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読んだ本やドイツについてのお話。 話し手はドイツ滞在中の語学講師・文学研究者📚 歴史や語学、さらには映画について幅広くシェアします。

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2022/06/12

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  • 【ドイツ文学】ゲーテ〜天才詩人の生涯! 後編〜

    今回はゲーテシリーズの後編。ゲーテの後半生は彼の執筆活動の中でもとりわけ重要で、『ファウスト』や『親和力』といった作品が生まれた。前編と同様に、ここでは作品の詳細については扱わないが、彼の魅力的な生涯についてざっくりと確認していこう。ぜひ下

  • 【ドイツ文学】ゲーテ〜天才詩人の生涯! 前編〜

    『若きウェルテルの悩み』(1774)などの作者として知られるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1842)。詩人・劇作家として活躍した彼は、芸術や自然科学などの幅広い分野に関する知識を持っていた。1776年にヴァイマルに移り住

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  • 【ドイツ文学】ドイツ文学とは?〜読みはじめる人のために〜

    ドイツ文学とは何かを、あなたはどのように説明するだろうか。単純に「ドイツで書かれた文学」と答えるかもしれないが、これはこれから説明するように、ドイツ文学の一側面でしかない。それでは、僕自身が「ドイツ文学とは?」と聞かれたらどのように答えるだ

  • 【ドイツ文学】ゲーテ『若きウェルテルの悩み』〜ゲーテの恋から生まれた名作〜

    今回ご紹介するのは、ゲーテの最も代表的な作品である『若きウェルテルの悩み』(Die Leiden des jungen Werthers, 1774)。この作品は発表されるとたちまち、読者の大きな反響を呼ぶことになった。その理由はなんといっ

  • 【本の話。】和田龍『のぼうの城』〜愚か者の総大将〜

    今回ご紹介するのは、コミック・映画化もされた『のぼうの城』について。忍城(おしじょう)を舞台とし、愚か者の領主である「のぼう様」を中心とする物語で、多くの読者を獲得。ちなみに、2012年に公開された映画では、主演は野村萬斎、そして累計興行収

  • 【本の話。】トマス・マロリー『アーサー王の死』

    アーサー王を扱った書籍が多くあるなかで、特に高い評価を集めるのが、今回取り上げる『アーサー王の死』だ。トマス・マロリーは本作を完成させてから二年後に他界し、出版を手がけるウィリアム・キャクストンによって1485年に印刷された。ここで紹介する

  • 【本の話。】芥川龍之介『戯作三昧』〜馬琴に見る芥川の姿?〜

    今回取り上げるのは、芥川の『戯作三昧』。この作品は芥川が1917年に発表したもので、主人公である馬琴を通して芥川自身の芸術感が表れていると言われている。それではさっそく、著者紹介と作品のあらすじから見ていくことにしよう。著者について1892

  • 【本の話。】ゲーテ『鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』

    今回ご紹介するのは、ゲーテの処女戯曲作品である『鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』(1773)。ゲーテの名を一躍有名なものにしたこの作品は、実在した盗賊騎士ゲッツを主題としています。物語と同様、彼も義手を付けていたのだそう。それではさ

  • 【本の話。】ブレヒト『暦物語』

    今回ご紹介するのは、ブレヒトの『暦物語』。もともと劇作家として知られるブレヒトですが、実は彼は散文作家としても有名だったのです。ちなみに『暦物語』は、当初1948年のクリスマスに発表される予定でしたが、1949年の初めに刊行されました。ブレ

  • 【本の話。】ヘルマン・ヘッセ『知と愛』〜放浪の果てにあるもの〜

    今回ご紹介するのは、ヘルマン・ヘッセの作品のうち、その美しい構成と文体で人気の『知と愛』。原作の日本語訳『ナルチスとゴルトムント』としても有名なこの作品。すでに多くの日本語訳が出ています。それではさっそく、この作品について詳しくみていくこと

  • 【本の話。】フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』〜弁護士によるベストセラー!〜

    今回ご紹介するのは、フェルディナント・フォン・シーラッハ(1964-)によるデビュー作『犯罪』。弁護士である著者シーラッハの代表作ともいえる作品で、45万部を達成したベストセラーです。それでは、さっそく著者の紹介から見ていくことにしましょう

  • 【どいつの話。】ベルンハルト・シュリンク『朗読者』〜「読むこと」で語る愛!

