ハイレベルな受験生を教え始めて数回目で、生徒さんがこのセリフをいうことがあります。これはもっと伸びるためにと…
受験指導歴27年の英語・国語プロ講師のブログです。本物の実力をつけるために必要な勉強方法や、役に立つ知識、事例を紹介していきます。
ハイレベルな受験生を教え始めて数回目で、生徒さんがこのセリフをいうことがあります。これはもっと伸びるためにと…
自分の未熟さを直視できるか、できないか 前回の記事(『医学部や国公立を目指して浪人を決めた人へ』)で、新浪人…
基礎の徹底を 浪人を決めた人、決まってしまった人は、今後通う予備校や勉強の仕方について考え、すでに実行に移し…
第一希望の学部から合格をもらえずに別の学部や学科へ進学する人は文系理系問わずいますが、医学部というのは職業訓…
ここ数年で生徒の机から消えたものがあります。辞書です。紙辞書はとっくに全滅していますから(私のうちでは生き延…
本試験会場での模試で大失敗したのが成功の元〜ある浪人生の大冒険
地方出身者を惑わす首都圏交通網 私大医学部の後期入試も残りわずかとなりました。前期の繰上げ待ちや後期の二次試…
2月が終わると塾の生徒さんたちの動きはさまざまです。私大医学部の逆転大合格を勝ち取って新生活の準備に入った人…
昨日は冷たい雨の中(東京)、国公立大学の入試が始まりました。電車の大幅な遅延などはなかったようでよかったです…
国公立大入試が迫ってきました。大部分が記述式問題ですから、英文和訳と和文英訳は当然多くの大学で出題されます。…
「ムダ」と思った時点で戦線離脱 私大医学部は今日の慶應で前期入試が終了し、約1週間後から後期日程が始まります…
私大医学部の前期入試がほぼ終了したこの時期、まだ嬉しいお知らせを手にできていない受験生は、後期を最後まで受け…
共通テストから4週間が経ち、国公立大学入試まで約2週間となりました。合間合間に私立大の入試が入るので実際には…
「試験中に、キター!って」 昨日の聖マリで私大医学部中盤戦または前期が終了した人も多いと思います。まだ慈恵と…
先日、医学部受験生と過去問の長文を読んでいました。コロナ禍に関する文章がすでに「頻出」といえるほどになってい…
今日は大学受験のお話はお休みです。昨日と今日は都内の私立中学の受験ラッシュですね。大学受験は長丁場で大変です…
頭は振り返り、気持ちは前を向く 医学部入試が始まり、あっという間に序盤戦が終了というところですね。先週は3日…
一昨日と昨日は首都圏(関東圏)の私大医学部の試験がなかったので、出講先の塾が活況でした。終了した国際医療福祉…
直前期や入試期間というのはかなり長く、その間、正しい努力を続けるべきだと前々回と前回の記事で書きました。では…
「入試期間中も伸びる」……可能性があります。 塾や予備校で、受験生を励まそうとしてだと思いますが、よく言われ…
この時期に勉強の仕方を変えるのは危険 共通テストも終わり、私大医学部入試は今日から始まります。医学部以外の受…
模試は本番のつもりで、本番は模試のつもりで 今日と明日は共通テストです。入試本番というのは緊張してしまうもの…
本気を出すのは二つに絞ってから 共通テストは、英語が4択問題中心なのに対し、国語は配点の大きな読解問題を中心…
今週末は共通テストです。センター試験よりもさらに多くの英文を同じ時間で読まなければなりません。共通テストに続…
今年はとりわけ私大医学部受験生が多く、今はみんな一生懸命過去問演習をしています。この生徒さんなら正答できるは…
元日からの大災害で暗いお正月となりました。遠く離れた東京でも長周期の嫌な揺れが長く続きました。被災したり動揺…
「お正月どころではない!」という受験生もいるかもしれませんが、今日くらいは勉強は少なめにして気分転換してみて…
今年の元日にホームページとブログを始めましたので、今日でちょうど一年目が終わります。読んでくださっている皆様…
試される精神力 かつてはセンター試験後から約二週間のうちに過密日程で行われるものというイメージのあった私大医…
「東京流通センター」と「パシフィコ横浜」ってどこ? 『私大医学部試験会場の変更』でもお伝えしましたが、「医学…
