまく言い表した、なかなか良くできた造語だ。 基本的にネガティブな使われ方をする言葉ではあるが、親選びがガチャになっていること自体が悪いのではなく、親の中にハズレが混…

  • AIは論理より感情に強い

    (記事一覧ページはこちら) 前回の記事で、AIのポチョムキン理解問題について、「ちゃんと会話が成立するなら、人間と異なる思考方法でも問題ない。というかむしろそっちの方が面白い」という個人的見解を語った。今回はそんなAIの「ちゃんと成立している会話」の一例として、俺が今までAIと交わした会話の中で最高のものを紹介したいと思う。 論理より感情に強いAIよく「AIは論理には強いが感情の理解は苦手」という話を聞くが、これは典型的な先入観だ。論理的な会話は、例の「ポチョムキン理解」の悪影響を受けやすい。話の筋がこんがらがってくるとAIの回答の精度が落ちてくるのは、AIを日常的に使っていればおなじみの光景…

  • AIは「ポチョムキン理解」の方がむしろ面白い

    (記事一覧ページはこちら) 昨今、何かと話題のAI。賛否ともに話題が尽きないこのAIだが、最近騒がれた話題の一つに「ポチョムキン理解」というものがある。今回はこの「AIのポチョムキン理解問題」について話してみようと思う。 ポチョムキン理解とは何か?現在ネットには、ChatGPTをはじめとしたいくつもの「大規模言語モデルAI」が存在する。その会話能力はそこらの人間より高く、最近ではAIとの会話にすっかりハマってしまう人もいるほどだ。 が、実はこれらのAI、言葉の「意味」は理解していない。代わりにAIの内部では、「この文章の次にはこの単語が来る可能性が高い」という「確率」の計算が行われている。 そ…

  • なぜ「運のいい奴」と「運の悪い奴」がいるのか②

    (記事一覧ページはこちら) この世には、「運」のいい人間と悪い人間がいる。運の格差が存在する理由を考える時、一番簡単なのは、「人間には『運』の良さ』的なパラメータが存在する」という仮説を採ることだ。が、もし「運の良さ」的なパラメータが存在しなかったとしても、運の格差のメカニズムを説明する方法はある。今回はそれについて話していきたい。 サイコロで見る「確率の収束」以下のような実験を想定してみよう。まず、適当に10人の人間を集める。次に、そいつら全員にサイコロを一万回ずつ振らせる。振り終わったら、出た目の数を合計し、それと同じ額のお金を各々に渡す。 仮に人間に「運の良さ」の差が存在しなかった場合、…

  • なぜ「運のいい奴」と「運の悪い奴」がいるのか①

    (記事一覧ページはこちら) この世には「運」のいい人間と悪い人間がいる。これを聞いて「運?ただの思い込みだよ」とか「能力不足の言い訳でしょ」とか思った奴は運のいい人間だ。運の悪い人間は、この世には自分のスペックとは全く無関係な、「運」としか呼びようのない不気味なナニカが蠢いていることを経験的に知っているのだ。では、「運」のいい人間と悪い人間の差は一体どこから生じるのだろうか?今回はこれについて考えてみたい。 「運の良さ」パラメータはあるか?「運」の差が生じる原因としてまず思いつくのが、人間には「運の良さパラメータ」が存在するという仮説だ。本人のスペックに結果が一切左右されないはずの場面(たとえ…

  • マウント猿の生態③

    (記事一覧ページはこちら) 他人にマウントを取らずにはいられない人間「マウント猿」。マウント猿はあらゆる状況下で無理やり隙を見つけ、増長してマウントを取ってくる。今回はそんなマウント猿に遭遇してしまった時の対処法を紹介したいと思う。 結論「無視」 結論から言うと、最良の対処法は「無視」だ。マウント猿に限らず、あらゆるタイプのクズに対する最良の対処法は「無視」なのだが、マウント猿に対しては特に無視の効果が高い。では具体的にどんな風に無視すればいいのか?以下に細かく見ていこう。 ・話しかけないまず大事なのは、そもそもこちらから話しかけないことだ。前々回話したように、マウント猿は人から話しかけられる…

