chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ハタさん
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2022/11/30

arrow_drop_down
  • パワハラをする人は、自分を被害者だと思っている。

    今回の記事は、心理学的分析ではありません。経験です。 私は、退職する前10年以上、何人もの職場内ではかなり有名な問題職員と一緒に仕事をしてきました。そういう人事については言いたいこともありますが、今回は置いておきます。 話を戻しますが、問題職員のほとんどは、「すぐ切れる」「機嫌が悪くなって周囲に気を遣わせる」「威圧的な態度や言動をとる」という人でした。 そういう人と1対1の面談や会話で強く感じたのは、自分がパワハラをしているという自覚が全くと言っていいほどない、ということでした。 反対に、自分がそういう態度を取るのには、十分な理由や事情があるのだと強く主張していました。初めは、「そういう考えの…

  • 前の職場に見切りをつけて退職、今までにやってきたこととこれからの課題 ~退職後の生活(途中経過)~

    去年7月に退職して、本当の働かないおじさんになってから、約半年が経過しました。 これまでやってきたのは、一言で言えば生活を立て直すこと。 まず最初の1か月は、とにかく休みました。在職中は激務でしたので、想像以上に疲れがたまっていました。8月は暑かったですし、規則正しい生活は維持しながらも、家にいました。 それからは、次第に生活のパターンを作り、週に2~3度はランニング、テニスなどの運動をするようにしつつ、概ね1~2週間に1度生活が潤うような予定、例えば美術館、博物館に行く、友人と一緒に過ごすなどの予定をいれるようにしました。 同時に、生活環境の見直しをしました。 一つは、居心地のよい家に作り替…

  • 直立二足歩行は一夫一妻制に適合している?~更科功「美しい生物学講義」~

    文系人間の私ですが、時々、理系の本も読みます。 アウストラロピテクスが直立二足歩行をし始めて、人類は武器を手にすることができるようになった。だから、人類は生存競争を勝ち残ってきた。 そう言われると、なるほどそうかと納得してしまう文系人間ですが、これは違うそうです! 更科功さんの書かれた「美しい生物学講義」によると・・・。 当時の化石には頭蓋骨が陥没しているものがあり、これが武器によるものとされていたこともあり、この頃から人間が武器を手にしていたと考えられたのですが、最近の研究で、それは武器によるものではなく自然界で怪我をしただけの可能性が高く、さらに武器の使用はそれからかなりの年月が経ってはじ…

  • ひっ迫を繰り返す医療現場は日本社会の縮図だと思う。

    数日前に、救急隊員が居眠りをして救急車が事故というニュースがありました。17時間連続勤務だそうです。 コロナ確認から3年、何度もコロナの流行があり、その度に医療現場のひっ迫、保健所が回らないなどと言われますが、改善されない。救急車の事故も、その延長上にあります。 エッセンシャルワークと言われる病院などで、こういう状況です。それ以外の組織でも、特に問題として表面化しないだけで、仕事が普通に回らないのは同様だと思われます。 日本の組織のダメな点ですね。 何度経験しても学ばない。遡れば、太平洋戦争の頃から全然変わってないのではないでしょうか? 私のいた組織(国の組織です)もそうでした。 何度も同じ間…

  • 激しいストレスで苦しい時の精神的な対処法~考え続けないこと~

    仕事をしていた頃、人間関係や押し付けられた仕事について考え出したら止まらなくなって眠れなくなることが、よくありました。眠れないと体力も削られて、やがては精神的に参ってしまいます。 そういう時にどうしたらいいか。 今では、自分なりの一つの方法があります。 まず、人間はいろいろなものを見たり聞いたりして、「嫌だな」とか「苦手だな」というマイナスの感情が湧くことがあります。 こういう感情は自分の意思で制御することはできません。 外界の刺激に対する人間の自然な反応だからです。 外界の刺激に対する感情は、そのままほおっておくしかない。 問題は、感情が湧いた後、人はそれについて考えることです。 「なぜ自分…

