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千葉市在住の会社員です。二児の父親。内外問わず旧作映画をよく見ます。昭和初期から戦後にかけての流行歌も好きです。インデックス投資にも関心あり。温泉むすめの隠れファン。1974年生まれ。

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2023/10/25

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  • 「豚と軍艦」

    昨日は「嵐を呼ぶ十八人」に続けて、二本立てだった今村昌平監督の「豚と軍艦」を見ました。今村昌平監督は、「にっぽん昆虫記」や「エロ事師たち」など、社会の底辺で生きる人間の生態を生々しく描き、そして社会の歪みを追求した「重喜劇」を多く作っています。この「豚と軍艦」もそのような重喜劇でしたが、笑わせどころが多く、他の作品に比べてコメディ色が強かったように思います。───物語の舞台は、昭和30年代半ばの横須賀。主人公の欣太は、ヤクザの組の下っ端の下っ端でしかない、ただの若いチンピラです。彼は、米軍基地の兵隊を相手に売春宿のポン引きをしたり、組が中国マフィアと組んで始めた、米軍基地の残飯を横流しした養豚…

  • 「嵐を呼ぶ十八人」

    吉田喜重監督の「嵐を呼ぶ十八人」を見てきました。舞台は昭和30年代半ばの広島の呉。造船所の工員である主人公の島崎が、新たに集められた18人の工員が暮らすことになる寮の管理人を任されます。この18人の新人は、大阪で職にあぶれてブラブラしていたところを、手配師の調子のいい言葉に乗せられてやって来た、手に負えない若者ばかりです。島崎自身もかなり荒っぽい男ですが、若い工員たちを怒鳴りつけるものの、18人もの集団相手ということもあり、なかなか思うように統制できません。中でも悪い連中は、博打、喧嘩、買春など次々と問題を起こします。更にチンピラとの傷害事件や、若い女性を強姦して警察沙汰になり・・、そんな話で…

  • 「米」

    一昨日、渋谷で「嵐が丘」を見た後、有楽町に移動し、丸の内TOEIで今井正監督の「米」を見てきました。丸の内TOEIは1960年に開館して以来、丸の内の映画文化を支え続けてきましたが、ビルの老朽化に伴い今月7/27に閉館するそうです。そのため5月から「さよなら丸の内TOEI」という閉館イベントが開催されており、往年の名作から近年のヒット作まで、ヤクザものやアニメを含む多彩なジャンルの100を超える作品が上映されています。「米」もその一作品として上映されました。marunouchi-toei-sayonara0727.jp物語の舞台は、昭和30年ごろの茨城県の霞ヶ浦周囲の村々です。主に二軒の家族が…

  • 「嵐が丘」

    昨日、休暇を取ってシネマヴェーラ渋谷で「嵐が丘」を見てきました。エミリー・ブロンテの「嵐が丘」は繰り返し映画化されていますが、今回見たのはウイリアム・ワイラーが監督した、ローレスンス・オリヴィエとマール・オベロンが主演した1939年版です。以下、ネタバレ有りです。舞台はイングランドのハワード村。村の周囲には強風が吹き荒れる荒地が広がり、主人公キャシーが生まれ育った屋敷は「嵐が丘」と呼ばれています。キャシーは荒地に咲くヒースの花を愛する田舎娘であり、屋敷の使用人の貧しい若者ヒースクリフに共感し、荒地の大岩の下で愛を語り合います。しかし一方で彼女は裕福で贅沢な暮らしにも強く憧れており、ヒースクリフ…

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