来週このイベントに参加する予定です。私が発表者なら、小林秀雄の『本居宣長』について語りたいです。どれぐらいの人が興味を持ってくれるか、まったくわかりませんけどね。では、また。
57歳で開業を決意した男のブログです。 カネなしコネなし経験なし、おまけに若くもない。 こんな私が行政書士として開業して、果たしてやっていけるのか。 日々の奮闘の過程を、日常の感想なども交えながら綴っていきたいと思っています。
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来週このイベントに参加する予定です。私が発表者なら、小林秀雄の『本居宣長』について語りたいです。どれぐらいの人が興味を持ってくれるか、まったくわかりませんけどね。では、また。
毎日暑い日が続いていますね。このブログを更新するのも久しぶりです。さて、今月の十日に、第11回目の事業再構築補助金の公募が開始されました。今回は、「実務の勉強メモ 番外編」として、その内容について少し触れてみたいと思います。 まず、今回の公募では、①「成長枠」、②「グリーン成長枠」、③「卒業促進枠」、④「大規模賃金引上促進枠」、⑤「産業構造転換枠」、⑥「最低賃金枠」、⑦「物価高騰対策・回復再生応援枠」の7つの枠が設けられました。※今回の公募では、前回あった「サプライチェーン強靭化枠」の公募はありません。 申請の受け付けは、今日現在「調整中」で、応募の締め切りは、令和5年10月6日(金)18:0…
毎日暑い日が続いていますね。 昨日は朝から重たい荷物を背負って駅まで10分ほど歩いたのですが、着いてからしばらくは汗が止まりませんでした。 さて、最近いろんな先生方と名刺交換したり、いくつかの会合などに参加してみて、行政書士に限らず「士業」にとって、「相談スキル」がいかに大切かということを痛感させられました。 とくに私のように未経験で開業した行政書士にとっては、まず「実務がわからない」ということが最初の関門のように思えるのですが、実はその前の、「相談をいかに受けるか」のほうがずっと難しいことなのかも知れません。 例えば、「建設業の許可を取りたい」といった一見単純に見える相談も、許可の要件はもち…
実務の勉強メモ、今回は「産業廃棄物収集運搬業許可」の業務について。 産業廃棄物収集運搬業(積み替え保管を除く)許可の要件 産業廃棄物収集運搬業(積み替え保管を除く)の許可の要件は下記の5つになる。要件はすべて満たす必要があり、一つでも欠けている場合は許可を受けることができない。 要件① 講習会の受講を修了していること申請者には、産業廃棄物の収集運搬業を正しく行うための知識と能力が必要とされる。そのため、許可を申請するには、法人の場合には常勤の取締役、個人の場合には個人事業主が、「公益財団法人 日本産業廃棄物処理振興センター」が実施する講習会を受講し、修了している必要がある。講習会は、全国どこの…
実務の勉強メモ、「建設業許可」業務についての続きです。 「建設キャリアアップシステム(CCUS)」について 建設キャリアアップシステム(CCUS)とは、技能者一人ひとりの就業履歴、資格、社会保険の加入状況等を横断的に登録・蓄積することで技能の公正な評価、工事の品質向上、現場の効率化などにつなげるシステムのこと。平成31年4月から本格運用が始まった。 これまで建設業の技能者は、様々な建設業者の現場で経験を積んでいくことから、個々の技能や能力が一元的に評価されにくく、その能力や役割が処遇に反映されにくい環境にあった。 この「建設キャリアアップシステム(CCUS)」に登録すると、一人ひとりの技能者に…
ここ数日ずっと雨だったのが、今日は朝からいいお天気です。日差しが「夏」を思わせます。 さて、しばらくブログをさぼっていたのですが、今日は久々に書いてみたいと思います。 不幸のなかの「幸福」 なんか変なタイトルを付けてみましたが、そういうことって確かにある、と最近よく考えます。 例えば、重い病気になる。これは大変「不幸」なことかも知れません。 けれども、その病気になったおかげで、これまで関係の無かったたくさんの人達が自分のお世話をしてくれるようになる。 自分の家族はもちろん、お医者さんや看護師さん、さらには福祉関係の方や役所の方たちなど、本当にたくさんの人達が「自分」という一人の人間を生かすため…
