す ば る 2023年9月号集英社2023-08-04すばる9月号よりちょっぴりホラーな短編を書道教師の那奈が夫と越したマンションからは無人駅のホームが見えるホームに電車に乗らずたたずむ老婦人。その奇妙なふるまいが気になる。ふとしたことで声をかけられたことがきっかけで、そ
【読書記録】『笑い神 M-1、その純情と狂気 』 中村 計 3月/2023
笑い神 M-1、その純情と狂気 (文春e-book)中村 計文藝春秋2022-11-28 いまや国民的行事になった漫才コンテスト「M-1」の創設期から一度の区切りとなった2010年までを、9年連続で決勝に進出したコンビ「笑い飯」を軸にして追いかけるノンフィクション 時代遅れの芸能だった
【アート鑑賞】清川あさみ 「Mirror World」3月/2023
MAKI Gallery 天王洲にて清川あさみ氏の個展「Mirror World」写真に刺繡を施した作品。どこか歪で艶やかな世界観会期終了アーティスト公式インスタアカウントにほんブログ村
【アート鑑賞】2022年度 女子美術大学 卒業制作展③ 3月/2023
女子美術大学 卒制展 その3澤田 瑠奈「晴れ晴れとして」樺澤 滴「自然になりたい」出口 琴巳「You are you I'm me]林原 涼子「あるいはありふれた言葉の雨」八代 真綺 山崎 真有佳「獅子狛奇譚」廊下までスモークでひときわ目を引いた作品 文句なしの卒業制作賞五
天王洲のTokyo International Galleryで開催中の、KINJO氏の個展「PLACE」ポップアートだったり、ストリートカルチャーのような印象を受けたが、沖縄生まれで子供の頃から触れてきたアメリカ文化の影響や、幼少の頃より抱いていた他人の視線に対する恐怖心から制作されている
【アート鑑賞】2022年度 女子美術大学 卒業制作展② 3月/2023
女子美術大学 卒業制作展続き岡野 悠奈「まいすぺーす」後藤 礼衣「眠れない夜に」村上 郁「肴と阝」東森 菜緒「還る」川村 寧音「そっとしておいてください」公式サイトにほんブログ村
街とその不確かな壁村上春樹新潮社2023-04-13村上春樹氏の最新作文學界昭和55年9月号に掲載され書籍化されなかった中編『街と、その不確かな壁』を書き直して長編として世に出したもの読み始めたときは『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のようだと感じたが、そ
【アート鑑賞】「GROUP SHOW: 5 ARTISTS」3月/2023
天王洲のKOSAKU KANECHIKAにて開催されていた、グループ展「GROUP SHOW: 5 ARTISTS」舘鼻則孝桑田卓郎青木豊会期終了にほんブログ村
天王洲のT&Y Projectsにて山口幸士展をスケートボードに乗って眺めていた流れゆく景色に影響を受けたというぼんやりとしたあいまいな境界線が特徴的会期終了アーティスト公式サイトにほんブログ村
【アート鑑賞】Teiji Hayama 「MASQUERADE -The mask that we wear-」4月/2023
THE ANZAI GALLERYにてTeiji Hayama氏の個展「MASQUERADE -The mask that we wear-」をスターたちの肖像がゆがんで描かれていたり、他のキャラクターと重ね合わせられたり、初見では目の錯覚のような感覚に陥り、インパクト大アーティスト公式インスタアカウント2023年3月18
【アート鑑賞】淺野健一作品展「MAREBITO」3月/2023
銀座蔦屋にて、淺野健一作品展「MAREBITO」を鑑賞仏像修復に携わった経験や、趣味の格闘技などから得た知見をもとに3Dモデリングを駆使したデジタルスカルプティングの技法を用いて、彫刻作品として表現している。アーティスト公式Twitterにほんブログ村
【アート鑑賞】グループ展“ a・i・m・a・i ” ② 3月/2023
六本木のスプラスアーツにて開催されていた、グループ展“ a・i・m・a・i ” へ大原舞氏、椎猫白魚氏、 畑中咲輝氏、 山田珠子氏、Ieequra氏によるグループ展 つづき大原舞氏(公式サイト)画家からスタートしてミクストメディアも制作しているため、構図が独特とのこと畑中
【アート鑑賞】StareReap 2021 – 2022作品展 3月/2023
銀座蔦屋にて開催されていた、グループ展StareReap 2021 – 2022作品展。「StareReap」はRICOHが生んだ2.5D印刷のアートプロジェクトで、デジタル技術を用いて多様な凹凸 ・テクスチャー表現を可能にした。今回の展示は大山エンリコイサム氏、金氏徹平氏、東城信之介氏、ライ
【アート鑑賞】グループ展“ a・i・m・a・i ” 3月/2023
六本木のスプラスアーツにて開催されていた、グループ展“ a・i・m・a・i ” へ大原舞氏、椎猫白魚氏、 畑中咲輝氏、 山田珠子氏、Ieequra氏によるグループ展いつもながらギャラリストの方が懇切丁寧に解説してくださり、ありがたい。山田珠子(公式インスタアカウント)染色
タグコレ展を見に東所沢に行ったが、角川武蔵野ミュージアムは建物自体も素晴らしい。隈研吾氏の設計、花崗岩を2万枚使用した岩のような造り。66個の三角形からなる、見る角度によって変わる景観内部も見事武蔵野坐令和神社モダン!文化発信の拠点として作られたとのこと。平
【アート鑑賞】プロジェクションマッピング 本棚劇場 4月/2023
角川武蔵野ミュージアム本棚劇場にて20分ごとに上映されるプロジェクションマッピング上映なしでも圧巻始まる文豪ストレイドッグスというアニメ作品のようにほんブログ村
角川武蔵野ミュージアム4階エディットアンドアートギャラリーにてさわひらき氏の「hako」を鑑賞6面で同時に展開されるインスタレーションにほんブログ村
【アート鑑賞】タグコレ 現代アートはわからんね展② 4月/2023
東所沢の角川武蔵野ミュージアムにて開催中のタグコレ 現代アートはわからんね展 続き加藤泉アド・ミノリーティスーパーフレックス作品を手に入れるまでの経緯や、作家を知ったきっかけなど、コレクターの裏話のようなキャプションが多く、作品だけでなくコレクターとしてア