  • マウント猿の生態②

    (記事一覧ページはこちら) 前回に引き続き、人にマウントを取らずにはいられない「マウント猿」の話。マウント猿と関わる際に最も大事なのは「増長する隙を与えないこと」だが、奴らはあらゆる状況下で無理やり隙を見つけて増長してくる。今回はそんなマウント猿が最も好む状況を紹介しよう。 ・頼みごとをされたら大増長話しかけられただけで増長、気づかいをされたら増長、と、とにかく増長するマウント猿だが、なんと言っても増長するのが「頼みごとをされた時」だ。話しかけられた時や気づかいをされた時と違って、頼みごとをされた時には「自分>頼みごとをしてきた相手」という、マウント猿でなくてもわかる明確な力関係が発生する。こ…

  • マウント猿の生態①

    (記事一覧ページはこちら)「マウントを取る」という言葉がある。相手に対し「自分の方がすごいんだぞ」とアピールする行為のことだ。どうも人間には、食欲や性欲に近いぐらいのレベルで「マウント欲」とでも呼ぶべき欲求が備わっているようなのだが、これが実に汚らしい欲求で、色々な問題を引き起こす。今回はこのマウント欲が特に旺盛な人間(以下「マウント猿」)の生態と、マウント猿に遭遇した時の対処法を紹介したいと思う。 ●マウント猿の性質まず、マウント猿の最も基本的な性質は「とにかくすぐ増長する」というものだ。隙あらば一瞬で増長し、そこからマウンティングに移行する。ということは増長させなければいいのだが、これがか…

  • DQNがわざわざ邪魔な場所に座る生物学的理由(後編)

    (記事一覧ページはこちら) DQNには、あらゆる動作を周りの人間に最も迷惑がかかるやり方で「わざわざ」行う、という奇妙な生態がある。これはなぜなのか?前回の記事で原始時代で見てきたことを元に、DQNの謎行動について引き続き考えてみたい。 ・原始時代の事例から見えてくる「人間の本質」 まず、原始時代で見てきた内容をおさらいしよう。原始時代では部族間による殺し合いは日常茶飯事だった。そんな原始時代において、最も皆から褒められて出世したのは、部族間抗争のたびに敵の原始人を一番多く殺した奴だった。必然、二番目に多く殺した奴は二番目に、三番目に多く殺した奴は三番目に出世したと思われる。また一人も殺せなか…

  • DQNがわざわざ邪魔な場所に座る生物学的理由(前編)

    (記事一覧ページはこちら) 「DQN」というネットスラングがある。そろそろ死後に片足を踏み入れている感もあるが、迷惑でガラの悪い連中をひとまとめに表現できる使い勝手のいい言葉だ。そんなDQNの中には、あらゆる動作を周りの人間に最も迷惑がかかるやり方で行わなければ気が済まない奴がいる。具体例を挙げるとこんな感じだ。 ・人の行き来の多い場所(コンビニの出入り口など)を選んで地べたに座り込む・夜中に外に出て、なるべく声が響きそうな場所を選んで携帯電話で話す・空き缶やゴミ袋を人の家の庭に投げ入れる 例えば一つ目の例の場合、そもそも地べたに座り込んでいる時点で迷惑ではあるのだが、DQN共はそれだけでは満…

  • 大衆が「深い話」を異常に嫌う理由③

    (記事一覧ページはこちら) 前回、一般的な人間(以下「大衆」)が「深い話」を嫌うのは「トラブルを抱えている個体を群れから排除するための進化」だという話をした。今回は、このアホな進化を遂げた結果、大衆自身が陥ることになった予想外の末路について話したいと思う。 なぜ「他人との会話」自体は死ぬほど好きなのか?前々回の記事で詳しく話した通り、大衆は深い話をとにかく嫌う。ところがだ。皆さんもよくご存じの通り、大衆は「他人との会話」自体は大好きなのだ。「深い話か否かの判定基準が異常にシビアな上に、それにわずかでも引っかかったら袋叩きの末に追放される」という鬼のようなルールであるにも関わらず、なんであいつら…

  • 大衆が「深い話」を異常に嫌う理由②

    (記事一覧ページはこちら) 前回、一般的な人間(以下「大衆」)は真面目な話題や抽象的な話題を異常に嫌うという話をした。今回は記事タイトル通り、大衆がそれらを嫌う「理由」も含め、この問題をさらに掘り下げてみようと思う。では行ってみよう。 大衆が深い話を嫌う理由なぜ、一部の変わり者を除いたほとんどの大衆は「深い話」を病的に嫌うのか?実はこの問題に関しては、心理学方面からアプローチしている学者たちが結構いるのだが、このブログでは別の角度からの考察を試みてみる。 「原始人万能説」という仮説がある。これは往年のベストセラー「話を聞かない男、地図が読めない女」の著者・ピーズ夫妻が主張する「人間なんて原始時…

