トキワサンザシ・カザンデマリ・タチバナモドキはいずれもバラ科トキワサンザシ属に含まれ、冬につける鮮やかな赤い果実が特徴的で観賞用に頻繁に栽培されますが、園芸では属名からこの仲間を総称して「ピラカンサ(ピラカンタ)」または「ピラカンサス」とあ
生き物(植物・昆虫)を中心に自分で撮影した豊富な写真とともに、生態を科学的に解説していきます。関係のない趣味の記事も偶に書くかも?
無脊椎動物分析技術者、在野の陸上動植物研究家。独学で昆虫を学び、大学・大学院大学でも昆虫学・生態学を学ぶ。大学生の頃から生き物の命の繋がりを理解し、植物も独学し、多くの陸上動植物が関心の対象になり殆どの種類の区別がつくようになりました。フリーで無脊椎動物分析技術者として土壌動物・昆虫・クモなどの同定しつつ、長年に渡るフィールドワークから得られた動植物の記録から重要な分布・生態を論文として報告。
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トキワサンザシ・カザンデマリ・タチバナモドキの違いは?似た種類を解説、ピラカンサがレンジャク類の突然死の原因になるというのは嘘?
トキワサンザシ・カザンデマリ・タチバナモドキはいずれもバラ科トキワサンザシ属に含まれ、冬につける鮮やかな赤い果実が特徴的で観賞用に頻繁に栽培されますが、園芸では属名からこの仲間を総称して「ピラカンサ(ピラカンタ)」または「ピラカンサス」とあ
クロガネモチ・モチノキ・ソヨゴ・ナナミノキの違いは?似た種類を解説
クロガネモチ・モチノキ・ソヨゴ・ナナミノキはいずれもモチノキ科モチノキ属に含まれ、照葉樹林に生えるだけでなく、公園や庭で頻繁に植樹されているのを見かけ、日本で極めて身近で一般的な常緑高木であると言えるでしょう。厚い葉や美しい赤い果実が共通し
ナズナ・マメグンバイナズナ・イヌナズナ・シロイヌナズナの違いは?似た種類を解説
ナズナ・マメグンバイナズナ・イヌナズナ・シロイヌナズナはいずれもアブラナ科に含まれ、その中でも「ナズナ」という名前がつく日本の代表的な雑草です。早春に開花し、早々に平べったい果実をつける点が特徴です。しかし、有名ではあるものの、これら4種の
オウバイ(黄梅)とオウバイモドキ(ウンナンオウバイ)の違いは?ロウバイ(蝋梅)との違いは?似た種類を解説
オウバイ(黄梅)とオウバイモドキ(ウンナンオウバイ)はいずれもモクセイ科ソケイ属に含まれ、中国原産で観賞用に栽培される樹木です。冬にも咲かせる黄色い花が特徴的でこの点も人気である理由でしょう。しかし、似ている特徴がかなり多いため、混同する人
ヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴ・オヘビイチゴの違いは?似た種類、意外にヘビイチゴとヤブヘビイチゴの区別は難しい?
ヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴ・オヘビイチゴはいずれもバラ科キジムシロ属に含まれ、キジムシロ属の中でも匍匐茎を発達させて、地面に這うように広がっていく3種として知られている日本の春の代表的な雑草です。稀にキイチゴ属の仲間とともに「野イチゴ」と呼
ハナニラ・ニラ・ハタケニラの違いは?似た種類を解説、ハナニラとハタケニラは食用になる?
ハナニラ・ニラ・ハタケニラはいずれもヒガンバナ科ネギ亜科に含まれ「ニラ(韮)」という名前が付いており、畑~都市部でも確認できる一般的な多年草です。紛らわしい命名であるためこれら3種類を見たことがない人にとって見分け方がわからないと感じること
ムスカリ・ブドウムスカリ・ルリムスカリの違いは?似た種類を解説
ムスカリ・ブドウムスカリ・ルリムスカリはいずれもキジカクシ科(クサスギカズラ科)ムスカリ属に含まれる多年草で、早春の3~4月になると総状花序についた青い壺型の花を多数下向きに咲かせ、可愛いためか園芸では観賞用にとても人気な仲間です。ところが
ヒルガオ・コヒルガオ・ハマヒルガオ・セイヨウヒルガオの違いは?似た種類を解説
ヒルガオ・コヒルガオ・ハマヒルガオ・セイヨウヒルガオはいずれもヒルガオ科に含まれるつる性多年草で、ヒルガオ科の中では比較的小型で、容易に見つけることができます。特にヒルガオとコヒルガオは都市部でも街路樹やフェンスに巻き付き、無数に開花してい
ライラック・ハシドイ・姫ライラックの違いは?似た種類を解説、「姫ライラック」の正体は?
ライラック・ハシドイ・姫ライラックはいずれもモクセイ科ハシドイ属に含まれ、花は春に房状に集まって咲き、樹木上部を覆うほどになり見た目がとても良いので、園芸で観賞用に栽培されているのを見かけます。しかし違いが分からない人もいるかもしれません。
ホトケノザ・ヒメオドリコソウ・オドリコソウの違いは?モミジバオドリコソウとの違いは?似た種類を解説、果実がアリによって運ばれるのはなぜ?
ホトケノザ・ヒメオドリコソウ・オドリコソウはいずれもシソ科オドリコソウ属に含まれる草本です。特にホトケノザ・ヒメオドリコソウは春の雑草として有名ですが、3種の区別がつかない人もいるかもしれません。これら3種は比較的見分けることができ、葉だけ
リュウゼツラン・アオノリュウゼツラン・アガベ・キミガヨラン・ユッカの違いは?似た種類を解説、寿命が100年は嘘?テキーラの原料になるのは嘘?
