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「●●高校 野球部」甲子園・日本一までの強化・育成プロセス を考える https://note.com/baseballtheory

福島県在住。40年以上野球に様々な形で関わり学んできたことを、「自分が高校野球の監督なら…」という視点でこれからがんばる選手・監督に残す形でまとめます。

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2022/10/04

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  • ★【戦術】戦術選択の考え方(走者が2人・3人のケース)

    ケースに応じた戦術選択 攻撃は相手投手との兼ね合いもあり、常に打って点が取れるとは限りません。しかし、得点を取らなければ勝つことはできません。特に1回負けたら終わりとなるトーナメントでは、相手投手が素晴らしい投球をしていても少ないチャンスで効率良く得点を取ることを考える必要があります。 野球は”間”が多いスポーツのため、その都度次のプレーについて考える時間があります。この時間を有効活用し、現在のケースではどの戦術が有効か?考えて選択することで、得点が取れる・取れない は大きく変わってきます。 出塁・進塁のケースは全部で8通り(アウトカウントでさらに分類すると24通り)あり、それ

  • ★【選手育成】球拾い

    球拾いは練習時グラウンド・グラウンド周辺に行ったボールを拾い集めること を言い、練習の中では日常的にあります。 高校野球界の監督がここまで明かす! 野球技術の極意 amzn.to 1,760円 (2023年10月02日 22:10時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 選手の”取り組む意識”が見える 練習の中で球拾いをするケースは多く、多くの時間を取られます。 このとき、全員が集中して球拾いすれば短時間で終えることができ次の練習に移ることができますが、”誰かがやるだろう…”という気持ちが選

  • ★【戦術】戦術選択の考え方(走者が0人・1人のケース)

    ケースに応じた戦術選択 攻撃は相手投手との兼ね合いもあり、常に打って点が取れるとは限りません。しかし、得点を取らなければ勝つことはできません。特に1回負けたら終わりとなるトーナメントでは、相手投手が素晴らしい投球をしていても少ないチャンスで効率良く得点を取ることを考える必要があります。 野球は”間”が多いスポーツのため、その都度次のプレーについて考える時間があります。この時間を有効活用し、現在のケースではどの戦術が有効か?考えて選択することで、得点が取れる・取れない は大きく変わってきます。 出塁・進塁のケースは全部で8通り(アウトカウントでさらに分類すると24通り)あり、それ

  • ★【守備】カバーリング 走者1塁・内野への打球の場合

    各守備位置の”ほぼ定位置”に打球が飛んだ場合の対応・カバーリングになります。基本は以下図を頭に叩き込み、状況により違う動きをしていきます。 ≪基本の考え方≫ ● ポジションごとの番号と基本守備位置は下図。 1 投手(ピッチャー) 2 捕手(キャッチャー) 3 一塁手(ファースト) 4 二塁手(セカンド) 5 三塁手(サード) 6 遊撃手(ショート) 7 左翼手(レフト) 8 中堅手(センター) 9 右翼手(ライト) ● 打球に対し、野手全員が必ず動く。 何もしないポジションは存在しな

  • ★【選手育成】フォームの確認

    フォームの変化 野球では、投球・打撃・守備・走塁のいずれにおいても"フォーム"がパフォーマンスに重要な役割を担います。 逆に言うと、パフォーマンスがなかなか上がらない選手はフォームに問題があることが多いため、フォームを改善することがパフォーマンスUPへの有効策となります。 毎日繰り返しその動きをしていると、無意識のうちに変わってしまうことがあります。日々の変化は小さなものでも、時間の経過とともに気がつくと大きな変化になっていきます。 どんな選手でも体力・筋力の変化も受けて少しずつフォームは変化していくものなので、フォームがパフォーマンスに影響を及ばすことを理解した上で、”自分のフォ

  • ★【選手育成】"考える力"をつける

    野球は他のスポーツと比べてルールが複雑になっています。また、プレーとプレーの間の”間”が長く常に動いているわけではない(止まっている時間が多い)ため、その時間をどう使うか?がプレーの成否や勝敗に大きな影響を与えます。 直感で動きプレー出来ることも重要ですが、”考える力”を身につけ”間”を使いながら考えてプレーを行なうことができると、プレーの質を高めることができます。また監督の指示を待つだけでなく、自分自身で判断してプレーできるようになります。 普段の練習でも考えて取り組むことで、より早く質が高い技術を身につけることができます。自分で考えて取り組んだことが練習の成果として現れれば、その

  • センバツ高校野球2024

    春のセンバツ 組み合わせ抽選会が昨日あり、トーナメント表が発表されました。 組み合わせ - 第96回選抜高校野球(2024) : 日刊スポーツ 第96回センバツの組み合わせを掲載 - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansport www.nikkansports.com 大会は3/18からになります。高校野球シーズンの最初の大会であり、私も非常に楽しみにしております。 センバツの組み合わせ抽選は、同地区との対戦を出来る限り避けるよう複雑な仕組みに基づいて行われている。 と以前ニュースで見たことがあります。 確かに応援し

  • ★【チーム作り】声を出す・声を掛ける

    野球において「声を出す」というのは「さあいこう!」等活気を出すためであることが多いですが、声を出す重要な意味合いは活気を出すこと以上に 次のプレーを予測し、準備や確認をするための声 になります。 ”声”というよりも”会話”をすることが重要であり、これにより個人・チームとして事前にリスクを認識しそれに対し準備をすることができます。 100%の確認 野球にはミスがつきものなので、そのミスによる傷口を最小限におさえるために 例えば守備であればカバーリングを行ないます。 このとき、”うちに限って(この場面では)ミスはしないだろう…”と油断や慢心をしてしまうといざというとき

  • ★【チーム作り】バッテリー間の意思疎通

    試合の大半でボールを持ってやり取りしているバッテリーは、勝敗に大きな影響を与えるポジションであることは間違いありません。1球のミスが失点に直接つながってしまうこともあります。 そのため試合でのバッテリー間の意思疎通はチームとしてもチーム作りの大きなポイントになります。特に1球1球の”サインの決定”は意思疎通があるか?ないか?で大きく結果が違ってきます。 高校野球界の監督がここまで明かす! 野球技術の極意 amzn.to 1,760円 (2023年08月22日 19:43時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

  • ★【守備】けん制での守備

    けん制は投手だけでなく、ボールを受けて走者にタッチ・アウトにする野手陣の動きが成否に大きく左右します。 チームとしてその動きや考え方・サインを決めて練習を積んでおくことで、大事な試合のいざというシーンで試合の流れを変えるけん制アウトを取ることができる要素になります。 野球のトレーニング理論と実践 守備編 amzn.to 1,760円 (2024年02月15日 18:26時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する けん制時の基本シフト 走者が出た場合は、近くの野手がけん制に対応するシフトになり

  • ★【大会・ゲーム戦略】ベンチ入りメンバー・背番号の決定

    公式戦での”ベンチ入り”は選手にとって大きな目標の一つになるため、決定するためのプロセスを決定するには十分な考慮が必要になります。 何も決定根拠がなければベンチ入りメンバーは監督の主観で決めることになりますが、これはブラックボックスとなる要素が多く(純粋な実力以外の要素が入る可能性)選手に納得できるメンバー組みにするのが難しくなります。出来る限り透明性の高い決定方法を考え、選手が納得できるようにしていきます。 (今回はベンチ入りメンバーを甲子園と同じ20名で考えます) 出来る限り客観的な透明性の高いメンバー選定をするため、選手の能力を出来る限り数値化しそのデータに基づいてメンバ

