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2022/07/22

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  • 腫瘍が消えた。

    先日、(といってもまだ寒い頃)手術中止から半年後の経過観察に行きました。 相変わらず腰にピリピリ感はあったので、現状維持か少しは大きくなっているんだろうなぁ、って覚悟を持って病院に向かいました。MRI撮影の後、程無くして診察開始。 診察室に入った時の先生の表情で腫瘍野郎の概ねの状態を推察できると思うんだけれど、妙に明るい感じ。 「無くなってます。」 「え?」 「腫瘍だと考えられていた何かが無くなっています。例えば微量の出血等、断定できない何かが原因で痛みが生じていたと思われます。」と言う話でした。 セカンドオピニオンの先生も言ってたけれど、直接見てみないと分からないけれどもそうもいかない場所な…

  • セカンドオピニオン。その③

    去年の10月、都内の大学病院でセカンドオピニオンを受けました。 事前に送付しておいた検査結果一式を数名の医師で確認してくれたとの事で、セカオピの担当医が当日に初めて画像データを診る事になる病院もある中で、1人でも多くの医師に腫瘍の様子を見て欲しいなぁ、と考えていた私にはとても心強く思えました。 で、診断結果はかかっている病院と変わりませんでした。これはこれで良かった。一安心。 センター長でもあるその先生は丁寧な説明で、私の用意していた質問にも分かりやすく答えてくれました。 「脊髄腫瘍は珍しい病気ですが、通われてる今の病院、先生方を信頼して良いと思いますよ。」とも言って頂けました。 セカオピやっ…

  • セカンドオピニオンその②

    医療保険に付帯しているサービスを利用して、都内の大学病院でセカンドオピニオンを受けることにしました。 初めに4つの病院を紹介してもらったけれど、全てその大学病院の系列だったのでそれならば元締めが良かろうと思って。 この先腫瘍が大きくなって手術をするとしたらやっぱり自宅から通える今の病院になるわけだけど、次回の検査まで時間があるしやはり1人でも多くの医師の話を聞いてみたい。 可能な限り、万全を期しておきたいと思うからセカンドオピニオンを受けておきたい。 医療保険やクレジットカードの「24時間健康相談ダイヤルサービス」は利用したことあるけれど、まさか自分が「セカンドオピニオンサービス」を利用すると…

  • セカンドオピニオン。

    他の病院でのセカンドオピニオンを担当医に申し出るのは確かに気まずい。 さてどうするかは患者次第だけれど、僕の場合はセカンドオピニオンを希望している事をしっかり伝える事が出来た。 「加入している医療保険のセカンドオピニオンサービスを利用したいんです。これ、無料らしいので。」「経過観察が暫く続くならその間に自分で色々気の済むようにやってみようと思います。タダだし。」って言い方をする事で少なくとも僕はビクビクせずにすんだ。 こっちの病院にデータを用意して貰う情報提供料、交通費、(必要な場合の)データの送料は自己負担となるけれども、先方に支払う安くはない自費診療代は全て保険会社側が負担してくれる。 た…

  • 病院に支払った金額。

    ○1回目の受診(単純MRI撮影)初診料1,400円医学管理等130円投薬料1,860円画像診断料31,700円合計35,090円自己負担額10,530円 ○2回目(MRI診断説明)再診料1,310円投薬料1,720円合計3,030円自己負担額910円 ○3回目(単純CT撮影)初診料1,400円医学管理等130円投薬料3,050円検査病理診断科9,370円画像診断料2,870円合計16,820円自己負担額5,050円 ○検査入院2泊3日(腰の造影剤MRI、上半身のMRI、腰の造影剤CT)入院料等134,860円投薬料2,870円注射料70円画像診断料60,320円合計198,120円自己負担額5…

  • 退院後1ヶ月の経過観察。

    退院1ヶ月後の外来受診。1枚目の画像は酷い痛みを感じて受診したその日に撮影したMRI画像です。その後の検査入院で撮影した腫瘍もまぁこんな感じでした。 手術摘要の大きさです。 初回の撮影 経過観察時の撮影 2枚目は今回の外来で撮影。 手術直前に撮影した時の腫瘍とほとんど変わらぬ大きさでした。 手術直前に5ミリ程になった腫瘍は1ヶ月経った今日もそのままでした。 はっきりとした理由?、原因?、病名?が分からぬまま、次回は半年後にMRI撮影と外来を予約。