    今回ご紹介するのは、ベルンハルト・シュリンクの代表作である『朗読者』について。この作品は発表後にドイツ・アメリカでベストセラーになり、39カ国語に訳されたそう。2008年には『愛を読むひと』として映画化もされました。それではまず、作者の紹介

  • 【どいつの話。】ベルンハルト・シュリンク『朗読者』〜「読むこと」で語る愛!

    今回ご紹介するのは、ベルンハルト・シュリンクの代表作である『朗読者』について。この作品は発表後にドイツ・アメリカでベストセラーになり、39カ国語に訳されたそう。2008年には『愛を読むひと』として映画化もされました。それではまず、作者の紹介

  • 【どいつの話。】ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』

    今回ご紹介するのは、難解さで有名なニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』。『ツァラトゥストラはこう言った』などとも訳されます。作品の大筋としては、小説のような形式の中で主人公ツァラトゥストラの思想が語られていくのですが、その作品の内容を

  • 【どいつの話。】AfD(ドイツのための選択肢)〜反移民!脱ユーロ!〜

    AfDという政党はなぜ問題視されているのかな?それでは、AfDの成立から問題の政策方針についてお話しするね!今回は、ついこの間創立10周年を迎えたドイツの政党「AfD(ドイツのための選択肢)」についてご紹介。2013年の2月に設立されたこの

  • 【どいつの話。】〜AfD(ドイツのための選択肢)

    AfDという政党はなぜ問題視されているのかな?それでは、AfDの成立から問題の政策方針についてお話しするね!今回は、ついこの間創立10周年を迎えたドイツの政党「AfD(ドイツのための選択肢)」についてご紹介。2013年の2月に設立されたこの

  • 【どいつの話。】日本街だけじゃない!デュッセルドルフ

    ドイツ暮らしが長いと日本食が恋しくなるね...。そんな時にはぜひ、デュッセルドルフへ行ってみよう!今回はノルトライン・ヴェストファーレン州の州都であるデュッセルドルフについてご紹介。筆者である僕もこの街に住んだり住まなかったりを繰り返してい

  • 【どいつの話。】デュッセルドルフ〜

    ドイツ暮らしが長いと日本食が恋しくなるね...。そんな時にはぜひ、デュッセルドルフへ行ってみよう!今回はノルトライン・ヴェストファーレン州の州都であるデュッセルドルフについてご紹介。筆者である僕もこの街に住んだり住まなかったりを繰り返してい

  • 【どいつの話。】宗教改革の火付け役!マルティン・ルター

    ドイツにはたくさん教会があるけど、キリスト教の歴史が知りたいな。それでは、ルターと彼の宗教改革について簡単に見ていこう!今回は、ドイツの歴史的な人物マルティン・ルターと、彼が活躍した宗教改革について見ていこうと思います。ルターという名前は有

  • 【どいつの話。】宗教改革の火付け役!マルティン・ルター

    ドイツにはたくさん教会があるけど、キリスト教の歴史が知りたいな。それでは、ルターと彼の宗教改革について簡単に見ていこう!今回は、ドイツの歴史的な人物マルティン・ルターと、彼が活躍した宗教改革について見ていこうと思います。ルターという名前は有

  • 【本の話。】ケストナー『飛ぶ教室』〜心に残る少年たちの物語!〜

    今回ご紹介するのは、ケストナーによる『飛ぶ教室』。たくさんの言語に翻訳されたベストセラーですが、これが書かれたのは実はナチスの時代。ケストナーの児童文学作品は人気があったため、彼の『飛ぶ教室』は発行されることが許されたのです。それではまず、

  • 【どいつの話。】ケストナー『飛ぶ教室』〜心に残る少年たちの物語!〜

    今回ご紹介するのは、ケストナーによる『飛ぶ教室』。たくさんの言語に翻訳されたベストセラーですが、これが書かれたのは実はナチスの時代。ケストナーの児童文学作品は人気があったため、彼の『飛ぶ教室』は発行されることが許されたのです。それではまず、

  • 【どいつの話。】ケストナー『飛ぶ教室』〜賑やか少年たちのエピソード!〜

    今回ご紹介するのは、ケストナーによる『飛ぶ教室』。たくさんの言語に翻訳されたベストセラーですが、これが書かれたのは実はナチスの時代。ケストナーの児童文学作品は人気があったため、彼の『飛ぶ教室』は発行されることが許されたのです。それではまず、