リュウゼツラン・アオノリュウゼツラン・アガベ・キミガヨラン・ユッカはいずれもキジカクシ科(クサスギカズラ科)に含まれ、子供や大人の背丈ほどになることがあるほど大型で、平行脈になっている単子葉を持つことが大きな特徴です。その迫力と乾燥に強いこ
ボケ(木瓜)とクサボケの違いは?ウメ(梅)・ツバキ(椿)との違いは?似た種類を解説
ボケ(木瓜)とクサボケはどちらもバラ科ボケ属に含まれ、落葉低木でかつ、展葉と鮮やかな開花が同時期に行われる点が特徴的です。そのためか、特にボケは園芸ではかなり人気で頻繁に植えられているのを見かけます。更に果実は食用にもなります。しかし、ボケ
ディル(イノンド)とフェンネル(ウイキョウ)の違いは?似た種類を解説
ディル(イノンド)とフェンネル(ウイキョウ)はいずれもセリ科に含まれ、植物全体に強い芳香があり、葉はハーブとして、果実はスパイスとして利用される点が同じです。特に葉はどちらも「魚のハーブ」と呼ばれ、魚料理との相性が抜群です。しかも形態的にも
イチゴ(苺)とワイルドストロベリー(エゾヘビイチゴ)の違いは?用途の違いは?似た種類を解説
イチゴとワイルドストロベリー(エゾヘビイチゴ)はいずれもバラ科オランダイチゴ属に含まれ、集合果の花床が赤く肥大し、食用になることから大人気の多年草です。日本でも盛んに栽培され、特にオランダイチゴは本来の果期である6~7月の他、商業的には冬に
オランダイチゴ(苺)とキイチゴ・ノイチゴ(野苺)・ラズベリー・ヘビイチゴの違いは?似た種類を解説
オランダイチゴ(苺)・キイチゴ(木苺)・ノイチゴ(野苺)・ラズベリー・ヘビイチゴ(蛇苺)はいずれもバラ科に含まれ、大雑把にツブツブが付いた赤い実のようなものを付けた「イチゴ」の仲間として認識されているでしょう。しかし、この内ノイチゴとラズベ
ヒサカキ・ハマヒサカキ・サカキの違いは?似た種類を解説、早春に咲くヒサカキはハチとハエに受粉を頼っていた!?
ヒサカキ・ハマヒサカキ・サカキはいずれもサカキ科(モッコク科)に含まれ、特にヒサカキとサカキは古代から神道において神霊の「依り代」と考えられており、日本では伝統的に植栽されています。しかし、名前も類似しており、混同されることは多いかもしれま
ビワ(枇杷)とイヌビワの違いは?アンズ(杏)・カキ(柿)・マンゴーとの違いは?似た種類を解説、冬に咲くビワの花には昆虫と小鳥が訪れていた!?
ビワは中国原産で、世界中で果樹として果実を食用にするために栽培される常緑高木です。日本では食用だけではなく観賞用にも頻繁に栽培されています。よく似た名前の種類としてイヌビワという落葉低木も知られており楕円形で実のようなもの付ける点から混同さ
ウィンターコスモス・キクザキセンダングサ・コスモスの違いは?似た種類を解説、実はウィンターコスモスとキクザキセンダングサは別物だった!?
ウィンターコスモス(ウインターコスモス)は園芸で観賞用に栽培され、花期は9〜12月と冬に咲くことからガーデニングで重宝されている植物です。一見、コスモスと名前が似ていることから混同する人もいるかもしれません。しかし、総苞片・花・果実を確認す
ヒイラギ(オニヒイラギ)・ヒイラギモクセイの違いは?ヒイラギモチ・セイヨウヒイラギ・ヒイラギナンテンとの違いは?似た種類を解説 なぜ鋸歯葉と全縁葉の2種類がある?
ヒイラギ(オニヒイラギ)・ヒイラギモクセイはいずれもモクセイ科モクセイ属に含まれ、町中でも栽培されているのを見かけます。ヒイラギに関しては林内で幼木を頻繁に見かけるときもあります。形態的にはどちらも葉に鋸歯があり、そのため、これら2種は混同
スノードロップ(マツユキソウ)とスノーフレーク(オオマツユキソウ)の違いは?似た種類を解説 花被片の「緑色」には様々な役割があった!?