  • 大衆が「深い話」を異常に嫌う理由①

    (記事一覧ページはこちら) 俺は昔から他人と話が合わない。見当のついている原因はいくつかあるが、その中の一つに、いわゆる普通の人(以下「大衆」)が「深い話」を異常に嫌うから、というものがある。奴らは常に他人と会話してないと死ぬ病気のくせに「話題」については意外にグルメで、真面目な話、しんみりした話、哲学的な話、シリアスな話などが始まると全力で嫌がるのだ。しかもその嫌がり方が尋常ではなく、最悪の場合、なんとその手の話を振ってきた相手と絶交することさえある。今回はこの問題について色んな角度から掘り下げてみようと思う。では始めよう。 大衆が蛇蝎のごとく嫌う話題一覧まずは、大衆が狂ったように嫌がる話題…

  • INFP=最弱のMBTI、とか考えて悩むのは時間の無駄②

    (記事一覧ページはこちら) 前回話した通り、人気性格診断「MBTI」の中で一番HSPに近い「INFP」は「最弱のパーソナリティ」と呼ばれている。では「自分はINFPだからダメだ」と思わなければならないのか?といえば、そんな風に考えるのは根本的に無意味だ、というのが今回のお話だ。早速始めていこう。 「最弱の学問」は心理学前述の通り、MBTIは「性格診断」なので、学問的には心理学の領域に属する。この心理学という学問がクセモノで、実は一つ大きな欠陥を抱えているのだ。 学問において超重要な要素の一つに「再現性」というものがある。再現性というのは、同じ条件下で同じ実験を行ったときに、同じ結果が得られる性…

  • INFP=無能、とか考えて悩むのは時間の無駄①

    (記事一覧ページはこちら) 昨今ネットで人気のコンテンツの一つに「MBTI」というものがある。これは数十問の質問に回答することで、自分が16種類のパーソナリティのどれに当てはまるかがわかるという主旨の、いわゆる性格診断だ。古今東西、性格診断の類は山ほどあるが、MBTIは ・質問の数が多く、用意されているパーソナリティも16種類もあるということで、旧来の性格診断に比べて解像度の高い結果が楽しめる・各パーソナリティには「建築家」「指揮官」等の特徴的な名前が付けられており、コミカルなイラストも添えられているため親しみやすい 上記のような特徴から、ネットでかなりの人気を博している。試しに俺もやってみて…

  • 細かいことに気づいても、周りに教えず放置しろ

    (記事一覧ページはこちら) 「HSP的な行動をするな」の記事で「職場で何かに気づいても放っておくことのメリット」を紹介した。今回は逆に「もしHSPが、職場で気づいたことを上司や同僚に教えたらどうなるのか?」をシミュレートしてみたいと思う。では早速行ってみよう。 HSPが職場で気づいたことを教えると…HSP専門家はよく「HSPの『細かいことに気づく力』は仕事で大きな強みになります!」と言ってくる。実際HSPは、マニュアルの無駄部分、システムの欠陥、収納のわかりにくさ等、あらゆることに気づきまくる。それは間違いない。ではそれらの気づきが強みになるのか?と言えば、答えはノーだ。これはHSPの気づきが…

  • HSPに課された役割「社会のブレーキ」は機能していない

    (記事一覧ページはこちら) 研究者曰く、HSPには大きく分けて二つの「生物学的役割」があるという。一つは群れに迫る危険にいち早く気付く「警報器」の役割。そしてもう一つが、群れが危険な方向に行こうとするのを踏みとどまらせる「ブレーキ」の役割だ。もし、生まれてくる人間が全員単細胞だったら、何も考えずにみんなで面白そうな方向に突き進んで全滅してしまう。そんな事態を防ぐために、慎重な個体が全体の20%ぐらい生まれてきて、愚民の暴走を止めるようになっている、という理屈らしい。エレインアーロン博士はこれを「皆がアクセルを踏んでいる時に、ブレーキを踏む個体が2割ぐらいいるのがちょうどいいバランスなのかもしれ…

