https://link.springer.com/article/10.1007/s11897-023-00642-wAntiarrythmictreatment
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都内某病院で中堅医師として働く集中治療医が、徒然なるままに書きます。<br>ご笑覧いただけたら幸いです。<br><br>
https://link.springer.com/article/10.1007/s11897-023-00642-wAntiarrythmictreatment
ICUにもたまに入ってきて、対応含め色々と悩まされる疾患群ですね。https://f6publishing.blob.core.windows.net/67aa2260-d0a4-423c-86f7-3e3cb6eb462c/WJCCM-12-153.pdfAE-ILD
https://www.atsjournals.org/doi/10.1164/rccm.202310-1785OC実際のちゃんとしたRCTは2件のみなので、なんとも言えない。＋fludrocortisone？
https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(23)00471-X/fulltextstroke患者のVAPは予防的CTRXで減少するのか？345例組入VAPは93例内74例が早期VAP(この研究では2日-7日に発生)CTRX群でVAP発生率は減少(23[14%]vs51[32%];hazardratio0·60[95%CI0·38–0·95],p=0·030),耐性菌発生や副作用なしこの研究結果をもとに全例予防抗菌薬、とするには時期尚早。もっとリスク患者を絞るようなバイオマーカー研究が必要。予防
SGLT2阻害薬の処方が増えてくると増えてきますねhttps://journals.lww.com/tjem/fulltext/2024/24010/re_emergence_of_a_forgotten_diabetes_complication_.1.aspx正常血糖ケトアシドーシス
乳酸値が上昇する酸塩基異常としては代謝性アシドーシスが有名ですが、アルカレミアの時も上昇してきます。原因としては解糖系の亢進と、酸素解離曲線の右方偏位があります。https://ccforum.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13054-023-04464-z#Fig1乳酸アルカローシス
最近は抗菌薬は投与期間を短縮する流れがありますが、VAPも然りです。短くてもいいんじゃない？っていう考えをより強くする研究が出ました。https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(23)00418-6/fulltextVAP治療期間
https://journals.lww.com/prsgo/fulltext/2024/01000/practical_review_of_necrotizing_fasciitis_.23.aspx壊死性筋膜炎レビュー
https://link.springer.com/article/10.1007/s40262-023-01213-xfigure参考になる重症患者の薬物動態
https://breathe.ersjournals.com/content/19/4/230134抗菌薬投与期間については二つのRCTODAPEとSLIM◾️ODAPEAMPC/CVA投与期間二週間vs三週間◾️SLIM14-21日vs28-42日間どちらの研究でも短い投与機関の方が合併症少なく、外科的な介入もいらなかったステロイドに関してはSTOPPEtrial市中肺炎合併胸水に対したのデキサメサゾンこちらに関してはステロイド投与の有効性示さず感染合併の胸水にもlessismoreの流れが感染性胸水に対する抗菌薬、ステロイドについて
K:さーて、今日の夜勤もいよいよ終わり。明けはクーラーの効いた部屋で、薄着で寝るぞーウヒヒヒ。Ns：K先生、ERに脳梗塞の患者さんいて、これから血栓回収に行くって連絡来ましたよ。K:えー、せっかく完封できると思ったのにな。血栓回収の患者か。。二次性脳損傷予防に気をつけてっと、、そーいえば血栓回収患者の血圧目標ってどうするんだっけな。。https://neurolrespract.biomedcentral.com/articles/10.1186/s42466-023-00238-8M:おや、K先生。珍しく落ち着いた夜勤だったんだね。血栓回収後の血圧管理か。。一般論から言うと脳卒中患者と血圧の間にはU字の関連があり、高すぎても低すぎても予後を悪化させると言われている[1]。ただこの手の話をするときに、SB...血栓除去後の目標血圧は？
Critical Care Board and Certification ①