  • ★【守備】ポジションごとの役割

    守備位置にはそれぞれ番号が付けられており、それを守備番号と言います。 高校野球の場合、守備番号=レギュラーの背番号 となることが多いです。 野球のトレーニング理論と実践 守備編 amzn.to 1,760円 (2024年01月31日 22:47時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 投手(ピッチャー 1) ダイヤモンドの中心位置にあるマウンドから、打者と対峙し捕手へ投球するのが主な役割です。投手が投球しないと試合が始まらないため、試合を主導する役割と言えます。 直球(ストレート)や変化球

  • ★【チーム作り】”個の力”と”チームの力”

    野球はチームスポーツですが、1つ1つのプレーは個別性が高くプレーの成否は”個の力”が握っていることが多いです。 (例) 打席は全員に順番に必ず回ってくる 守備のポジションは決まっており、1人ですべて守ることはできない 個の結集がチームになりますが、個の粒が小さいと集まってもこじんまりとしたチームにしかならないので、いかに個(1人1人)を大きくできるか?ということが重要になります。強いチームになるためには、チームワークと個性の両方の要素が必要です。 限られた時間の中で”個の力”と”チームの力”をバランス良く伸ばすためには、年間スケジュールの中で ”個の力を高め

  • ★【打撃】左投手を打つ

    日本人の場合右利きが多いため、投手は右投手であることが多いです。 左投手は普段対戦が少ないためあまり経験することがないですが、右投手との違いを理解しておくと経験が少なくても慌てずに打撃に向かうことができます。 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2024年01月19日 22:41時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する ボールの軌道が変わる 左投手は、利き腕(ボールを投げる腕)が右投手と違うためボールの軌道が違ってきます。リリースポイントが

  • ★【守備】バントの守備

    バントの守備は、内野にいる野手がボールを処理しますが外野手もカバーリング等の対応を行ないます。基本は以下図を頭に叩き込み、状況により違う動きをしていきます。 ≪基本の考え方≫ ● ポジションごとの番号と基本守備位置は下図。 1 投手(ピッチャー) 2 捕手(キャッチャー) 3 一塁手(ファースト) 4 二塁手(セカンド) 5 三塁手(サード) 6 遊撃手(ショート) 7 左翼手(レフト) 8 中堅手(センター) 9 右翼手(ライト) ● 野手全員が必ず動く。何もしないポジションは存在しない。   &nb

  • ★【守備】フライを捕るか?捕らないか?

    フライの守備はノーバウンドで捕球することでアウトを1つ取ることができますが、状況によりフライに追いついていても捕らない方が良い場合があります。 どんなケースか?頭に入れておくと、いざというときスムーズに動けるようになります。 内野フライ 0アウト・1アウト 走者1塁 上図は遊撃手あたりへの内野フライ この場合、内野フライが上がると 1塁走者 … (フライを捕球をすると思い)1塁へ戻る 打者走者 … (フライを捕球をすると思い) 1塁まで全力で走っていない という判断になることが考えられます。 このとき、意図的にフライを捕らない(落

  • ★【チーム作り】瞬時の判断・行動力を高める

    野球では
、プレーの中で瞬時に判断・即行動する必要があるシーンが多くあります。この時に的確な判断・的確な行動をするためには、試合でいきなり…ではなく事前に準備しておくことがあります。 ◉ 現在の状況を事前確認するクセ付け 試合の中ではプレーとプレーの間に”間”が多くあるのが野球の特徴です。その”間”の時間で現在の状況を確認し、 こうなったら、こうする… という自分が行なうプレー(行動)を想定しておくと、プレーが始まったとき瞬時で動き出すことができます。 ● 点差 ● アウトカウント ● 走者の位置 ● 試合の流れ
 これらの要素を頭に入れ、どこに来る

  • 2024年 「工藤note高校」 の予定

    現在「工藤note高校」という仮想の高校を見立てて、甲子園・日本一を実現するチームを作るためにはどういう育成プロセスが必要か?というシミュレーションを日々まとめております。 野球はさまざまなスポーツの中でもルールの複雑さはトップクラスで、そのため行なうプレーの種類や戦術・考え方も多岐にわたります。 例えば先日はポジショニングの取り方に関しシーン別のパターンを作っておりましたが、”ポジショニング”という一つのテーマでも膨大な情報になり、改めて野球の奥の深さを感じました。 現在は一つ一つテーマをnoteにまとめていく工程を続けておりますが、2024年には大枠全ての項目を網羅し

  • ★【守備】守備位置(ポジショニング)ケース別

    走者がいる際のポジショニングは、基本ポジションは若干変わるところがあり、チーム全体としてケースごとの基本形を把握しておく必要があります。 ただし、同じ走者がいる場面でもイニング・点差・アウトカウント・打者の特徴などにより変わってくるので、実際の試合では基本形にプラスしてこのような条件を基にポジショニングの微調整を行ないます。 基本的な考え方 ● 内野のポジショニングは定位置・中間・前進で考える。 走者がいないときは”定位置” 併殺を狙うときは定位置より少し前の”中間(やや浅め)” 本塁生還を阻止するときは”前進(浅め)” という感じ。 ● 走

  • 【選手育成】将来を見据えて選手を伸ばす

    高校野球の場合その3年間だけを考えた育成をしがちですが、選手にはその先の選択肢(大学・社会人・NPB…)もあるため、将来を踏まえ先を見据えた育成も選手のためには重要な考え方になります。 目先か?将来か? 高校野球は夏の大会を1年間の最終目標として日々の厳しい練習を行ないますが、”目の前の勝利”と”将来の成長”のバランスを考えることも重要な要素です。 高校野球は、大会の年間スケジュールが秋・春・夏の3大会で非常に少ないです。大会と大会・試合と試合の間に時間があるので、その分時間をかけじっくりと練習ができ練習試合も多く組めます。練習試合では、勝負だけでなくさまざまなことを試す機会が取

  • ★【大会・ゲーム戦略】試合前の円陣

    試合前には、チームの団結力や雰囲気が作る方法として円陣を組みます。声出しや掛け声をする人を中心にチームで円を作り、試合に向けた意気込みや気持ちを確認し士気を高めます。 特に高校生は、試合前のモチベーションUPが試合でのパフォーマンスに大きく影響してくるので、より有効な円陣になるよう型(方法)を決めておき毎回その方法で行なうと良いです。 "勝利への儀式”の意味合いが大きい 高校野球の場合、チームメンバー全員で輪になり掛け声を掛けモチベーションやチームの一体感をより強くする重要な”儀式”の意味合いが大きいです。 チームによって個性があって良いところなので、”儀式の方式”の方法は選手内

  • ★【打撃】構え⇒始動(トップ)

    トップをしっかり作ることで ● 投手との間合いが取れる ● ボールを遠くに飛ばせる ● 変化球にスムーズに対応できる ようになります。なんとなく打ちに行くことがないよう、意識してトップはしっかり作るよう打撃フォームを固めていきます。 トップの作り方は人それぞれで良いですが、大きく分類すると3種類あるのでそこから自分に合った(バットを振りやすい)トップの作り方を選びます。 ◉ 打撃 構えからフォロースルーまで一連の流れ (トップ) 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年09月27日

  • ★【打撃】構え⇒始動(テイクバック)

    テイクバックは下半身のステップと同時に行なう上半身の動きで、トップの位置(バットのスイングを開始する位置)を作るものになります。 ◉ 打撃 構えからフォロースルーまで一連の流れ (テイクバック) 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年09月27日 15:44時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する テイクバックの役割

  • ★【打撃】打つ(フォロースルー)