スノードロップとスノーフレークはいずれもヒガンバナ科に含まれ、日本では冬に開花する観賞用の園芸植物として極めて一般的に栽培されています。どちらもヨーロッパ原産である他、白をベースに緑色の斑点がある上に、名前も似ていることから混同されることが
クリスマスローズとレンテンローズはいずれもキンポウゲ科クリスマスローズ属に含まれ、日本では冬の間に花が咲くことから園芸で観賞用に頻繁に栽培されているのを見かけます。品種改良も盛んで大輪の品種や八重咲きの品種もあります。しかし、品種の多様さか
エゴノキ・ピンクチャイム・ハクウンボクの違いは?チシャノキ・ウツギ・ハイノキ・ヒメシャラとの違いは?似た種類を解説
エゴノキ・ピンクチャイム・ハクウンボクはいずれもエゴノキ科エゴノキ属に含まれ、庭木などとしても身近な植物です。形態的には、花柄が地面に向かって伸びて、花が下向きに咲くことが特徴と言えるでしょう。しかし、これらの区別方法が分からない人がいるか
JavaScriptでキャプションのテキストを取得して画像のAlt属性(代替テキスト)に代入する方法を紹介(ChatGPT利用)
皆さんはWeb開発やサイトを運営していて「追加した画像にキャプションをつける場合、Alt属性(代替テキスト)も同時に指定できたらいいのにはなぁ…。」と思ったことはありますか?一般的にキャプションは閲覧するユーザー(人間)のため、Alt属性は
アカネ(日本茜)・セイヨウアカネ(西洋茜)・インドアカネ(インド茜)の違いは?似た種類を解説
アカネ(日本茜)・セイヨウアカネ(西洋茜)・インドアカネ(インド茜)はいずれもアカネ科アカネ属に含まれ、主に根が赤系統の染色に用いられてきたことは有名で、「茜色」という色は植物の「アカネ」に由来しており、人名にも多く、利用が衰退した現在でも
ノボタンとシコンノボタンはいずれもノボタン科に含まれ、特にシコンノボタンは有名で南方系ではあるものの、寒さに比較的強く本州でもよく栽培されているのを見かけます。園芸ではシコンノボタンのことを「ノボタン」と呼ぶことがあり、混乱の元となっていま
ハナノキとアメリカハナノキはいずれもムクロジ科カエデ属に含まれる「カエデ」の仲間で、他のカエデ類と同様紅葉が美しいことから植栽されることがあります。他種と最も異なっている点としては、春に葉が開く前に赤い花を咲かすということでしょう。これは「
シソ(紫蘇)・エゴマ(荏胡麻)・レモンエゴマの違いは?似た種類を解説
シソ(紫蘇)・エゴマ(荏胡麻)・レモンエゴマはいずれもシソ科シソ属に含まれ、独特の匂いや味を持つ一年草です。特にシソとエゴマは古代から栽培され、現代では梅干しやドレッシングを中心に利用され、日本人には極めて身近な植物であると言えるでしょう。
センニチコウ(千日紅)とアメリカセンニチコウ(キバナセンニチコウ)の違いは?サルスベリ(百日紅)・ワレモコウ(吾亦紅)・シロツメクサとの違いは?似た種類を解説
センニチコウとアメリカセンニチコウ(キバナセンニチコウ)はいずれもヒユ科センニチコウ属に含まれ、鮮烈な蛍光色のような色の花で開花期間が長いことからか、頻繁に庭に植えられる人気の鑑賞用の草本です。ただ、この2種の違いについてはよくわかっていな
エビスグサ(ケツメイシ)・ハブソウ(ハブ草)・カワラケツメイの違いは? 「ハブ茶」はハブソウのお茶じゃなかった!?
エビスグサ(ケツメイシ)・ハブソウ(ハブ草)・カワラケツメイはいずれもマメ科で、かつては同じ属に分類されていた一年草です。共通点としては葉が1回羽状複葉で、小葉は対生している点と、ほぼ同形で黄色い花弁が5枚ある花を咲かせる点が挙げられるでし
カラスウリ・キカラスウリ・ヘビウリの違いは?似た種類を解説 カラスウリの花はなぜ「気持ち悪い」?
カラスウリ・キカラスウリ・ヘビウリはウリ科カラスウリ属に含まれ、レースのひげのように細かく裂けた花冠を持つ大型の合弁花を咲かせる点と、野生種にしてはかなり大型で熟すと黄色~赤色の果実をつける点が大きな共通となる草本です。カラスウリとキカラス
センダングサ・コセンダングサ・アメリカセンダングサ・タウコギの違いは?似た種類を解説
センダングサ・コセンダングサ・アメリカセンダングサ・タウコギはいずれもキク科センダングサ属に含まれる一年草で、人間との関係では、果実が「引っ付き虫」であるということが最も大きな特徴でしょう。道脇や水辺を囲むように生え、動物の毛やヒトの衣服に
セイタカアワダチソウ・アキノキリンソウ・ミヤマアキノキリンソウの違いは?キリンソウとの違いは?
セイタカアワダチソウ・アキノキリンソウ・ミヤマアキノキリンソウはいずれもク科アキノキリンソウ属に含まれ、秋に小さめの黄色い花(正確には頭花)を咲かせる代表的な多年草です。特にセイタカアワダチソウは地域によっては大繁殖するため、よく知られてい
ニチニチソウ・ツルニチニチソウ・ヒメツルニチニチソウの違いは?似た種類を解説
ニチニチソウ・ツルニチニチソウ・ヒメツルニチニチソウはいずれもキョウチクトウ科で日本では観賞用に栽培され、町中でも頻繁に見かける草本です。プロペラ状に5裂する先端をもつ合弁花を咲かせることが面白く人気の仲間ですが、名前が似ており、特にツルニ
ヤツデとカミヤツデはいずれもウコギ科で、葉が大型で掌状に分裂することがもっとも特徴的な常緑樹で、どちらも野外でも庭木としても観察できます。その他の共通点も多く混同することがあるかもしれません。しかし、その区別は比較的簡単で、葉の大きさ、毛の
ヤブコウジ・ツルコウジ・マンリョウ・カラタチバナの違いは?似た種類を解説 「窒素固定をする」のは嘘だった!?