ちまちま解いている問題集A35-year-oldfemalepresentstotheemergencydepartmentwithacuteonsetofshortnessofbreathandchestpain.Herpastmedicalhistoryissignificantforhypertension,morbidobesity,anduncontrolledasthmarequiringmultipleadmissionstothehospital.Shewasrecentlyadmittedtotheintensivecareunitfor5daysforanasthmaexacerbation.Physicalexaminationrevealhypotension,tachycardi...CriticalCareBoardandCertification①
現在、ガイドラインでは心停止後、activeな体温マネージメントを72時間行うことを推奨している。しかし、RCTによる裏付けがなされていなかった。そこでやってみたのが、今回のNEJMのRCThttps://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2212528P:院外心停止で意識障害を呈している患者I:デバイスを用いたTTM(36度24時間+37度12時間total36時間)C:デバイスを用いたTTM(36度24時間+37度48時間total72時間)O:compositeoutcome(90日以内のdeathfromanycauseor退院時CPCscore3or4)789名の患者がinclusionされた結果、アウトカムはどちらも有意差なしなんだかなー。本文読まないとコメントしに...72時間
ICUにおける輸液療法に関してのreview 端的にまとまっていて自分は好き。少し読みにくい英語なのはイタリア人が書いたからなのか？PCO2gapに関しても簡単に書かれているので、知識の整理に。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36329266/ICUにおける輸液
登場人物DrM言わずと知れたICU部長。穏和な性格ながら、鋭い臨床洞察力の持ち主。知識の幅も広く、頼れるボスだけど、普段は少し抜けているところもある信頼できる先生。 スタッフリーダーOまじめ一徹。患者さんの把握能力はダントツ。スタッフからの信頼も厚く、腎臓専門医以外に神経集中治療も学んだスペシャリスト。普段は少し抜けている。 スタッフK毎日生きるのに精一杯。上司二人に憧れて赴任してきた。普段から結構抜けている。 スタッフH紅一点。頭の回転が速すぎてついていくのが精一杯。しっかり屋さんで、男三人の雑なところをしっかりカバーしてくれている。笑顔が可愛い。 墨東病院ICU朝の回診です。当直だったレジデントのK先生、疲労困憊の様子ですが、プレゼンしてます。 K:症例は40代男性で、1週間程度で下肢から始まる脱力を...ICUただいま回診中その2
部長M：数多くの専門医を有する無敵の人。頼れる部長だけどたまにせっかち。医長O:人の話をよく聴く。落ち着いていて、患者情報の収集はほぼ完璧、頼れる医長。医員K:人の話をあまり聞かない。落ち着きもない。たまに英語が混じってカッコつける癖がある。上2人とはバランス取れていると思っている研修医N:集中治療医を志す研修医。この時期ありがちなモラトリアムに陥っている ある日の回診 M:さて、次の患者さんだね。プレゼンよろしく。 N:はい、患者さんは76歳の男性で、昨日胸部大動脈瘤に対して弓部置換を実施していて、本日POD1です。朝から鎮静剤を中断し、覚醒を促していますが、自発呼吸の質が悪そうです。抜管したいのですが。。。 O:自発呼吸の評価って難しいですよね。先生が言う通り自発のパターンはあまり良くなさそうですね。...ICUただいま回診中その1
ICUで働いている我々にとって、厄介な敵は沢山います。ん？お局看護師さん？いえいえ、とんでもない。その中の一つが、腫瘍崩壊です。たまにICUに入室しますが、ICUに入室する血液疾患患者の予後の悪さを反映して、tumorlysis自体の予後も悪いのです。以下、Tumorlysissyndrome(TLS)に関してhttps://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/hon.2668↑HematologicalOncologyよりhttps://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmra0904569↑NEJMどちらもサクッとしたreview・oncologicemergencyとしてよく知られている病態である・腫瘍細胞の崩壊に引き続き...腫瘍崩壊症候群ですよ
初めまして私は都内の市中病院で集中治療科として働いている中年男性医師です今回、初めてブログを開設してますなんでか？巷にはたくさんの医療系ブログが溢れています。しかし、集中治療領域に関してのブログって意外なほど少ないんです昨今はコロナの影響もあって膜型人工肺(ECMO)が注目を集め、集中治療ってのがあるんだ、くらいには知られてきていますね集中治療医が足りない！みたいなニュースもありました「集中治療」どんな医学なのか。それを一言で言うのは難しいですが、あえて分かりやすく言うと「集中治療は重症患者の総合診療である」です。頭の先からつま先まで、全ての臓器に関して、集中治療医とほぼ同等に渡り合える知識が必要とされますなんて、かっこいいこと言っても、そんなの無理。って思うわけです。でも、なるべく、その理想に近づけるよ...初めまして