「難しい」という思い込みが難しくさせる 私に言えるのは英語に関してだけですが、医学部の入試問題はけっこう簡単…
先日、現役受験生が目を丸くして、「最近一週間が経つのがものすごく速くて、本当にあっという間なんです」と、終わ…
ひとかたまり、ひと息で 英語の構文を覚えるときに、目で文字を眺めているだけではなかなか記憶に残りません。声に…
文法問題の解説をする際に、生徒さんにその答えを選んだ理由をきくと、「別に」とか「何となく」とか、謎の発言が飛…
「失敗は成功のもと」に、自分でする 昨日は推薦合格・一次合格の嬉しいお知らせをしましたが、そうは言っても、な…
総合入試やら学校推薦やら、地域枠に帰国枠にと、さまざまな医学部の年内入試を、とりあえず「推薦」という言葉でひ…
受験票の写真うつりを気にする😅 もう随分前のことですが、伺っていたお宅でお母様が苦笑いをしながらこんなお話を…
過去問に手をつけ始めた受験生も多いことでしょう。文章によっては単語帳に載っていないような難しい単語が混じって…
昼間の東京はとても暖かいですが、もうしっかり12月ですね。現役受験生は学校の期末テスト、事実上高校最後の定期…
私大医学部の推薦対策で英文英語要約に取り組んだ生徒さんのお話です。授業回数は2回だけでしたので、2〜3本かけ…
「やっぱりこっちかも」の危険な誘惑 先日、ある私大医学部の推薦入試を終えた生徒さんと復習をしていると、「これ…
「古文も教えたいなぁ〜」なんて書いたら(「『古文=古典文法』ではない」)、先日、古文の授業をする機会に恵まれま…
眠くても死に物狂いで起きる 前回の続きです。夜早く寝たり不眠軽減の努力をしても、冬の朝は眠いものです。音の大…
時間がきたら強制終了 寒い日が増えてきて、朝、布団から出るのがますます億劫になってきますね。どうしても夜型に…
「勉強は自分でするもの」 個人指導はその人その人のペースメーカーでもあるので、特に初めのうちは範囲や量に気を…
先日、某医学部の推薦入試を受けた生徒さんがいます。自己採点の結果はほぼ事前の演習通りでした。結果はまだなので…
先日の駿台東大実戦模試で出題された自由英作文のお題は、「趣味、勉強、食べ物など、なんであれ自分が大好きな物事…
模試などの生徒さんたちの解答を見ていると、和訳で点が取れていない人というのがいくつかのパターンに分かれている…
受験生といえば、肩こり。もともと肩こりだった人はもっとひどく、もともと肩こり知らずだった筋肉質の男子生徒でも…
この土日は駿台の東大実戦模試でしたね。受験された方は二日にわたってお疲れ様でした。(でも河合塾の一日詰め込み…
11月も半ばにさしかかり、推薦だ、総合入試だ、共通テスト対策だと、受験生の皆さんはそれぞれとても忙しくなって…
英語は暗号ではなく「言葉」 文法の穴埋め問題で、自信を持って即答したのに答えが間違っていてびっくりしたという…
昨日の続きです。医学部出願書類を、まずは自分で書いてみて次に添削を受けたけれど、どうも納得がいかないという場…
この季節になると、英語や小論文などの学科の授業以外にも、推薦や総合入試の出願書類の添削を頼まれることがよくあ…
先日、昭和大学医学部が2021年度入試から試験科目に国語を加え、数学・国語を選べるようになったということを書…
五反田TOCは国際医療福祉、獨協、藤田 私は行ったことがないのですが、「五反田TOC」といえば、以前から多く…
このブログで何度も書いていることですが、医学部や東大を目指す受験生であっても、中学1・2年で学習したはずの内…
先日、ある医学部受験生に英語の個別指導をしました。集団授業を受けているのですが、そこで毎回演習する長文の、特…
昨夜は大変な豪雨(雹も?)に遭ってびっくりしました。が、全般的にいい季節になりました。素晴らしい天気が続いて…
英文法のよくある4択問題などの場合、「どうしてその答えを選んだの?」と質問することがあります。すると、「なん…
先日の河合の第3回全統記述模試を受けた生徒さんから長文について報告を受けたのですが、その時は問題冊子がなくて…