  • 太ももの違和感。

    腫瘍が小さくなっていたために手術を中止したのが先月末。もうすぐ1ヶ月経つ。脊髄の手術なんてしないほうが良いわけで、もっともっと腫瘍が小さくなって最後は消えて無くなるのがベストだし、このままの大きさで十分に齢を重ねるまでじっとしていてくれればそれでもいい。特に痛みやしびれは感じていないけれど、太ももに突っ張るような歩きすぎた時に感じる疲れみたいな感覚はある。この不快感が腫瘍によるものなのか、別の何かが原因なのかはさっぱり分からないし今は深く考えることもしていない。 明後日が退院1ヶ月後のMRI撮影なのでその時に画像見ながら先生の話を聞いてみて、又色んな事を考え始めようと思う。

  • くも膜下出血。その①

    資料によって違いはあるけれど10万人いれば20人~50人位がくも膜下出血になっちゃうみたいで。 4割が死んでしまい3割は重篤な後遺症を持つ生活を過ごす事になり、残りの3割は運の良い死にっぱぐれとして発症前と変わらぬ生活を過ごせるようだ。パーセンテージとしては。 それから考えてみると俺は幸運な3割に該当している訳で、無念にも死んでしまった人(その恐怖すら感じること無く)、まさかの後遺症を背負いながら生きている人達よりは間違いなくラッキーな運命だったと言える。 29歳の若さで死にっぱぐれてから「こうして生きているのは当たり前の事じゃじゃない。」って考えるようにしてきたし、たまに忘れている自分に気が…

  • 時間が出来て考える事。

    くしゃみをしてもトイレで力んでも特に痛みは感じない。 当初より腫瘍が小さくなったことで、神経への圧迫が軽減されているんだと思う。 様子を見る事となり、次の診察は今月下旬。 時間が出来て考える事は、自分の体の中にある腫瘍がどんな奴なのかを知りたいって事。 なぜ小さくなったのか、縮んだのか。 今の病院では何人かの医師が画像や経緯をしっかりと観察して診断をしてくれている。 だけど他の医師にも話を聞いてみたいと思う。 手術の実績のある今の病院に不満なんてない。 手術に対する不安はあるけれど。 時間があるなら気の済むように動いてみたいとも思う。 大変な病気になってしまったんだから。

  • 鎮痛剤、一時停止してみる。

    火曜日から鎮痛剤の服用止めてます。 腫瘍が小さくなった事で、身体にどんな症状が現れているのかを確認したくて。 トラマールをずっと飲んでいたので、そのお陰で痛みの無い生活を遅れていたもんだと考えていましたが、もしかしたら腫瘍が小さくなったおかげで今は痛みは発症してないのかも、と思いまして。 病気と上手く付き合っていかなきゃならない運命だから、あんまり深刻に考え過ぎちゃうことなくお気楽極楽前向きに色々試しながら生きていこうと思います。

  • 退院。

    手術予定日だった日の朝。 手術は9時00分からの予定でしたから本来なら術衣に着替え、コロナ禍ですが手術当日は面会が認められている家族1名(妻)と時間を過ごしている筈でした。 でも目の前には配膳してもらった朝御飯がある。 配膳されて直ぐに担当医、執刀医、部長先生が回診にいらっしゃいました。 「先生、俺、朝ごはん食べてて何だか不思議な気分です。」 「私もです。」 消えて無くなった訳じゃないので私が脊髄腫瘍患者であることに変わりはありません。 今後は先ずは短いスパンでの外来と検査で経過観察をしていく事になりました。 入院迄の予習期間で ○腫瘍は大きくこそなれ小さくはならない。 ○治療方法は手術1択。…

  • 手術前日。その②

    執刀医は3枚のMRI画像を持って来た。初診日(1枚目・5月中旬)、検査入院時(2枚目・6月中旬・造影剤)、昨日(3枚目・入院日・7月下旬)撮影の3枚。 「これが昨日のMRIの画像なんですけど。」と言われて見たそれ(3枚目)は何だか随分腫瘍が小さくなっていた。1枚目、2枚目と比較すると一目瞭然。せいぜい5ミリ程か。 ん!? 1枚目、2枚目は形はいびつだけれど2センチ以上はあったから。 冗談なんか言わないタイプだろうなぁ、愛読書はゴルゴ13かもしれないなぁって思わせる風貌のその先生は、ほんの少し、困惑したような気がしないでも無い笑顔で 「ん~、こんなに小さな腫瘍で手術する医者はいません。でも、腫瘍…