  • 【どいつの話。】病に苦しみ抜いた大詩人!ハインリヒ・ハイネ

    ドイツの詩にはどのようなものがあるんだろう?たくさん有名なものがあるけど、ハイネの詩がおすすめだよ!今回はドイツの詩人を代表するハインリヒ・ハイネ(Christian Johann Heinrich Heine, 1797-1856)の生涯

  • 【どいつの話。】病に苦しみ抜いた大詩人!ハインリヒ・ハイネ

    ドイツの詩にはどのようなものがあるんだろう?たくさん有名なものがあるけど、ハイネの詩がおすすめだよ!今回はドイツの詩人を代表するハインリヒ・ハイネ(Christian Johann Heinrich Heine, 1797-1856)の生涯

  • 【どいつの話。】アルファベットと発音・単語の読みかた 〜Part 2〜

    英語と同じアルファベットについては前回学んだね!今回はドイツ語ならではのアルファベットを学んでいこう。ドイツ語のアルファベットには、英語とのたくさんの共通点があるのですが、もちろん独特なものもいくつか存在します。さらには前回紹介した母音や、

  • 【どいつの話。】アルファベットと発音・単語の読みかた 〜Part 2〜

    英語と同じアルファベットについては前回学んだね!今回はドイツ語ならではのアルファベットを学んでいこう。ドイツ語のアルファベットには、英語とのたくさんの共通点があるのですが、もちろん独特なものもいくつか存在します。さらには前回紹介した母音や、

  • 【どいつの話。】「自由」を生きた詩人!シラー

    シラーって聞いたことがあるけど、どんな作家なの?日本ではベートーヴェンの第九の詩を書いた人物として有名だね!今回ご紹介するのは、詩人としてのみならず劇作家としても有名なフリードリヒ・フォン・シラー(1759-1805)について。第九の詩はも

  • 【どいつの話。】「自由」を生きた詩人!シラー

    シラーって聞いたことがあるけど、どんな作家なの?日本ではベートーヴェンの第九の詩を書いた人物として有名だね!今回ご紹介するのは、詩人としてのみならず劇作家としても有名なフリードリヒ・フォン・シラー(1759-1805)について。第九の詩はも

  • 【どいつの話。】アルファベットと発音・単語の読みかた

    Riドイツ語のアルファベットって難しそう...Yu大丈夫!基本は英語とおなじ26文字(全部合わせると30文字)で、発音するときの感覚もすこし似ているんだ。今回はドイツ語の初歩の初歩、アルファベットについて確認していきます。アルファベットは大

  • 【どいつの話。】アルファベットと発音・単語の読みかた

    Riドイツ語のアルファベットって難しそう...Yu大丈夫!基本は英語とおなじ26文字(全部合わせると30文字)で、発音するときの感覚もすこし似ているんだ。今回はドイツ語の初歩の初歩、アルファベットについて確認していきます。アルファベットは大

  • 【どいつの話。】アルファベットと発音・単語の読みかた

    Riドイツ語のアルファベットって難しそう...Yu大丈夫!基本は英語とおなじ26文字(全部合わせると30文字)で、発音するときの感覚もすこし似ているんだ。アルファベットと発音母音についてさっそく、大切な母音(A, E, I, O, U)の発

  • 【どいつの話。】雨ふる街 〜 ミュンスター

    今回ご紹介するのは、ミュンスターという街について。現在僕はこの大学でドイツ文学を学んでいるため、この街についての思い入れはなかなかのもの。日本ではあまり有名なイメージはありませんが、旧市街はとても綺麗なうえ、大学街として活気にあふれた場所な

  • 【どいつの話。】雨ふる街 〜 ミュンスター

    今回ご紹介するのは、ミュンスターという街について。現在僕はこの大学でドイツ文学を学んでいるため、この街についての思い入れはなかなかのもの。日本ではあまり有名なイメージはありませんが、旧市街はとても綺麗なうえ、大学街として活気にあふれた場所な

  • 【どいつの話。】ビュルガー『ほらふき男爵の冒険』〜語り継がれるほら吹きたち!〜

    今回ご紹介するのは、ゴットフリート・アウグスト・ビュルガーによる『ほらふき男爵の冒険』。この作品の主人公ミュンヒハウゼン男爵は、実は実在した18世紀のプロイセンの貴族。この人物は大の話好きだったとのことで、フィクションを交えたお話をよくして

