chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • なぜもっと報道しないのか ある囲碁棋士の活躍

    将棋の藤井聡太氏のことを多くの人は知っている。現在王位戦というタイトル戦が行われているが、時々テレビニュースやワイドショーでも取り上げられている。すごい人であることは間違いないが、実は私は世間が言うほど評価する気になれないでいる。 他方で囲碁の棋士を知っている人は少ない。テレビなどで取り上げられるのも将棋と比べると遥かに少ない。 しかし、実は、藤井聡太氏をはるかに上回る偉業達成まであと一歩まで迫っている囲碁の棋士がいる。現在囲碁名人戦のタイトル戦を戦っている一力遼氏だ。 囲碁人口は日本では減少して、現在130万人程度。しかし、囲碁は国際化が進んでおり、世界では4000万人ぐらいいると言われてい…

  • 思考の肺活量と体力

    最近読んだ「哲学の使い方」(鷲田清一 岩波新書)に、次のような文章があった。 「大事な事は、わからないもの、正解がないものに、わからないまま、正解がないまま、いかに正確に処するかである。そういう頭の使い方をしなければならないのが、私たちのリアルな社会であるのに、多くの人はそれと反対方向に殺到する。わかりやすい言葉、わかりやすい説明を求めるのだ。だが本当に大事なことは、困難な問題に直面した時に、すぐに結論を出さないで、問題が自分の中で立体的に見えてくるまでいわば潜水し続けるということである。知性に肺活量をつけるというのはそういうことである。」 自分の弱さをドンピシャで指摘されているような気がした…

  • 大学の聴講生制度のメリットについて

    私は早期退職するまで、大学に聴講生という制度があることを知らなかった。聴講生制度を紹介するのもブログを書く意義があるかと思い、今回は聴講生のメリットを中心に書いて見たい。 私は、現在は福岡にある三つの大学に聴講生として通っているが、聴講生のメリットは、複数の大学の授業を掛け持ちできること(ただし、その分コストはかかる)。私の場合、複数の先生の授業に出ることにより、哲学を見る複数の視点が得られたように思う。 また、学部生とは違い、卒業単位をとるという縛りがないので、取りたい授業を集中的に取ることができる。やりたい学問に集中できるメリットがある。 授業の予習、復習をする上で、参考文献を読むことが必…

  • 寛容な社会であって欲しい

    今年はオリンピックイヤーだったが、全くと言っていいほどテレビを見なかった。 私はスポーツ観戦が好きでオリンピックを楽しみにしていたのだが、あるニュースがあってから、急に見る気がなくなってしまった。 それは、開催直前に、ある20歳未満のオリンピックの代表選手が、喫煙と飲酒をしたことが発覚したという理由で、代表を辞退したというニュースのことだ。 一部の識者からは厳しすぎる処分(なお、形は自主辞退であっても、実質的には処分だと思うので処分という言葉を使う。)という意見(否定派)もあったが、やむを得ないという意見(肯定派)の方が多数のように感じた。 肯定派は、規則違反、法律違反という理由なのだろう。し…

  • 私が大学の聴講生になった理由

    私は、約1年半前に早期退職した後、大学の聴講生になったのだが、その理由を考えてみた。 前回のブログで述べたように、無意識のうちに失われた社会性を埋めて居場所を求めたという側面もあるが、それだけではない。これまで色々な社会経験をして専門知識を得てきたが、それだけでは十分ではなく、自分の能力に限界を感じるようになっていた。 一言で言うと、表面的に物事を見て、思考に深まりがないという悩み。専門領域において社内では適切と思われる一定の結論を導くことができると評価されても、経験から学んだことは、確たる原理に基礎付けられたものではなく、底の浅いように思えていた。思えば、自分の職歴は、いわゆる実務家としてキ…

  • 早期退職1年半後に感じること 社会性を失った虚無感と向き合う

    早期退職してから約1年半が経過した。 早期退職する前は、リタイア生活に関するブログを読んで、参考にさせてもらった。 しかし、今感じている感覚は、余り指摘されていなかったように思う。 それは、一言で言うと、早期退職によりある種の社会性を失うことに伴う虚無感のようなものだ。 早期退職してリタイヤ生活に入ると、程度の違いはあるが、それまでの会社中心の人間関係から、自分中心の生活に変わる。よく孤独になるという表現がされるが、孤独自体は私は余りマイナスに思っていない。元々比較的1人でいることが苦にならず、むしろ会社時代の付き合いの飲み会などは苦手だった。早期退職後はそのような面倒な人間関係からは距離を置…

  • 聴講生の哲学探求 なぜ哲学史を学ぶのか

    私は、約1年半前に会社を早期退職してから大学に聴講生として通うようになり、哲学と出会った。 2年目の今年は、三つの大学の哲学の授業に並行して通うようになった。とりわけA大学では、聴講していた授業の先生にお願いして、演習も見学させてもらえる機会を得た。そういうわけで、前期は週3ないし4日は大学に出かけていた。 日々の復習と予習が意外と大変で、これに毎日続けている英語を加えると、ブログを書く気落ちの余裕がなく、しばらくお休みしていた。 今後はもっとラフにブログを書いていきたいと思っている。 哲学をするのになぜ哲学史を学ぶのか 大学の課題レポートとして出されたもので、この2週間ぐらい取り組んでいる問…

  • 鹿児島の特攻基地資料館を訪れて

    今回の夏休みは、高校1年生の娘のリクエストで、家族で鹿児島の特攻基地資料館に行ってきた。 鹿児島の特攻基地資料館で有名なのは、卓球の早田選手が述べていた知覧特攻平和会館であるが、実はそれ以外にも鹿屋航空基地史料館と万世特攻平和祈念館がある。今回はこの三つの資料館を全て見てきた。 このような資料館へ行くと、色々な感情が湧き上がってくる。十分に消化しきれていないが、次のようなことを考えていた。 まずは、多くの10代あるいは20代前半の若者の命を奪った特攻については、このような愚かな戦争は二度と起こしてはならないという平和の観点から見ることができる。特攻隊員の手紙は、できるだけ目を通したが、読んでい…

  • 3ヶ月ぶりのブログ

    久しぶりのブログの更新になる。 この数ヶ月は、いろいろと忙しく、ブログを書く気にならず、いつの間にか3ヶ月以上が経過していた。そのあたりの事情は、またブログに書いてみようと思うが、今回は判断に迷って失敗したことがあったので、紹介したい。 高校生の娘が3週間の海外語学研修に行くことになり、今日17日午前9時に福岡空港から成田へ飛行機で移動し、午後4時半に成田空港から出発していった。ところがそれまでの過程が大変だった。 8月13日の段階で台風が関東に接近し、16日頃通過する見込みであることは分かっていた。その段階で選択肢としては、①15日にあらかじめ福岡から成田へ移動しておく、②17日出発の予定は…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、tudanumax さんをフォローしませんか?

ハンドル名
tudanumax さん
ブログタイトル
50代早期退職者tudanumax の日記
フォロー
50代早期退職者tudanumax の日記

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用