最近なぜかCS放送でフランソワ・トリュフォー監督の映画が立て続けに放送されていたのですが、そのなかの一つである『柔らかい肌』(原題:La Peau douce)という映画を観ました。 トリュフォー監督と言えば、アントワーヌ・ドワネルを主人公にした自伝的な作品群が有名で、私もそちらの方には親しんでいたのですが、ただ、この作品は初めての鑑賞でした。 正直それほど期待はしていなかったにもかかわらず、思いがけず魅了されてしまいました。 「名作」でも「傑作」でもなく「名画」と呼ぶのがいかにも相応しい作品、それがこの『柔らかい肌』という映画の一番の特徴ではないかと思います。少なくとも私はそういう印象を受け…
実務の勉強メモ、今回も「建設業許可」業務について。 建設業の許可を受けるためには、建設業法に定められた「許可の要件」をすべて満たす必要がある。 一般建設業許可については建設業法第五条から第八条、特定建設業許可については建設業法第十五条から第十七条においてその基準が定められている。 このうち、「一般建設業許可」の主な要件は下記の五つとなる。➀常勤役員等(経営業務の管理責任者等) ⅰ. 適正な経営能力を有すること ⅱ. 適切な社会保険に加入していること ➁専任技術者 主たる営業所、従たる営業所のすべての営業所において常勤の専任技術者を選任する必要がある。 ➂財産的基礎を有すること ⅰ. 自己資本が…
実務の勉強メモ、今回も「建設業許可」業務について。 【建設業許可が必要かどうかの判断基準】原則として、建設業を営むには、建設業の許可を受ける必要がある。(建設業法第三条第一項本文)ただし、これには例外がある。すなわち、 建設業を営む者であっても、「軽微な建設工事」のみを請け負って営業する場合には、許可を受ける必要はない。(建設業法第三条第一項ただし書) どのような工事が「軽微な建設工事」に当たるのかは、建設業法施行令第一条の二において、次のように定められている。 (法第三条第一項ただし書の軽微な建設工事) 法第三条第一項ただし書の政令で定める軽微な建設工事は、工事一件の請負代金の額が五百万円(…
実務の勉強メモ、今回も「建設業許可」業務について。 【建設業許可の区分】1)国土交通大臣許可と都道府県知事許可の区分建設業の許可は、営業所の設置状況により、国土交通大臣許可と都道府県知事許可とにわけられている。(建設業法第三条第一項) すなわち、建設業を営もうとする営業所が、 二つ以上の都道府県にある場合⇒国土交通大臣許可 一つの都道府県内にのみある場合⇒都道府県知事許可 許可の申請もそれぞれ区分に該当する許可権者に提出する必要がある。 ※「営業所」とはここでいう「営業所」とは、本店、支店、若しくは常時建設工事の請負契約を締結する事務所であって、少なくとも以下の要件を備えているものをいう。➀請…
実務の勉強メモ、今回も「建設業許可」業務について。 建設業法における「建設業」とは建設業法においては、「建設業」についても規定がある。 この法律において「建設業」とは、元請、下請その他いかなる名義をもってするかを問わず、建設工事の完成を請け負う営業をいう。(建設業法第二条第二項) 「元請」「下請」について発注者(施主)から最初に工事を請負った元請業者が下請契約(一次下請)を結んだ場合、元請業者(注文者)が「元請負人」、請負人が「下請負人」になり、次にその下請負人がさらに下請契約(二次下請)を結んだ場合には、請負人との関係では、その下請負人(注文者)が「元請負人」になり、請負人が「下請負人」にな…