ひとつの英単語から世界は広がる④ 「Donkey」をめぐるお話の最終回です。 「ピカソはスペイン人だから、『ド…
ひとつの英単語から世界は広がる③ 再び「Donkey」をめぐるお話の続きです。(「ドンキーコングの威力〜ロバの…
ひとつの英単語から世界は広がる② 「Donkey」をめぐるお話の続きです。 「Donkey =ゴリラ」説が崩れ…
ひとつの英単語から世界は広がる 英語長文を読んでいると「donkey」という単語は比較的よく出てきます。面白…
塾に不安を煽られないで ついこの間まで暑い暑いと言っていたのに、もう冬季講習の申し込みが始まっていますね。今…
必ず原稿用紙を使って 面倒がらずに手を動かすというのは勉強の基本ですが、小論文はその最たるものだと言えます。…
試験の時、周りの鉛筆の音が響く中で自分だけ(本当は「だけ」ではないのに、そう思える)が手を動かさずにじっと考…
秋の模試シーズンとなりました。その日丸一日が潰れて、気力体力ともに消耗するので、受験生には厳しい季節です。人…
習慣の力を利用する 朝起きて初めに勉強に取りかかる時や、長めの休憩や食事の後に勉強に戻る時、やる気が出なくて…
「バカな質問」こそが解決の糸口 個別指導をしていると、あとになって生徒さん自身が恥ずかしがるような「バカな質…
医学部予備校の中には、「小論文はとにかくこう書け!」と言うような、かなり乱暴な教え方をするところもあるようで…
中学生よ、よく遊び、ちょっと学べ ようやく気温も湿度も下がってきました。文化祭や体育祭の季節ですね。実行委員…
たまに、英語の長文問題集を繰り返し解いた方が良いかと聞かれることがありますが、この質問はきちんとした勉強をし…
「コスパが悪い」問題 昨日書いた並べ替え問題ほどではないですがよく出題されるのが、英文の間違い探し問題です。…
私大医学部でも(旧センター試験でも)よく見かけるのが語句の並べ替え問題です。東大二次でも長文の中で出題されま…
受験生、それも特に浪人生が、「あーあ、もっと早くからちゃんと勉強しとけばよかったなぁ〜」というため息のような…
選択式問題の怖さと記述式問題の優しさについて書いてきましたが、記述式の究極形態と言えるのが自由英作文です。テ…
昨日の続きです。どんなに惜しくても部分点のない選択式問題と違って、記述式問題は記述量が多ければその分だけ部分…
昨日の模試の記事でもチラリと触れましたが、選択式問題には部分点がありません。にもかかわらず、世の中には、選択…
国公立大学志望の人をはじめ昨日行われた駿台の全国模試を受けた人も多いと思います。お疲れ様でした。私はまだ問題…
昨日の「眠れない」というお悩みとは正反対の、「無限に眠り続ける」というお悩みの人もいます。体力や食欲などと同…
浪人生の生活の大部分は勉強に費やされます。それを可能にしているのは健康です。その健康を支えているのは毎日の睡…
長い方がかえって覚えやすく、使いやすい 英語の単語を覚えるときに、その単語の意味だけ覚えて安心していませんか…
赤本あるあるなのか、医学部あるあるなのかわかりませんが、国立や早慶では感じないのに、私大医学部の赤本では英語…
英語の出題が変わった 昨日の続きです。2021年度入試で国語が追加される前年の2020年度入試の英語で、すで…
数学にかえて国語での受験が可能に 少し古い話ではあるのですが当時まだこのブログをやっていなかったので改めて書…
入試制度も時と共に変わっていきます。東大をはじめ多くの国立大学の後期試験がなくなった時も驚きましたが、気がつ…
近くて遠い心理学と医学 昨日の続きです。心理学と医学の間で進路変更をする場合の困難は、それぞれの入試科目にあ…
遠くて近い心理学と医学 浪人生や再受験生で、医学部から心理学科へ、また逆に心理学から医学部へと志望を切り替え…
最近はテレビやYouTubeで海外のスポーツイベントの映像をたくさん見られるようになりました。生徒さんたちも…
もう何年も前ですが、〇〇塾の入塾試験に合格するために、集中授業をしてほしいという依頼が、当時の出講先を通じて…
