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さわやか易 https://blog.goo.ne.jp/kanouyuukougoo

易は難しい、易は解らないと挫折した方に、「さわやか易・講座」で解ったと言ってもらえれば幸いです。(猶興)

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2024/06/17

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  • ユダヤ人迫害の始まり

    十字軍がヨーロッパのキリスト教徒にもたらした影響はイスラム教徒とユダヤ教徒に対する敵愾心であった。それまでは一般の民衆はイスラム教徒とは全く接する機会もなかったし、ユダヤ人はよそ者という扱いはしていたが、敵愾心を抱くことはなかった。ローマ教皇がエルサレム奪還の旗印を掲げて戦争を奨励し始めた時から民衆の間に異教徒を敵とする思想が根付いたものと思われる。十字軍時代のイギリスではこんなことが起こっている。ユダヤ人たちがイギリスに渡ったのは丁度第一回の十字軍が派遣された頃である。その頃フランスのノルマンディー公・ウィリアムがイギリスに侵攻し、ウィリアム1世としてイングランド王となり、ノルマン王朝(1066~1154)が始まった。ウィリアム1世はユダヤマネーを取り入れるためにフランスの金を持つユダヤ人を招請した。イギリス...ユダヤ人迫害の始まり

  • (24)十字軍からの大混乱

    アイユーブ朝のイスラム帝国は発展を続いて行くが、元来アラブ民族は小さな部族の集団で成り立っており、周辺国もそれぞれ独自の文化がある。広大な地域を支配するには軍隊が必要である。その軍隊はアラブ人だけでは成り立たず、周辺支配国から傭兵を募っていた。トルコ周辺から中央アジアの民族は遊牧の騎馬民族であり、戦争にはめっぽう強く傭兵には最適だった。11世紀になると、傭兵だったトルコのセルジューク族がアイユーブ朝のカリフに任命される形でスルタン(君主)となり、事実上王朝を乗っ取ってしまう。領土拡張に野心を膨らましたセルジューク朝はアナトリア半島を占領し、ビザンツ帝国に迫る勢いだった。ビザンツ帝国の皇帝アレクシオス1世は危機を感じて、犬猿の仲ではあるがローマ教皇ウルバヌス2世に傭兵の提供を願い出た。ウルバヌス2世は「エルサレム...(24)十字軍からの大混乱

  • アッパース朝の繁栄とユダヤ人

    イスラムの帝国・ウマイヤ朝は一時はインドやイベリア半島にまで進出しイスラムの世界を拡大した。しかし、このウマイヤ朝はアラブ人による帝国であり、とくにササン朝ペルシャで栄えていたペルシャ人たちには反発されていた。750年、カリフの継承争いではムハンマドの出身ハーシム家の一族であるアッパース家は非アラブ諸国を味方につけウマイヤ朝を倒し、アッパース朝を起こした。アッパース朝ではイスラム教のムスリム(信者)は皆平等という理念を実現、イスラムの大帝国を築くことに成功した。交通の要所であるバクダードは東西貿易の拠点として「世界一」と言われる程発展し、人口は100万人にもなった。「千夜一夜物語」を代表とするイスラム文化が一気に花開く。各分野で働く学者たちは挙ってバクダードに集結した。バクダードには「知恵の館」が建てられ、ギリ...アッパース朝の繁栄とユダヤ人

  • (22)スンニ派とシーア派

    ムハンマドの死後、イスラムの国は急拡大していくが、カリフ(預言者の代理人)を巡っての対立が直ぐに始まり、その対立は今日に至るまで続いている。632年、ムハンマドが62歳で亡くなった時、後継者であるムハンマドの従弟であるアリーは32歳と若かった。そこで、イスラム共同体(ウンマ)は有力者でムハンマドの親友であるアブー・バクルを初代カリフに選出した。アブー・バクルはアラビア半島を統一し、発展の基礎を築いたが2年後に死んだ。(ムハンマドはアブー・バクルの娘を3番目の妻にしている。)2代目のカリフになったのが有力者ウマルだった。始めはイスラム教を迫害したが、改宗後はムハンマドの信頼を得て、イスラム発展に貢献した。政治力もあり、軍才にすぐれ、10年のカリフ期間内にビザンツ帝国からシリアとエジプトを奪い、ササン朝ペルシャを滅...(22)スンニ派とシーア派

  • (21)イスラム教の成立

    天使の啓示を受けるムハンマドビザンツ帝国とササン朝ペルシャが激しく争っている間に別の場所で、歴史を変える宗教が誕生しようとしていた。イエス・キリスト以来の預言者と言われるムハンマドの登場である。570年、ムハンマドはアラビア半島の商業都市メッカに生まれた。ムハンマドは幼くして両親が亡くなり、叔父の隊商交易の商人アブー・ターリブに育てられ、やがてシリアとの隊商交易に参加した。25歳の時、15歳年上の裕福な女商人ハデ-ジャと結婚する。2男4女をもうけるが、男子は二人とも夭折する。610年、40歳になったムハンマドは郊外のヒラー山の洞くつで瞑想にふけっていた。そこで、天使ガブリエルが現れ唯一神アラーの啓示を受ける。何度も啓示を受けたムハンマドは妻ハディージャに相談する。ハディージャはユダヤ教指導者に話をすると、天使ガ...(21)イスラム教の成立

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