  • 手術前日。その①

    朝食後の病棟回診の時、執刀医が「昨日撮影したMRIの画像を持って後で来ますね。ちょっと話しましょう。」って言って来た。 腫瘍の大きさや位置、「切る場所」について最終的な説明をしてくれるんだろうと思うと気持ちが高ぶって来る。 リスク承知で覚悟決めて来たからなぁ。 勝利を信じていざ出陣!って感じ。

  • 手術迄あと2日。(入院当日)

    妻と娘に病院迄送ってもらったけれど、今日は2人がとても優しかった。 退院してからも優しいままでいて欲しい。 病院が近い方が患者も家族も負担が軽くて済むから、身を預ける覚悟が出来てる私としてはこの病院を選んだ事に後悔は無い。 ただ、どんな手術でもそうだろうけど、最後まで不安は拭えないんだろうなぁ。 看護師さんが説明してくれた入院計画によると、翌日にはベッドの角度を30度傾けるみたい。可能な範囲で自力歩行もするらしい。 手術が極めて良い結果で終わった場合の予定表だけど、この計画通りに進めば嬉しい。

  • 手術迄あと3日。(入院前日)

    入院を翌日に控えても準備万端なので特にする事もなく。 院内はWi-Fi利用可能なのでノートパソコンを持ち込もうと思うんだけど15インチなのでこれがちょっと重いかな。 あとマジックハンドが目立ちそう。 月末の妻の誕生日祝いと入院する私を励ます会を兼ねて庭先でBBQをやろう!って娘が計画を立ててくれたので夕方からゆるりゆるりと火を起こしながら楽しい一時を過ごした。 娘よ、ありがとう。 だけども「最後の晩餐だねっ!」ってのは使い方違うか。

  • 手術迄あと4日。

    入院2週間前から記録するよう言われていた体温計測を確信犯的に忘れていたので先ほど良い感じで書き込んでみた。田舎者の性か、暑いのに今日はやっぱり草刈りをしてしまった。小一時間程だが。例年のこの時期と比べると全く十分じゃないけれど、もう今年はいいや。脊髄腫瘍だから。次にブンブン草刈機を振り回せるのはいつになるのか予測不能だけれども、そんなに遠くない頃に今日みたいな汗をかける事を期待している。

  • 手術まであと5日。

    来週の月曜日に入院して、水曜日に手術の予定。土日があるから今日を最後に暫く仕事は休みになります。 術後、体がどの位言うことを聞いてくれるのかによるので、 今度この職場の椅子に座るのはいつになるのかわかりません。 必要な引継ぎは済ませ、今まで私がやっていた備品の購入は大目に買っておくことで対応。想定外の使用量にならない限り、何もかもが少なくとも1ヶ月は持つように。 自宅の周りは田畑が多く、太陽光発電も設置しているのでいい感じで草ぼうぼうなのですが、この週末できれいに借り切るのはちょっと無理かなぁ。 近所付き合いとか景観のことを考えるとこの週末に鬼のように頑張って草刈りするのもありだけれども、流石…

  • 保険②

    保険と言っても医療保険、がん保険からペット保険まで、様々な保険が 存在しそれぞれの商品に対する考え方は当然人それぞれ違う。貯金や資産が十分で、いざって時に支払うお金に困らない人も10万人に1人~2人位はいるかもしれないが、少なくとも私は幸運な1人~2人には該当しないので生活を圧迫する事の無い範囲でいろんな保険を選んで毎月掛け金を支払っている。 今だから多少は仕組みを理解している国民皆保険制度、高額療養費制度のおかげで今回みたいに病気になっても割合と気軽に医療機関で治療を受けられるけれども、ただ、病院によって治療とは直接関係ない「部屋代」は異なるし、これは上記の制度では賄ってもらえない。「ちょっ…

  • 保険①

    保険にはこだわりがある。大学を卒業したばかりの頃、がんになっちゃったら治療費もかかるだろうし、これからは両親に負担はかけたくないなぁ、と考えてがん保険に加入した。確か郵送で。 当初は2000円位の掛け金で単身用だったのを、結婚を機に夫婦用に切り替える手続きをしたと思う。 1度切りだが診断給付金が夫婦それぞれと23歳未満の子供にも支払われるし、通院給付金、放射線治療とホルモン剤治療に対する給付金も出る。 それで毎月3000円程の掛け金だから負担に感じることもなく続けている。 未だ1度もお世話になってないけど。 がん保険しか加入していないまま、29歳独身の時にくも膜下出血になった。詳細を省くと、極…