実務の勉強メモ、今回は「建設業許可」業務についてのメモです。 まず、「建設業許可」という制度は、「建設業法」の規定によって定められた制度である。そのため、建設業許可の申請手続きについては、この「建設業法」をしっかりと理解したうえで進めていく必要がある。 建設業法における「建設業者」とは建設業法において、「建設業者」とは次のように定められている。 この法律において「建設業者」とは、第三条第一項の許可を受けて建設業を営む者をいう(建設業法第二条第三項) つまり、建設業法においては、法律上(第三条第一項)の許可を受けている者⇒建設業者であり、かつ建設業を営む者 許可を受けていない者⇒建設業を営む者で…
昨日は夜中に目が覚めて、そのまま眠れそうになかったので、朝まで本を読んで過ごしました。 最近、何故か心に引っ掛かっていたチェーホフの『ワーニャ伯父さん』 所謂チェーホフの「四大戯曲」と言われる作品の一つです。 私は二十歳前後に読んで、どれだけ泣かされたかわかりません。 久しぶりに読み返してみても、やはり所々で泣けてきます。 今も昔も変わらず、人はそれぞれいろんな苦しみや悲しみを抱えながら生きている。そういう当たり前のことが、この作品からは痛い程伝わってきます。 人生の一番いい時期を無駄に過ごしてしまったと嘆く主人公のワーニャ。働き者でやさしい心根の持ち主でありながら器量に恵まれない故に恋を成就…
実務の勉強メモ、今回も「ドローン飛行許可」業務について。 【ドローン飛行許可申請の流れ】・申請の準備から許可取得までの期間は約一カ月ほど必要。・申請から許可取得までは約2週間。国土交通省の目安としては、土日祝日を除いた10閉庁日前までの申請が求められている。・申請までに決めること。➀飛行日時と期間➁飛行させる場所➂操縦者④機体⑤飛行目的 ・申請方法はオンライン申請(DIPS)と郵送申請の二種類がある。オンライン申請の方が郵送申請よりも早く許可を取得できる。申請数もオンライン申請の方が多い。(オンライン申請の流れ)(1)アカウントの作成 アカウントの作成には、パソコン・インターネット環境・メール…
昨日は、行政書士会中央研修所による「一般倫理研修」を受講しました。 この「一般倫理研修」は、全会員に受講が義務付けられているもので、私が所属するブロックでは昨日がVOD受講の初日だったため、早速受講した次第です。 研修の目的としては、昨今の職務上請求書の不正使用による事件などを受け、法令の再確認と職務上請求書の適正使用の徹底を図るものだと言えるかと思います。 義務研修ということで、正直あまり乗り気ではなかったのですが、受講してみると改めて勉強になるところがたくさんありました。 特に「行政書士法」、「住民基本台帳法」などとの関わりから見た職務上請求書を取り扱う上での注意点など、その責任の重さを痛…
今回も「ドローン飛行許可」業務についてのメモです。 業務で必要なドローンの知識についての続き。 ・「カメラとアプリ」ドローンに装着するカメラと飛行させる際に使用するアプリ。許可申請において、ドローンを製造するメーカーが指定しているカメラとアプリ以外のものを使用すると申請が面倒になることがある。 ・「自動操縦(オートパイロット)」アプリなどを使用してあらかじめドローンを飛ばす経路を決めて、自動的に操縦すること。原則手動操作に切り替えられる設計になっていることが必要。 ・「ホバリング」特別な操作をせずともドローンが空中で停止飛行すること。たいていのドローンが備えている機能。 ・「飛行マニュアル」飛…
九州南部が梅雨入りしたとの発表がありました。 私が住む地域も今日は一日中雨で、もう間もなく梅雨入りになるかも知れません。 雨と言えば、昨今では「ゲリラ豪雨」などと言われるように、毎年のようにどこかで災害がもたらされるのが常になっていますが、そういう大雨とは違う、梅雨入り前のしっとりとした雨の感じ、私は嫌いではありません。 今日の雨などはまさにそうで、梅雨入りした後のむしむしとした鬱陶しさもなく、適度な肌寒さのなか一定のリズムで降り落ちる雨音を聞いていると、いつの間にか心が静まってくるような気がします。 こういう日に、私が決まって聴きたくなる音楽。それはベートーヴェンのピアノ・ソナタ「田園」です…