金字塔は『あさきゆめみし』 古文の世界を楽しむのに何と言っても近道なのは、現代語で、しかもマンガで読むことだ…
私の生徒さんたちは今現在はたまたま全員が英語を受講なさっているのですが、私は天邪鬼なのか、最近「古文を教えた…
よく、「勉強のできる人は字も上手だ」とか、「字の下手な人は学力も低い」とか、耳にすることがあり、ずっと気にな…
記述模試で自分では正しく書いたつもりの綴りが減点対象になっていたことはありませんか? 中学に入りたての頃と違…
治り切るまでとにかく休む。勉強はしない! 8月中旬くらいからでしょうか、生徒さんたちや、その所属する予備校な…
学校の勉強をしっかりと 昨日は受験生に向けて書きましたが、まだ受験学年でない中高生は、行事が多くて忙しく長い…
淡々と進み続ける 高3生は学校が再開し、浪人生は塾や予備校の通常授業に戻ったところでしょう。2学期は、人によ…
8月最終日でもこの暑さ! 夜も、私は相変わらず暑く感じるのですが、もう虫が鳴いていますね。温度とは関係なく鳴…
昨日の続きです。夏休みの宿題でなくても、「ウチの子は年のわりに幼いから」と、高校生の子供の勉強にそこまで世話…
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ハイレベルな受験生を教え始めて数回目で、生徒さんがこのセリフをいうことがあります。これはもっと伸びるためにと…
自分の未熟さを直視できるか、できないか 前回の記事(『医学部や国公立を目指して浪人を決めた人へ』)で、新浪人…
基礎の徹底を 浪人を決めた人、決まってしまった人は、今後通う予備校や勉強の仕方について考え、すでに実行に移し…
第一希望の学部から合格をもらえずに別の学部や学科へ進学する人は文系理系問わずいますが、医学部というのは職業訓…
ここ数年で生徒の机から消えたものがあります。辞書です。紙辞書はとっくに全滅していますから(私のうちでは生き延…
地方出身者を惑わす首都圏交通網 私大医学部の後期入試も残りわずかとなりました。前期の繰上げ待ちや後期の二次試…
2月が終わると塾の生徒さんたちの動きはさまざまです。私大医学部の逆転大合格を勝ち取って新生活の準備に入った人…
昨日は冷たい雨の中(東京)、国公立大学の入試が始まりました。電車の大幅な遅延などはなかったようでよかったです…
国公立大入試が迫ってきました。大部分が記述式問題ですから、英文和訳と和文英訳は当然多くの大学で出題されます。…
「ムダ」と思った時点で戦線離脱 私大医学部は今日の慶應で前期入試が終了し、約1週間後から後期日程が始まります…
私大医学部の前期入試がほぼ終了したこの時期、まだ嬉しいお知らせを手にできていない受験生は、後期を最後まで受け…
共通テストから4週間が経ち、国公立大学入試まで約2週間となりました。合間合間に私立大の入試が入るので実際には…
「試験中に、キター!って」 昨日の聖マリで私大医学部中盤戦または前期が終了した人も多いと思います。まだ慈恵と…
先日、医学部受験生と過去問の長文を読んでいました。コロナ禍に関する文章がすでに「頻出」といえるほどになってい…
今日は大学受験のお話はお休みです。昨日と今日は都内の私立中学の受験ラッシュですね。大学受験は長丁場で大変です…
頭は振り返り、気持ちは前を向く 医学部入試が始まり、あっという間に序盤戦が終了というところですね。先週は3日…
一昨日と昨日は首都圏(関東圏)の私大医学部の試験がなかったので、出講先の塾が活況でした。終了した国際医療福祉…
直前期や入試期間というのはかなり長く、その間、正しい努力を続けるべきだと前々回と前回の記事で書きました。では…
「入試期間中も伸びる」……可能性があります。 塾や予備校で、受験生を励まそうとしてだと思いますが、よく言われ…
この時期に勉強の仕方を変えるのは危険 共通テストも終わり、私大医学部入試は今日から始まります。医学部以外の受…
先日、医学部合格を知らせてくださった昔の生徒さんは、高校ではあまり熱心に英語の勉強をしなかったそうですが、受…
数年前まで英語をお教えしていた生徒さんとお母様から、医学部に合格したという嬉しいお知らせをいただきました! …