  • 入院前最後の外来。

    先日、月末の入院・手術を控えて最後の外来を受診。 脊椎脊髄外科のほか、麻酔科、歯科も受診した。歯科を受診するのは手術中、気管挿入する際にマウスピースを使用するため。型を取り、入院初日に受け取ることに。麻酔科では麻酔をする承諾書にサインを求められた。手術の同意書もそうだけれど、突き詰めれば「死んじゃう可能性もあるけれど、それでもOKですね?」って念押しされてるわけで。精神的になかなか厳しい問いかけだけど、大体の患者さんに選択の余地は無い。イエス。 あっちサイドにもこっちサイドにとってもキツイ通過儀礼であると思う。執刀医の先生には手術の方法、合併症、後遺症の説明を受けた。 それ迄に妻、両親とも外来…

  • 病院選び。その②

    私が受診した総合病院は田舎にあるにもかかわらず、医療法人としての売上は全国で上位に名を連ねています。 これは取りあえず中々の安心材料。いや、しかし、だからと言ってそのまま何も考えずに脊髄腫瘍の手術をして貰おう!ってのは良くない。ネットで情報収集した上で、外来時先生に県内で手術件数が多いであろう病院も聞きました。 手術件数は大学病院が多いけれども、その次は恐らくこの病院。 都内の大学病院は勿論手術件数は多いが人口や地理的条件を考慮すると、この病院も選択肢の1つとして考えても良いと思う。来月も1件脊髄腫瘍の手術ありますし、との事。 ○部長先生にとても良い印象があったこと。 ○部長先生が日本脊髄外科…

  • 病院選び。その①

    「脊髄腫瘍、恐らく硬膜内髄外腫瘍」と診断されてからは皆さんと同じように検索しまくる毎日でした。 ただ、情報が極めて乏しかった。 期待して探した闘病記、体験談みたいなのは特に最初はなかなか見当たりませんでした。 探し方にもコツがいるのでしょうが。検索して良く出て来て尚且つ(私にとって)読みやすかったのは以下の通り。 ○日本脊髄外科学会 ○都立神経病院 ○東京女子医科大学病院 ○愛知医科大学病院 ○済生会グループ ○徳洲会グループ ○村山医療センター ○東京医科大学病院 ○亀田総合病院 ○新武雄病院など。どんな病気なのか、どんな治療法があるのか、手術に伴う合併症や後遺症について、はどこの病院でも概…

  • 検査入院。その2

    病室でパソコン触っていると部長先生が1人で回診にみえた。 俺の顔を覚えているはずも無いけれど、以前娘が先生に診てもらったことのお礼を伝えた。 他に理由もあるけれど、部長先生の存在がこの病院で手術を受ける決断をした要因のかなりを占めるのは間違いない。午後になって担当の先生がみえ検査結果が出たと言うことなので、ナースステーションの一角でパソコン見ながら説明を受ける。「検査の結果、他に異常は見つかりませんでした。病名は硬膜内髄外腫瘍、神経鞘腫で確定です。」ホッとした。 大きな病気をしたら不安で一杯になるから少しでも「良い話し」を聞きたい。不安要素を取り除けるのはとても嬉しい。その後は少し世間話なんか…

  • 検査入院。

    検査入院当日は13時30分に病院に到着。 受付を済ませてからPCR 検査。 1時間程で陰性判定。 予定していた4人部屋へ入室。 ベッドは1つ空いていて患者は3人。あとの2人も脊椎脊髄外科の患者さんだった。新しい病棟で部屋もかなり綺麗だし、実は数年前に大腸憩室出血で入院したのもフロアーは違えどもこの建物だった。 知人の見舞いに来たこともあるし、馴染みあり。それにこの病院、か~な~り差額ベッド代が高いので個室は厳しい。 本番は個室で過ごしたい気持ちもあるけどやっぱり相部屋かな。迷ってるけど。夕方から造影剤MRIの撮影。 この前と同じ技師だった。 「患者さんを動揺させちゃう素振りは見せない方が良いで…

  • 手術する段取りスタート。

    この病気の治療法は手術1択。 急ぐ必要はないので通院で手術に必要な検査を1つずつやるか、或いは検査入院でまとめて一気に済ませてしまうか。 医師に考えを聞かれた。 脊髄腫瘍とは考えなかったけれども、例えば脊柱管狭窄症とか多分手術しないと駄目な病気なんだろうと思う、的な話しはピストルの件があった頃から同僚とか家族に話していたし、初診時の技師の態度でそれは確信していた。 だから職場にもそうなってしまう可能性が高いことを話し、その日は仕事のスケジュールを手帳に書き留めて外来に来ていた。10日後に2泊3日の検査入院、その後外来で家族も一緒に症状の説明。急を要する事は無いはずなので、手術日程は家庭や職場、…

