昔ながらの「普通のたまご」
鶏のエサに“着色料”を混ぜない 本来の卵の黄身の色は「濃いオレンジ」ではなく「レモンイエロー」。 15年前、そのことを教えてくれたのは、佐賀県の養鶏家、小野寺睦さんだった。 小野寺さんの卵の黄身は「レモンイエロー」。 くさみがなく、さらっとしていて、ほのかな甘味と旨味も感じる。 ストレスのない環境の中、鶏たちが自家配合した安全なエサを食べているからだろう。 「黄身を濃いオレンジにしたければ、鶏のエサにパプリカやマリーゴールド系の粉末を混ぜればいい」と小野寺さん。「でもね、これって余計な“着色料”なんだよね」と教えてくれた。 たとえば、濃厚さを“演出”するために油かすを多めに配合するなど「エサ次…
2022/07/31 10:56