危険な難聴とそうでない難聴の見分け方 「耳鳴り・難聴を自力で治す最強辞典」から、JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長 石井正則(まさのり)先生おすすめの方法を抜粋してご紹介します。 危険な難聴とそうでない難聴 耳鳴りの人の9割が難聴を併発 患者さんの中には「耳鳴りはしているが、聞こえは悪くない」という人もいます。私自身の臨床結果と照らしあわせても、耳鳴りを訴えている人の9割には、難聴の症状が見られるといっても過言ではありません。難聴は、聞こえにくくなる「音域」によって分類できます。高い音域が聞こえにくくなる状態を「高音性難聴」、低い音域が聞こえにくくなる常態を「低音性難聴」とい…