実務の勉強メモ、今回も「ドローン飛行許可」業務に関するメモです。 ドローンを取り巻く主な法律には、下記のようなものがある。・航空法 ・小型無人機等飛行禁止法 ・廃掃法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律) ・港則法 ・電波法 ・道路交通法 ・森林法 ・外為法(外国為替及び外国貿易法) ・条例 ・個人情報保護法など ドローンに関わる制度について・「機体登録制度」2022年6月20日以降義務化された制度。飛行の用途・目的に関係なく、屋外を飛行させる重量100g以上のすべてのドローンに必要な手続き。機体を登録すると登録記号が付与される。付与された登録記号は物理的に機体に表示するとともに、登録記号を含む…
実務の勉強メモ、今回も「ドローン飛行許可」業務の続きです。 ドローンの実務において必要な知識について ・「DJI] 世界最大手のドローンメーカー。日本で飛行許可申請をするドローンの多くがDJI社の機体。 ・「プロポ」 「プロポーショナルシステム」の略で、ドローンを操縦するための送信機のこと。 ・「FPV」 「First Person View」の略で、一人称視点という意味。この機能により、操縦者はドローンから見える景色を見ることができるようになる。 ・「フェールセーフ」 ドローンの操縦中何らかの不具合発生した場合に、あらかじめ設定した安全動作を行う設計や機能のこと。 ・「ジンバル」 ドローンの…
今回は実務の勉強メモ、「ドローン飛行許可」業務についてです。 機体本体とバッテリーを合わせた重量が100g以上になるドローンは、航空法上の「無人航空機」に該当する。 「無人航空機」の飛行については、所定の空域を飛行させる場合には「許可」の手続きが、所定の方法によらずして飛行させる場合には「承認」の手続きが必要となる。 「許可」が必要な場合➀空港周辺等➁150m以上の上空➂人口集中地区上記➀~➂の空域は、航空法上の飛行禁止空域に該当するため、ドローンを飛行させるには、国土交通大臣の「許可」が必要になる。また、仮に➀~➂の空域での許可があっても、「緊急用空域」で飛行させることはできない。 「承認」…
昨日今日と、私の住んでいる地域では、春を通り越して初夏を思わせるような陽気になっています。明日も日中の気温は27度を超える予想だそうです。 さて、長いこと私は知らなかったのですが、「経済」とはもともと「経世済民」、つまり「世を経(おさ)め民を済(すく)う」という意味だったんですね。 調べてみると、英語の「エコノミー」(経済)も、元来は「ポリティカル・エコノミー」(政治経済)と言っていたらしいです。 洋の東西を問わず、かつて「政治」と「経済」は一体のもとして捉えられていた。考えてみれば至極当り前のことかも知れません。 そう言えば、受験生の頃、大学の学部に「政治経済学部」というのがありましたが、あ…
相続・遺言書作成業務の続きです。今回は三種類ある「普通方式」の遺言書のメリット、デメリットについてのメモです。 1.「自筆証書遺言」〈メリット〉 ・遺言の内容を誰にも知られることなく書くことができる。 ・作成費用が掛からない。〈デメリット〉 ・日付の記載漏れなど様式の不備により無効になる可能性がある。 ・紛失や盗難、遺言書が発見されないなどのリスクがある。 ・偽造の疑いなど相続人間で争いが起こる可能性がある。 ・家庭裁判所による検認が必要となり、遺産分割までに手間が掛かる。 2.「公正証書遺言」〈メリット〉 ・様式の不備などで無効になる心配がない。 ・公証役場で保管されるため紛失の心配がない。…
今回も「相続・遺言書作成」業務についてのメモです。 「遺言書の種類」について「遺言書」の方式は、大きく言って「普通方式」と「特別方式」に分かれる。「特別方式」の遺言書は、船舶の遭難などで死期が間近に迫っているなど特別な場合に作成されるもので、通常は「普通方式」で作成されるのが一般的。 普通方式の遺言書は、1.「自筆証書遺言」2.「公正証書遺言」3.「秘密証書遺言」の三つに分かれる。 1.「自筆証書遺言」自分で書いた遺言書のこと。全文を自筆で書く必要があり、パソコンやワープロなどで作成したものは無効になる。以前は被相続人で保管する必要があったが、現在では法務局での保管が可能。 2.「公正証書遺言…