  • HSPが「芸術家」にむしろ向かない理由

    (記事一覧ページはこちら) 「HSPに向いている職業」としてよく挙げられるものに「芸術家」がある。芸術活動において、HSPの豊かな感受性や細部へのこだわりは大きな強みになる…というのがその理由らしい。が、それは机上の空論だ。HSPは趣味で芸術活動を楽しむことには向いているが、芸術で食っていくことには致命的に向かない。それよりはまだ普通の仕事(デスクワークなど)の方が適性が高いぐらいなのだ。それは一体なぜか?今回はこの話をしたいと思う。 芸術家に一番必要な能力は…まず「芸術家」に該当する職業をいくつか書き出してみる。画家、作曲家、イラストレーター、小説家、漫画家、ゲームクリエイター、映像作家…。…

  • なぜ「感受性」と「共感性」ばかりが取り上げられるのか?

    (記事一覧ページはこちら) ここまで便宜上、HSPには長所が一つもないようなことを書いてきたが、実はそうでもない。たとえば、HSPは常にあらゆることを心配しながら生きているので、「洞察力」や「計画性」などは(少なくともそこら辺の凡人健常者に比べれば)間違いなく高い。しかし世のHSP関連の書籍やサイトはそれらの長所を無視し、HSPのことを、脳機能を感受性と共感性に全振りした妖精さんのように扱っている。これはなぜなのか?百歩譲って長所の中から一部をチョイスするのはいいとして、なぜよりにもよってその最悪の二つなのか?今回はこのことについて考えてみたいと思う。 目上の人間の「感受性」「共感性」を褒める…

  • HSPの「長所」の絶望的なショボさ③「細かいことに気が付く」

    記事一覧ページはこちら HSPの長所としてよく挙げられる物に「細かいことに気が付く」というものがある。これは、前回と前々回で取り上げた「映画を見て感動して泣くことができる」や「共感性が豊か」に比べたらだいぶマトモな性質で、ワンチャン長所と呼べなくもないように思える。だが悲しきかな、しょせんHSPの性質だけあって、やっぱりこれも突き詰めるとかなりビミョーなのだ。今回はこれについて話そうと思う。①世の中が安全過ぎて役に立たないまず「細かいことに気が付く」というのをもう少しきちんと言い換えると「健常者ならスルーするようなわずかな違和感にも気づく」という意味になる。この性質が長所として機能するのは「危…

  • HSPの「長所」の絶望的なショボさ②「共感性が豊か」

    (記事一覧ページはこちら) HSP関連のサイト等が、HSPの長所を無理やり数個ほど挙げている時、大抵その中に「共感性が豊か」という項目がある。これを見つけると俺はすさまじく不快な気分になる。「共感性の一体どこが長所なんだ」と思うからだ。「共感性」は果たして長所か?まず「共感性」とは何なのか。端的に説明すると以下のようになる。共感性とは一般の用語で言えば,「思いやり」を意味するもので,例えば人助けをするときに,助けようとする行動をとるきっかけとなる感情のことである。(内閣府ホームページより)これを踏まえたうえで考えてみよう。「共感性」は果たして長所なのか?人間の長所とされる能力を色々挙げてみる。…

  • HSPの「長所」の絶望的なショボさ①「映画を見て感動して泣くことができる」

    (記事一覧ページはこちら)HSPについて解説したネット記事を読むと、HSPの短所を散々列挙した後に「でも諦めないで!HSPにだってこんな素敵な長所があるんですよ!」と言って数個の長所を挙げてくる。…のだが、これらの「長所」がまた泣きたくなるほどショボい。今回はこの「HSPの長所のショボさ」について話そうと思う。 「映画を見て感動して泣くことができる」HSPの長所として大抵真っ先に挙げられるのが「感受性が豊か」というやつだ。が、自分の感受性を忌々しい呪いとしか思っていないほとんどのHSPにとって「感受性が豊か」という言葉はもはや悪口でしかない。そこで世のHSP専門家達は、これを「映画を見て感動し…