  • 【どいつの話。】ビュルガー『ほらふき男爵の冒険』

    今回ご紹介するのは、ゴットフリート・アウグスト・ビュルガーによる『ほらふき男爵の冒険』。この作品の主人公ミュンヒハウゼン男爵は、実は実在した18世紀のプロイセンの貴族。この人物は大の話好きだったとのことで、フィクションを交えたお話をよくして

  • 【どいつの話。】ドイツ政治の基盤!ドイツ基本法

    ドイツの政治というと、例えば連邦制が採用されているといったような事柄が思い浮かぶかもしれません。ですが、より具体的なこととなると、なかなか分からないものです。ということで、今回はドイツ政治の基盤となるドイツ基本法についてみていきましょう。と

  • 【本の話。】トーマス・マン『詐欺師フェーリクス・クルルの告白』

    トーマス・マンについての記事ばかりですが、今回は彼の『詐欺師フェーリクス・クルルの告白』についてご紹介。この作品はマンにとっての最後の小説で、1913年に中断されたのち、断片的に刊行が行われながら執筆は続けられました。第三部が出版されたのは

  • 【どいつの話。】トーマス・マン『詐欺師フェーリクス・クルルの告白』

    トーマス・マンについての記事ばかりですが、今回は彼の『詐欺師フェーリクス・クルルの告白』についてご紹介。この作品はマンにとっての最後の小説で、1913年に中断されたのち、断片的に刊行が行われながら執筆は続けられました。第三部が出版されたのは

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  • 【どいつの話。】不定代名詞の使い方

    くまドイツ語で「誰か」や「何か」と表現したいときは、どのような語を使えばいいのだろう?Yuヒト:そんな時は、ぜひ「不定代名詞」を使ってみよう!不定代名詞とは、その名の通り不特定の人や物を示す代名詞のことです。では早速、代表的なものを見ていく

  • 【どいつの話。】再軍備から戦争までの軌跡!ナチスの政策

    くまナチスの印象は良くないけど、悪い政党だったのかな?Yuインフラの拡充など、雇用面での好影響もあったんだよ!前回、ナチスが成立するまでをざっくりと見てきました。今回はヒトラー率いるこの政党が具体的にどのような政策を行ってきたのか、さらには

  • 【どいつの話。】ハルトマン・フォン・アウエ『エーレク』〜名誉挽回の物語!〜

    今回ご紹介するのは、中世ドイツを代表する詩人ハルトマンの作品『エーレク』。ハルトマンは以前紹介したヴォルフラムと並んで有名な中世を代表する詩人です。それでは早速、著者についての紹介から見ていくことにしましょう!著者についてハルトマン・フォン

  • 【どいつの話。】ハルトマン・フォン・アウエ『エーレク』

    今回ご紹介するのは、中世ドイツを代表する詩人ハルトマンの作品『エーレク』。ハルトマンは以前紹介したヴォルフラムと並んで有名な中世を代表する詩人です。それでは早速、著者についての紹介から見ていくことにしましょう著者についてハルトマン・フォン・

  • 【どいつの話。】フランツ・カフカ『田舎医者』〜医者に降りかかる不幸〜

    今回は、チェコ出身のドイツ語作家フランツ・カフカ(1883-1926)の短編集についてご紹介。ここではこの短編集の中から、『田舎医者』を取り上げてお話していきます。それではさっそく、作者カフカについてサクッと見ていくことにしましょう。作者に

  • 【どいつの話。】フランツ・カフカ『田舎医者』〜医者に降りかかる不幸〜

    今回は、チェコ出身のドイツ語作家フランツ・カフカ(1883-1926)の短編集についてご紹介。ここではこの短編集の中から、『田舎医者』を取り上げてお話していきます。それではさっそく、作者カフカについてサクッと見ていくことにしましょう。作者に

  • 【どいつの話。】ナチスにペンで抗う作家!トーマス・マン

    トーマス・マン(Thomas Mann, 1875-1955)はドイツで最も有名な作家の一人ですが、日本語訳もたくさん出ているので、日本でも沢山読まれていますね。20世紀を代表するドイツ人作家であるトーマス・マンですが、彼の主な作品は『ブッ