ヤブコウジ・ツルコウジ・マンリョウ・カラタチバナはいずれもサクラソウ科ヤブコウジ属に含まれ、照葉樹林で自生しますが、秋~冬に赤い球形の果実をつけることからセンリョウ科のセンリョウなどとともに観賞用に盛んに栽培されている常緑小低木です。日本で
コミカンソウ・ヒメミカンソウ・ナガエコミカンソウの違いは?似た種類を解説
コミカンソウ・ヒメミカンソウ・ナガエコミカンソウはいずれもコミカンソウ科コミカンソウ属に含まれ、畑や道端に生え、花よりも無数のミカンのような小さな緑色~赤色の果実をつけている様子が印象的な一年草です。これら3種はコミカンソウ属の中でも高頻度
カリガネソウとベンケイクサギはいずれもシソ科で観賞用に栽培されることがあり、最も大きな共通点として花の形が似ていることが挙げられます。具体的にはどちらも雄しべと雌しべは非常に長く、下向きに湾曲(カール)して、花外に長く突き出ています。したが
キンケイギク・オオキンケイギク・ハルシャギク・ホソバハルシャギクの違いは?キバナコスモスとの違いは?似た種類を解説
キンケイギク・オオキンケイギク・ハルシャギク・ホソバハルシャギクはいずれもキク科ハルシャギク属に含まれ、特徴は少ないものの、「非常に派手な黄色の一重咲き~二重咲きのキク」という印象を受ける一年草または越年草です。特にオオキンケイギクは特定外
コスモス・キバナコスモス・チョコレートコスモス・マリーゴールドの違いは?似た種類を解説
コスモス・キバナコスモス・チョコレートコスモスはいずれもキク科コスモス属で日本では外来種ではあるものの、「秋桜」という別名があるように今では秋を代表する景観植物となっており、盛んに栽培されています。大きく美しい舌状花の花冠を持つことと、痩果
ラッキョウ・ヤマラッキョウ・イトラッキョウの違いは?キイイトラッキョウとの違いは?似た種類を解説
ラッキョウ・ヤマラッキョウ・イトラッキョウはいずれもヒガンバナ科ネギ属に含まれ、「ラッキョウ」という文字が和名の中に入っているという点で共通しています。ラッキョウはらっきょう漬けとして食用にされ、ヤマラッキョウとイトラッキョウは日本の野生種
ツルソバとヒメツルソバはいずれもタデ科イヌタデ属に含まれ、イヌタデ属の中でも最も身近な多年草で、特にヒメツルソバは都市部の民家の石垣でも極めて一般的に観察できます。イヌタデ属は膨大な種類を含むグループですが、その中でもこの2種は形態的な共通
タンキリマメ・トキリマメ・ノササゲはいずれもマメ科に含まれ、日本の林縁では一般的なつる性多年草です。葉は三出複葉である点、花が夏~秋に咲き蝶形花である点、花色が黄色である点が共通しており、区別に迷うことがあるかもしれません。しかし、これら3
イロハモミジ・オオモミジ・ヤマモミジ・ハウチワカエデ・コハウチワカエデの違いは?似た種類を解説
イロハモミジ・オオモミジ・ヤマモミジ・ハウチワカエデ・コハウチワカエデはいずれもムクロジ科カエデ属に含まれ、晩秋には紅葉・落葉し、日本の秋の風景を代表する落葉高木と言えるでしょう。果実が翼果で1対の「翼」を持っている点や、掌状の葉である点は
イノコヅチ(ヒカゲイノコヅチ)とヒナタイノコヅチはいずれもヒユ科イノコヅチ属に含まれ、日本ではかなり一般的な多年草です。ヒトとの関わりの中で最も大きな特徴は果実が「引っ付き虫」であるということでしょう。林縁を歩いていると衣服引っかかって大変
ヒガンバナ(彼岸花・曼珠沙華)・コヒガンバナ・シロバナマンジュシャゲ・ショウキズイセンの違いは?似た種類を解説
ヒガンバナ(彼岸花・曼珠沙華)・コヒガンバナ・シロバナマンジュシャゲ・ショウキズイセンはいずれもヒガンバナ科ヒガンバナ属に含まれる多年草で、毒性があることと、秋に花が群生することで日本人にはとても馴染みのある仲間です。しかし、その種類は多く
ブタクサとオオブタクサの違いは?セイタカアワダチソウ・キリンソウ・ブタナとの違いは?似た種類を解説
ブタクサとオオブタクサはいずれもキク科ブタクサ属に含まれる一年草の雑草で、人間との関わりとしては「ブタクサ花粉症」を引き起こすことで有名でしょう。これはブタクサ属の花が風媒花であることに由来しており、それを実現するために雌頭花や雄頭花が細長
オケラ(白朮)・ホソバオケラ(蒼朮)・コウヤボウキの違いは?似た種類を解説
オケラ(白朮)とホソバオケラ(蒼朮)はいずれもキク科オケラ属の多年草で、薬草としても有名で、根茎を乾燥させた生薬は「朮」と総称されます。形態としては葉は鋸歯が目立ち、花はキク科らしく頭状花序(頭花)となり、筒状花のみから構成される点は大きな
シュウメイギク(キブネギク)・タイワンシュウメイギク・ボタンキブネギクの違いは?似た種類を解説 シュウメイギクの同定はほどんど間違っていた?