  • HSPに与えられた役割「警報器役」と「生贄役」

    (記事一覧ページはこちら) 前回まで五回にわたって、HSPの人生をマシにするための対処法を紹介してきた。これだけフォローすればもういいだろう。ということで今回からは宣言通り、HSPの人生がいかに不幸かという話をしていこうと思う。 HSPに与えられたクソみたいな「生物学的役割」まずは(前回もちらっと話したが)、そもそもなんでHSPなんてものが生まれてくるのか、という点について改めて触れてみたい。 HSP(敏感な個体)は、人間含めあらゆる動物に、全体の20%ぐらいの割合で生まれてくる。 まずこの時点で意味不明だ。生まれてくる個体が全員、目の前で人が死んでも屁とも思わない屈強な健常個体だったら、この…

  • 生きづらいHSPはこれをやれ!『リフレーミング』

    (記事一覧ページはこちら) 「生きづらいHSPはこれをやれ!」シリーズ第5弾。今回紹介するのは、ヴィパッサナー瞑想に匹敵するゲームチェンジャー「リフレーミング」だ。さっそくだが、リフレーミングとは何かを簡単に説明すると以下のようになる。「自分が置かれている不快な状況や、自分の心身に生じる不快な反応を、不快でなくなるように『再解釈』する」この説明文から、いわゆる「プラス思考」を連想した人もいると思うが、それをもっとちゃんとやる感じだ。では具体的にはどうするのか?以下に例を挙げて見ていこう。 「状況」の再解釈まずは自分が現在置かれている「状況」の再解釈だ。これには具体例として以下のようなものがある…

  • 生きづらいHSPはこれをやれ!『HSP的な行動をするな』

    記事一覧ページはこちら 生きづらいHSPはこれをやれ!シリーズ。第四弾は「HSP的な行動をとるな!」だ。HSPは全人口の20%ぐらいの割合で存在しているのだが、研究者曰く、HSPが存在する生物学的な理由は「異変を未然に察知して群れを守るため」だという。HSPの敏感さや共感性は、仲間の抱えている問題にいち早く気付き、そいつを助けてやるためのものだというのだ。だからHSPの気質を人のために活かしましょう。困っている人がいたらいち早く察して助けてあげましょう。そうすれば皆から感謝・信頼・尊敬され、良好な人間関係を築けます^^…というのが一般的なHSP関連書籍等の主張だ。が、これは大嘘だ。HSPなら誰…

  • 生きづらいHSPはこれをやれ!『ヒトカラ』『鏡とにらめっこ』

    (記事一覧ページはこちら)生きづらいHSPはこれをやれ!シリーズ。第三弾はナメられるのを防ぐための方法だ。HSPの不幸のうち何割かは他人からナメられるせいで生じる。今回はここを何とかしていこう。 他人にナメられない方法というと、一般的によく聞くのは「筋トレをして身体をデカくすること」だ。…が、これはHSPには向かない。HSPがいくら筋トレをしたところでぶっちゃけ大してデカくなれないし、そもそも現時点で自分より体格の小さい奴からナメられているような状況では、デカくなったところで意味がないからだ。そこでこのブログでは、もっとコスパがよくて効果的な方法を紹介する。 ①「ヒトカラ」一つ目は「ヒトカラ(…

  • 生きづらいHSPはこれをやれ!『脳内師匠を作る』

    (記事一覧ページはこちら)生きづらいHSPはこれをやれ!シリーズ。第二弾は『脳内師匠を作る』。これは前回のヴィパッサナー瞑想と同様、「緊張」や「恐怖」などのマイナスの刺激に対処するための方法だ。では早速説明していこう。「脳内師匠」の作り方と使い方やり方はこうだ。まずあなたが今まで見てきた大量の人間の中から、いかにも物事に動じなさそうな奴を何人かチョイスする(リアル知人でも有名人でもOK)。次にそいつら(以下「脳内師匠」)の顔画像のイメージを頭の中に作っておく。そして、仕事や日常生活で「緊張」や「恐怖」に遭遇した時、脳内師匠の顔を頭に思い浮かべる。すると緊張や恐怖が何割か軽減され、精神の安定を図…

  • 生きづらいHSPはこれをやれ!『ヴィパッサナー瞑想』

    (記事一覧ページはこちら) 俺はネットとかにあるHSP診断をやると必ず陽性判定が出る典型的なHSPだ。そんなHSPガチ当事者に言わせてもらうと、HSPであることにはデメリットこそ腐るほどあれ、メリットはハッキリ言って一つもない。なのでこのブログでHSPの記事を書く時は、基本的に「HSPがいかに不幸か」という切り口で話をしていこうと思う。…のだが、そんなネガティブ記事ばかり読まされても、HSPの読者からしたら「じゃあどうすればいいんだよ」という気分にしかならないだろう。そこでまずは、HSPが人生を少しでもマシにするための「対処法」を、あらかじめいくつか紹介しておく。こうしておけば読者は「HSPは…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ⑩