さて、今回も「相続・遺言書作成」業務に関するメモです。 行政書士が相続手続きにかかわる場合、自分が行っている業務が法定業務であるのか法定外業務であるのかに注意する必要がある。 いくつか例を挙げると、まず、「相続人関係図作成業務」これは「事実証明」に関する書類の作成にあたるため、行政書士の法定業務に属する。具体的な作業としては、亡くなった方の出生からのすべての戸籍を揃える必要があるが、その際に「職務上請求書」を使っても問題にはならない。 次に、「財産目録の作成」これも「権利義務」に関する書類の作成にあたるため、行政書士の法定業務に属する。具体的には不動産・預貯金・株式・投資信託等を調査することに…
今日は土曜日ということで、お休みの方も大勢いらっしゃることでしょうね。 土曜日の午前中、私はいつもゴンチチの『世界の快適音楽セレクション』というラジオ番組を聴きながら過ごしています。ゴンチチのお二人の、ゆるーい大阪弁のおしゃべりが耳に心地よい番組です。 さて、今日朝方実務の勉強をしたあとは、ずっと新しい名刺を作る作業に没頭していました。 名刺の作成。私は実店舗の印刷業者ではなく、ネットの印刷会社を利用しています。 私が利用しているのはここです。 前に一度利用したネット印刷会社に比べると、デザインの自由度が格段に高く、私は気に入っています。 まだ挨拶用の基本的な名刺しか作っていませんが、今後業務…
今回の投稿で、めでたく「50投稿目」になります。 長くブログを書いていらっしゃる方からすれば、「屁」(あっ、失礼)みたいな数字かも知れませんが、わたし的には一応節目の数字ではあります。 「たぶんに勝手な私見を並べるようなブログになると思います」とお断りして始めたブログですが、まさにその通りになっていて、ちょっと恐縮するところがないでもありません。 でも、思うに、そういうことが許される(最低限のマナーさえ守っていれば)ということも、ある意味「ブログ」の有り難いところなのかも知れませんね。 まだブログ「ひよっこ」の私が言うのもなんですが、「書く」(しかも日本語という母国語で)という作業には、自分自…
今日気が付いたのですが、会社のトイレに設置してある「ジェットタオル」の使用が再開されていました。こんなところからも「コロナ」が収束しつつあるのがわかりますね。 さて今回は、「相続・遺言書作成」業務についてメモしてみたいと思います。 「相続」業務について考える場合、そもそも行政書士に出番があるのかという疑問がある。 不動産登記は「司法書士」、相続税は「税理士」、相続人同士に争いがあれば「弁護士」、さらに不動産の売却であれば「不動産会社」、その他「金融機関」なども相続の現場に関わってくる。 そのようななかで、果たして行政書士が相続業務に関わる余地はあるのか、という疑問を持つのは当然のことである。 …
「三橋貴明」という人物のこと、果たしてどれくらいの方がご存知なのか、私にはよくわかりません。 ですが、私にとっては、ズバリ言って「経済」の先生です。 と言っても、本人に直接学んだわけではなく、ブログやメルマガ、YouTubeなどで発信されたものを通して学んできたに過ぎないのですが。 私は、経済の「専門家」でないのはもちろんですが、大学などで「経済」について学んだ経験もありません。 しかし、一社会人として、「政治」に関心を持つことと、「経済」について自分なりに学んでおくことは、非常に大切なことだと思っています。 それと言うのも、「政治」も「経済」も決して一部の「専門家」だけのものではなく、どちら…
みなさんはご存知かも知れませんが、「GX」という言葉、私はつい最近になって知りました。妻に尋ねてみると、「確か、グリーンなんとか・・・」「あっ!グリーントランスフォーメーション!」と、ちゃんと知っていました。 近頃私は、新聞というものをまったく読まないもので。ホント勉強不足でお恥ずかしい限りです。 でも、私と同じように知らない人にとっては、「GX?」「何それ、新しい車の名前?」といった感じかも知れませんね。 「GX」というのは、「グリーントランスフォーメーション」の略らしいです。 ついこの間、「DX」という言葉が盛んに使われるようになって、その意味はともかく、字面としてはやっと定着してきたかと…