【アート鑑賞】タグコレ 現代アートはわからんね展① 4月/2023
東所沢の角川武蔵野ミュージアムにて開催中のタグコレ 現代アートはわからんね展へ平日夜に行ったところ、来客がほぼなく非常に快適これだけの現代作家の作品が集まってこの来客数はちょっともったいない気も。イブニングパスでほかのエリアの展示も楽しめ、再入場もできたの
【アート鑑賞】グループ展「インターフェアレンス」 4月/2023
銀座メゾンエルメスにて開催されている、フランシス真悟氏、スザンナ・フリッチャー氏、ブルーノ・ボテラ氏、宮永愛子氏によるグループ展2023年2月23日(木)~2023年6月4日(日)銀座メゾンエルメスにほんブログ村
【アート鑑賞】ジョージ ウィルフリード "MY LANGUAGE"
阪急メンズ東京のポップアップスペースにてジョージ ウィルフリード 氏の個展"MY LANGUAGE"が開催されていた。作品の中に重力のような力を加えることを意識している。またジグザクを取り入れ、自分の感情を表現しようとしている。会期終了アーティスト作品販売サイトにほん
有楽町阪急メンズ東京の7階のギャラリー、ダグボートにて開催されていたオオタキヨ氏の個展金融機関にて勤務したのち制作活動に移った異色のアーティスト3Dプリンターを駆使し、社会の構造美を描く。着色は出力後に行っている。プリンタでの着色は手間がかかるらしい。会期終
【アート鑑賞】ナカミツキ 「『MOVED.』 - 衝動、身体と生きる力 - 」3月/2023
乃木坂のギャラリー、SpaceA9にて開催されていた、ナカミツキ氏の個展「『MOVED.』 - 衝動、身体と生きる力 - 」iPhone上の仮想キャンバスに数百枚のレイヤーで構成されたデジタルデータで制作し、そのデータをキャンバスに出力して、さらに筆を加える。凄い世界観会期終了ア
グループ展「アルカイの空-Sky of the beginning 」3月/2023
西麻布のTAVgalleryにて開催中の大西晃生氏、坂爪康太郎氏、ロジャー・ジャヌワタ氏によるグループ展大西晃生氏(アーティスト公式インスタアカウント)クシャクシャになった顔、仮面(ペルソナ)を描いている坂爪康太郎氏(アーティスト公式インスタアカウント)会期:2023
【読書記録】宅間守という稀有な存在『宅間守精神鑑定書』3月/2023
宅間守 精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで岡江晃亜紀書房2013-07-19日本犯罪史まれにみる無差別殺傷事件を引き起こした宅間守の精神鑑定書ノンフィクションやルポではない。そのため冗長だったり、重複があり読みにくい箇所はある。しかし宅間守が精神医療上いかに
【アート鑑賞】大岩オスカール 「絵本&版画出版記念」展 3月/2023
大岩オスカール氏の絵本『はじめてのアート』 出版記念の個展「絵本&版画出版記念」会期終了アーティスト公式サイトにほんブログ村
【読書記録】膵臓がんとの闘い 『(いのち)とがん』坂井律子 3月/2023
〈いのち〉とがん: 患者となって考えたこと (岩波新書)律子, 坂井岩波書店2019-02-21NHKの総合テレビ編集長だった坂井律子氏が膵臓がんをり患し、患者として闘病、いのちについて、癌についてつづった手記癌治療が進歩している現代でも、「死の病」として、生存率の低さが際
【アート鑑賞】シャルロット・デュマ 「Ao 青」 3月/2023
小山登美夫ギャラリー六本木にて開催中の写真家シャルロット・デュマ氏の個展「Ao 青」与那国島や沖縄の在来種の馬、そしてその情景と少女たちを撮り続けた作品群ドローイングも展示2023年3月10日(金)~2023年4月8日(土)小山登美夫ギャラリー六本木にほんブログ村
Yutaka Kikutake Galleryにて開催中の小左誠一郎氏の個展「百合圏」百合の群生地から着想を得た作品群。マスキングテープを使用して描いていますが、端がにじんでいたりずれていたり、ゆるい自由さを感じます。2023年2月18日(土)~2023年3月25日(土)〒106-0032 東京都港区六
【アート鑑賞】エマ・ウェブスター 「The Dolmens」3月/2023
ペロタン東京にて開催中のエマ・ウェブスター 氏の個展「The Dolmens」VRゴーグルをつけて制作したモデルを基に描いており、制作風景のビデオに感銘を受けた。アーティスト公式サイト2023年3月8日(水)~2023年4月26日(水)〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1Fに
【読書記録】問題が出る前にクイズに正解する方法 『君のクイズ』小川哲 3月/2023
君のクイズ小川 哲朝日新聞出版2022-10-07『地図と拳』にて直木賞を受賞された小川哲氏の中編小説。クイズ王を決める賞金1千万円のクイズ番組「Q-1グランプリ」。優勝が懸かった問題で、東大医学部生のタレント本庄絆が問題が読まれる前に回答し優勝してしまう。やらせとも
【アート鑑賞】香月美菜 「From one stroke」 3月/2023
ユミコチバアソシエイツにて開催中の香月美菜氏の個展 「From one stroke」 一筆書きで描くという方針のもと、マカロン状に並べたアクリル絵の具を伸ばす手法で制作している。青色を選んでいるのは、幼いころから姉妹を見分けるために青色の服を着せられているパーソナルカ
【アート鑑賞】トッド・ジェームス 「Soldier Of Fortune」 3月/2023
神宮前のNANZUKA UNDERGROUND にてトッド・ジェームス氏の個展 「Soldier Of Fortune」を「Pentagon Pile Up」という新作のブロンズ彫刻作品を中心とした展示。氏にとって初めての大型彫刻となる本作品で戦闘機能を失った戦車(装甲戦闘車)で構成されている。にほんブログ村
【アート鑑賞】 金村修 展「Can I Help Me?」2月/2023
恵比寿のMEMギャラリーにて開催されていた、写真家・金村修氏(公式サイト)の個展インスタレーションと雑誌などの切り抜きによるコラージュの展示会期終了にほんブログ村