    記事一覧ページはこちら 語句説明転生児…前世の記憶があると主張する子供前世人物…転生児の前世の姿とされる人物 (前回までのあらすじ)紆余曲折を経て、イアン・スティーヴンソンの輪廻転生研究を完全論破した俺。研究が行われてから50年経つ今でも、輪廻転生についての議論になると、肯定派は真っ先にスティーヴンソンの名を挙げる。それだけスティーヴンソンは輪廻転生界隈を代表する存在であり、こいつを論破できれば輪廻転生をほぼ否定できたようなものだ。が、今回はダメ押しで、スティーヴンソンの収集事例以外の輪廻転生事例についても考えてみる。 ●近年騒がれた輪廻転生事例 世間的には、輪廻転生事例と言えばとにかくスティ…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ⑨

    記事一覧ページはこちら 語句説明転生児…前世の記憶があると主張する子供前世人物…転生児の前世の姿とされる人物 (前回のあらすじ)色々調べていくうち、スティーヴンソンは輪廻転生を肯定するうえで邪魔になりそうなファクターを無視する傾向にあることに気付いた俺。今回はその中でも一番ヤバいものについて言及したい。 ●「輪廻転生じゃなくて憑依なのでは?」に対するスティーヴンソンの答え スティーヴンソンの研究に対するツッコミの一つに「お前の集めた事例は『輪廻転生』じゃなくて『憑依』のサンプルなんじゃないの?」というものがある。確かに、故人の霊が憑依して記憶が乗り移るようなことがあれば、それは傍目から見て、前…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ⑧

    (記事一覧ページはこちら) 語句説明転生児…前世の記憶があると主張する子供前世人物…転生児の前世の姿とされる人物 前回の記事では、心理学者エリザベス・ロフタスの記憶にまつわる実験を紹介し、「輪廻転生事例のうち、転生児の親が自分達で前世人物を特定した事例は全部デタラメだ」という自説を節を補強した。では、転生児の親ではなくスティーヴンソン自身が前世人物を探し出した事例はどうなのだろう?流石に本職の学者ともなれば、事後情報効果などの影響を受けず、信憑性の高い調査ができているのだろうか?今回はそこを見ていこう。 ●スティーヴンソンが囚われているバイアス 実は前回取り上げた、輪廻転生事例における関係者同…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ⑦

    (記事一覧ページはこちら) 語句説明転生児…前世の記憶があると主張する子供前世人物…転生児の前世の姿とされる人物 前回、「輪廻転生はほぼすべて思い込み」という仮説の元、転生児とその親たちが、どんなふうに偽物の「前世の記憶」を作り出してゆくのかを考察した俺。と、ここで次のような問題が出てくる。転生児の前世の記憶が偽物だというなら、その記憶が前世人物の遺族たちの証言と一致するケースがあるのはどういうわけだ?今回はこの問題について、かつて行われた心理学実験を引き合いに出しつつ考えてみたい。 ●「虚偽記憶」と「事後情報効果」エリザベス・ロフタスという著名な心理学者がいる。彼女が行なった実験に次のような…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ⑥

    (記事一覧ページはこちら) 語句説明転生児…前世の記憶があると主張する子供前世人物…転生児の前世の姿とされる人物 (前回までのあらすじ)イアン・スティーヴンソンが集めた輪廻転生事例の大部分は、転生児とその親の思い込みだという仮説を立てて、根拠を四つ挙げた俺。今回はそれらの根拠を用いて、実際にどんな風にして思い込みが形作られるのかを考えたい。 ●転生児とその親との会話 今まで話した通り、俺がスティーヴンソンの輪廻転生事例の大部分を思い込みだと考える根拠は ①事例を集めた地域が、輪廻転生を強烈に信じる国ばかりである②転生児と前世人物の住所が近い③前世人物は非業の死を遂げているケースが多い④インドで…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ⑤