シュウメイギク(キブネギク)・タイワンシュウメイギク・ボタンキブネギクはいずれもキンポウゲ科イチリンソウ属に含まれ、特にシュウメイギクとボタンキブネギクは園芸では盛んに栽培される秋を代表する多年草です。しかし、これらの種類は極めて混同されて
センニンソウ・ボタンヅル・コボタンヅルの違いは?似た種類を解説
センニンソウ・ボタンヅル・コボタンヅルはいずれもキンポウゲ科センニンソウ属に含まれ、日本の林内で見られるつる性半低木です。複葉である点、花は花弁がなく白色の萼片である点、果実に羽毛の構造がある点などは大きな共通点で、区別に迷うことがあるかも
ダチュラ・チョウセンアサガオ・ケチョウセンアサガオ・キダチチョウセンアサガオの違いは?似た種類を解説
チョウセンアサガオ・ケチョウセンアサガオ・キダチチョウセンアサガオはいずれもいずれもナス科に含まれ、観賞用に栽培される園芸植物である他、有毒・薬用植物としてもよく知られています。属名から「ダツラ」、「ダチュラ」とも総称されます。しかしこれら
クリンソウ・サクラソウ・カッコソウはいずれもサクラソウ科サクラソウ属で日本に在来する多年草です。花の形は類似しており、花の色も普通はピンク色であることから混同される3種です。しかし、その区別は葉の形を見ることで比較的容易に可能でしょう。ただ
ケイトウとノゲイトウの違いは?ヤリゲイトウ・ウモウゲイトウとの違いは?似た種類を解説
ケイトウとノゲイトウはいずれもヒユ科ケイトウ属で園芸で食用・観賞用に栽培される一年草です。穂状花序は燃え盛る炎にも例えられます。花序が大きくなるとトサカ状になるものもあることから「鶏頭」という和名が与えられています。しかし、ケイトウとノゲイ
アブチロンとウキツリボクには違いあり!ショウジョウカ・フイリアブチロンとの違いは?
園芸では「アブチロン」という言葉がよく使われ、通常1種類ではなく特定の種類を指す言葉ですがややこしいことになっており、園芸ではウキツリボク・ショウジョウカ・フイリアブチロンの3種を指し、学術ではイチビ属の仲間を指しウキツリボクとショウジョウ
ホップ(セイヨウカラハナソウ)とカラハナソウはいずれもアサ科カラハナソウ属に含まれる多年草で、学名から分かる通り、変種の関係にあります。ホップはビールの原料になることから有名でしょう。2変種とも分裂しないか3(~5)中裂する葉を持つ点、雌雄
ヤブマメとツルマメはいずれもマメ科のつる性一年草で、日本では土堤、草原、林縁などのよく似た環境に生えており、三出複葉で形も一見似ており、混同されるかもしれません。しかし、属レベルでの違いがあり、その違いは葉・花・果実全てによく現れているので
キンミズヒキ・ヒメキンミズヒキ・ミズヒキの違いは?似た種類を解説
いずれもバラ科キンミズヒキ属で日本では林縁などに生える多年草です。萼下にかぎ形の刺があり、果実が「引っ付き虫」であることが最も大きな特徴でしょう。これら2種はやはり名前の通りその全体的なサイズに違いがあります。具体的には小葉の形や雄しべの数
ヒメヒオウギズイセン・ヒオウギズイセン・ヒオウギの違いは?似た種類を解説
ヒオウギズイセン(ヒオウギスイセン)とヒメヒオウギズイセン(ヒメヒオウギスイセン、モントブレチア)はいずれもアヤメ科ヒオウギズイセン属でアフリカ原産の多年草です。普通観賞用に栽培され、地下に球茎があり、赤い花をつける点も大きな共通点で、混同
ヤブラン・ヒメヤブラン・コヤブランはいずれもクサスギカズラ科ヤブラン属で林内に生える常緑多年草です。園芸でも観賞用に栽培され、花も葉もそっくりであることからよく混同される3種です。その区別は難しいですが、葉の幅と花の数や花茎の長さを記録すれ
ウメバチソウ・コウメバチソウ・ヒメウメバチソウの違いは?似た種類を解説 花や果実の構造は?
ウメバチソウ・コウメバチソウ・ヒメウメバチソウはいずれもニシキギ科ウメバチソウ属に含まれる多年草です。名前が類似しており、形態的にも葉や花が類似しており判断に迷うことがあるかもしれません。これら3種類は主に花にある仮雄しべの裂片の数で見分け
ツルムラサキ・オカワカメ(アカザカズラ)・ツルナの違いは?似た種類を解説
ツルムラサキ・オカワカメ(アカザカズラ)はいずれもツルムラサキ科の観賞用・食用に栽培されるつる性草本です。葉上面・下面ともに緑色で、肉厚で卵円形である点など共通点が多く、マイナーな種類なので識別するのが難しいかもしれません。しかし、ツルムラ
バジル・スイートバジル・ホーリーバジル・レモンバジルの違いは?似た種類を解説 花や果実の構造は?
バジル・スイートバジル・ホーリーバジル・レモンバジルはいずれもシソ科メボウキ属でアジア原産である点、葉が食用にされる点が共通しています。そのため形や利用方法の違いがわからない人は多いでしょう。バジルというとシソ科メボウキ属の仲間を総称するか
ルコウソウ・マルバルコウ・モミジルコウ・ツタノハルコウの違いは?似た種類を解説 花や果実の構造は?
ルコウソウ・マルバルコウ(マルバルコウソウ)・モミジルコウ(モミジバルコウソウ)・ツタノハルコウ(ルタノハルコウソウ)はいずれもヒルガオ科サツマイモ属で、熱帯アメリカ原産のつる性1年草で日本では観賞用されていたものが帰化していることがありま
ランタナ(シチヘンゲ)・コバノランタナ・ヒメイワダレソウの違いは?似た種類を解説 花や果実の構造は?