【読書記録】ちょっとしたきっかけからどん底まで引きずり込まれる。『ルポ 特殊詐欺』田崎基
ルポ 特殊詐欺 (ちくま新書)田崎基筑摩書房2022-11-10特殊詐欺の被害額は1日あたり7730万円。ギャンブルや生活苦から借金したり、手っ取り早く金を手に入れるために、SNSで闇バイトの甘い誘いに乗ってしまう。免許証や家族の住所などを漏らしてしまうことで、簡単な依頼か
【アート鑑賞】やんツー「機械の無意識、演算の外側」 3月/2023
恵比寿のNADiff a/p/a/r/tにて開催されていたやんツー氏の個展「機械の無意識、演算の外側」作品集『yang02 works 2009-2022』(rin art association)の刊行に併せた展覧会氏は「描く」や「鑑賞する」など行為の主体を機械や環境に委ねことで人間の身体性、表現の主体性を問
【アート鑑賞】マベル・ポブレット 「WHERE OCEANS MEET」シャネルネクサスホール 3月/2023
銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて開催されているキューバ人アーティスト、マベル・ポブレット氏による国内初個展「WHEREOCEANSMEET」氏がテーマとしている水と海について、様々な手法により表現されている。特にインスタレーションが良かった。2023年3月1日(水)~2023年
【アート鑑賞】 Charles Munka「GHOST LINKS 」3月/2023
恵比寿に新しくオープンしたギャラリーKICHIのこけらおとしとして開催されていた、シャルル・ムンカ氏の個展「GHOST LINKS」佐渡を拠点に活動されている南仏出身のアーティスト輪島塗からインスピレーションを受けたペインティングのほか、浮標を素材にした立体作品を展示演
【アート鑑賞】マイケル・ホー、ス・ユーシン、山下紘加 グループ展 3月/2023
原宿のBLUM&POEにて開催されていたマイケル・ホー氏、ス・ユーシン氏、山下紘加氏の1991年生まれ三人によるグループ展にほんブログ村
【読書記録】斬新な試みと綿密な風景描写 『水と礫」 藤原無雨 2月/2023
水と礫藤原無雨河出書房新社2020-11-13東京で事故をきっかけに仕事をやめ、地元にもどったクザーノ。唐突に砂漠のむこうの幻の町へ旅立つことで6代にわたる物語が始まっていく。ガルシアマルケスの名著『百年の孤独』を想起させる作品。東京から新幹線・電車・バスを乗り継い
【読書記録】偏見を利用した言語芸術 『ジャクソンひとり』安堂ホセ
ジャクソンひとり安堂ホセ河出書房新社2022-11-16ブラックミックス(本作より)で同性愛者のジャクソンが、ふとしたきっかけから自分と似た外見の3人と出会い、純ジャパの日本人からみたら見分けがつかないことを利用してささやかな復讐劇を演じる。本当に惜しい作品だったと
【アート鑑賞】冷广敏(レン・ガンミン)「壳、仅如蝉翼一般」 3月/2023
MAHO KUBOTA GALLERYにて冷广敏(レン・ガンミン)氏の個展「壳, 仅如蝉翼一般」日本語に訳すると「殻、蝉の羽のごとく」という意味とのことマスキングテープやナイフを使った、切り絵のようなペインティング2023年2月10日(金)~2023年3月18日(土)MAHO KUBOTA GALLERYアー
【読書記録】第一部は世界文学の頂『チェヴェングール』アンドレイ・プラトーノフ
チェヴェングールアンドレイ・プラトーノフ作品社2022-06-30丸の内ジュンク堂にて表紙に目を引かれて手に取った一冊第1部は作家の自伝的な部分を含む作品、2・3部は共産主義に対する風刺を含むいくつもの挿話で成り立つ寓話的な作品。解説にもあるが、1部だけであれば世
【読書記録】格差論 『新しい階級社会 新しい階級闘争 [格差]ですまされない現実』 橋本 健二 2月/2023
新しい階級社会 新しい階級闘争 [格差]ですまされない現実橋本 健二光文社2007-10-24かなり古い書籍になるので、参考になる部分と現状と異なるところがあった。まあこういう本は、話半分つまみ食いと考えて読むようにしている。禁欲的で社会を支える基盤となるエリート階層と
【アート鑑賞】グループ展 「遺伝的美意識 ― Inherited Esthetics ― 」3月/2023
日本橋三越コンテンポラリーギャラリーで開催されていた、グループ展「遺伝的美意識—Inherited Esthetics—」20代~80代の10名の現代アーティストによるグループ展。中川陽介氏 バナナのプラスティネーション(標本)アート。高級アルコールで水分を置き換えて
【アート鑑賞】WHAT CAFE EXHIBITION vol.24 ④ 2月/2023
WHAT CAFE EXHIBITION vol.24の続き武居功一郎(インスタアカウント)木下華穂3月26日までvol.25開催中WHATCAFE公式サイトにほんブログ村
【アート鑑賞】WHAT CAFE EXHIBITION vol.24 ② 2月/2023
【アート鑑賞】WHAT CAFE EXHIBITION vol.24の続き城田彩花(Twitterアカウント)現役東京芸大生、精神世界を描く菅隆紀(公式サイト)3月26日までvol.25開催中WHATCAFE公式サイトにほんブログ村
推し、燃ゆ宇佐見りん河出書房新社2020-09-10第164回芥川賞受賞作を再読。書き出しのキャッチーさ、終盤の印象に残るワードの選び方、近年の芥川賞受賞作でもかなり良い作品だったと思っている。いわゆる発達障害なのか、忘れてしまうことが多く生きづらい日常を過ごすあかり
【アート鑑賞】ジェイソン・ベレスウィル「L’Appel du Vide」 3月/2023
MAKI表参道にて、ジェイソン・ベレスウィル氏の個展「L’Appel du Vide」を見るニューヨーク出身、ニュージャージー州に拠点を置くアーティストで、生き生きとした風景画が目を引いた。会期終了会場 MAKI Gallery / 表参道, 東京住所 東京都渋谷区神宮前4-11-11
【アート鑑賞】WHAT CAFE EXHIBITION vol.24 2月/2023