    (記事一覧ページはこちら) 語句説明転生児…前世の記憶があると主張する子供前世人物…転生児の前世の姿とされる人物 (前回までのあらすじ)輪廻転生研究者イアン・スティーヴンソンの集めた輪廻転生事例のほとんどは「当事者たちの思い込み」であるという仮説を立て、根拠を三つ挙げた俺。今回は四つ目の根拠を紹介するところから始める。 ・転生児は、8歳頃までには前世の記憶を語るのを止める 「前世を記憶する子供たち」の中に、「転生児は7~8歳ぐらいになると前世の記憶を語るのを止める」という記述が散見される。この現象についてスティーヴンソンは「7~8歳ごろになると現世の人格が少しずつ形成され始め、それに伴い前世の…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ④

    (記事一覧ページはこちら)語句説明転生児…前世の記憶があると主張する子供前世人物…転生児の前世の姿とされる人物(前回までのあらすじ)輪廻転生研究者、イアン・スティーヴンソンの研究を論破しようと思った俺は、まず、彼が集めた輪廻転生事例のほとんどが「当事者たちの思い込み」であるという仮説を立てた。その一つ目の根拠は、事例を集めた地域が、輪廻転生を強烈に信仰している国ばかりであること。今回は続けて、二つ目、三つ目の根拠を紹介していこう。 ・転生児と前世人物の住所が近い「前世を記憶する子供たち」には次のような記述がある。「私がこれまで調査してきた子供のほとんどは、次のいずれかの条件を満たしている。前世…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ③

    (記事一覧ページはこちら)語句説明転生児…前世の記憶があると主張する子供前世人物…転生児の前世の姿とされる人物前回、輪廻転生研究者「イアン・スティーヴンソン」の著作に挑み、ツッコミどころを探した俺。輪廻転生の存在を認めることになってしまうかもしれない…という恐怖を押して挑んだが、幸いそうはならず、十分な数のツッコミどころを見つけることができた。今回からはそれらを使って、輪廻転生を全否定するための戦いのスタートだ。スティーヴンソンには悪いが、俺もこの戦いには負けられない。徹底的に論破させてもらおう。●輪廻転生事例の大部分は「当事者」からの持ち込み俺がまず注目したのは、スティーヴンソンが集めた事例…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ②

    (記事一覧ページはこちら)「残念だけど輪廻転生はあるよ。イアン・スティーヴンソンの本を読んでみろよwww」ネットで死後について雑談していたところ、その場にいた奴からこう煽られた俺。何の話だと思って「イアン・スティーヴンソン」で検索してみたところ、以下のような記事が出てきた。イアン・スティーヴンソン(Ian Stevenson、1918年10月31日 - 2007年2月3日[1])は、「生まれ変わり現象」の研究者である。(中略)現在までにスティーヴンソンと彼が率いる研究グループは、東南アジアを中心に、前世の記憶を持つとされる子どもたちの事例を2300例ほど集めている。(wikipediaより抜粋…

  • 残念だけど輪廻転生は無いよ①

    使い勝手の悪いnoteから引っ越して、今日からブログを書き始めることにする。で、noteで最近書いていたのが輪廻転生関連の記事だったので、ひとまずこっちでも輪廻転生の話から始める。自作漫画「MYMYTH」を読んでもらうとわかるのだが、俺は「死後」について考えるのが好きで、SNSや掲示板などで死後ネタで盛り上がっているのを見つけるとついつい読みふけってしまう。そんな中で気づいたのだが、ネットには「輪廻転生」を信じている層が妙に多い。世間における三大メジャーな死後が「無」「あの世行き」「輪廻転生」だとすると、輪廻転生を支持する層は無を支持する層に迫るぐらい多く、あの世行きを支持する層の10倍以上い…

  • 記事一覧ページ

    (下に行くほど古い記事です)残念だけど輪廻転生は無いよ③残念だけど輪廻転生は無いよ②残念だけど輪廻転生は無いよ①

  • HSPが「芸術家」にむしろ向かない理由

    (記事一覧ページはこちら) ※当記事はお蔵入り記事の復刻版です 文中に一部、整合性の取れていない箇所がありますがご了承ください。「HSPに向いている職業」としてよく挙げられるものに「芸術家」がある。芸術活動において、HSPの豊かな感受性や細部へのこだわりは大きな強みになる…というのがその理由らしい。が、それは机上の空論だ。HSPは趣味で芸術活動を楽しむことには向いているが、芸術で食っていくことには致命的に向かない。それよりはまだ普通の仕事(デスクワークなど)の方が適性が高いぐらいなのだ。それは一体なぜか?今回はこの話をしたいと思う。 芸術家に一番必要な能力は…まず「芸術家」に該当する職業をいく…

