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2022/09/01

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  • 黒猫の定義

    猫と暮らすまで分からなかったことがいくつもある。そのひとつが、黒い猫をブラッシングして採取できる毛は黒色とは限らないということだ。 うちのポテは一般的に黒猫に分類されると思う。白っぽいところや焦げ茶っぽいところもあるが、Wikipedia先生によれば「基本的に毛が黒ければ小さな白斑があっても黒猫と呼ばれる」そうなので、やはり黒猫ということで良いのだろう。ところがそんなポテをグルーミンググローブで撫でまわすと、このような色合いの毛が採れる。 黒より白に近いような? これが黒猫の毛だろうか。首を傾げながら採取した毛を集めて丸めてみる。ちなみにポテは最近このグローブがお気に入りで、これで撫でるとどん…

  • 投薬をめぐる猫との戦い

    うちのポテはFeLV陽性でなかなか猫風邪が完治しない。動物病院で抗ウイルス剤の粉薬を処方してもらったのだが、これがかなり苦いらしく飲ませるのに苦労した。以下、試した方法を記録しておく。 餌やチュールに混ぜる 失敗。以前に処方された粉薬はほぼ無味だったので餌に混ぜると問題なく食べてくれたのだが、今回はダメ。少しでも薬が混ざっていると、一舐めもしくは一嗅ぎで察知して食べるのをやめてしまう。これが原因なのかポテはロイカナを食べなくなり、皿に盛ったチュールには懐疑的な反応を見せるようになった。 蜂蜜に混ぜる 粉薬と蜂蜜を混ぜたものを、隙を見て鼻の下に塗る戦法。違和感からペロペロ舐めてくれるのだが、あま…

  • 猫の感情の起伏(物理)

    野良時代はおとなしい子だと思っていたが、一緒に暮らしてみればポテは感情の起伏の分かりやすい猫であった。感情の起伏というのは、文字通りというか、見たまんまの意味である。 例えば定位置であるベッド下にクイックルワイパーをかけると、ポテは隅っこで縮こまりこんもりと丸くなる。その体勢のまま非難の目つきでこちらを見てくる。仕事から帰宅した時も、鍵の音に毎回びっくりしてこの体勢になる。 こんもりとしたポテ このような場合しばらくそっとしておくのが定説だと思っていたのだが、ポテは構った方が早く落ち着くらしい。そばにいって手のにおいを嗅がせ、大丈夫だよと話しかけながら撫でていると、小さな山のようになっていたポ…

  • ききわけのいい猫

    物心ついた頃から猫が好きだった。家族に動物アレルギー持ちがいたため子どもの頃は猫を飼うなど夢のまた夢という感じだったが、進学を機に実家を離れてから夢が現実味を帯びてきた。とはいえ学生の身でひとつの命に責任を持つことができるだろうか。卒業後は(おそらく飛行機の距離を)引っ越さねばならないという事情もあった。それですぐには決断できずに市の保護猫サイトをのぞいたり、猫を飼っている方のブログを読んだりしていた。当時は自分も1人暮らしだったのでブログ村の「猫と一人暮らし」というカテゴリをよく見ていた。その中にリアノンさんの「ききわけのいい猫」というブログがあった。 quatour.blog.fc2.co…

  • 猫と暮らすにあたって用意した物と費用②餌編

    猫と暮らすにあたって用意した物と費用 ①グッズ編 / ②餌編 猫と暮らすにあたって用意した物とその費用のまとめ、今回は餌編。餌についてはポテの好みが分からなかったので少量ずつ色々と試した。以下ではこれまでに買ったものとポテの食いつき度を記しておく。 第1弾 CIAOちゅ~る 総合栄養食 まぐろ・まぐろ海鮮ミックス|1000円ぐらい ポテ食いつき度◎。ポテを捕獲する前に買ったもの。野良時代はなるべく栄養をつけてほしかったので総合栄養食の表示のあるものを選んだ。今も変わらず大好き。 CIAOスティック まぐろ|153円 ポテ食いつき度×。だいたい何でも食べてくれるポテだが、これだけは苦手なよう。試…

  • 我々はそれをポテチと呼ぶことにした③(完)

    我々はそれをポテチと呼ぶことにした ① / ② / ③(完) 家に来て2度目の夜が明け、3日目の朝、ポテはどうやら人間のベッドの下を居場所と定めたようだ。奥の方でうずくまっているので薬を混ぜたチュールを差し入れると完食。しばらく隣の部屋でパソコンに向かっていたところ、昼前になってペチャペチャという音が聞こえてきた。何だろう。ベッドの下を覗いてみると、何とポテが毛繕いをしている!公園で出会ってから2週間、毛繕いする姿を見るのは初めてである。これは嬉しかった。点滴や薬が効いて少し口内が楽になってきたのかもしれない。ヨダレももう出ていないようだ。ポテはずいぶん熱心に、覗いている私に気づいてからもじっ…