天王洲のWHAT CAFEにて開催されていた、WHAT CAFE EXHIBITION vol.24 、WHATCAFEと3ギャラリー合同のグループ展アンケート回答やLINE登録などで最大3枚ステッカーをいただける。山本雄教(公式サイト)作田優希(公式サイト)本城葵(公式サイト) 個人的にお気に入り3月26
【読書記録】FIREに対する思弁『99のブループリント』砂川文次
文學界(2022年3月号) (砂川文次 芥川賞受賞第一作)文藝春秋2022-02-07文學界2022年3月号から、芥川賞受賞作家砂川文次氏の『99のブループリント』主人公のアンドウはいわゆるFIREを目指し、15キロ・2億円の金塊を手にする。その軌跡を「手引き」と称した手記に記していく。手
【アート鑑賞】安珠 写真展「ある少女の哲学」 2月/2023
シャネルネクサスホールにて開催されていた、写真家安珠氏の個展モデルとしても活躍されいた氏の独特の世界観「少年少女の世界」今回の個展では、少女が真理を求め旅する夢幻の物語を表現しているとのこと。幻想的で、素晴らしい展示でした。リボンに注目。会期終了安珠氏公
【アート鑑賞】デヴィッド・ステンベック 個展「ドリームスケープ」3月/2023
六本木のSNOW Contemporaryにて開催中のデヴィッド・ステンベック氏の個展「ドリームスケープ」スウェーデン出身のアーティストで3Dソフトによる作品。幻想的でありながら、例えば雲の中に反射した町の風景が描かれているなど、細部まで描きこまれていて非常に繊細何かで話題
【アート鑑賞】はしもとみお 木彫展 – 時をかけるケモノたち – 3月/2023
銀座タナカ本店にて開催中の、はしもとみお氏の木彫展– 時をかけるケモノたち –リアルな木彫りの動物たち、愛らしいです。実際に触ることができるので、子連れの方でも安心。かなりにぎわっていました。おすすめの展示会です2023.2.3[金] 〜2023.3.19[日] 11:00 - 18:00(
【読書記録】復興ビジネスの深層 『藻屑蟹』 赤松利市 2月/2023
藻屑蟹 (徳間文庫)赤松利市徳間書店2019-03-08金に飢え、変わらない毎日からの脱却を目指して友人の誘いで除染作業員になるパチンコ店員木島雄介、老人の自死をほう助し警察に捕まるもなぜか釈放される。友人もいざこざのなかで刺殺され、原発ビジネスの巨大な力に翻弄される
銀座蔦屋にて開催されていた平野泰子氏の個展 「Two eyes」下地は膠と石膏で、乾燥させて研磨し、油絵具で描いている。何層にも塗り重ねることでグラデーションを作り出し、深い空間を表現している。平板なのに奥行きを感じられる作品群2023年2月11日(土)~2023年3月3日(金)
【アート鑑賞】吉川博也 作品展「艶・縁・宴」 2月/2023
銀座蔦屋にて開催されていた吉川博也 作品展「艶・縁・宴」伝統工芸、京友禅の染匠をされている吉川氏その技法を用いて、着物ではなくアート作品として、女性の「美」「艶」を表現したそう。なまめかしい。会期終了吉川染匠㈱公式サイトにほんブログ村
【アート鑑賞】青木千絵 個展「沈静なる身体」 3月/2023
六本木クロッシング展でも展示されている青木千絵氏の個展発泡スチロールに漆を重ね塗りして妖しくも引き込まれる質感を表現している。今回はドローイングもあり六本木クロッシング展での展示は↓1月28日(土)ー 3月10日(金)会場:SOKYO ATSUMI東京都品川区東品川1-32-8
【アート鑑賞】上野裕二郎 「Clash of Two Spirits - 天地の鬩ぎ - 」2月/2023
銀座蔦屋書店にて開催されていた、上野裕二郎氏の個展 「Clash of Two Spirits - 天地の鬩ぎ - 」東洋思想の「気」をベースに制作されているそうで、どの作品もエネルギッシュで圧巻でした。2023年2月11日(土)~2023年2月25日(土)銀座蔦屋書店アーティストインスタアカウント
【アート鑑賞】佐藤慧 「Proof of discontinuity」
天王洲の児玉画廊にて開催されていた、佐藤慧氏の個展 「Proof of discontinuity」にほんブログ村
2月に新しくオープンしたダグボート人形町にて、友沢こたお氏のコレクション展が開催されている。やはり人気アーティストとだけあって、盛況。ステッカーもらえました。天王洲で開催されていた個展はこちら2023年3月3日(金)~11日(土)営業時間:11:00-19:00(休廊日:日
【読書記録】東北、独立へ 『アウターライズ』赤松利市 2月/2023
アウターライズ (単行本)赤松 利市中央公論新社2020-03-06東日本大震災から時が経ち、東北地方を二度目の大地震(アウターライズ)が襲う。東日本大震災を上回る津波が来るも、死者は6人にとどまった。地震を予測したかのような自衛隊の行動とその後に東北国として独立を宣言
【読書記録】グロテスクなまでに仄暗い人間の業 『鯖』赤松利市 2月/2023
鯖 (徳間文庫)赤松利市徳間書店2020-07-09リアリティと人間の業というべきか、グロテスクさが際立つ。コンプレックスにまみれた人生を送りそのためにある種の人間の本質が見抜けてしまう主人公水軒新一、その人生に一筋の光が見えてきたようなところで最後の最後で不要として
【アート鑑賞】 戸泉恵徳 SHINING SPARK 2月/2023
gallery UG Tennozにて開催されていた戸泉恵徳氏の個展アクリル画だが、写真のようなスーパーリアル。超絶技巧アーティストインスタアカウント2023/02/10 -2023/02/25 gallery UG Tennozにほんブログ村
【読書記録】猟奇殺人一家の秘密 『QJKJQ 』佐藤究 3月/2023
QJKJQ (講談社文庫)佐藤究講談社2018-09-14猟奇殺人を繰り返す一家の長女の視点で、兄が殺され、母がいなくなった謎を追う異色のミステリー。ミステリー要素はあまり強くなく、愛好家ならすぐに気づくはず。佐藤究氏のほかの作品でもそうだが、ある程度の矛盾や謎があっ
【読書記録】東日本大震災が奪っていったものについて 佐藤厚志 『荒地の家族』