  • 足るを知ることが、幸せな人生につながる。~塵芥居士「丁寧な暮らしをする餓鬼」を読んで~

    「丁寧な暮らしをする餓鬼」(塵芥居士著)という本を、東京国立博物館のミュージアムショップで見つけました。 とても面白いです。 ほろっとさせられるところもあります。 丁寧な暮らしをする餓鬼 (コミックエッセイ) 作者:塵芥居士 KADOKAWA Amazon 「餓鬼」というのは、強欲な人生を送った人が死後、「餓鬼道」というところに生まれ変わった人です。本の挿絵にあるような様子で、痩せていてお腹だけが膨らんでいる飢えた人というのが一般的なイメージです。 普通の餓鬼は、飢えていても食べ物を食べることができず、いつまでも飢えています。 面白いのが、餓鬼にも種類があって、そういう一般的なイメージの餓鬼の…

  • 子育てをした親が考える「異次元の少子化対策」(2)(少子化対策の提言)

    前回、現在の子育て環境の問題点として、 1 体力的な負担が大きすぎる 2 経済的、金銭的な負担が大きい 3 精神的負担が大きく、生活が硬直化する ということを挙げました。 解決法を考えてみたいと思います。 個人的な思い付きのようなものですが、こういうことを考えることで、少子化問題がいかに国の制度の根本に関わっているかがわかると思います。制度の根本問題について議論がされることを願ってやみません。 1 体力的な負担について 子育てをしながら働くというのは、大きな負担がついてまわります。 この負担をどうするのか。従来の生活様式を前提とする限りはこの問題は解決しないと思います。専業主婦を前提とし、実家…

  • 子育てをした親が考える「異次元の少子化対策」(1)(現状の問題点)

    1 異次元の少子化対策の内容(提言) 少子化対策のメニューについては、これから出てくるのだと思いますが、勝手ながら、個人的な提言を書いてみたいと思います。長くなるので2回に分けて記事をアップします。 最終的な結論としては、 1 保育、教育制度を見直す 2 年功序列、終身雇用制度を作り直して、労働力の流動性を高める ということになります。今回はまず現状の問題点から考えたいと思います。 2 少子化をとりまく状況 私は、30年以上公務員として働きながら子供2人を育てました。私が子育てをしていた頃は育児休業制度がやっと整備され始めた時代で、夫婦共働きで「夫婦だけで」子供を育てるという人はまだまだ少ない…

  • 今、東京では長谷川等伯の多くの作品を同時に見ることができる。(東京国立博物館、サントリー美術館)

    長谷川等伯の作品について、観てきました。 今、東京では、東京国立博物館の「松林図屏風」と、京都の智積院の襖絵「楓図」が同時に観られます。確か、もうすぐ終わります。 松林図屏風については毎年正月に東京国立博物館で展示があります。それに加え、今年は六本木のサントリー美術館で「智積院展」が催されていて、その中に長谷川等伯の「楓図」があります。 松林図屏風を観て 東京国立博物館の松林図は、毎年展示されているようですが、必ずしもいつも同じ場所に展示されるとは限りません。 10年以上前に初めて観た時には、大きな部屋で他の作品と一緒に展示されていました。そのときは松林図を目当てに行ったわけではなかったのです…

  • 人と比較することが人を不幸にするか。

    「人と比較することで不幸になる」と、最近よく言われます。 他人が評価の基準になっていて、「他人に比べて自分はだめだ」とか考えていると、結局、自分はどうしたいのかがわからなくなったり、やる気が起きなくなってしまいます。 他方で、いろいろなことを学んだり、仕事をしたりする場面では、他人と比較は成長を促すために不可欠のようにも思われます。 実際どうなのか、考えてみます。 前回のブログにアップした沢木耕太郎さんのルポタージュに出てくるボクサーの話があります。 カシアス内藤というその選手は将来を嘱望されていました。沢木さんの目から見ても、トレーナーの目から見ても才能は天下一品。しかも、トレーナーは世界チ…