  • 我々はそれをポテチと呼ぶことにした②

    ポテがチュールを食べてくれたことで安心した私は少し出かけることにした。仕事はしばらく在宅に切り替えるつもりだったが、どうしても今日中に済ませなければならない用事があったのだ。1時間ほどで帰宅すると段ボール箱の中からポテの姿が消えていた。周囲を見回すと冷蔵庫と壁の細い隙間に黒い影が挟まっている。こちらにおしりを向けていて、大好きなチュールを見せても出てこない。仕方がないのでしばらく放っておくことにした。 断固として隙間に挟まるポテ 3、4時間が経過した頃、冷蔵庫の下に水溜まりができていることに気づいた。ポテが排尿していた。急きょ抱っこして外に出し、洗って乾かしたキャリーに再び入ってもらった。ポテ…

  • 我々はそれをポテチと呼ぶことにした①

    野良生活をしていたところを誘拐され我が家へやってきた猫のポテであるが、当然のことながら当初は大変動揺していた。誘拐した私としても、ポテがこの家と住んでいる私たちに慣れてくれるかどうか一世一代の賭けに出た心持ちであった。お腹を見せてほしいとか一緒に寝てほしいなどといった高望みはしない。そりゃいずれは…という気持ちはあるが、そこは気長にいきたい。私は「ポテが我が家を生活の場として認識すること」を当面の目標として設定した。生活の場として認識するというのは、要は食事をすることと排泄することの2点である。以下、我々がこの目標を達成するまでの経緯を記録しておきたいと思う。 家に来て12日目、この記事を書い…

  • 猫と暮らすにあたって用意した物と費用①グッズ編

    2022年8月に元野良猫を保護した。ここでは猫と暮らすにあたって用意した物とその費用をまとめておこうと思う。自分用のメモに過ぎないが、これから猫と暮らそうと思っている方々と猫たちのお役に立つ部分があればとても嬉しい。 家具 リッチェル|キャンピングキャリーファイン ダブルドアS アイボリー|3900円 ポテの捕獲に大活躍したハードキャリー。写真は側面扉を分離しバスタオルを敷いてベッド化した様子。分解して洗いやすく、上部にも側面にも扉があるのが大変便利。瘦せた成猫(3.5キロ)に必要十分なサイズ。持ち歩く際は重いのと万が一の落下が怖いので、ショルダーベルトで肩に掛けたうえで上部取っ手を持つ。 ミ…

  • 野良猫を保護するまでの顛末⑤(完)

    薬をもらい会計を済ませて動物病院を出た。時刻は19:30を過ぎている。近くにまだ開いているペットショップがあったのでそこまで歩き、トイレとフードを買った。生体販売をしているショップで買うことには抵抗があったが、とにかくポテが今晩過ごせる環境を作ることが最優先である。 ショップを出てすぐタクシーを拾うことができた。トイレ本体が入った大きな段ボール箱とキャリーを抱え、何とか乗り込んだ。運転手さんがキャリーに目を止めて「犬か何か買われたんですか?」と尋ねた。大荷物を抱えてペットショップの前から乗り込んできたのだから当然の反応である。野良だと言えば嫌がられるかも…と思いながら、近くで猫を保護したのだと…

  • 野良猫を保護するまでの顛末④

    猫の入ったキャリーは重かった。動物病院まで10分ほどの距離を歩くうちに私の腕はパンパンになり、興奮で手が震えているのか疲労で手がいうことを聞かないのか分からない状態となった。 病院に着いて受付で問診票を受け取った。猫の名前を書く欄があったので迷わずポテと書いた。毛色を書く欄もあった。ポテは一見黒猫のようだが、かき分けた内側の毛や喉元は白っぽく、腰のあたりは少し黒が褪せたような茶色である。少し迷って「黒、焦げ茶」としておいた。 動物病院に到着したポテ入りのキャリー 時間が遅かったこともあって他に患畜はおらず、すぐ診察室に通された。白衣の獣医さんが入ってきて「この子は…」と言いながら手元の問診票に…

  • 野良猫を保護するまでの顛末③

    リッチェルの新しいキャリーバッグが届いた日、私はキャリーを抱えて勇み足で猫の元へ向かった。通い始めて9回目か10回目だったと思う。 作戦はこうだ。あらかじめ小さく切っておいた複数の紙皿にチュールを分けてのせ、キャリーの入り口から奥へと並べて配置する。中に入ればたくさんチュールが食べられるという成功体験を積んでもらうのが狙いだ。これを数日繰り返し、中で食事をすることに慣れたところで捕獲を試みる。というわけで初日の今日はこの見知らぬハコの存在を認知してもらうだけのつもりだった。 いつもの場所に到着するとポテが寄ってきて、私が鞄からチュールを取り出すのを見てナァと鳴いた。さっそく作戦を遂行するべくキ…

  • 野良猫を保護するまでの顛末②

    猫のポテを発見して以来、仕事帰りや休日に時間を見つけては公園に通うようになった。出勤用の鞄に、チュール、洗濯ネット、ペットタオルとペットブラシ、虫除けスプレーが加わった。 ペットタオルやブラシを用意したのは猫の毛の状態が悪かったためである。ポテは自分で毛繕いをしていないようだった(結局捕獲するまでの間、毛繕いする姿を見ることは一度もなかった)。口腔内の状態があまりにも悪かったのだと思う。毛はパサついて毛羽立っていて、いつも落ち葉や枝がくっついていた。鼻水やヨダレも良くなる気配がない。目ヤニも出ていたので、顎を撫でる隙になだめすかしながら顔をぬぐった。ポテは顎の横っちょを撫でられるのが好きである…

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