    フォロースルーは打ち終わりの動作ですが、すでにボールはバットから離れていてもしっかり取る必要があります。 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年09月27日 15:44時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 前にバットを投げだすイメージ ”前を大きくする”イメージでフォロースルーを取ると、飛距離が出るフォロースルーとなります。イメージは”前にバットを投げ出す”感じです。 投げ出す方向のイメージはセンター方向です(レフト方向ではな

  • ★【打撃】打つ(インパクト)

    インパクトは、力強くボールを押し込む技術が求められます。 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年09月27日 15:44時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 肘を曲げ、腕に余裕がある状態でインパクト インパクトの瞬間は肘を曲げて余裕がある状態でボールを捉えます。腕が伸びるのは、インパクトの後になります。 インパクトのときに肘を伸ばした状態だと、そのあとは手首を返しフォロースルーに向かうだけとなり強い打球を打てません。 肘を曲

  • ★【打撃】速い球を打つ

    投手が投げる球が速いときに打てない理由は ● タイミングが遅れてしまう ● バットの軌道が合わない この2つが原因となることが多いです。 タイミングが遅れてしまう ボールが通常のときよりも早く打者のところに到達するためタイミングを早めて打ち出す必要があり、それが間に合わず遅れてしまうため打てなくなります。またバットに当たったとしても差し込まれてしまいます。 ”必ず速い球が来る”と事前にわかっていればタイミングを早めるよう準備できますが、試合では投手は速球だけでなく変化球を投げる場合もあるためよりタイミングを合わせる難易度が上がります。 バットの軌道が合っていない 投球が通常

  • ★【チーム作り】練習への取り組み方

    3年間という限られた時間で上達を目指す高校野球において、 日々の練習に取り組む上でどういう姿勢で取り組むべきか? をチームとして共有しておくと、個人の能力を最大限に高めることができ、またチームとしても練習の質を高めることができます。 ◉ 練習の意図を理解して行なう それぞれの練習メニューには”どこを強化する練習か?”意図があるので、それを理解して行なうことで効果に大きな差ができます。 アップ ● ストレッチする体の場所(どこを伸ばすか)を明確にする ダッシュ ● 足が速くする練習(体慣らしではない) ランニング(長距離走) ● 有酸素運動によるの効果を理解し

  • ★【守備】カバーリング 走者なし・外野への打球の場合

    各守備位置の”ほぼ定位置”に打球が飛んだ場合の対応・カバーリングになります。基本は以下図を頭に叩き込み、状況により違う動きをしていきます。 ≪基本の考え方≫ ● ポジションごとの番号と基本守備位置は下図。 1 投手(ピッチャー) 2 捕手(キャッチャー) 3 一塁手(ファースト) 4 二塁手(セカンド) 5 三塁手(サード) 6 遊撃手(ショート) 7 左翼手(レフト) 8 中堅手(センター) 9 右翼手(ライト) ● 野手全員が必ず動く。何もしないポジションは存在しない。    

  • ★【チーム作り】フライの優先権

    野手の間にフライが飛んだときは、声を掛け合い誰がフライを捕るか?を決定します。 ただし、声掛けをしても 両方取りに行きぶつかってしまう・両方譲ってしまう… ことで落球してしまうケースも十分考えられます。 観客が多い球場でなかなか声が通らない環境でも "誰が捕るか?" をスムーズに決定できるように、野手の間に飛んだフライの際は誰が捕るか?事前に”優先”を決めておくとエラー・ミスを減らすことができます。 個々の選手の上手い下手で優先を決めるのではなく、ポジションにより優先を決めチームの決めごととしておきます。 ポジションと番号 図 基本は”打球に近いほう”が捕る 野手の間の打

  • ★【守備】カバーリング 走者なし・内野への打球の場合

    各守備位置の”ほぼ定位置”に打球が飛んだ場合の対応・カバーリングになります。基本は以下図を頭に叩き込み、状況により違う動きをしていきます。 ≪基本の考え方≫ ● ポジションごとの番号と基本守備位置は下図。 1 投手(ピッチャー) 2 捕手(キャッチャー) 3 一塁手(ファースト) 4 二塁手(セカンド) 5 三塁手(サード) 6 遊撃手(ショート) 7 左翼手(レフト) 8 中堅手(センター) 9 右翼手(ライト) ● 打球に対し、野手全員が必ず動く。 何もしないポジションは存在しな

  • ★【戦術】ピンチを切り抜ける

    野球は時間制で行なうスポーツではないため”タイムアップ”はありません。どんなに厳しいピンチでも打者と対峙し、3アウトを捕るまで守備を行なう必要があります。 ピンチを切り抜けるには、まともに相手打者と対峙するだけでなくさまざまな方法で失点を防ぐ対策を取っていく必要があります。 ピンチの場面での判断 ”その打者とは勝負しない”判断 試合展開により”ここは1点も取られたくない!”という状況のとき、次打者が良い打者で普通に勝負すると失点する結果になる可能性が高い場合は、”その打者とは勝負しない”という選択肢(敬遠四球)を取ることも考えられます。 ≪一般的な”1点も取られたくない”状況

  • ★【守備】2塁けん制

    2塁走者へのけん制は、1塁・3塁のように最初から野手がベースについているわけではなく二塁手・遊撃手が連携を取りながらタイミングよく2塁ベースに入りけん制を受けるようになります。 二塁手・遊撃手でけん制をカバーする 試合では、勝負どころで2塁走者をけん制アウトにできると大きく流れを引き寄せることができるため、投手・捕手も含めけん制も練習を行ない準備をしておく必要があります。 仮にけん制でアウトが取れなくても、以降のプレーで2塁走者のリードがこれまでより小さくなることが多く ● 3塁盗塁の確率が下がる(仕掛ける数が減る・盗塁阻止率が上がる) ● 2塁走者が安打で本塁生還しにくくなる(失

  • ★【戦術】クセを見抜かれているとき

    試合では、相手の動きから「これはクセを見抜かれているのでは…」というときがあります。 (例)けん制のクセ・バントのときのクセ・変化球を投げるときのクセ 選手も人間なので、さまざまなプレーを行なう際ついついクセが出てしまうことは多く100%クセをなくすことは不可能です。 相手チームにクセを気づかれた時にどのように対応するか?チーム内で共有しておくと、いざというときに慌てずに済むようになります。 見抜かれたクセが何か?わからない場合 まずは、どのようなクセが見抜かれているか?調べます。 クセを見抜かれた本人が思うように見つけられないことも多いので、チームメイトも一緒に調べいち早

  • ★【選手育成】自己分析・目標設定

    選手としてレベルアップするプロセスの際、”自己分析”と”目標設定”は目指すゴールへの「現在地」と「進行方法」を指し示す重要な工程になります。 新チームをスタート時に自己分析で普段ボヤっと頭にあるようなことでもあらためて考え明文化することで、自分の強み・弱みを明確にします。(オフシーズンスタート時に改めて確認・修正) その上で、自分が目指す選手に向けた目標設定を行ないます。目標を具体的にすればするほどそこへ向けた練習方法も具体的にできるので、日々の練習で「なぜその練習をするのか?」認識した上で取り組むことができ、より早い上達へとつながります。 高校野球界の監督がここまで明かす

  • ★【選手育成】オフシーズンの取り組み方

    秋の大会が終了すると次の大会は来年春の大会になるため、冬のオフシーズン期間に入り実戦的な技術練習よりも肉体強化を目的とした体づくりがベースとなる練習になります。この時期をしっかり体づくりが出来ると、春には別人のような動きができ野球選手としてレベルアップできます。 この時期の頑張りはとても大事なのですが、直近で試合がなく単調な練習・地道な練習が続くためモチベーションを高く持って取り組むことが難しく、 ”自分を追い込める人”と”自分を追い込めない人”とでは大きな差が出てしまいます。 高校野球界の監督がここまで明かす! 野球技術の極意 amzn.to 1,760