  • 【どいつの話。】トーマス・マン『トニオ・クレーガー』〜愛と幸福と〜

    今回ご紹介するのは、トーマス・マンの『トニオ・クレーガー』(1903)。ノーベル文学賞を受賞した『ブッテン・ブローク家の人々』(1901)を執筆した後に書かれた作品だそうです。カフカをはじめとして多くの作家に影響を与えた作品らしく、北杜夫の

  • 【どいつの話。】『トニオ・クレーガー』

    今回ご紹介するのは、トーマス・マンの『トニオ・クレーガー』。ノーベル文学賞を受賞した『ブッテン・ブローク家の人々』(1901)を執筆した後に書かれた作品だそうです。カフカをはじめとして多くの作家に影響を与えた作品らしく、北杜夫の名前の由来に

  • 【どいつの話。】ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ『パルチヴァール』〜愚か者から騎士への成長〜

    今回は中世の詩人ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ(1160 - 1220)の『パルチヴァール』をご紹介。ドイツ中世の文学というとなかなか馴染みがないかもしれませんが、騎士文学やアーサー王物語が好きな方にはおすすめです。それでは早速、作

  • 【どいつの話。】ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ『パルチヴァール』

    今回は中世の詩人ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ(1160 - 1220)の『パルチヴァール』をご紹介。ドイツ中世の文学というとなかなか馴染みがないかもしれませんが、騎士文学やアーサー王物語が好きな方にはおすすめです。作者について中世

  • 【どいつの話。】「お母さん」の名を持つ首相! アンゲラ・メルケル

    2005年から2021年までの16年間、連邦首相を務めたアンゲラ・メルケル(AngelaDorothea Merkel, 1954)。状況を冷静に判断して政策を進めていく彼女は、「お母さん」などと慕われ、欧州のリーダーシップをとってきました

  • 【どいつの話。】「お母さん」の名を持つ首相! アンゲラ・メルケル

    2005年から2021年までの16年間、連邦首相を務めたアンゲラ・メルケル(AngelaDorothea Merkel, 1954)。状況を冷静に判断して政策を進めていく彼女は、「お母さん」などと慕われ、欧州のリーダーシップをとってきました

  • https://yu-litterae.com/2022/09/09/karl/

    今回はかの有名なカール大帝について紹介していきます。世界史でお馴染みの彼は、フランク王国の王様。(在位768-814)この王国は、751年から王位を継承したカロリング家のもと、周辺のゲルマン諸部族を支配下に入れながら拡大していった国。この王

  • 【どいつの話。】フケーの傑作!『ウンディーネ』

    今回は、ドイツ文学に馴染みのない方でもその名は聞いたことのあるであろう『ウンディーネ』について書いていこうと思います。ディズニーの『リトルマーメイド』などでお馴染みの人魚姫ですが、こうした人魚のモチーフは船乗りを歌声で魅了し沈没させるセイレ

  • 【どいつの話。】フケーの傑作!『ウンディーネ』

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  • 【どいつの話。】冷戦の遺産!ベルリンの壁とは?

    皆さんは、ドイツの首都ベルリンについて何を思い浮かべますか?ベルリンにはたくさんの博物館や観光スポットがありますが、そのなかでも一際有名なのが「ベルリンの壁」です。この壁が「冷戦」の時に建てられたということは、おそらく多くの人がご存知かと思

  • 【どいつの話。】冷戦の遺産!ベルリンの壁とは?

    皆さんは、ドイツの首都ベルリンについて何を思い浮かべますか?ベルリンにはたくさんの博物館や観光スポットがありますが、そのなかでも一際有名なのが「ベルリンの壁」です。この壁が「冷戦」の時に建てられたということは、おそらく多くの人がご存知かと思

  • 【どいつの話。】シラー『フィエスコの反乱』〜反乱の先に見えるもの〜

    今回はフリードリヒ・フォン・シラー(1759-1805)の『フィエスコの反乱』についてご紹介。劇作家として有名なシラーですが、ベートーヴェンの第九の詩を書いた人物であることもポイント。著者についてゲーテとならび、彼と友好的な関係にあったシラ

  • 【本の話。】シラー『フィエスコの反乱』

    今回はフリードリヒ・フォン・シラー(1759-1805)の『フィエスコの反乱』についてご紹介。劇作家として有名なシラーですが、ベートーヴェンの第九の詩を書いた人物であることもポイント。著者についてゲーテとならび、彼と友好的な関係にあったシラ