今回も「会計記帳」業務についてのメモです。 会計記帳業務を受任する際には、税務署・都道府県税事務所への開業関係書類の提出の有無を確認する必要がある。 その主なものを列挙すると以下のようなものがある。・新設法人の届出書類(法人)・個人事業の開業届出・廃業届出等手続(個人)・青色申告書の承認の申請(法人・個人)・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請(法人・個人)・給与支払事務所等の開設・移転・廃止の届出(法人・個人) 上記のうち、「青色申告書の承認申請」は特に注意が必要。承認を受けるためには、法人個人共に期限内に提出しなければならない。 以上、今回はここまでです。
今回も「会計記帳」業務についてのメモです。 相手先の「基本情報の確認」は非常に重要。法人の場合は、まず決算期の確認をする。定款・登記簿謄本・印鑑証明書・賃貸借契約書・各種届出・許可証等のコピーは必ずもらっておく。 「仕訳数」によって値段設定する場合は、初めによくヒアリングすること。 仕訳数は少なくとも業種によっては内容が把握しにくいものもある(IT関係など)。飲食店等、仕入れが多い業種は仕訳数が多くなる場合がある。 毎月面談するか、データの受け渡しのみかは事前にきちんと決めておくこと。 毎月仕訳をすることで、相手先のお金の流れがわかってくる。それ基づいて適切なアドバイスをすることで、より信頼を…
今回は、「会計記帳」業務について勉強したことをメモしてみたいと思います。 まず、「会計」は「管理会計」、「財務会計」、「税務会計」の三つに分類することができる。このうちの「管理会計」と「財務会計」については行政書士が会計顧問として関わることができる。 それを前提として考えた場合、「会計記帳」は行政書士にとって十分魅力的な業務となり得る。 一番の特徴としては、「ストック型」の業務である点。また、「会社設立」から「会計記帳」、「会計記帳」から「創業融資」など派生的な業務が見込める点にも特徴がある。 最低限簿記(2級程度)の知識は必須。また、税法(「所得税」「法人税」「消費税」など)の知識も身に着け…
国会での政治家同士のやりとりや、新聞、テレビなどのニュースでしょっちゅう目にしたり耳にしたりするこの「財源」という言葉。 「コロナ禍で困っている人たちを救う必要がある!」「財源は?」 「台湾有事に備え防衛費の増額が必要だ!」「財源は?」 「これ以上の人口減少を食い止めるには少子化対策が必要だ!」「財源は?」 とにかく、「国」が何をやるにしても二言目には財源、財源。 右も左も与党も野党も財源、財源。 しかし、この「財源」って、いったい何なんでしょうね。 多くの人は「税」と答えるのかも知れません。 でも、どうやらそうではないらしい。 「らしい」と書くのは、私が確信を持って言えるような「専門家」では…
今日は朝から雨模様の一日でした。桜はほとんど散ってしまいましたが、春はまだこれからが「本番」といったところでしょうか。 ところで、一昨日から今日までの三日間仕事の方はお休みでした。 今勤めている会社で取れる最後の「三連休」です。 その間、私は「お酒」をまったく飲まずに過ごしています。 これ、私にとっては結構、いやかなり凄い事です。(たぶん家内は同意してくれると思うのですが) なにしろ、ほぼ毎日(コロナに罹ったときですら)お酒を欠かさない私なのですから。 しかし、独立後は仕事がなければまったく無収入の身です。 お酒なんて悠長に飲んではいられません。 まずは仕事を取ることを第一に考えなくてはなりま…