  • 作家沢木耕太郎さんが自分の人生に与えた影響の大きさ

    作家の沢木耕太郎さんがNHKのインタビュー番組に出ておられました。(昨日、令和5年1月10日) かっこいいですね。 大昔、大学受験に失敗した時に、予備校で紹介された「敗れざる者たち」を読んで深く感じ入りファンになりました。2度目の受験の前日に「深夜特急」を読み始めたら止まらなくなり、全巻読破。 当然、受験は失敗。 知らない人のために言い添えれば、「深夜特急」は文庫版で全7巻(たしか私が読んだ頃は7巻だったと思うんですが、今は6巻のようですね。)。面白すぎて、惹きこまれて1日で読んでしまいましたが、もうへとへとでした。もちろん作者のせいではありませんが、受験に失敗するはずです。 内容は、インドの…

  • アルコール依存になるところだった。(中島らも「今夜、すべてのバーで」を読んで気づいたこと)

    アルコール依存症になるところだったと、最近気づきました。 振り返ってみると、退職から3~4年前ころから、お酒の飲み方が変わっていました。 当時、職場では6人のチームで仕事をしていましたが、3人は子育て中のお母さん、2人はまだ経験の浅い男性、それと私でした。子育て中の人たちは1時間とか2時間は時間を短縮しての勤務です。 でも、仕事量は6人分なので、できない部分のフォローは全部私に回ってきていて、ものすごい仕事量でした。それに加えて、働き方改革で残業は最小限にしなければならず、仕事の密度も濃くしないと間に合わない。 以前からお酒は嫌いではなく、ほどほどに美味しく飲んでいましたが、そういう環境の中で…

  • 呪術廻戦0と村上春樹さんの小説「7番目の男」

    映画「呪術廻戦0」を見ました。よかったです。 人の暗部をえぐるようなアニメですが、考えさせる作品です。 正しいことばかりを追い求める現代社会で、なんでこういう作品が出てくるんだろうなとも思いました。ジブリがアニメを日本の誇るべき文化へ押し上げた後、更にその文化を広げることに成功しているように思いました。 怖れ、恨み、呪いという人間の負の感情がテーマです。 ただ、道徳や情という正の感情と表裏のものとしつつも、相反するものとは描いていないところがいい。 一人の人間の心には、明るいところもあれば暗いところもある。それを見て見ぬふりをしよう、暗部をどこかに押し込めようとするのが人間の歴史です。現代社会…

  • 人生におけるリスク分散(B・ラッセル幸福論)

    「関心を寄せるものが多ければ多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなる」と哲学者のバートランド・ラッセル(幸福論)は言ったそうです。 そして、幸福はいくつかの要素で構成されているけれども、「成功」というのは幸福の1つの要素に過ぎないから、他の要素を犠牲にするほど成功を追い求めてはいけないという趣旨のことも言っています。 何でも同じだと思いますが、極端に一つのものに絞り込むような態度はよくない。 極端に食べ物を制限するダイエットもそうでしょう。投資をする時に一つの株に全財産をつぎ込むのも危険です。 公務員の世界は、とりわけ一つに絞る傾向が強く、法律でそれが定められていたりします。「職務専念義…

  • 今、投資が勧められているうわべの理由と本来の必要性について

    政府が旗を振って、各自が投資をするように誘導しています。 これって、どういうことでしょうか? メディアでは、年金制度がうまく行かなくなってきて、国民に自助努力を促していると言われます。流行りの自己責任です。 必要性としては、間違ってはいないと思いますが、投資をすべき本質的な理由は、そういうことではありません。 日本やアメリカ、ヨーロッパの西側と言われている国々は、資本主義経済制度を採用しています。 これは会社が競争をして利益を出すことで社会全体としてもうまく行くという考え方に基づいています。根本的なことを言えば、会社を中心に社会全体で利益を出して、その利益で国民が裕福に暮らせていけるようにする…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ハタさんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ハタさんさん
ブログタイトル
スタイルのある生活~早期退職50代男子の試行錯誤~
フォロー
スタイルのある生活~早期退職50代男子の試行錯誤~

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用