先週に引き続き「がん」についての本を読んだ。 ヒトはなぜ「がん」になるのか; 進化が生んだ怪物 作者:キャット・アーニー 河出書房新社 Amazon 「がん」になるのは避けられない運命ではないけれど、中年以降のヒトの身体のなかには毎日多くのがん細胞が生まれては消えていっているそうだ。 多くの細胞のなかにエラーを起こす細胞が現れるのは、多細胞生物という進化した生き物の宿命で、もちろん人間も例外ではない。 この本は、進化の過程でなぜがんが生み出されるのか、現在「がん」についてわかっていること、人類の「がん」についての取り組みの歴史、治療の現状、治療薬の話、そしてどう向き合っていけばいいのかをわかり…