ランタナ(シチヘンゲ)・コバノランタナはいずれもクマツヅラ科シチヘンゲ属で、なによりカラフルで派手な花が特徴的な常緑小低木です。日本ではどちらも頻繁に植栽される上に野生化している個体も見かけます。そのためその区別に迷う場合があるかもしれませ
アレチノギク・オオアレチノギク・ヒメムカシヨモギ・ケナシヒメムカシヨモギの違いは?花と果実の構造は?
アレチノギク・オオアレチノギク・ヒメムカシヨモギ・ケナシヒメムカシヨモギはいずれもキク科アズマギク属に含まれ、アメリカ大陸から世界に広がる1〜越年草です。日本でも乾燥した畑~都市部で頻繁に見られます。慣れないうちは区別が難しいかもしれません
シンテッポウユリ・テッポウユリ・タカサゴユリの違いは?花と果実の構造は?
シンテッポウユリ・テッポウユリ・タカサゴユリはいずれもユリ科ユリ属でユリの中でも特徴が少なく純白な花をつけ、「The ユリ」とも言えそうな3種です。しかし、これら3種は極めて混同されています。それもそのはずで研究者や研究機関によって取り扱い
アシタバ・シシウド・ハマウドはいずれもセリ科シシウド属でいずれも茎太く葉身が広い中大型の多年草です。セリ科特有の葉・花・果実の構造はいずれもよく似ています。更に葉柄の基部が膨らんだ袋状である点や果実が扁平である点はこの仲間の代表的な特徴です
ゲンノショウコ・アメリカフウロ・ミツバフウロ・コフウロの違いは?花と果実の構造は?
ゲンノショウコ・アメリカフウロ・ミツバフウロ・コフウロはいずれもフウロソウ科フウロソウ属で、花も葉もよく似ており、同定に迷うことがあるグループです。日本には18種類以上も確認されているので、全てをここで紹介することはできませんが、平地で確認
アカメガシワとオオバベニガシワはいずれもアカメガシワ科に含まれる落葉樹であり、葉の基部には花外蜜腺があるという点で共通しています。そのため、区別に迷うことがあるかもしれません。また「アカメガシワ」という和名には「カシワ」が入っており、カシワ
クロウメモドキ・クロツバラ・ウメモドキの違いは?花・果実の構造は?
クロウメモドキ・クロツバラ・ウメモドキとは?クロウメモドキ Rhamnus japonica var. decipiens は日本の北海道、本州、四国、九州の冷温帯に分布し、山地~丘陵の林内や岩場にやや稀に生える落葉低木です(神奈川県植物誌
ヒヨドリジョウゴ・ヤマホロシ・マルバノホロシ・ツルハナナスの違いは?花・果実の構造は?
ヒヨドリジョウゴ・ヤマホロシ・マルバノホロシ・ツルハナナスはいずれもナス科ナス属で、その中でも「つる性」という特徴を持っている4種です。花や果実の基本構造は同じです。そのためよく混同される4種です。しかし、これら4種ははっきりとした違いがあ
アマチャヅル・ヤブガラシ・アマチャ(甘茶)の違いは?利用方法は?花・果実の形態は?
アマチャヅルは日本の山地や藪に生えるつる性多年草ですが、よく混同される種類としてヤブガラシがアマチャ(甘茶)が挙げられるでしょう。アマチャヅルとヤブカラシはいずれも葉が鳥足状複葉で、果実も液果であることから似てますし、アマチャヅルとアマチャ
ウコギ・コシアブラ・ハリギリ・タカノツメの違いは?花・果実の構造は?
ウコギ・コシアブラ・ハリギリ・タカノツメはいずれもウコギ科の落葉樹であるという点が共通しており、花序・花・果実はよく似ており、若葉が食用とされる点も同じです。そのため混同することがあるかもしれません。しかし、葉が複葉か単葉かや、枝の刺を確認
フジウツギ・フサフジウツギ(ブッドレア)・コフジウツギ・トウフジウツギの違いは?花に訪れるのは蝶だけじゃない!?種子は風に飛ばされる?
フジウツギ・フサフジウツギ(ブッドレア)・コフジウツギ・トウフジウツギはいずれもゴマノハグサ科フジウツギ属で、茎頂に花序を出し、それぞれの花は長い花筒を持っている点が一番の特徴的です。フサフジウツギは匂いの強さから園芸で特に人気があるでしょ
ヘクソカズラとハマサオトメカズラの違いは?変種・品種は?悪臭の成分は?花は小型ハナバチ専用だった!?果実は鳥が大好き?
ヘクソカズラとハマサオトメカズラはいずれもアカネ科ヘクソカズラ属でつる性の草本です。葉などをつぶすと、強い悪臭を放つ点が有名ですが、2種の葉の全体的な形は似ており、花は全く同じです。分類が混乱していることも相まって、混同されることがあるかも
ローズマリー(マンネンロウ)とウエストリンギア(オーストラリアンローズマリー)の違いは?ラベンダーとの違いは?花はハナバチが大好き?果実にとってアリは味方であり敵でもあった!?
ローズマリー(マンネンロウ)とウエストリンギア(オーストラリアンローズマリー)はいずれもシソ科で名前が似ており、日本では観賞用によく植えられている他、葉や花の形も一見よく似ています。しかし、ローズマリーはヨーロッパ・北アフリカ原産で、オース
ボダイジュ・オオバボダイジュの違いは?シナノキ・インドボダイジュとの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?沢山のハナバチを呼ぶ秘密があった!?
ボダイジュ・オオバボダイジュはいずれもアオイ科シナノキ属の落葉高木で、それぞれ由来は違うものの、日本の市内で栽培される点が共通しており、葉の形態もよく似ているため、見たことない人は区別がつかないかもしれません。ただ、葉を大きさは勿論、葉柄の
マツバギクと耐寒マツバギク(ハナランザン)の違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?果実は湿度が高まると膨張する!?