  • 良性か。悪性か。

    精髄腫瘍は10万人に1~2人の発症率だという。 例えば大阪市なら年間で10~20人程度、千葉県なら60人~120人程が脊髄腫瘍になっちゃう。そのうち何人の患者さんが悪性の腫瘍なんだろう。悪性腫瘍の割合はどれくらいなんだろう。子供たちの心配の次は自分の体の中にある腫瘍が癌なのかどうなのかって不安が沸き上がってきた。「俺、癌ですかね?」「腫瘍を取った後で病理検査に出します。そこで確定するんですが、恐らく良性だと思います。良性です。」聞いといてあれだけど、100%じゃないんだから「良性です。」って断定されちゃうと嫌な医者だなぁ、と普段の俺なら思うところなんだけど、この時は何故だか医者の言葉をすんなり…

  • 脊髄腫瘍。恐らく硬膜内髄外腫瘍、神経鞘腫。

    4日後にMRI検査の結果を聞くために外来受診。その日迄に病院から呼び出しの電話がなかったから一刻を争う病状ではないんだなぁと変な安心の仕方を採用。でも、診察室でMRIの診断画像を見ながら「脊髄腫瘍です」と言われた時の衝撃は凄かった。椅子から滑り落ちはしなかったけど、もし立っていたら間違いなく膝から崩れ落ちたに違いない。暫くはうつ向いちゃったもんなぁ。「腫瘍」って単語は強烈。良性腫瘍と悪性腫瘍があるのは知ってたけれど、目の前が真っ暗になるってのはあんな感じなんだなぁ。暗がりの中からだんだん下の娘の顔が浮かんで来た。長女は自立してるからいい。長男は大学生でまだまだお金は必要だけど僅かな蓄えと奨学金…

  • 当日にMRI。その2

    蒲鉾みたいな形は兎も角、狭いMRIの中はやっぱりキツイ。 隙間が殆ど無くて、目の前が直ぐ装置の内側、内壁。 音がうるさいのは気にならないけど、あの密閉感は閉所恐怖症なら絶対無理なんだろうな。 初めてじゃなかったので心構えみたいなのが出来ていたから後半は眠っていられたし、30分程の検査は途中でギブアップする事なくクリア。 検査が終わると技師の男性が「今日はもう先生には会わず、次の外来は4日後なんですね?」と何だかちょっと高揚した感じで聞いてきた。 そういう態度は患者を物凄く不安にさせますよ~!と思いながら、 「そうですけど。何か(画像に)写りましたか?」と私。 「・・・」技師沈黙。 そういう態度…

  • 当日にMRI。

    当日受付だったが幸いその日は患者さんが少なめだったようで、程無くして診察室へ呼ばれた。ちょっと期待していた部長先生ではなかったけれど、30代半ば位のその先生は、随分時間をかけて診察をしてくれた。 痛みを感じる場所を細かく聞かれ、ご自宅からの通院は可能ですか?なんて質問には会って数分しか経ってないのに何だかなぁって違和感を覚えたりした。 後で話を聞くと、既にこの段階で「脊髄腫瘍」の疑いを持ったそうだ。詳細な検査をしたいと思ったそうだけれど、おそらく急を要する訳ではないから、通院でコツコツと検査をこなしていくか検査入院でまとめて全部やっちゃうか、その事を考えていたそうで。MRIの撮影を勧められ、空…

  • 脊椎脊髄外科部長先生。

    程無くして診察室へ。 若い女性医師が娘の事を気遣いながら丁寧に診察してくれた。 件の整形外科医の言動には「それはちょっと配慮が足りませんね」と真顔でビックリしてくれた。 良い先生だ。病院からレントゲンのデータは貰って来ていたが、改めてCT撮影をしたと思う。(曖昧)撮影が終わって再び診察室に呼ばれると、女性医師ともう1人男性医師がおり、画像を見ながら「◯◯病院の△△先生かぁ。う~ん。大丈夫。このまま安静にしていれば1週間もすれば治りますよ。うん、大丈夫。」 と言ってくれた。頭にピン刺して牽引する必要は無いそうだ。 残念ながらそういう処置を必要とする患者さんも稀にいるそうだけれど(その場合でも安全…