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https://link.springer.com/article/10.1007/s11897-023-00642-wAntiarrythmictreatment
ICUにもたまに入ってきて、対応含め色々と悩まされる疾患群ですね。https://f6publishing.blob.core.windows.net/67aa2260-d0a4-423c-86f7-3e3cb6eb462c/WJCCM-12-153.pdfAE-ILD
https://www.atsjournals.org/doi/10.1164/rccm.202310-1785OC実際のちゃんとしたRCTは2件のみなので、なんとも言えない。＋fludrocortisone？
https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(23)00471-X/fulltextstroke患者のVAPは予防的CTRXで減少するのか？345例組入VAPは93例内74例が早期VAP(この研究では2日-7日に発生)CTRX群でVAP発生率は減少(23[14%]vs51[32%];hazardratio0·60[95%CI0·38–0·95],p=0·030),耐性菌発生や副作用なしこの研究結果をもとに全例予防抗菌薬、とするには時期尚早。もっとリスク患者を絞るようなバイオマーカー研究が必要。予防
SGLT2阻害薬の処方が増えてくると増えてきますねhttps://journals.lww.com/tjem/fulltext/2024/24010/re_emergence_of_a_forgotten_diabetes_complication_.1.aspx正常血糖ケトアシドーシス
乳酸値が上昇する酸塩基異常としては代謝性アシドーシスが有名ですが、アルカレミアの時も上昇してきます。原因としては解糖系の亢進と、酸素解離曲線の右方偏位があります。https://ccforum.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13054-023-04464-z#Fig1乳酸アルカローシス
最近は抗菌薬は投与期間を短縮する流れがありますが、VAPも然りです。短くてもいいんじゃない？っていう考えをより強くする研究が出ました。https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(23)00418-6/fulltextVAP治療期間
https://journals.lww.com/prsgo/fulltext/2024/01000/practical_review_of_necrotizing_fasciitis_.23.aspx壊死性筋膜炎レビュー
https://link.springer.com/article/10.1007/s40262-023-01213-xfigure参考になる重症患者の薬物動態
https://breathe.ersjournals.com/content/19/4/230134抗菌薬投与期間については二つのRCTODAPEとSLIM◾️ODAPEAMPC/CVA投与期間二週間vs三週間◾️SLIM14-21日vs28-42日間どちらの研究でも短い投与機関の方が合併症少なく、外科的な介入もいらなかったステロイドに関してはSTOPPEtrial市中肺炎合併胸水に対したのデキサメサゾンこちらに関してはステロイド投与の有効性示さず感染合併の胸水にもlessismoreの流れが感染性胸水に対する抗菌薬、ステロイドについて
K:さーて、今日の夜勤もいよいよ終わり。明けはクーラーの効いた部屋で、薄着で寝るぞーウヒヒヒ。Ns：K先生、ERに脳梗塞の患者さんいて、これから血栓回収に行くって連絡来ましたよ。K:えー、せっかく完封できると思ったのにな。血栓回収の患者か。。二次性脳損傷予防に気をつけてっと、、そーいえば血栓回収患者の血圧目標ってどうするんだっけな。。https://neurolrespract.biomedcentral.com/articles/10.1186/s42466-023-00238-8M:おや、K先生。珍しく落ち着いた夜勤だったんだね。血栓回収後の血圧管理か。。一般論から言うと脳卒中患者と血圧の間にはU字の関連があり、高すぎても低すぎても予後を悪化させると言われている[1]。ただこの手の話をするときに、SB...血栓除去後の目標血圧は？