  • ★【戦術】攻撃時の戦術判断

    試合で勝利するのためには、相手よりも多くの点を獲得する必要があります。守備で相手を0点に抑えても、点を奪わなければ勝つことはできません。 トーナメント戦は一発勝負のため、何が起こるかわかりません。実力があるチームであっても、1・2点しかリードしていない状態で終盤思わぬミスにより失点をし敗戦するケースはよくあります。 不用意な取りこぼしないよう勝つ確率を高めるためには、取れる点数は確実に取る攻撃力が重要になります。状況に応じ適切な戦術で点数を取りにいくことがポイントです。 効率よく得点を取る方法 単打と長打・連打の確率 相手のミスではなく自力で得点を取るには、3アウト以内に走

  • ★【打撃】得点圏に走者がいるときの打撃

    打者には、 得点圏に走者がいるチャンスのときにヒットが出る打者 (チャンスに強い打者) 得点圏に走者がいるチャンスのときにヒットが出ない打者 (チャンスに弱い打者) がいます。 その違いはなぜ起こるのか?を理解し普段の練習の中でトレーニングできれば、チームとして得点圏に走者がいるときに得点する確率が高い ”試合で強いチーム” にすることができます。 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年11月14日 1

  • ★【打撃】(ストライク)ゾーン別の打撃

    ストライクゾーンは大きく9種類に分類されます。 図は右打者になります。 ストライクゾーンの定義は、打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた 水平のラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限 となります。 この9種類のゾーンにはそれぞれ適切な打ち方があるので、これを頭に置いて練習を行なうと打撃の上達が早くなります。 特に一般的に”打つのが難しい”と言われるのが インコース(内角)・アウトコース(外角)低め になります。ゾーン別の打ち方を習得することで、打つのが難しいゾーンを苦手にしない準備もできるようになります。 高校野球界の監督がここまで明

  • ★【打撃】打球を遠くに飛ばす

    打撃で一番身につけるべき能力は ”打球を遠くに飛ばす能力” になります。 遠くに飛ばす能力は、身長・体重もさることながら"バットの使い方"が重要です。バットを効率よくボールにぶつけることで打球が強くなりボールは遠くに飛びます。 打撃は遠くに飛ばすだけでなく、流し打ち・逆方向に打つ・ゴロを転がす・四球を狙う(球数を投げさせる)・バント… 等チームの勝利に貢献するために必要なこともありますが、最優先は体が小さい選手であっても小技に長けた選手を目指す場合でも”打球を遠くへ飛ばす能力を高めていく”ように考えていきます。 特に高校生の場合、入学時に小さくても3年間で一

  • ★【打撃】打率を上げる

    打率が高い打者になるためには、高い技術力は基本になりますが普段の練習や試合の中で特に意識しておくべきことがあり、そこを理解していることが重要になります。 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年11月09日 18:09時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 普段の練習の中で 自分のヒットコースを理解する 自分がよくヒットを打つ方向を、試合結果や普段の打撃練習の中で把握しておきます。 引っ張ったときか?流したときか?センター方

  • ★【打撃】変化球を打つ

    変化球が打てない理由 変化球が打てない理由は ● タイミングが合っていない ● バットの軌道が合っていない この2つが原因となることが多いです。 タイミングが合っていない 変化球に対しタイミングが取りやすくなるような方法を見つけていきます。 ● 足の上げ方を変える ● 打席の位置を変える ● バスターで打ってみる 自分なりの方法で構いません。 バットの軌道が合っていない 頭が突っ込んでしまいットの軌道が上から下になってしまうため、変化球は落ちてくるのボールとは、バットの軌道がボールの軌道と点でしか当たらない(交わらない)ケースが多いです。 変化球のような落ちてくる

  • ★【打撃】スランプ

    打撃では、これまで調子良く打てたのに突然打てなくなる…(昨日打てたのに今日打てない… 1打席目打てたのに2打席目以降打てない… 等)状況に陥ったりします。一般的にこの状態を「スランプ」と言います。 不調の原因がわからないため何とかしようと打開策を試したくなりますが、試せば試すほど不調が長くなってしまうことが多いので、一旦立ち止まり”なぜ不調なのか?”を考える時間を取ったほうが良い結果になることが多いです。 スランプの大部分は 練習のし過ぎによる”体力の低下” または 練習が結果が伴わないことによる”気力の低下” が原因です。自分のスランプの要因を冷静に判断し、有効な対策を考えていくよ

  • ★【大会・ゲーム戦略】対戦チームのデータ活用

    大会前に、過去の試合・練習試合の記録から自チーム・対戦の可能性があるチームのデータをまとめ、活用し対策を練ります。 トーナメントなので初戦以外の対戦相手は決まっていませんが、可能性があれば記録が残っている高校はデータをまとめます。 データの活用方法 対戦チームの成績データの収集・分析 対戦チームの選手の成績(打撃・投球…)の記録から各選手の強みや弱みを特定、試合でどのように戦っていくか?対策を組みます。 対戦チームの映像分析 対戦チームの試合を撮影し、各選手の能力やチームの戦術を確認し対策を組みます。記録で確認する以上に視覚的に把握できるメリットがあります。 自チームの戦

  • ★【打撃】木製バット・竹製バットで打撃力向上

    高校野球で試合で使うバットは、ほぼ100%金属バットになります。 金属バットは ● 反発力が強く、ボールを遠くに飛ばすことができる ● 芯が広く、多少詰まってもヒットを打つことができる 特徴があります。性能も年々良くなっております。 ただし、高校野球後上のレベルでプレーしようとすると(大学・社会人・プロ)バットは木製バットが使うようになり、これまでのように打てなくなる…という話をよく聞きます。 木製バットの特徴 木製バットは金属バットと比べ ● 反発力が弱く、ボールを遠くに飛ばない ● 芯が狭く、詰まるとヒットを打つのが難しい 特徴があります。普段から金属バットで練習し

  • ★【チーム作り】新チームスタート~秋季大会

    夏の大会が終了すると、新チームがスタートとなります。 当然チームとしての完成度はまだまだで ”これから…” という状態なのですが、早ければ8月下旬から秋の大会がスタートとなります。この大会は、翌年春のセンバツの出場校を選定する重要資料となり、実質ここで優秀な成績を残せばセンバツ出場がほぼ確定することができる大会なので、年間スケジュールの中でも大変重要な大会になります。 新チームをスタートしてまだ戦う姿勢が整っていない状態でも、1・2か月の間に突貫工事で秋の大会を戦い抜けるようチームを仕上げる必要があります。  基本的なスキル向上(打撃・守備・投球・走塁など)は当然ですが、限

  • ★【選手育成】フェアとファール

    「フェア」と「ファール」の判断基準は曖昧に理解している選手が多く、その判断が試合の勝敗を分けることも考えられるため、正確に理解しておくよう確認をしておくことが重要です。 高校野球界の監督がここまで明かす! 野球技術の極意 amzn.to 1,670円 (2023年10月17日 18:11時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する フェアゾーン・ファールゾーン ファールラインは、ホームベースから1塁・3塁に向け外野フェンスまで伸びている2本の線です。この線で囲まれた内側がフェアゾーン、外側がファ

  • ★【戦術】”流れをつかむ・良くする”プレーをする

    流れを ”感じる” ”読む” ”つかむ” 試合では「流れをつかむ」ことは勝つための大きなポイントですが、流れは目に見えるものではないので ”流れを感じ、流れを読む力” が重要になります。 ”流れを感じ、流れを読む力”をつけるには どうすれば流れが良くなるのか? どうすれば流れが悪くなるのか? セオリーを理解しておくことがポイントになります。 試合ではターニングポイントとなる場面が突然訪れることが多いので、いかにアンテナを張り流れの変化を感じ取ることができるか? 変化を感じたときに集中力を高め、自分がすべきことをしっかり行なうことできるか? が重要