  • 【歴史の話。】3分でわかる!古代ギリシア

    今回はオリエント世界に続いて、ギリシア都市国家をテーマにお話ししていきます。ギリシアというと、高校の授業や映画などで聞いたことのあるアテネやスパルタといったワードがまず思い浮かびますが、どちらも重要なもの。それではさっそくみていきましょう。

  • 【本の話。】シェイクスピア『マクベス』〜野心に駆られた男の顛末!〜

    今回ご紹介するのは、かの有名なシェイクスピアの『マクベス』。1606年ごろに執筆されたこの戯曲は、『ハムレット』や『オセロー』、さらに『リア王』と並ぶ四大悲劇の一つ。それでは、さっそく著者のシェイクスピアについて見ていきましょう。著者につい

  • 【本の話。】シェイクスピア『マクベス』〜野心に駆られた男の顛末!〜

    今回ご紹介するのは、かの有名なシェイクスピアの『マクベス』。1606年ごろに執筆されたこの戯曲は、『ハムレット』や『オセロー』、さらに『リア王』と並ぶ四大悲劇の一つ。それでは、さっそく著者のシェイクスピアについて見ていきましょう。著者につい

  • 【聖書の話。】3分でわかる!マルコの福音書

    今回は『マタイの福音書』に引き続き、『マルコの福音書』について詳しくみていくこととします。この福音書の著者についてもまた、マタイの場合と同じように、マルコ本人によるものであるかは確かではない様子。マルコについては、後に紹介する『使徒の働き』

  • 【どいつの話。】天才詩人!ゲーテの生涯 前編

    ドイツ文学といえば、ゲーテが思い浮かぶね。今回は天才として名の知れたゲーテについて見ていこう。『若きウェルテルの悩み』(1774)などの作者として知られるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1842)。詩人・劇作家として活躍し

  • 【どいつの話。】天才詩人!ゲーテの生涯 前編

    ドイツ文学といえば、ゲーテが思い浮かぶね。今回は天才として名の知れたゲーテについて見ていこう。『若きウェルテルの悩み』(1774)などの作者として知られるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1842)。詩人・劇作家として活躍し

  • 【どいつの話。】ヘッセ『ガラス玉演戯』〜ノーベル賞への決定打!〜

    今回は、ノーベル文学賞作家であるヘッセの作品をご紹介。ヘッセの小説は日本でも多く読まれていますが、有名な『車輪の下』などと比べると、『ガラス玉演戯』はとてもボリューミィ。ヘッセの渾身の力作なので、読む価値ありです。著者について1877年にド

  • 【本の話。】ヘッセ『ガラス玉演戯』〜ノーベル賞への決定打!〜

    今回は、ノーベル文学賞作家であるヘッセの作品をご紹介。ヘッセの小説は日本でも多く読まれていますが、有名な『車輪の下』などと比べると、『ガラス玉演戯』はとてもボリューミィ。ヘッセの渾身の力作なので、読む価値ありです。著者について1877年にド

  • 【どいつの話。】『特性のない男』を生んだ作家! ロベルト・ムージル

    今回は、ドイツのお隣さんであるオーストリアの作家についてご紹介。現地ではドイツ語が用いられているため、文学作品もドイツ語で書かれます。文学史の本などを覗いてみると、必ず数人の有名なオーストリア人作家が含まれていますが、今回のロベルト・ムージ

  • 【どいつの話。】『特性のない男』を生んだ作家! ロベルト・ムージル

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  • 【本の話。】ゲーテ『タッソオ』〜若き詩人の苦悩〜

    今回ご紹介するのはヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1842)の劇作品『タッソオ』(1790)。ゲーテといえば『若きウェルテルの悩み』(1774)などの作者として有名ですが、彼の劇作品も決して読み逃すことはできません。ではま

  • 【本の話。】ジョージ・オーウェル『1984年』〜壮絶なるディストピア!〜

    近未来の世界で、隅々まで統括された全体主義国家により支配される人々を描いたこの作品。反全体主義のバイブルとして、さらには政府による監視・介入に対する批判書として、欧米から高い評価を得ることになりました。著者についてジョージ・オーウェルは19

  • 【語学の話。】フランス語マスター!〜母音編〜

    普段ドイツ語で読んだり教えたりするのが僕の専門ですが、フランス語も学んでいます。今後はフラ語の習得を目指して、重要な文法事項をまとめていきたいと思います。発音 母音編 (口腔母音)フランス語の発音を学ぶうえで重要なのが、母音。母音とは、日本