ちまちま解いている問題集A35-year-oldfemalepresentstotheemergencydepartmentwithacuteonsetofshortnessofbreathandchestpain.Herpastmedicalhistoryissignificantforhypertension,morbidobesity,anduncontrolledasthmarequiringmultipleadmissionstothehospital.Shewasrecentlyadmittedtotheintensivecareunitfor5daysforanasthmaexacerbation.Physicalexaminationrevealhypotension,tachycardi...CriticalCareBoardandCertification①
現在、ガイドラインでは心停止後、activeな体温マネージメントを72時間行うことを推奨している。しかし、RCTによる裏付けがなされていなかった。そこでやってみたのが、今回のNEJMのRCThttps://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2212528P:院外心停止で意識障害を呈している患者I:デバイスを用いたTTM(36度24時間+37度12時間total36時間)C:デバイスを用いたTTM(36度24時間+37度48時間total72時間)O:compositeoutcome(90日以内のdeathfromanycauseor退院時CPCscore3or4)789名の患者がinclusionされた結果、アウトカムはどちらも有意差なしなんだかなー。本文読まないとコメントしに...72時間
ICUにおける輸液療法に関してのreview 端的にまとまっていて自分は好き。少し読みにくい英語なのはイタリア人が書いたからなのか？PCO2gapに関しても簡単に書かれているので、知識の整理に。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36329266/ICUにおける輸液
登場人物DrM言わずと知れたICU部長。穏和な性格ながら、鋭い臨床洞察力の持ち主。知識の幅も広く、頼れるボスだけど、普段は少し抜けているところもある信頼できる先生。 スタッフリーダーOまじめ一徹。患者さんの把握能力はダントツ。スタッフからの信頼も厚く、腎臓専門医以外に神経集中治療も学んだスペシャリスト。普段は少し抜けている。 スタッフK毎日生きるのに精一杯。上司二人に憧れて赴任してきた。普段から結構抜けている。 スタッフH紅一点。頭の回転が速すぎてついていくのが精一杯。しっかり屋さんで、男三人の雑なところをしっかりカバーしてくれている。笑顔が可愛い。 墨東病院ICU朝の回診です。当直だったレジデントのK先生、疲労困憊の様子ですが、プレゼンしてます。 K:症例は40代男性で、1週間程度で下肢から始まる脱力を...ICUただいま回診中その2
部長M：数多くの専門医を有する無敵の人。頼れる部長だけどたまにせっかち。医長O:人の話をよく聴く。落ち着いていて、患者情報の収集はほぼ完璧、頼れる医長。医員K:人の話をあまり聞かない。落ち着きもない。たまに英語が混じってカッコつける癖がある。上2人とはバランス取れていると思っている研修医N:集中治療医を志す研修医。この時期ありがちなモラトリアムに陥っている ある日の回診 M:さて、次の患者さんだね。プレゼンよろしく。 N:はい、患者さんは76歳の男性で、昨日胸部大動脈瘤に対して弓部置換を実施していて、本日POD1です。朝から鎮静剤を中断し、覚醒を促していますが、自発呼吸の質が悪そうです。抜管したいのですが。。。 O:自発呼吸の評価って難しいですよね。先生が言う通り自発のパターンはあまり良くなさそうですね。...ICUただいま回診中その1
ICUで働いている我々にとって、厄介な敵は沢山います。ん？お局看護師さん？いえいえ、とんでもない。その中の一つが、腫瘍崩壊です。たまにICUに入室しますが、ICUに入室する血液疾患患者の予後の悪さを反映して、tumorlysis自体の予後も悪いのです。以下、Tumorlysissyndrome(TLS)に関してhttps://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/hon.2668↑HematologicalOncologyよりhttps://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmra0904569↑NEJMどちらもサクッとしたreview・oncologicemergencyとしてよく知られている病態である・腫瘍細胞の崩壊に引き続き...腫瘍崩壊症候群ですよ
初めまして私は都内の市中病院で集中治療科として働いている中年男性医師です今回、初めてブログを開設してますなんでか？巷にはたくさんの医療系ブログが溢れています。しかし、集中治療領域に関してのブログって意外なほど少ないんです昨今はコロナの影響もあって膜型人工肺(ECMO)が注目を集め、集中治療ってのがあるんだ、くらいには知られてきていますね集中治療医が足りない！みたいなニュースもありました「集中治療」どんな医学なのか。それを一言で言うのは難しいですが、あえて分かりやすく言うと「集中治療は重症患者の総合診療である」です。頭の先からつま先まで、全ての臓器に関して、集中治療医とほぼ同等に渡り合える知識が必要とされますなんて、かっこいいこと言っても、そんなの無理。って思うわけです。でも、なるべく、その理想に近づけるよ...初めまして