  • ★【選手育成】映像を使った動作分析

    投手の投球フォームや打者の打撃フォーム等を撮影しその映像を使って動作分析を行なうことで、より客観的に自分の動きを見て改善につなげることができます。自分のスマートフォン等で撮影してもらうことで、いつでもかんたんに映像をチェックできるようになります。 映像での動作分析の方法は何種類かあるので、必要に応じ適切な方法でチェックを行ないます。 動作分析が必要な理由 自分のプレーを自分でみる機会は少ないため 自分がプレーしている姿を自分で見ることはできないため、映像は自分のプレーを知る貴重な資料となります。 映像で自分のフォームを見ることで”自分の感覚”と”実際のフォーム”の差を理解でき、

  • ★【守備】エラーをした後のメンタルコントロール

    守備がうまい選手でも、必ずエラーすることがあります。 試合でエラーすると”どうしよう…”と動揺してしまいがちですが、そういうときでも切り替えてメンタルを通常に保ち以降のプレーに引きずらないようにするためには、考え方のポイントがあります。 慌てない(傷口を広げない) 例えばゴロを捕球ミスしてしまった際、挽回しようと慌てて暴投をしてしまうケースはよくあります。 通常ゴロエラーは 打者走者がセーフ・走者が1つ進塁 で済むのですが、送球で暴投してしまうとさらに余計な進塁を許してしまう(ダブルエラーの状態)ことになります。ミスを挽回したい気持ちはわかりますが、捕球ミスのときは冷静になり”

  • ★【投手】メンタルを強くし修正能力を高める

    "メンタルが強い(弱い)"というのは、目に見えるものではないですが”選手の特徴”としてプレーに影響を与えます。 メンタルが強い選手が多ければ多いほど試合でチームを好結果に導くことが多くなるので、選手”個々”でなく”チーム”としてメンタルを鍛え強くすることができれば、チームの大きな”武器”になります。 メンタルが与える影響 ”力む” 投手はここ一番の場面で目一杯力をこめ直球を”力んで”投げることが多いですが、大概うまく打者を抑えることは少なく痛打されてしまうケースが多いです。 ”力んで投げると打たれる”根拠としては主に ● 制球が乱れる ● フォームが乱れ回転軸が曲がる ●

  • ★【大会・ゲーム戦略】試合前日までの準備

    試合前日まで準備は、紅白戦・練習試合 と 公式戦では若干変わってきます。ただし、いずれも場合も ”100%の準備で試合に臨む” ことが大前提となります。 戦略で読む高校野球 (集英社新書) amzn.to 1,100円 (2023年10月06日 19:39時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する すべての試合での共通事項 (日々の練習で)無意識でできるプレーを増やす 試合の中ですべての動きを意識して行なうことはほぼ不可能です。状況に応じ最適なプレーを”無意識”でもできるようにすることは試合

  • ★【選手育成】ストライクとボール

    投手にしろ打者にしろ”ストライク・ボール” ”空振り・ファール”に関し理解度があいまいであることが多いので、定期的にその正確な定義を確認しいざというときの判断にミスが生じないよう準備しておきます。 高校野球界の監督がここまで明かす! 野球技術の極意 amzn.to 1,760円 (2023年09月22日 18:08時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する ”ストライク”・”ボール” 投手が投球したボールが、打者のバットに触れずに捕手が捕球(完全捕球でなくてよい)されたとき、球審はストライクゾ

  • ★【打撃】打つ(スイング・インパクト・フォロースルー)

    トップを作ったら、いよいよボールを打つスイングをします。 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年09月27日 15:44時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する スイングの種類 基本は3種類になります。 ● ダウンスイング → バットを上から下に振りおろすスイング ● アッパースイング → 下から上へすくい上げて振るスイング ● レベルスイング → 地面と平行のイメージで打つスイング ダウンスイング (矢印はイメージです) ≪

  • ★【選手育成】基礎練習の徹底

    基礎練習はその内容が地味なものが多く「本当に意味があるのか?」と感じてしまうことも多いです。また、基礎は簡単に身につくものでなく毎日の繰り返しで少しづつ力をつけるものになります。 ”成功したい!”という願望を持っていてもコツコツ毎日の練習に耐えられる心がないと成功への道は開けません。 しかし、基礎は試合で良いプレーをするための土台となりプロ野球の一流選手でも基礎練習に十分な時間を割いて行ないます。 高校野球の場合、特に平日は限られた練習時間になることが多いですがその中でも基礎練習はしっかり取り組むべき事項になります。(むしろ時間がない時ほど基礎に特化した練習が有効) 基礎練習のと

  • ★【打撃】構え⇒始動(ステップ・テイクバック・トップ)

    ステップ 足を上げる ステップのスタート段階となる足を上げるアクションは、投手とのタイミングを取る手段として重要なアクションになります。 足は上げるメリット・デメリット ≪足を上げるメリット≫ 力強い打球を打ち、ボールを強く遠くへ飛ばすために有効です。 ⇒ 足を内側に上げることで下半身がねじれ、スイング始動時に そのねじれが戻り力強いスイングが出来る。 足を上げると軸足に体重を乗るため、その後の体重移動が スムーズにできる。 ≪足を上げるデメリット≫ タイミングが崩れやすくなり、ボールの緩急に対応しにくくなります。 ⇒ 足を上げたとき

  • ★【打撃】素振り

    「素振り」は基本的な打撃練習になります。ボールを打たずにスイングし、自分の打撃フォームをより良いものにするための練習です。 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年08月21日 22:05時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 素振りのメリット 素振りと実戦でのスイングの違いは 素振り … ボールを打たない(スイングのみ) 実践 … ボールを打つ となります。 ボールを打たずにスイングをするメリットは、以下のよう

  • ★【守備】守備からリズムを作る

    野球は”攻撃”と”守備”が交互に入れ替わるスポーツのため、攻撃の時の良い流れ(悪い流れ)がそのあとの守備に影響する…ということはよくあります。(逆も同様) 特に高校野球のテレビを見ているとチーム紹介で ”守備からリズムを作る” というケースが多いですが、これは上記のようなことを踏まえ ”良い流れを守備で作り、それを攻撃に生かす” と言うことになります。 守備でリズムを作る→守備の時間を短くする 一般的に”守備でリズムを作る”というのは、守備の時間を短く終わらせる ことを言います。 短く終わることで、 守備への精神的な負担(肉体的な負担も同様)・頭を使うことを

  • ★【守備】フライの捕球

    相手打者の打球がフライで上がった場合 フライは捕れることが普通 と見られることが多いため、”エラーできない…”という意識で体が思うように動かなくなってしまうこともあります。 フライの打球に対して苦手意識を作らないよう、捕球までの動き方を(内外野問わず)正しく習得しておくことが重要です。 打球を待つ構え 外野手は打球が飛んでくる時間が内野手よりもありますが、守備範囲が広く360度方向に動く必要があるのでスタートが切りやすい中腰の姿勢が良いです。 また(内野手ほどではないですが)打つ瞬間の1歩目が重要なので、そのタイミングの取り方を自分なりに持っておく必要があります。 (例

