変形性膝関節症の保存的理学療法(実践編)

変形性膝関節症の保存的理学療法(実践編)

はじめに 前回の記事で変形性膝関節症の保存的理学療法を行うときは『膝の外旋』に着目すると良いということを書きました。今回は、『では、具体的にどうやって膝を内旋位にもっていくのか』について私が臨床の場で実際にやっている方法を書いていきたいと思います。 前回の記事をまだ読まれてない方は是非こちらからどうぞ。 まず確認 まずは膝関節の遊びを確認する。いろいろな患者さんの膝を触っていると膝の内旋方向への(関節の)遊びが大きい柔らかい膝とほとんど動かない硬い膝があると感じます。そこで、まず目の前の患者さんが膝の遊びが大きい患者さんなのかそれとも小さい患者さんなのかを確認します。 手順は、患者さんを背臥位…