  • 【どいつの話。】『特性のない男』を生んだ作家! ロベルト・ムージル

    ムージルとは? ロベルト・ムージル(1880-1942)は、26歳のときに『寄宿生テルレスの混乱』(1906)を発表して作家デビューした人物。ナチスの政権奪取後、スイスに戻った彼は長編小説『特性のない男』(1930)の執筆をはじめたものの、

  • 【本の話。】エドガー・アラン・ポー『黒猫』・『ウィリアム・ウィルスン』〜猫と罪びとの物語〜

    今回はエドガー・アラン・ポーの全集に収録された二つの短編をご紹介。その他の作品も魅力的でしたが、それらについてはまたの機会にということで。それでは作品について紹介する前に、作者についてみていきましょう!作者についてエドガー・アラン・ポー(E

  • 【映画の話。】最高の友は最高の敵!?『ミケランジェロの暗号』

    ドイツ語圏の映画といえばドイツ映画がもちろん主流ですが、オーストリアの映画もこれに負けていません。今回は以前紹介した『ランボック』で登場するモーリツ・ブライプトロイ主演の『ミケランジェロの暗号』をご紹介。ブライプトロイ演じるヴィクトルが繰り

  • 【本の話。】トーマス・マン『ブッデンブローク家の人々』〜没落していく一族の記録〜

    今回取り上げるのは、ドイツ人作家トーマス・マンによる有名作品『ブッデンブローク家の人々』です。1929年にマンへのノーベル文学賞の授与を実現したこの作品は、1901年に発表された長編小説。11章からなる物語ですが、マン自身の一族がモデルとな

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  • 【映画の話。】総統を指導する者!?『我が教え子、ヒトラー』

    今回はご紹介するのは、ヒトラーを主題にしたコメディ映画『我が教え子、ヒトラー』。Netflixでも鑑賞することができるので、この記事を読んだあとはぜひチェックを。主演のウルリッヒ・ミューへはかの有名な『善き人のためのソナタ』にも登場していま

  • 【聖書の話。】3分でわかる!『マタイの福音書』

    クリスチャン人口の非常に少ない日本。信仰者でなくても、聖書に関する知識は欠かせません。キリスト教の軸ともいうべき福音書について数回に分けて解説していこうと思います。第一回目にご紹介するのはマタイの福音書ですが…福音書とは?聖書には合わせて4

  • 【映画の話。】『ロンボック』〜最強タッグとアクシデント!〜

    今回紹介するのは、『エス』や『ラン・ローラ・ラン』でお馴染みのモーリッツ・ブライプトロイ主演の『ロンボック』。2001に放映された映画『ランボック』の続編です。日本にはなかなかドイツのコメディ映画が入ってこないな...と感じますが、Netf

  • 【映画の話。】見ず知らずから始まる恋!『 ユー・ガット・メール 』

    「メル友」という言葉を聞かなくなってから久しいですが、メールを好きな人に向けて沢山書いていたのもついこの間のよう。今回は、このメールでのやり取りを主題にした映画をご紹介します。昔よくネスカフェのCMでも登場していたメグ・ライアンと、トム・ハ

  • 【映画レビュー】紅一点のドライバー?『タクシードライバー 奔放な女』

    男性社会の中で葛藤を抱えながら、タクシー運転手として生きる女性の物語。「タバコとセックス、そして運転はやめられない!」なんて言葉も宣伝として使われてますが、これは所詮誇大広告。想像していたよりも粋な雰囲気の中で映画は展開していき、映画『ピク

  • 【どいつの話。】冷戦の遺産!ベルリンの壁とは?

    皆さんは、ドイツの首都ベルリンについて何を思い浮かべますか?ベルリンにはたくさんの博物館や観光スポットがありますが、そのなかでも一際有名なのが「ベルリンの壁」です。この壁が「冷戦」の時に建てられたということは、おそらく多くの人がご存知かと思

  • 【本の話。】ウィリアム・ウィルフォード『道化と笏杖』〜道化ファン必読〜

    道化という存在はミステリアスで、どこか怖いような不思議で魅力的。今回は道化好きな筆者が、心理学や人類学など色々な側面から道化について論じた『道化と笏杖』をご紹介します。著者について画像著者のウィリアム・ウィルフォードは、1929年にミシガン

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