荒地の家族佐藤厚志新潮社2023-01-19受賞後に読んだが、表現力はずば抜けている。受賞も頷ける。もう一つの受賞作『この世の喜びを』がつるつるとした球なら、こちらはがれきの集まりのようなゴツゴツとして塊のよう。作品全体を覆う重苦しさは、震災前には決して戻らない被
【アート鑑賞】東京五美術大学連合卒業・修了制作展(五美大展)② 2月/2023
乃木坂の国立新美術館で開催されている、東京五美術大学連合卒業・修了制作展。通称「五美大展」続き続いて女子美術大学キャプションで制作の意図や見どころをしっかり説明してくれる。展示も今回は女子美が一番刺さるものが多かった。久保田華布「記憶の残像、残像の記憶」
【アート鑑賞】東京五美術大学連合卒業・修了制作展(五美大展)① 2月/2023
乃木坂の国立新美術館で開催されている、東京五美術大学連合卒業・修了制作展。通称「五美大展」にコロナの影響による中止を除けば10年以上通っている。複数フロアにまたがり、膨大な展示数でかなりの充実度時代ごとの作風・構想がいろいろと感じられて好きな展示会の一つ月
【アート鑑賞】長島伊織「Another Film」 2月/2023
長島伊織氏の 個展「Another Film」自ら撮影した写真や取材のイメージをモチーフに制作されているそう銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY2023年1月28日(土)~2月14日(火)アーティストアカウントにほんブログ村
【アート鑑賞】Nathalie Guarracino 「From a distance; Up close」 2月/2023
Nathalie Guarracino 「From a distance; Up close」展日本の風景や文化から着想を得た作品群シンプルな構図ながら引き込まれる魅力がある。会期:2023年1月14日(土) - 2月12日(日)営業時間:12:00 - 18:00(月火定休)会場:東京都渋谷区神宮前3-28−9アーティストウェ
中国・SF・革命立原透耶河出書房新社2020-08-05文藝の特集を書籍化したものケン・リュウ,柞刈湯葉,郝景芳,王谷晶,閻連科,佐藤究,上田岳弘,樋口恭介,イーユン・リー,ジェニー・ザン,藤井太洋,立原透耶と錚々たるメンツがそろったアンソロジーとくにケン・リュウ、閻連科、柞刈
【アート鑑賞】中井波花 「浮かぶ」 TARO NASU 2月/2023
中井波花 「浮かぶ」展薄く伸ばされた土をリボン状に巻いて成型する独特の手法、既存の枠にとらわれない優美さ釉薬の化学変化による色彩も素晴らしかった。2023年1月13日(金) - 2月10日(金)火-土 11:00 – 19:00 TARO NASU中井波花氏インスタアカウントにほんブログ村
【アート鑑賞】ガヒ・パク 「Eveningness」ギャラリーペロタン東京 2月/2023
韓国生まれ、カナダで活動するアーティストガビ・パク氏の個展日常的な風景でありながら、不思議な構図。そしてよく見るとハエがたくさん。2023年1月18日(水)~2023年2月25日(土)ギャラリーペロタン東京〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1Fにほんブログ村
日本橋三越本店本館6階コンテンポラリーギャラリーにて開催されていた豊田涼華氏の個展「zapping」形容が難しい、曖昧でデフォルメされたモチーフ2023年2月8日(水)- 20日(月) (会期終了)豊田涼華氏インスタアカウントにほんブログ村
【アート鑑賞】ヨアダ 「天地無用」 オオタファインアーツ 2月/2023
中国人アーティストヨアダ氏の個展人気のオンラインビデオや野生動物のドキュメンタリーからモチーフを得た作品群動物とアクセサリー・筋肉が組合さっており、どことなく妖しげな雰囲気オオタファインアーツ〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル 3F2022年12月10日(
【読書記録】復興ビジネスの闇『藻屑蟹』 赤松利市 2月/2023
藻屑蟹 (徳間文庫)赤松利市徳間書店2019-03-08金を求めていた若者が、ほとんど何もせずとも大金が手に入る状況に陥るも、罪悪感から地位を投げ捨てて、女の元へ向かう。ダメな奴だと思われたいた主人公が、巨大なシステムと対峙する中でだんだん切れ者になっていく。その逆転
【アート鑑賞】中莖あかり展 -はじまりのかたち- 2月/2023
新宿高島屋10階美術画廊にて開催されていた中莖あかり氏の個展「はじまりのかたち」中性的でなまめかしさのある陶作品。ドローイングもあり。会期終了中莖あかり氏インスタアカウントにほんブログ村
【アート鑑賞】日本大学芸術学部美術学科 卒業・修了作品展 1月/2023
江古田キャンパスで開催された日本大学芸術学部美術学科 卒業・修了作品展に武蔵野美術大学の卒展と違い、人がまばらでセキュリティ厳重。かなりクローズドな展示会でした。笛木ノア「目線」小路綾香「犬×祭」新田裕貴「ぼくはちょっとおかしい」大空遊馬「道化」にほんブロ
森美術館で開催中の「六本木クロッシング展」ラストSIDE CORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUAD高須咲恵氏、松下徹氏、西広太志氏によるグループと匿名の複数人グループによる合作立体作品のパーツの点滅は福島県の標準時電波に同期しており、東日本大震災被災地と東京をつなげると
森美術館で開催中の「六本木クロッシング展」続きO JUN大小さまざまな絵と独特のマチエールが魅力的市原えつこ未来スシ、一歩ブースに足を踏み入れた瞬間に圧倒されたインスタレーション2022.12.1(木)~ 2023.3.26(日) 会期中無休10:00~22:00※会期中の火
【アート鑑賞】グループ展「Chroma Distance」 2月/2023
ポーラミュージアムアネックスで開催されていたグループ展「Chroma Distance」とくにあおいけい氏の作品がすごかった。独学の画家さんらしい。アーティストインスタアカウントにほんブログ村