人間万事塞翁が馬 医学部を目指して頑張ったけれど夢が叶わず、今春、他の学部へ進学を決めた方もいると思います。…
「受験」というと「勉強」ができればいいのだろう、だったらなるべく「勉強」に専念できるように、それ以外の様々な…
多くの大学受験生徒その保護者の方々と関わってきましたが、最近増えてきたのはまるで中学受験のように子供の勉強や…
新高3生はやる気いっぱいで春季講習に通う(すでに通っている)人も多いことでしょう。今までよりも多めに講習をと…
大切なのは「伸び代」 昨日の記事の "手応え" について、もう少し補足です。自分が伸びているかどうか、合格に届きそうかどうかを判断するとき、模試の結果を見るのは当然なのですが、実は偏差値として数値化できるものは、その模試での成績に過ぎず、伸び代ではありません。経験のある個別指導講師の場合は普段の授業でのやりとりから伸び代を判断できるので、もし結果は参考にする程度ですが、ご家庭やご本人は模試の数値に縛られてしまいがちです。ただ、受験生ご本人は、"手応え" のある・なし
浪人が決まって塾・予備校選びをしている人も多いかと思います。行きたい大学に受からなかったからとにかくあと1年勉強しようという曖昧な考えで、なんとなく塾を決めて今まで通りに勉強するというのは危険です。ぜひ、今こそ一度、今回の受験をしっかり振り返って見てください。最後の模試から時間も経っているので、"数値" はアテになりません。自分にしか感じることのできない "手応え" に注目して見てください。合格はできなかったけれど、それまでの模試や過去問よりも本試では「できた」という感覚
「親が医者だから……」は封印しよう 私大医学部受験生の中には、親御さんや親戚が医師であったり、病院やクリニックの経営をされていたりして、小さい頃から半ば "自動的" に医学部に進むように路線を引かれてきたという人も多いです。それはとても恵まれた環境である一方で、医師になりたいという自発的な希望や、そのためになんとしても頑張って合格するんだという覚悟を持ちにくいというマイナス面も少なからずあります。しかも現在の医学部は、親御さんたちが受験生だった時代と比べて異常とも言
私大医学部の指定校推薦をねらう人へ 推薦のために学校の試験でもよい成績を取らなければいけない場合、もともと入試科目に入っている英語はよいとして、古文・漢文や社会はなかなか厄介ですね。特に大学附属の女子校の場合は国語教育に力を入れているところも多いので、前日の付け焼き刃の暗記では太刀打ちできません。これを解決するのが「音読」です。 入試と違って定期試験はあらかじめ範囲がわかっているので、音読の効果も直接的です。出題される古文・漢文の内容自体や、文法・句法を理解
「わからないこと」が自分にハッキリわかる 英語の音読の効用の一つに黙読よりもゴマカシが効かないということがあります。ある単語が出てきた時に、「意味はわかるんだけど、発音はどうだったっけ?」と思うことがありませんか? 音読の場合、そこで止まるか曖昧な発音でゴマカすかなので、「自分はこの単語の発音がわからない」とハッキリ自覚され、調べたり聞いたりして覚え直すきっかけになります。文章レベルでも、「途中から何が何だかわからなくなった」という部分が自分にわかりますから、その部
英語や古文・漢文の学習で最も基本的で、楽で、効率的なのは、ズバリ音読です。ところが音読指導をする場合、「音読なんて恥ずかしくて(めんどくさくて)やったことがない」という人よりも、「音読ならよくやってます」という人の方が注意が必要なのですね。ご本人はやっているつもりなので「やっています」と言い、こちらも「そうか、やっているならOK」とスルーしそうになりますが、もう一歩突っ込んで聞いてみると、「長文を読むときに最初に一回音読します」なんて言われてびっくりします。それは単に一回