  • 脊椎脊髄外科。

    娘が環軸椎回旋位固定と診断され、「頭にピンを刺して牽引しなくちゃならない!」と言われて狼狽。 一旦帰宅し総合病院に電話して詳細を話すと当日受付終了の時間は過ぎてしまったけれど、「脊椎脊髄外科」と言う診療科の午後のキャンセル枠で診てもらえることに。娘の頭にピンなんて刺したくない。 間違いであって欲しい。 違う治療法がないものか? その思いだけだった。到着して待ち時間にパンフレットを読んでみると、脊椎脊髄外科とは骨(脊椎)と神経(脊髄)の外科的手術を専門にしている科だそうで、やっぱり娘には痛い思いをさせる事になってしまうのか、と顔には出さないが泣きたくなってしまった。

  • 無神経な医者。

    脊椎脊髄外科と言うとまだまだ聞き慣れない診療科名だが、娘が世話になった事もありだいぶ前からその存在は承知していた。彼女が「環軸椎回旋位固定」と言う馴染みの無い病気になった時、只の寝違えだろうと思いながら連れて行った近所の整形外科でその病名を告げられ、「一刻も早く頭にピンを打って牽引しなくちゃ手遅れになります」と告げられた時の衝撃は忘れられない。 で、目の前でそんな話をされて泣きながら私にしがみついて来た娘の顔も忘れない。 普通そんな事言うか? 小学2年生の子供の前で。あれほど無神経な医者に出くわしたことは人生後にも先にもあの日1度切り。

  • いざ、総合病院へ。

    総合病院の当日受付は11時30分迄。 時間に余裕はあったので職場に断りの連絡を入れ、そのまま総合病院へ直行。そこの脊椎脊髄外科には以前娘がお世話になった事があり、部長先生に適切な診断をして頂いてとても良い印象があったので、今度は自分が診てもらえる事への期待感・安心感がだいぶ大きかった。結果的にはこの日のうちに脊椎脊髄外科を受診出来た事はとても幸運だったんだと思う。自分の所でレントゲン撮影をする事もせずに総合病院を勧めてくれた整形外科の先生にも感謝したい。

  • 脊椎脊髄外科を勧められた。

    放置しておいて症状が改善するとはとても思えなかったので医者に診てもらうことに。 仕事の都合でピストルで撃ち抜かれてから3日経過。 評判の良い整形外科開業医を受診。 痛みを確実に伝えるために前日からロキソニンは飲まず。 普通じゃない歩き方で受付を済ませ、1時間程の待ち時間を車の中で待機。 順番が来たので少し大袈裟に、この痛みがきちんと伝わるような歩き方で椅子に座ってここ数日の体の不具合を伝える。 湿布もらった位じゃ困るから必死。それが功を奏したとは思わないけれど、レントゲンでは分からない神経や筋肉の様子がしっかりと診てとれるMRIによる画像診断をした方が良いという事で、総合病院の受診を勧められた…

  • ピストルで撃ち抜かれたような。

    朝、思いっ切りクシャミをしたその瞬間、尾てい骨をピストルで撃ち抜かれたようなあまりの痛さでその場に座り込んでしまった。今迄生きてきて経験したことの無い激烈な痛み。暫くじっとしてから恐る恐る立ち上がってみると歩けない事は無い。 不自然な歩き方にはなったけれども前には進めたし、運転席に座れば痛みは和らいだ。この日は朝から人と会う予定だったし、「腰の痛みくらい」でその約束をキャンセルしようとはちょっと考えられなかった。でも数日続いている排便時の痛みの事もあったので、こりゃぎっくり腰じゃないだろうなぁって確信した令和4年5月のある日の朝。

  • なかなか手強いぎっくり腰かと。

    鼻をかんだりクシャミをするとお尻の穴からおちんちんにかけてピーンと痛むし、トイレで力むと肛門の内側、腸がめくれて飛び出すんじゃないかと思う程痛い時があって。 股関節の辺りが痛い。これが脱腸か?って考えてみたり。 坐骨神経痛を疑ってみたり。ただ、これ迄にも酷い腰痛、ぎっくり腰になったことはあって、長くても1週間経過すればすっかり治っていたもんだから、ロキソニン飲んで様子を見ることにしました。 何かを疑いながらも取り敢えず。

  • 脊髄腫瘍と診断されました。

    脊髄腫瘍と診断されました。ただの腰痛じゃないなぁ、とは思っていましたが「脊髄」、「腫瘍」って言葉にそれなりの衝撃。備忘録として思いを綴ります。

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