マツバギクと耐寒マツバギク(ハナランザン)は南アフリカに分布し、日本では園芸種として非常に人気のある2種です。街を歩いていても必ずと言ってもいいほど見かけます。多肉植物であり、ぷにぷにとした葉と、ど派手なピンク色の花はとても日本では見られな
ハキダメギクとコゴメギクの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?種子は風に乗るだけでなく「引っ付き虫」でもあった!?
ハキダメギクとコゴメギクはいずれもキク科コゴメギク属で、アメリカ大陸原産であるものの、現在の日本の撹乱地では極めて一般的な雑草となっています。これら2種の花の形の違いは遠目には微妙で、うろ覚えだと、区別が難しい場合があるかもしれません。しか
ヤナギハナガサ・ダキバアレチハナガサ・アレチハナガサ・ヒメクマツヅラの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?花筒の長さによってやってくる昆虫が違っていた!?
ヤナギハナガサ・ダキバアレチハナガサ・アレチハナガサ・ヒメクマツヅラはいずれもクマツヅラ科クマツヅラ属に含まれ、クマツヅラ属の中では切れ込みがない葉(不分裂葉)を持つグループです。全体的に固い質感で茎に稜があり、密な花序を作り、市街地の道端
キキョウソウとヒナギキョウソウの違いは?キキョウとの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?「閉鎖花」はどのような役割がある?
キキョウソウとヒナギキョウソウはいずれもキキョウ科キキョウソウ属の北アメリカ原産の一年草です。現在の日本では帰化種として町中で頻繁に見かけ、生える場所も殆ど同じ上に、上部には紫色の5深裂した花冠の花が咲くことから野外で判別は難しいかもしれま
ヤブジラミとオヤブジラミの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?果実の「引っ付き虫」は海流にも運ばれていた!?
ヤブジラミとオヤブジラミはいずれもセリ科ヤブジラミ属の越年草で、日本では極めて一般的に草地、藪、路傍に生えています。この2種は同じような環境に生える上に、花や果実もそっくりですし、葉が2〜3回羽状複葉である点も同じです。そのため判別に迷うこ
キンシバイ・ビヨウヤナギ・タイリンキンシバイ(ヒドコート)・セイヨウキンシバイの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?花はミツバチが好んでいた!?
キンシバイ・ビヨウヤナギ・タイリンキンシバイ(ヒドコート)・セイヨウキンシバイはいずれもオトギリソウ科オトギリソウ属で、日本では観賞用に栽培される常緑小低木です。町中では頻繁に見かけ、黄色い花をつける種類としてとても人気がありますが、その区
ホタルブクロとヤマホタルブクロの違いは?ツリガネソウとの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?ホタルが入るほど長い花に来るのはマルハナバチだけ!?
ホタルブクロとヤマホタルブクロはいずれもキキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、日本では野草としても栽培種としても非常に身近な植物です。分類上は同じ種類に含まれており、変種レベルの違いです。花冠が壺状で白色~赤紫という特徴も全く同じで区別が難し
トケイソウとパッションフルーツ(クダモノトケイソウ)の違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?「時計」が好きなのはクマバチだった!?
トケイソウとパッションフルーツ(クダモノトケイソウ)はいずれもトケイソウ科トケイソウ属のつる性常緑多年草で、南米原産です。日本では観賞用として町中で見つけることができます。しかしその違いについてはよく知られていないかもしれません。トケイソウ
アジサイ・ガクアジサイ・ヤマアジサイ・カシワバアジサイ・アメリカノリノキ(アナベル)の違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?花の殆どはただの「飾り」だった!?
アジサイ・ガクアジサイ・ヤマアジサイ・カシワバアジサイ・アメリカノリノキ(アナベル)はいずれもアジサイ科アジサイ属で、町中では頻繁に栽培され、発見できる種類です。特にアジサイは日本を代表する植物でしょう。いずれも梅雨の時期頃に、萼が大きく発
ムラサキシキブ・コムラサキ・ヤブムラサキの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?花はハナバチを騙していた!?
ムラサキシキブ・コムラサキ・ヤブムラサキはいずれもシソ科ムラサキシキブ属で林内や林縁に生える落葉低木で、花や果実は紫色で形態もよく似ており、園芸でも混同されて販売されているので違いが分からないかもしれません。しかし、これらは植物体に生えてい
【漫画レビュー・感想】『天幕のジャードゥーガル 1巻』(トマトスープ作)はファーティマ・ハトゥンの過酷な生き様と共に中世イスラーム・モンゴルの暮らしが分かる漫画です【史実バレ注意】
『天幕のジャードゥーガル』 はトマトスープ作のファーティマ・ハトゥンの生き様を描いた漫画です。トマトスープ氏のファンで読んでみましたが、かなり史実に忠実で、勉強になる上にストーリーとしても面白いです。この本が向いている人は中世イスラームとこ
イワナンテン・アメリカイワナンテン(セイヨウイワナンテン)・アキシラリスイワナンテンの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?
イワナンテン・アメリカイワナンテン(セイヨウイワナンテン)・アキシラリスイワナンテンは日本では代表的なツツジ科イワナンテン属の常緑低木です。葉の先端が尖り、細かい鋸歯がある点など似てる他、『Google検索』の結果はこれらの種類が入り乱れて
スズメウリとオキナワスズメウリの違いは?カラスウリ類との違いは?花や果実の構造は?受粉・種子散布方法は?