今回も、定款の作成(株式会社の)における注意点について。 定款の記載事項には、「絶対的記載事項」、「相対的記載事項」、「任意的記載事項」の三つがある。 「絶対的記載事項」は、定款に必ず記載しなければならない事項のこと。 「相対的記載事項」は、定款に記載しなくとも、定款自体は無効にはならないが、定款に記載しないと有効にならない事項のこと。 「任意的記載事項」は、定款に記載せずとも、他の文書で規定できる事項であるが、定款に記載することで明確になる事項のこと。 以上を踏まえたうえで、いくつか注意点を見てみると、 まず「商号」(絶対的記載事項)ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、アラビア数字(1…
定款の作成(株式会社の)で注意すべきもののうち、今回は「目的」について。 定款の記載事項のうち「目的」は必ず記載しなければならないものであり、かつ非常に重要なものである。 目的は、これから会社がどんな事業をするのかを記載するものであり、「適法性」、「営利性」、「明確性」の三つを備えていなければならない。 原則として、会社は定款に記載されている目的以外の事業を営むことができない。 目的の数に制限はないが、一番目には会社のメインとなる事業を記載するのが良い。 数に制限はないので、今はまだやっていなくとも将来的にやりたい事業も記載できるが、あまり書き過ぎると一体何をやっている会社なのかが不明瞭となり…
今回は、行政書士の実務について勉強したことを少し「メモ書き風」に書いてみたいと思います。あくまでも「メモ」であり、「解説」ではありませんので、ご承知おきください。 会社設立業務(ここでは「株式会社」に限ります)で行政書士が関わる重要な部分に、「定款の作成」がある。 定款の作成においては、いくつか注意しなければならない点があるが、「資本金の額」もその一つである。 かつては会社を設立するのには資本金1,000万が必要だったが、今では1円から設立することができる。 では資本金の額は1円でまったく問題がないのかといえば、そうとも言えない。 そもそも真面目に事業を始めようとするのに、資本金1円では「信用…
季節と音楽には、切っても切れない密接なつながりがある。 これは、私だけでなく、多くの人が当り前のように感じていることだと思います。 ありがたいことに、日本には「四季」があって、春夏秋冬常に季節は移ろいゆき、決して同じ表情のまま止まるということがない。 音楽もまた、時間の流れとともに常に移ろい、刻一刻と変化していく。 季節の移り変わりに合せて育まれてきた私たちの生活感情。その時々の思いを、音楽はしっかりと受け止め、更なる彩りを与えてくれる。 ヨーロッパに由来する「クラシック音楽」が、日本人である私の四季折々に抱く生活感情と、何故かくも自然に溶け合うのか、私は時々不思議に思うことがあります。 春の…
やりました!大型案件受注しました!・・・? スミマセン。今日は四月一日ということで、どうぞお許しください。 それにしても、このブログでそういう報告ができる日が、早く来るといいのですが。 ところで、今日は午前中、実務の勉強をしたあと、家内と二人で近くの神社に遅い(遅過ぎる)「初詣」に行ってきました。 桜がいい感じに咲いているのをバックに写真を撮ってもらいました。 気に入ったのがあればプロフィール用に使いたいと思います。 午後からは義母を連れてお墓参りへ。三年前に亡くなった義父のお墓です。 昨年の納骨の際には仕事で立ち会えなかったため、今回きちんとお参りが出来て良かったです。 暖かくて穏やかな日差…
行政書士でやっていくためには、「専門業務」を決める必要がある。これは、行政書士で開業している人の多くが認めるところだと思います。 しかし、前職での経験があるなどの特別な理由があれば別ですが、未経験の新人行政書士で、開業と同時に「専門業務」を決めるのは、ほとんど至難の業ではないでしょうか。 当り前ですが、「やりたい業務」と「専門業務」は違います。 やりたい業務なら、新人でも見つけることはそれほど困難なことではありません。 極端な話、ただ自分が希望すればいいだけなのですから。 しかし、専門業務はそうは行きません。 専門業務は、それで実際に仕事を取り、事務所経営の柱とするべき業務です。 はっきり言っ…