単語やトピックの深掘りで志望分野につなげる 昨日は英語と世界史をつなげる授業について書きましたが、英語から知識を広げていくことのメリットは医学部を目指す人の方が大きいかもしれません。学校や医学部受験塾では小論文や面接の対策をしてくれるところも多いですが、そのための時間を定期的に割くのはなかなか難しいですから、普段の英語の勉強の中で医系トピックに触れていくことができれば一石二鳥というものです。 ある生徒さんに英語長文を教えていた時のこと。"maternity
講師の知識が生徒に影響する 英語の長文問題集は収録している文章の出典を載せていないことも多く、内容に興味を持っても元の作品を(翻訳でも)探して全体を楽しむことができないのは残念なことです。それでも読書好きの講師なら元の作品がわかって、教科をまたぐ説明によって生徒にさまざまな知識をつける手助けができることがあります。英文だけなら大学生家庭教師でも説明できるけれど… ある時、大学生の先生にも英語を見てもらっていた生徒さんが、「こないだ変な長文があって、小
時事知識が直接に出来を左右するのが現代文だとすると、間接的に左右するのが小論文です。特に近年の医学部の小論文は予備校での対策が取りにくいように工夫が凝らされている変わった出題が多いです。東海や順天堂はその最たるものでしょう。出題としてはオーソドックスな慈恵は、その字数の多さのために、論を支える知識がないと対応が難しいです。 例えば順天の「写真を見て感じることを書きなさい」という指示に、ただつらつらとああも感じた、こうも感じたとか、思い出話を語ったとしても得点は期待
現代文と幅広い知識の関係 昨日と一昨日の続きです。英語長文以上に知識、特に時事的な知識がダイレクトに読解に影響するのは国語の現代文でしょう。入試問題の中核をなす評論や論説文というのは、たいてい現代社会のあり方に対する批判的な視点から書かれているからです。 桐原書店の『上級現代文』の中のどれかだったと思うのですが、「現代資本主義の行き詰まり」について論じた文の中で、「選挙結果は投票終了時に実際には出ているのに、結果が判明するまで選挙戦が続いているような "錯覚
英語長文と幅広い知識の関係 ② 昨日はNYのセントラルパークを話題にしましたが、英語を読む際に助けとなるのは英語圏の国についての知識とは限りません。今日も実際の具体例を挙げて説明します。2年くらい前の大手予備校の東大模試だったと記憶しているのですが、第5問の長文の冒頭に日本神話が(もちろん英語で)紹介されていました。英語の旅行ガイドブックを引用した形で、続いて来日するオーストラリア人のお話が地の文として始まります。神話はイザナギ・イザナミによる国生みで、「オ
英語長文と幅広い知識の関係 ① 勉強すれば勉強ができるようになるのでしょうか? 英語でも国語でも小論文でも、それぞれの教科の勉強をすれば、その分だけできるようになるのでしょうか? これは「条件付き」でYESです。その条件とは、一般的な幅広い知識(つまり常識)や、さらに言えば教養があることです。少し具体的に説明したいので、今日から何回かに分けてお伝えしていきます。 女子医大の英語の問題は、すべて英語で、図やグラフ、地図、会話文が多用されるなどの特徴がありますが
今日は東京大学の合格発表です。コロナ禍以降はWEB発表のみになり、本郷キャンパスでの掲示は今年もないようです。合格発表は、大勢の中でたくさんの受験番号が印刷された掲示板を見上げるスタイルから、自室でこっそり画面を覗き込むスタイルにすっかり変わったようです。といっても、インターネット発表が行われるようになったのはもうずいぶん前からで、私の以前の生徒さんたちも、正午にネットで見て、数分後に合格メールをくれるという方が多かったです。 以前は、テレビで本郷キャンパスでの合
春休みにやってほしい中学英語の復習ですが、忘れてならないのは不規則変化動詞です。難しい単語ではなく、どの中学の教科書にも載っているレベルのものです。医学部受験生でも東大などの国公立志望者でも不規則変化動詞のチェックをしてみると、結構ボロボロです。"sit", "come", "run", "fall" など確信を持って変化させられますか? つづり、発音も正しくできなければいけません。 過去分詞形などは完了形、受動態、仮定法とあちこちで出てきます。難しい仮定法の規則