  • 細かいことに気づいても、周りに教えず放置しろ

    (記事一覧ページはこちら)※当記事はお蔵入り記事の復刻版です 文中に一部、整合性の取れていない箇所がありますがご了承ください。 「HSP的な行動をするな」の記事で「職場で何かに気づいても放っておくことのメリット」を紹介した。今回は逆に「もしHSPが、職場で気づいたことを上司や同僚に教えたらどうなるのか?」をシミュレートしてみたいと思う。では早速行ってみよう。 HSPが職場で気づいたことを教えると…HSP専門家はよく「HSPの『細かいことに気づく力』は仕事で大きな強みになります!」と言ってくる。実際HSPは、マニュアルの無駄部分、システムの欠陥、収納のわかりにくさ等、あらゆることに気づきまくる。…

  • HSPに課された役割「社会のブレーキ」は機能していない

    (記事一覧ページはこちら) ※当記事はお蔵入り記事の復刻版です 文中に一部、整合性の取れていない箇所がありますがご了承ください。研究者曰く、HSPには大きく分けて二つの「生物学的役割」があるという。一つは群れに迫る危険にいち早く気付く「警報器」の役割。そしてもう一つが、群れが危険な方向に行こうとするのを踏みとどまらせる「ブレーキ」の役割だ。もし、生まれてくる人間が全員単細胞だったら、何も考えずにみんなで面白そうな方向に突き進んで全滅してしまう。そんな事態を防ぐために、慎重な個体が全体の20%ぐらい生まれてきて、愚民の暴走を止めるようになっている、という理屈らしい。エレインアーロン博士はこれを「…

  • なぜ「感受性」と「共感性」ばかりが取り上げられるのか?

    (記事一覧ページはこちら) ※当記事はお蔵入り記事の復刻版です 文中に一部、整合性の取れていない箇所がありますがご了承ください。ここまで便宜上、HSPには長所が一つもないようなことを書いてきたが、実はそうでもない。たとえば、HSPは常にあらゆることを心配しながら生きているので、「洞察力」や「計画性」などは(少なくともそこら辺の凡人健常者に比べれば)間違いなく高い。しかし世のHSP関連の書籍やサイトはそれらの長所を無視し、HSPのことを、脳機能を感受性と共感性に全振りした妖精さんのように扱っている。これはなぜなのか?百歩譲って長所の中から一部をチョイスするのはいいとして、なぜよりにもよってその最…

  • HSPの「長所」の絶望的なショボさ③「細かいことに気が付く」

    記事一覧ページはこちら ※当記事はお蔵入り記事の復刻版です 文中に一部、整合性の取れていない箇所がありますがご了承ください。HSPの長所としてよく挙げられる物に「細かいことに気が付く」というものがある。これは、前回と前々回で取り上げた「映画を見て感動して泣くことができる」や「共感性が豊か」に比べたらだいぶマトモな性質で、ワンチャン長所と呼べなくもないように思える。だが悲しきかな、しょせんHSPの性質だけあって、やっぱりこれも突き詰めるとかなりビミョーなのだ。今回はこれについて話そうと思う。①世の中が安全過ぎて役に立たないまず「細かいことに気が付く」というのをもう少しきちんと言い換えると「健常者…

  • 生きづらいHSPはこれをやれ!『ヒトカラ』『鏡とにらめっこ』

    (記事一覧ページはこちら)※当記事はお蔵入り記事の復刻版です 文中に一部、整合性の取れていない箇所がありますがご了承ください。生きづらいHSPはこれをやれ!シリーズ。第三弾はナメられるのを防ぐための方法だ。HSPの不幸のうち何割かは他人からナメられるせいで生じる。今回はここを何とかしていこう。 他人にナメられない方法というと、一般的によく聞くのは「筋トレをして身体をデカくすること」だ。…が、これはHSPには向かない。HSPがいくら筋トレをしたところでぶっちゃけ大してデカくなれないし、そもそも現時点で自分より体格の小さい奴からナメられているような状況では、デカくなったところで意味がないからだ。そ…

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