  • ★【守備】ゴロの捕球

    ゴロを捕る目的は打者走者をアウトにすることで、ゴロの捕球方法は”アウトにするために最も良い捕球方法は何か?”を見つけ実践することになります。 一般的に良い捕球方法は『正面で捕る』・『両手で捕る』と言われますが、状況により片手で捕ったり正面で捕らずに逆シングルで捕ったほうがいい場面があるので、練習ではさまざまな状況を想定して行ないます。 打球を待つ構え 内野手は打球が短い時間で飛んでくるため、投球に合わせて打球に対応できるよう事前に構えておく必要があります。 その構え方は、ポジションによって若干変わってきます。 二塁手・遊撃手 守備範囲が広く360度方向に動く必要があるので、ス

  • ★【守備】ノック

    ノックは守備練習として一番代表的な練習方法になります。 ノッカー(ノックを打つ人)が片手でバット・もう一方の手でボールを持ち、選手に向けて打球(ゴロ・フライ)を打ちます。守備の選手はその打球(ゴロ・フライ)を捕球する・送球する というのがノックの一連の流れになります。 ノックは、実戦に近い感覚で練習ができます。 捕球・送球だけでなく、実践を想定したさまざまなプレー(併殺・中継プレー 等)の練習ができます。 そのためさまざまな打球を対応できるよう練習する必要があり、チームの守備上達のポイントはノッカーが打球の強さ・方向を必要に応じ打ち分ける高い技術を持っていること… になります。

  • ★【投手】コントロールを高める

    正しく投げれば、打球は野手の正面に飛ぶ 試合では、 長打になりそうな会心の打球でも、 ノーバウンドで捕られてしまえばアウト 詰まった打球でも、野手の間に落ちればヒット となります。 このとき、野手はどこに打球が飛ぶか?あらかじめ把握できていれば会心の打球でも捕る確率を高くできます。もし投手が捕手にサイン通りに投げるコントロールがあれば、サインを確認できれば野手はあらかじめ準備(打球の方向を想定)して守ることができ、強い打球でもアウトを取る確率を高めることができます。 これが ”正しく投げれば、打球は野手の正面に飛ぶ” ということです。投手が

  • 第31回 WBSC U-18 ベー...

    第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ 決勝戦で日本が初優勝を飾りました。日本の精度の高い野球が世界トップであることをこのクラスでも証明した素晴らしい試合でした! https://baseball.yahoo.co.jp/u18/game/2021019700/top 工藤

  • ★【投手】ボールの「キレ」を高める

    ボールの「キレ」とは、 直球なら「伸びがある」 変化球なら「鋭く曲がる」 こと を言うケースが多く、スピードとは違う要素(回転)であることが多いです。 高校野球界の監督がここまで明かす! 投球技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年09月06日 19:30時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 直球のキレの素 「回転数・回転軸」 直球で伸びがあるボールを生み出す要素は、投球したボールの回転数・回転軸になります。 「回転数」 投げ

  • ★【投手】球速を上げる

    「可動範囲」+「筋力」= 球速UP 速い球を投げるためには ”持てる力を100%ボールに伝える” ことができるよう理想的な投球フォームが必要になります。 リリースする瞬間にできる限り指先を加速させる・体の各部(下半身・上半身・腕・手)が連動し加速させたエネルギーをロスすることなくボールに伝える フォームを作るためには ● 体の柔軟性・可動範囲(特に肩関節) ● 筋力(当然これが主となる項目) が重要な要素になります。 肩関節の広い可動範囲 + 強い筋力 = 球速UP よく筋力をアップすれば球が速くなる という考え方を聞きますが(力×速さ=パワー の原理)、野球の

  • ★【投手】有効な変化球

    変化球は、打者に対し直球に的を絞らせず打ちにくくするために有効になります。 一般的に”良い変化球”とは ● 球速・直球との球速差がある ● コントロールが良い ● 曲がり始めが遅い・曲がり幅(落差)が大きい 等になりますが、すべての変化球に共通してできる技術としては「直球と変化球の区別がつかないフォーム・軌道で投げる」ことになります。 高校野球界の監督がここまで明かす! 投球技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年08月29日 19:10時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

  • ★【選手育成】体が小さい選手

    高校野球界の監督がここまで明かす! 野球技術の極意 amzn.to 1,760円 (2023年09月03日 14:06時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 身長差・体格差は必ずある 高校野球では成長過程ということもあり、選手間の身長差・体格差が大きいケースも多いです。成長にはそれぞれ個人差があり、同じ学年であっても体が一回りも二回りも違うということがあります。 野球技術がまだ未完成な高校野球の段階では、特に身長・体格が大きい方が高いパフォーマンスを発揮し、試合でも活躍できることも多いです。 野球

  • 明日からU-18W杯が始まります。...

    明日からU-18W杯が始まります。日本代表は厳しい相手が続きますが、是非とも勝ち上がってほしいです! https://www.nikkansports.com/baseball/samurai/u18worldcup2023/schedule/ 工藤

  • ★【打撃】チームバッティング

    試合での打撃は、”常にホームラン狙い”というわけにはいきません。 状況により打者に求められるものが変わってくるため、それに合わせた打撃をする必要があります。ときには自分の打撃を犠牲にしてでもチームのために貢献するケースも出てきます。 当然必要な技術も変わってくるため、普段の練習の中でさまざまなシチュエーションを想定し技術を身につけておく必要があります。 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年08月21日 22:05時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

  • 慶応高校の優勝素晴らしかったです。...

    慶応高校の優勝素晴らしかったです。応援を含め様々な記事がWebで出ていますが、ここまで努力を積み上げ質の高いの野球を表現した両校は素晴らしいチームだと思います。 と思ったら、もう夏の特集号がAmazonに出ておりました。早いです。 https://amzn.to/45nrhSE 工藤

  • ★【選手育成】メンタルトレーニング

    「メンタルが強い(弱い)」というのは、目に見えるものではないですが”選手の特徴”としてプレーに影響を与えます。 メンタルが強い選手が多ければ多いほど試合で好結果に導くことが多くなるので、選手”個々”でなく”チーム”としてメンタルを鍛え強くすることができれば、チームの大きな”武器”になります。 高校野球界の監督がここまで明かす! 野球技術の極意 amzn.to 1,760円 (2023年08月23日 14:21時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する メンタルは試合を大きく左右する チームには

  • ★【選手育成】モチベーション・メンタル

    人間的にも技術的にも成長途中の高校生がプレーする高校野球では、「モチベーション」「メンタル」が成長や結果に与える影響は非常に大きいです。 高校野球界の監督がここまで明かす! 野球技術の極意 amzn.to 1,760円 (2023年08月23日 14:21時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 「モチベーション」と「メンタル」との違い モチベーションは、行動を起こすための原動力・意欲 になります。 自分の目標を追求するための努力・行動する理由になるため、モチベーションが高い場合はより効果的

  • ★【チーム作り】ミーティング

    野球はチームスポーツなので、ミーティングはとても重要になります。 ミーティングでは ● チームの方向性・改善ポイントを確認 ● 試合での反省点を抽出・改善方法を検討 ● 選手間の意見交換を行なう 等を話し合い、チーム全体で理解・確認・共有することで部員全体のベクトルを同じ方向に合わせ選手が迷いなく日々の練習に取り組めるようにしていきます。 高校野球界の監督がここまで明かす! 野球技術の極意 amzn.to 1,760円 (2023年08月22日 10:37時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

  • 明日は夏の甲子園決勝になります。仙...

