やることが多い世の中です。やることをやっても、次々にやることが増えて忙しい毎日です。本書は、「タスクをすばやく片づければ片づけるほど、ますます多くのタスクが積み上がる」「全部できるはずという信念が強ければ強いほど、やるべきことは積み上がり、本当にやるべきか?と問う余裕がなくなってくる。その結果、どうでもいいタスクばかりが増えていく。」と鋭い指摘を投げかけてくれます。心当たりのある人は多いはず。もちろん私も。そんな終わりのない忙しい状況を少しでも解決してくれるために、本書はヒントを与えてくれます。「まず、自分には限界があって、その事実を直視して受け入れれば、人生はもっと生産的で、楽しいものになるはずだ。」「限界を受け入れるというのは、つまり「何もかもはできない」と認めることだ。」「自分がやりたいことも、他人...限りある時間の使い方(オリバー・バークマン/著高橋璃子/訳)