ちまちま解いている問題集A35-year-oldfemalepresentstotheemergencydepartmentwithacuteonsetofshortnessofbreathandchestpain.Herpastmedicalhistoryissignificantforhypertension,morbidobesity,anduncontrolledasthmarequiringmultipleadmissionstothehospital.Shewasrecentlyadmittedtotheintensivecareunitfor5daysforanasthmaexacerbation.Physicalexaminationrevealhypotension,tachycardi...CriticalCareBoardandCertification①
現在、ガイドラインでは心停止後、activeな体温マネージメントを72時間行うことを推奨している。しかし、RCTによる裏付けがなされていなかった。そこでやってみたのが、今回のNEJMのRCThttps://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2212528P:院外心停止で意識障害を呈している患者I:デバイスを用いたTTM(36度24時間+37度12時間total36時間)C:デバイスを用いたTTM(36度24時間+37度48時間total72時間)O:compositeoutcome(90日以内のdeathfromanycauseor退院時CPCscore3or4)789名の患者がinclusionされた結果、アウトカムはどちらも有意差なしなんだかなー。本文読まないとコメントしに...72時間
ICUにおける輸液療法に関してのreview 端的にまとまっていて自分は好き。少し読みにくい英語なのはイタリア人が書いたからなのか？PCO2gapに関しても簡単に書かれているので、知識の整理に。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36329266/ICUにおける輸液
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部長M：数多くの専門医を有する無敵の人。頼れる部長だけどたまにせっかち。医長O:人の話をよく聴く。落ち着いていて、患者情報の収集はほぼ完璧、頼れる医長。医員K:人の話をあまり聞かない。落ち着きもない。たまに英語が混じってカッコつける癖がある。上2人とはバランス取れていると思っている研修医N:集中治療医を志す研修医。この時期ありがちなモラトリアムに陥っている ある日の回診 M:さて、次の患者さんだね。プレゼンよろしく。 N:はい、患者さんは76歳の男性で、昨日胸部大動脈瘤に対して弓部置換を実施していて、本日POD1です。朝から鎮静剤を中断し、覚醒を促していますが、自発呼吸の質が悪そうです。抜管したいのですが。。。 O:自発呼吸の評価って難しいですよね。先生が言う通り自発のパターンはあまり良くなさそうですね。...ICUただいま回診中その1
ICUで働いている我々にとって、厄介な敵は沢山います。ん？お局看護師さん？いえいえ、とんでもない。その中の一つが、腫瘍崩壊です。たまにICUに入室しますが、ICUに入室する血液疾患患者の予後の悪さを反映して、tumorlysis自体の予後も悪いのです。以下、Tumorlysissyndrome(TLS)に関してhttps://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/hon.2668↑HematologicalOncologyよりhttps://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmra0904569↑NEJMどちらもサクッとしたreview・oncologicemergencyとしてよく知られている病態である・腫瘍細胞の崩壊に引き続き...腫瘍崩壊症候群ですよ
初めまして私は都内の市中病院で集中治療科として働いている中年男性医師です今回、初めてブログを開設してますなんでか？巷にはたくさんの医療系ブログが溢れています。しかし、集中治療領域に関してのブログって意外なほど少ないんです昨今はコロナの影響もあって膜型人工肺(ECMO)が注目を集め、集中治療ってのがあるんだ、くらいには知られてきていますね集中治療医が足りない！みたいなニュースもありました「集中治療」どんな医学なのか。それを一言で言うのは難しいですが、あえて分かりやすく言うと「集中治療は重症患者の総合診療である」です。頭の先からつま先まで、全ての臓器に関して、集中治療医とほぼ同等に渡り合える知識が必要とされますなんて、かっこいいこと言っても、そんなの無理。って思うわけです。でも、なるべく、その理想に近づけるよ...初めまして