森美術館で開催中の「六本木クロッシング展」に3年に一度開催される、現代アートの定点観測的な展示会夜に行ったところかなり空いていて快適に観覧できた。横山奈美身近な人物に手書きで書いてもらった「love」という字を基にネオンサインを発注、それを写実的に油絵で描くと
【アート鑑賞】奥田雄太 「Circulation」2月/2023
ミズマアートギャラリーにて開催中の奥田雄太 「Circulation」展今回は動物と花のコラボレーション、タイトルのとおり十二支がモチーフになっている。独特のマチエールも個人的にお気に入り。ミヅマアートギャラリー(市ヶ谷)2023年1月25日(水)~2023年2月25日(土)アーティ
【読書記録】鏡に映っているのは自分だと自覚できるということ 『Ank: a mirroring ape』佐藤究 2月/2023
Ank : a mirroring ape (講談社文庫)佐藤究講談社2019-09-13猿が原因で人々が恐慌に陥るという点では昔の映画『アウトブレイク』を思い出した。殺戮描写が多い(ある意味では重複していて読み飛ばせる)のと、フォークナーかと思うくらい時間が細切れに
【読書記録】トランスジェンダー・老い・暴力・愛 『犬』 赤松利市 2月/2023
犬 (徳間文庫)赤松利市徳間書店2023-01-12昔読んだ小説で、トランスジェンダーの方が「老いた先に行き場所はあるのだろうか」と自問するシーンが心に引っかかっていた。読後には本書がその答えになる部分もあるのかなと感じるところがあった。内容は暴力多めでところどころ読
【読書記録】15,000円の報酬で強盗殺人に手を染める心理 『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治 2月/2023
ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)宮口幸治新潮社2019-07-26児童精神科医の筆者が少年院でのカウンセリングに際して、ケーキを3等分させたり、モデルと同じ図を描かせるなどの取り組みの中で、認知機能に問題があることに気づく。認知機能やそれを補う想像力が低いた
【読書記録】福島県いわき市の完成しない美術館 『空をゆく巨人』川内有緒 1月/2023
空をゆく巨人川内 有緒集英社2018-11-26志賀氏のバイタリティと蔡氏の発想に圧倒される。数々のビジネスでセンスを見せ財を築いた福島県いわき市の実業家志賀忠重、火薬を用いたアートで今や中国・世界の現代アートをけん引する存在になった蔡國強をめぐるノンフィクション無
【アート鑑賞】グループ展『Landscape』 2月/2023
奥田 文子氏・阪本 トクロウ氏・早川 克己氏・吉田 晋之介氏(映像)によるグループ展奥田 文子氏阪本トクロウ氏早川克己氏会期終了にほんブログ村
吉野涼子展@藍画廊吉野氏は少女や小動物、ぬいぐるみなどの可愛いモチーフ(弱者)がまっすぐこちらを見ている絵を描いている。アーティストインスタアカウントにほんブログ村
吉田晋之介 「Filterman」「フィルターマン」は吉田氏の造語で、フィルターを通して五感を知覚する人物のこと画像と絵画の違いを考えるきっかけを与えてくれる。アーティスト公式サイト2023年01月28日(土) - 02月17日(金) 銀座蔦屋
【読書記録】ウクライナ戦争がインフレの原因ではない 『世界インフレの謎』渡辺努 2月/2023
世界インフレの謎 (講談社現代新書)渡辺努講談社2022-10-19前作『物価とは何か』も非常に面白かったが、この本も非常に刺激的だった。参考になった知見は、〇インフレは2021年春から始まっており、世間で言われるようなウクライナ戦争が原因で起きているわけではない。〇今回
鈴木雅明「Artificial Light」展夜の光をテーマに、光を追求するアーティストによる「夜景」シリーズの最新作を展示幻想的でどこか懐かしさがある風景 2023年01月24日(火) - 02月16日(木) 銀座 蔦屋書店 インフォメ
武蔵野美術大学卒制展続き田村 日佳「太陽散々大回転改」三成花奈「在る」カラヴァッジョの「勝ち誇るアモル」のオマージュカ ショウリン「鯨山水」お香が焚かれていており、嗅覚でも楽しめる阪東和樹「拡散」近づくと正体がわかる浜井彩花「ぱんだ ほわほわ」金田一彩音
武蔵野美術大学卒制展続き道又蒼彩「カフカの階段」個人的に凄く良い作品だと思った。個別に写真を撮りたかったが、人が途切れず断念。田中千里「都心のリズム」YANG DASEOK「METRO」大瀧裕也「マネキン」鷹の台キャンパス 2023年1月13日(金)~1月16
五美大卒制展は毎年のように行っていたが、個別の大学の卒制展は初めて建築学科小松スタジオ 「溢れる」PVC製のバルーンに水を詰めたインスタレーション。実際に触ることができ、角度によってさまざまな景色が見れる。小林統 「いつもの通り」小林統「遠い歴史の中のこと」
戴飴霏(タイ イフィ) 個展 「霏霏」働きながら制作活動をされているアーティストカオティックな風景描写が魅力的「霏霏」は中国語で雨が降っている様子という意味どしゃ降りではなく、小雨がそば降っている方を指しているとのこと。2023年1月27日(金) - 2月7日(火) ART TRAC
東京国立近代美術館で開催されていた「大竹伸朗展」最終日付近の夜に行ったら、大混雑でした。にほんブログ村
【アート鑑賞】堀本達矢「Meet the KEMONO」展 1月/2023
堀本達矢「Meet the KEMONO」展人間以外の動物に人間の感情、感覚、言語、外見、身振りなどを含ませた擬人化表現を「ケモノ」と表現している。インパクト大の展示で人だかりでした。会期:2023年1月28日(土)~2023年2月8日(水)時間:11:00~20:00 ※最終日のみ、18時閉
【アート鑑賞】グループ展「Visions」 YUKIKOMIZUTANI 1月/2023
エフライン・ビバス 服部氏、奥山帆夏氏、西村昂祐氏の三人によるグループ展YUKIKOMIZUTANI 2023年1月13日(金)~2023年2月4日(土)にほんブログ村
【アート鑑賞】井上晋太郎 「LINE OF TODAY ― 今日という線、今を生きる私」 1月/2023