    明日は夏の甲子園決勝になります。仙台育成・慶応とも素晴らしいチームで、見応えある試合になるのは間違いないと思われます。両校とも頑張ってほしいです! https://news.yahoo.co.jp/articles/68925e9889e96c0ab4a78a70245d56d5dbb9dfdb 工藤

  • ★【打撃】バント

    送りバントは「走者を次の塁に進めるため」 送りバントとは「走者がいる状況で弱いゴロを転がし、自分が犠牲となることで走者を次の塁に進塁させるもの」になります。 最大の目的が「走者を次の塁に進めること」です。 送りバントをする際に注意すべきことは、状況により変わってきます。 高校野球界の監督がここまで明かす! 打撃技術の極意 amzn.to 1,870円 (2023年08月21日 22:05時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 走者が「1塁」のとき 走者が1塁のときに行なうバントは、「一塁

  • ★【打撃】"狙い球"を決める

    打席に立つ際に、何も考えずただ打席に入るのではなく「自分をどういう球を狙うのか?」頭の整理をした上で打席に入ることが、良い結果を生み出す準備として重要なことになります。 またこれをチームで統一・徹底して行なうことで、相手バッテリーにプレッシャーをかけることができます(事前に研究して、チームとして狙っているのではないか…)。 打者ごと(個人)での狙い球の決め方 打者が打席に入り狙い球を決める場合は、大まかに ● 直球のタイミングに合わせ、変化球に対応して打つ (基本は直球狙いだが、変化球でも打てれば打っていく) ● 狙い球を球種に絞って打つ(その球種以外は打たない)

  • 今日は残念ながら敗れてしまいました...

    今日は残念ながら敗れてしまいましたが、観戦後は 全国に誇れる福島の素晴らしいチーム であることを福島県民として感じました。 https://news.yahoo.co.jp/articles/fedcc4bafe118bbf453cdb8d18f8c0c3f5e3fa24 工藤

  • 夏の甲子園が始まり、毎日仕事から帰...

    夏の甲子園が始まり、毎日仕事から帰ってのスポーツニュースを楽しみにしております。 まだ3日ですが、今年は点数がたくさん入る試合が多いような気がします。 工藤

  • ★【打撃】バスター

    投球モーションに入るまではバントの構えをみせておき、 投球モーションに入った瞬間にヒッティングに切り替え打ちにいく 作戦になります。 バスターを行なうメリット バントシフトを逆手に取りチャンス拡大 走者がいる状況で打者が最初からバントの構えを見せていると、守備側はバントでの進塁を阻止するためにバントシフトを取ってきます。 バスターはバントの構えからギリギリでヒッティングに切り替えるので、バントシフトを取っている守備陣は通常に守備位置に戻ることができず守備陣の”スキ”をつくことができます。 (スキをついてバスターを成功させた例 走者1塁の場面) ● バントの構えをすると三

  • ★【戦術】攻撃時の作戦・サインプレー

    大事なのは チーム内の”頭の共有” 試合で使われる作戦(サインプレー)は、選手全員がその方法・考え方や狙いを理解できるよう、ミーティング時等を使いすり合わせを行ないます。 作戦は複数の選手が同じ考え(狙いを理解)を持って行わないとうまくいかないため、”頭の共有”は重要なポイントになります。 盗塁 「走者が投球の間に、次の塁に走り進塁を狙うプレー」です。 当然相手は盗塁をさせないよう投手がけん制をし捕手が素早く送球してアウトを狙うため、盗塁の成功は「走り出すタイミング」「足の速さ」が重要になります。 盗塁のサインは「Thisball」で出すケースが多いですが、基本1人で行

  • ★【チーム作り】練習の”習慣化”

    野球の世界では”ルーティン”という言葉を聞くことが多いです。 プレーの前に選手が一定のパターンの動作をとること。メンタルコントロールのひとつの方法。 大事な試合では緊張・興奮・不安などの影響でベストパフォーマンスを発揮できないことがあるが、練習段階から「定型」を決めておき、本番でもそれを履行することで精神状態を落ち着け、安定したプレーにつなげる意図がある。 (例) 日常生活の中で続けること 起床・就寝時間、練習方法、食事・休憩・疲労回復のタイミングなど、生活のリズムを習慣化する。 試合当日に行うこと 「決まった食事メニューを選ぶ」「移動バスやロッカールームで同じ席に座る」「携帯

  • ★【打撃 ここからスタート】「良い打撃」に必要な能力

    打者の能力を測る項目 項目としては、以下のようなものが考えられます。 ● タイミング ● 動体視力 ● スイング軌道 ● ミート力 ● ミートポイント ● スイングスピード(飛距離) ● バント ● 状況判断 ● 修正力 ● メンタル 必要な能力の基本は「来たボールを打ち返す」能力になります。 バッティング(打撃)の場合、「投手が投げる球を打つ」という”受け身”の技術になるため、投手が投げる前に「相手の情報を収集し、攻略法を整理して打席に立つ」 という要素も大きいですが、 特に高校野球の場合 ● トーナメントの大会のため、戦う相手が固定されていない。 ● 対戦したことがない相手

  • 毎年買っている甲子園観戦の友のよう...

    毎年買っている甲子園観戦の友のような冊子です。明日発売のようなので、さっそく買おうと思います。 https://amzn.to/3qfgISc 工藤

  • ★【戦術】ヒットエンドラン

    夏の甲子園47都道府県代表熱闘の記録 (EIWA MOOK) amzn.to 1,980円 (2023年07月30日 13:29時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する あゝ夏の甲子園 amzn.to 1,300円 (2023年07月30日 13:30時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する ヒットエンドランは、投球と同時に走者がスタート(盗塁するような感じでスタート)し打者はその投球を打つ戦術になります。 ①

  • ★【守備】守備位置(ポジショニング)

    「守備範囲の広さ」において足の速さは重要ですが、「ポジショニング」も非常に重要な要素です。 足が遅い選手でも、打球が来る近くにポジショニングし捕球できる可能性が高めることができます。 ポジショニングの決定基準 基本の守備位置を把握しておく ポジショニングを考える前提として、基本ポジションはどこになるか?をチーム全体として把握しておく必要があります。 ● 通常時のポジション ● 通常時より後ろに下がったポジション ● 通常時より前に出たポジション ● 通常時より左に寄ったポジション ● 通常時より右に寄ったポジション はどこになるか?把握しておきます。 ※ 普段練習している自校

  • ★【守備】捕手

    「良い捕手」の要素 「良い捕手」にとって必要な要素は ● 配球のスキル ● 肩の強さ ● フットワーク ● リーダーシップ ● ブロッキング(ストップ) 等考えられますが、「勝てる捕手」として特に重要視すべき要素は1試合の中で判断する回数が非常に多い「配球のスキル」になります。 配球のスキル 「配球」はどうしても結果論で話をされることが多い(どんな配球をしても、打たれれば”悪い配球”、下手な配球でも抑えれば”良い配球”になってしまう)ですが、進化のためには結果論でなく事前に考えられた「根拠のある配球」を突き詰めることが、結果打たれることがあっても重要になります。 根拠

  • ★【守備】キャッチボール

    キャッチボール=肩慣らし ではない キャッチボールはその意味合いを理解しているか?いないか?によって、効果がまったく変わってきます。 キャッチボールの意味を「肩を作るため」「肩を温めるため」「肩慣らしをするため」と捉えているケースは多いので、その意味合いを確認し毎日のキャッチボールがより効果の高いものにしていくよう意識します。 キャッチボールで練習すべきことは、 ● 正確な送球を行なう ● 正確な捕球・ボールの持ち替えを行なう ことになります。 正確な送球を行なう 「正確な送球」とは、ただ漠然と「相手が捕れるところに投げる」でなく「相手の●●に正確に狙って投げる」というよう