銀座蔦屋書店にて開催されていた井上晋太郎氏の個展。今を生きる女性をモノトーンの背景をバックにカラフルな線で描く。会期:2023年1月21日(土)~2023年2月10日(金)会場:銀座 蔦屋書店アートウォールアーティストアカウントにほんブログ村
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す ば る 2023年9月号集英社2023-08-04すばる9月号よりちょっぴりホラーな短編を書道教師の那奈が夫と越したマンションからは無人駅のホームが見えるホームに電車に乗らずたたずむ老婦人。その奇妙なふるまいが気になる。ふとしたことで声をかけられたことがきっかけで、そ
す ば る 2023年9月号集英社2023-08-04すばる9月号より、井上荒野氏の短編『誰が1番』を42歳の明子は46歳の夫と2人暮らし、子供を作ろうとしたができなかった。夫は優しくてちゃんと働いているけれど、晃子にとっては物足りない。猫好きという共通点をきっかけに知り合っ
神楽坂の WAITINGROOM にて、高田冬彦氏の映像作品展を「The Butterfly Dream」青年が木陰で昼寝をしていると、夢の中に蝶とハサミのキメラが現れる。蝶は青年の周りを飛び処り、羽ばたくと同時にハサミをチョキチョキ動かして、青年の服を切り裂いていく「Dangling Training
誰かの筆跡をなぞる事は、私の中に他者を育てること、他者の中に私が育つこと 本文から引用仙台市内在住の主婦かおりさん(仮名)、2010年6月11日に長女あかねを出産した時からの11年間の育児日記東日本大震災から10年がたった節目の展覧会企画として、せんだい3.11メモ
文學界(2023年8月号)(創作 高瀬隼子 石原燃/鼎談 円城塔×千葉雅也×山本貴光)文藝春秋2023-07-07文學界2023年8月号から短編をゲームセンターで社員として働く長井朝陽ペンネーム(早見有日)は、ゲームセンターを舞台にした小説で芥川賞を受賞した。受賞後、様々な媒
群像 2023年 08 月号 [雑誌]講談社2023-07-07神奈川県、RCアールグランハイツに住む立花美春と景示、息子のコースケの成長に対する驚きや、日々の何気ない暮らしの感想が綴られる、穏やかな短編美春は、ドラッグストアのバイトをしながら、マンションの管理組合の広報、書記
文學界(2023年8月号)(創作 高瀬隼子 石原燃/鼎談 円城塔×千葉雅也×山本貴光)文藝春秋2023-07-07文學界2023年8月号より岸川真氏の短編を紹介昭和64年1月4日、昭和天皇が体調崩し、世間は自粛モードに包まれている。長崎の炭鉱で激しいストを行い、落盤事故の責任を
京橋のBAG-Brillia Art Callery-にて、エンジニア・アーティストの窪田望氏による個展「AIの余白」を鑑賞窪田氏により改造された ChatGPTにより、展示中央に置かれたタブレットに今の感情を入力するとAIが喜怒哀楽に分類し、4つの布の動きで見えない空間を可視化する。入力す
三井住友銀行東館にて、「Portraits」展が開催されている。株式会社大林組会長の大林剛郎による「大林コレクション」とSMBCコレクションから、ポートレートに焦点を当てた絵画・写真による作品群が展示されている。加滕泉(無題) (2020)クリスチャン・レックス・ヴァン・ミ
にほんブログ村す ば る 2023年8月号集英社2023-07-06すばる8月号から、大谷朝子氏の短編を安藤みゆは39歳、4つ年下、難病を抱えて離職し専業主夫をしている裕翔と2人暮らし。喉の渇きと不眠からクリニックを受診。軽度のうつ病と診断される。うつ病のイメージが一日中気分
文學界(2023年8月号)(創作 高瀬隼子 石原燃/鼎談 円城塔×千葉雅也×山本貴光)文藝春秋2023-07-07文學界2023年8月号より中編をフェミニズム、妊娠、中絶、女性としての生き方、様々なテーマを孕んだ中編小説。進歩的な考えを持った母親に育てられた女性サトルは癌
京橋のギャラリー椿にて中村萌氏の個展をクスノキを彫り、油彩にて着色した立体作品。どの作品も愛らしい表情でずっと見ていたくなってしまう。今回は銀座蔦屋で開かれていた「Like a Garden」に加えて、庭から家にお邪魔したような空間「Like a Home 」が展示されていた。20
神楽坂のギャラリー aaploit(アプライト・アプロイト)にて、武蔵野美術大学大学院生・木版画家、道又蒼彩氏の個展「own pace」が開催されている。武蔵野美術大学の卒業制作展2023で印象に残っていた作品でもう一度見たかった作品だったので、告知を見てすぐ道又氏の作品と
表参道のTIERS GALLERYにて、四方謙一氏のインスタレーション作品を鑑賞「Gravity 」シリーズの新旧作、色を用いた光の実験作品を交えた構成。金属の立体作品と光・色が形作る空間は一見の価値ありです。にほんブログ村
表参道のイベント会場 WALL&WALLにて、Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 S/Sのキービジュアルのクリエイティブ、AIを活用したメディア・アートの展示会「生成 AI と解放」展を鑑賞昨年度のRakuten Fashion Weekの映像であったり、自身の顔を合成してモテルとして展示できる体
表参道ヒルズにて、「グッチ バンブー 1947」ハンドバッグをフィーチャーした体験型イベント「Gucci Bamboo Summer」を鑑賞実際に1950年代に作成されたバッグが展示されており、インスタレーションと相まって、幻想的で涼しげな空間を楽しめる。表参道ヒルズ入口、グッチの提
す ば る 2023年8月号集英社2023-07-06すばる2023年8月号から、特集「トランスジェンダーの物語」から桜庭一樹氏の短編を紹介「物心ついてから、自分が男の子だと思っていなかった時は、1度もない。」真田由玄、40歳、群馬県高崎市で天王寺と言う家の一人っ子として生まれ、
終わりのない日々 (エクス・リブリス)セバスチャン・バリー白水社2023-06-02前回であらすじと感想を簡単に記した。今回は登場人物を書きつつ、年表と時代背景を踏まえて読んでみた。以下、詳細にネタばれあり登場人物・トマス・マクナルティ アイルランドのスライゴ出身 移