  • ★【守備】中継プレー

    試合でより失点を防ぐ守備のポイントとなるのが、内野・外野の連携プレーとなる「中継プレー」となります。 中継プレーの成否は、 成 ⇒ 点数を防ぐだけではなく、アウトカウントが増える 否 ⇒ 失点するだけでなく、アウトカウントが増えずピンチ拡大 (場合によって大量失点) と大きな差となってしまいます。 また、試合の流れを大きく左右するプレーになることも多いです。 ただし、中継プレーは個人練習でなくチーム練習なので意図的に時間を取って行なわないとなかなか上達しません。(練習せず行き当たりばったりになるケースが多い) 中継時に注意すべき事項を頭

  • ★【走塁】ディレードスチール

    盗塁は”足が速くなくてはできない”ものではありません。 相手投手を見てタイミングよくスタートすることで、足が遅くても盗塁に成功することもできます。その方法として「ディレードスチール」と「ギャンブルスタート」があります。 盗塁には、スタートの種類が大きく3つあります。 ● 投手の足が上がった瞬間にスタート ⇒ 一般的な盗塁 ● 投手が投げてからスタート ⇒ ディレードスチール ● 投手が投げる前にスタート ⇒ ギャンブルスタート ここでは、投手が投げてからスタートする「ディレードスチール」の話になります。 成功確率の高い状況でスタート ディレードスチールは投手が投げて

  • ★【打撃】タイミングの取り方

    打撃で最も重要なことは 投手が投げるボールに対し、自分の100%の力のぶつける ようにバットを振ることになります。 当然100%の力が出るような打撃フォーム・100%の力を高める筋力UPも必要ですが、最も重要なのは100%の正面衝突をバットとボールにさせるために”タイミング”を合わせることになります。 ただし、試合の中で相手投手は打者のタイミングを外そうと様々な方法(例 変化球)を使ってくるので、タイミングをどのような取って合わせていくか?は打者の重要な能力になります。 構え遅れをしない タイミングを合わせる際に一番してはいけないことが「構え遅れ」をすることです。 打者は

  • ★【打撃】バット選び

    高校野球の場合バットに関する規定があるものの、その中で各メーカーから様々なバットが出ております。 自分に合ったバットを選ぶことは、結果を出すために重要な要素となってきます。選手一人ひとりの筋力は違うので、バット選びの基準を理解しそのうえで自分に合ったバットを探していきます。 まずは”振ってみる” どんなバットであっても、まずは素振りしてみるのが一番良いです。 Webで購入・カタログを見て購入 というケースもありますが、出来る限り実物を握ってバットを振って確認したほうがより良いバット選びとなります。 重いバットは軌道が波打つ 自分の筋力では振り切れない重いバットを振ると、スイング

  • ★【投手】配球

    「配球」で試合が決まる 投手が投げる1球1球の投球は、捕手が投手にサインを出し、投手がそれを理解してサイン通り投げることによって成立するものです。 この投球により打者が打ち試合が動くため、捕手が出すサイン(配球)は試合の流れに大きく影響し”サイン一つで試合の勝ち負けが決まってしまう”といっても過言ではありません。 「根拠のある配球」を考える 配球はどうしても「結果論」になることが多いですが(どんな良い配球でも、打たれればダメ。どんな下手な配球でも、抑えてしまえばOK)、結果で考えるのではなく「根拠のある配球」を考えることに全力を向けることが重要です。 「根拠のある配球」は、抑えた

  • ★【投手 ここからスタート】「良い投手」に必要な能力

    投手の能力を測る項目 項目としては、以下のようなものが考えられます。 ● 球速 ● コントロール ● キレ ● 変化球 ● スタミナ ● 投球テンポ ● フィールディング ● けん制 ● クイック ● 状況判断 ● 配球 ● 修正力 ● メンタル 球速・コントロール・変化球・スタミナの4項目は、「良い投手」として基本的に必要な能力になります。筋力・柔軟性・フォーム・技術の向上がポイントになります。 一方スタミナ・フィールディング・けん制・クイック・状況判断・配球・修正力・メンタルの8項目は、実践(試合)の中で必要になる「試合に勝てると手」「負けない投手」になるために必要な能力になり

  • 本日から、福島の夏の高校野球予選が...

    本日から、福島の夏の高校野球予選が本格化しています。開成山球場にきましたが、シードの日大東北が試合中で熱気を感じます。 工藤

  • ★【守備】トスの使い分け

    2種類のトス おおよそ7ⅿくらいの距離であれば、投げるよりもトスのほうが正確に送球できます。手でトスする場合のトスの種類は大きく2つの分類で考えると、わかりやすくなります。 ベースの近くで捕球し、トスするとき 距離があまりないトスであり捕球する野手は必ずベースを踏むので、 捕球者でなく、ベースに向かってトスをする イメージで、ベース上の空間にトスをします。 ≪トスの方法≫ ボールを投げるイメージではなく、フワッと上に浮かせるイメージです。 ただし、手だけでトスしようとすると思うようにコントロールがつかなくなるので、体(足)を使い”ボールを手渡すような感じでトスします

  • ★【チーム作り】監督のスタンス

    最高のチームを作るために監督は何をすべきか?理想の姿をイメージし、その姿に日々近づいていく努力をすることが重要になります。 監督も人間なので間違いを犯すことはありますが、日々チームの中で選手と触れ合うと選手が自分の指示に対し従順に従い動くことが日常になるため、”神様”のような状態になり「自分が言っていることは100%正しい」と勘違いしてしまいがちです。そうならないよう、常に理想と現実の差を認識し理想に近づく努力を続ける姿勢が必要です。 監督が持つべきリーダーシップ スカウティング・技術指導・体力強化・試合での采配…すべての責任を監督が担う 高校野球の場合、プロ野球のような組織で細

  • ★【投手】投手の「間」

    ピッチングにおける「間」は、様々なものがあります。 セットポジションに入ってから投球モーションに入るまでの間 セットに入ってからモーションに入るまでの時間は投手によって様々ですが、この「間」を意識していないと投げるタイミングが常に一定になり(けん制のタイミングも一定になり)、それがクセになってしまい打者・走者にとって対応・攻撃しやすい投手となります。 特に走者にとっては、 ● けん制の帰塁がしやすく、かつ盗塁のスタートも切りやすい。 ● タイミングで盗塁のギャンブルスタートがきりやすい。 となります。 セットに入ってから間を取ることで、走者は、 ● 盗塁のスタートがきりづらくなる

  • ★【チーム作り】“応援される”チームを目指す

    チームの目標は「新チームスタートに(選手が設定した)年間目標を達成すること」になり、その目標はほぼもれなく「大会(試合)でどこまで勝ち上がるか?」という目標になります。 その試合で勝つという目標を達成するにあたり、まずは “応援される”チームを目指すことを前段に置きます。 高校野球をする3年間は、両親や先生・OB・地域の方々等さまざまな方に支えられて野球を行ないます。しかし、ともすれば野球ができる日常を当たり前のように感じてしまうことも多くあります。 さまざまな方の支えがあることを当然のことを思わず常に感謝の気持ちを持って野球に取り組むようにするためには、「常に感謝の気持ちを持つ

  • ★【選手育成】「アップ=体慣らし」にしない

    「ウオーミングアップ」はこれからの練習に向け体を温める意味で行なうものですが、その方法を工夫し体慣らし以上の効果を出すことができます。 狙いや効果を理解して行なう ウォーミングアップではランニング・ストレッチ・ダッシュなどを行ないますが、そのアップをなぜ行なうのか?狙いや効果を事前に理解して行なうことで、ただの体慣らしでなくパフォーマンスアップにつなげることができます。 アップで自分の調子を確認し、内容を変える ウオーミングアップは、それそのものが「自分の調子を知る場」ともなります。人間なので、当然調子が良い時と悪い時があります。 ウォーミングアップのメニューは、チームの状況(

  • ★【打撃】セーフティバント

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