終わりのない日々 (エクス・リブリス)セバスチャン・バリー白水社2023-06-02アイルランドおよびイギリスの作家に贈られる文学賞の、コスタ賞受賞作品あらすじ(ネタばれあり)主人公であり、語り手であるトマス・マクナルティは、アイルランドで生まれ飢饉をきっかけにアメリ
群像 2023年 08 月号 [雑誌]講談社2023-07-07群像、2023年8月号より鈴木鈴木氏の短編を紹介。今回の舞台は繁華街の7階にあるホストクラブ。会計役として働くサチコと異母姉妹の祥子やホストに多額の金を貢ぐ姫達、内勤の男や幹部、彼ら彼女らが繰り広げる、繁華街での狂騒を
笑い神 M-1、その純情と狂気 (文春e-book)中村 計文藝春秋2022-11-28 いまや国民的行事になった漫才コンテスト「M-1」の創設期から一度の区切りとなった2010年までを、9年連続で決勝に進出したコンビ「笑い飯」を軸にして追いかけるノンフィクション 時代遅れの芸能だった
MAKI Gallery 天王洲にて清川あさみ氏の個展「Mirror World」写真に刺繡を施した作品。どこか歪で艶やかな世界観会期終了アーティスト公式インスタアカウントにほんブログ村
女子美術大学 卒制展 その3澤田 瑠奈「晴れ晴れとして」樺澤 滴「自然になりたい」出口 琴巳「You are you I'm me]林原 涼子「あるいはありふれた言葉の雨」八代 真綺 山崎 真有佳「獅子狛奇譚」廊下までスモークでひときわ目を引いた作品 文句なしの卒業制作賞五
天王洲のTokyo International Galleryで開催中の、KINJO氏の個展「PLACE」ポップアートだったり、ストリートカルチャーのような印象を受けたが、沖縄生まれで子供の頃から触れてきたアメリカ文化の影響や、幼少の頃より抱いていた他人の視線に対する恐怖心から制作されている
女子美術大学 卒業制作展続き岡野 悠奈「まいすぺーす」後藤 礼衣「眠れない夜に」村上 郁「肴と阝」東森 菜緒「還る」川村 寧音「そっとしておいてください」公式サイトにほんブログ村
街とその不確かな壁村上春樹新潮社2023-04-13村上春樹氏の最新作文學界昭和55年9月号に掲載され書籍化されなかった中編『街と、その不確かな壁』を書き直して長編として世に出したもの読み始めたときは『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のようだと感じたが、そ
天王洲のKOSAKU KANECHIKAにて開催されていた、グループ展「GROUP SHOW: 5 ARTISTS」舘鼻則孝桑田卓郎青木豊会期終了にほんブログ村
天王洲のT&Y Projectsにて山口幸士展をスケートボードに乗って眺めていた流れゆく景色に影響を受けたというぼんやりとしたあいまいな境界線が特徴的会期終了アーティスト公式サイトにほんブログ村
THE ANZAI GALLERYにてTeiji Hayama氏の個展「MASQUERADE -The mask that we wear-」をスターたちの肖像がゆがんで描かれていたり、他のキャラクターと重ね合わせられたり、初見では目の錯覚のような感覚に陥り、インパクト大アーティスト公式インスタアカウント2023年3月18
銀座蔦屋にて、淺野健一作品展「MAREBITO」を鑑賞仏像修復に携わった経験や、趣味の格闘技などから得た知見をもとに3Dモデリングを駆使したデジタルスカルプティングの技法を用いて、彫刻作品として表現している。アーティスト公式Twitterにほんブログ村
六本木のスプラスアーツにて開催されていた、グループ展“ a・i・m・a・i ” へ大原舞氏、椎猫白魚氏、 畑中咲輝氏、 山田珠子氏、Ieequra氏によるグループ展 つづき大原舞氏(公式サイト)画家からスタートしてミクストメディアも制作しているため、構図が独特とのこと畑中
銀座蔦屋にて開催されていた、グループ展StareReap 2021 – 2022作品展。「StareReap」はRICOHが生んだ2.5D印刷のアートプロジェクトで、デジタル技術を用いて多様な凹凸 ・テクスチャー表現を可能にした。今回の展示は大山エンリコイサム氏、金氏徹平氏、東城信之介氏、ライ
六本木のスプラスアーツにて開催されていた、グループ展“ a・i・m・a・i ” へ大原舞氏、椎猫白魚氏、 畑中咲輝氏、 山田珠子氏、Ieequra氏によるグループ展いつもながらギャラリストの方が懇切丁寧に解説してくださり、ありがたい。山田珠子(公式インスタアカウント)染色
タグコレ展を見に東所沢に行ったが、角川武蔵野ミュージアムは建物自体も素晴らしい。隈研吾氏の設計、花崗岩を2万枚使用した岩のような造り。66個の三角形からなる、見る角度によって変わる景観内部も見事武蔵野坐令和神社モダン!文化発信の拠点として作られたとのこと。平
角川武蔵野ミュージアム本棚劇場にて20分ごとに上映されるプロジェクションマッピング上映なしでも圧巻始まる文豪ストレイドッグスというアニメ作品のようにほんブログ村
角川武蔵野ミュージアム4階エディットアンドアートギャラリーにてさわひらき氏の「hako」を鑑賞6面で同時に展開されるインスタレーションにほんブログ村
東所沢の角川武蔵野ミュージアムにて開催中のタグコレ 現代アートはわからんね展 続き加藤泉アド・ミノリーティスーパーフレックス作品を手に入れるまでの経緯や、作家を知ったきっかけなど、コレクターの裏話のようなキャプションが多く、作品だけでなくコレクターとしてア
東所沢の角川武蔵野ミュージアムにて開催中のタグコレ 現代アートはわからんね展へ平日夜に行ったところ、来客がほぼなく非常に快適これだけの現代作家の作品が集まってこの来客数はちょっともったいない気も。イブニングパスでほかのエリアの展示も楽しめ、再入場もできたの
銀座メゾンエルメスにて開催されている、フランシス真悟氏、スザンナ・フリッチャー氏、ブルーノ・ボテラ氏、宮永愛子氏によるグループ展2023年2月23日(木)~2023年6月4日(日)銀座メゾンエルメスにほんブログ村