スズメウリとオキナワスズメウリはいずれもウリ科でつる性1年草であることに加え、形態的にも花は小型で、果実表面は無毛で平滑という点も共通しています。更に『Google検索』のサジェストが間違っていることもあり、見たことがないと違いが分からない
【ブックレビュー・感想】『書く習慣』(いしかわゆき著)は「書く」ハードルを下げて執筆モチベを爆増させてくれる本です
『書く習慣』(いしかわゆき著)はライターのいしかわゆき氏よって書かれた「書く」ハードルを下げて執筆モチベを爆増させてくれる本です。私は1記事更新のハードルが上がってしまい、更に収益性まで意識するようになってしまった結果、ブログ更新意欲がかな
アオダモ・マルバアオダモ・ミヤマアオダモの違いは?トネリコ・ヤマトアオダモとの違いは?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?風と昆虫の両方を用いて受粉していた!?
アオダモ・マルバアオダモ・ミヤマアオダモはいずれもモクセイ科トネリコ属に含まれ、奇数羽状複葉である点はよく似ており、他のトネリコ属と比べても葉や花の形が特に似ています。そのため区別に迷うことがあるかもしれません。トネリコ・ヤマトアオダモとは
ギシギシ・ナガバギシギシ・アレチギシギシ・エゾノギシギシの違いは?スイバとの区別は?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?種子散布方法は想像以上に多様だった!?
ギシギシ・ナガバギシギシ・アレチギシギシ・エゾノギシギシいずれもタデ科ギシギシ属に含まれ、この中では元々日本にはギシギシのみ分布していましたが、複数の種類が侵入して極めて一般的な雑草になっています。撹乱地を好む点も共通しており、混在している
タツナミソウ・コバノタツナミ・オカタツナミソウ・ナミキソウの違いは?花・果実の構造は?送粉・種子散布方法は?ハナバチと「雨粒」が大事だった!?
タツナミソウ・コバノタツナミ・オカタツナミソウ・ナミキソウはいずれもシソ科タツナミソウ属で、林縁~林床に生えることが多く、大きく膨らんだ花冠の形は似ており、花だけを観察すると区別が難しいかもしれません。タツナミソウ属には多数種類がいますが、
オクラとトロロアオイの違いは?利用方法は?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?
オクラとトロロアオイはどちらもアオイ科トロロアオイ属で、植物体の一部に粘性があることから人に利用されていることに加えて、形態としても葉は3~9裂する掌状葉で、花は雄しべと雌しべが合体した「蕊柱」が突き出し、花冠は白色である点が共通しているな
クチナシとコクチナシの違いは?品種は?利用方法は?花・果実の構造は?受粉・種子散布方法は?
クチナシは野生植物としても園芸植物でも食品添加物としても日本人に欠かすことのできない植物ですが、コクチナシという種類も知られ、花の形に違いはなく、葉も対生または三輪生し、常緑樹であるため、光沢があり、全縁で葉先が普通は尖る点も共通しています
ヤシャブシ・ヒメヤシャブシ・オオバヤシャブシの違いは?ハンノキ類との違いは?送粉・種子散布の方法は?
ヤシャブシ・ヒメヤシャブシ・オオバヤシャブシはいずれもカバノキ科ハンノキ属に含まれ、日本固有種です。外生菌根菌と空気中の窒素を利用できる窒素固定放線菌の双方と共生関係にあることから、痩せた土地での生息に適しており、自生するほか緑化などにもち
サンショウ・イヌザンショウ・カラスザンショウの違いは?利用方法は?送粉・種子散布方法は?
サンショウ・イヌザンショウ・カラスザンショウではよく見られる種類で特にサンショウは現代でも料理に欠かせません。植物体全体に刺が多く、奇数の小葉からなる奇数羽状複葉であることからよく似ています。山椒特有の匂いも共通に存在しているので区別に迷う
ヨコバイの種類は?ウンカとの違いは?害はある?何を食べる?恋愛コミュニケーションは「振動」で行っていた!?体色の役割は?
ヨコバイはヨコバイ科の総称で世界中に分布し、主に草本植物の茎や葉に生息するグループです。世界では少なくとも20,000種が記載されていて、現在日本では190属576種が知られており、非常に多様化し繁栄しているグループです。近い仲間にウンカが
アキグミ・ナツグミ・トウグミ・ナワシログミの違いは?生食できる?葉の「キラキラ」は乾燥を防ぐため!?花に訪れる昆虫は?甘酸っぱい果実は自然界でも大人気!?
アキグミ・ナツグミ・トウグミ・ナワシログミはいずれもグミ科グミ属で、日本の河川・海岸・林内など様々な場所で見られ、葉の表面は星状毛や鱗状毛と呼ばれる毛によってキラキラしており、花弁はなく、円筒形の萼筒のみから構成される淡黄色の花を咲かせる種
カニムシの種類は?日本に分布する?採集方法は?食べ物は?蟹のような「鋏」の用途は?
カニムシは葉や岩の隙間、石や樹皮の下、朽ちた幹など、目立たない場所に生息する小型の蛛形類の一種です。サソリとは後胸部が細長く刺になった部分(サソリの尾)がないことから区別されます。2023年の時点で世界では約3,400種確認され、日本にも広
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トキワサンザシ・カザンデマリ・タチバナモドキはいずれもバラ科トキワサンザシ属に含まれ、冬につける鮮やかな赤い果実が特徴的で観賞用に頻繁に栽培されますが、園芸では属名からこの仲間を総称して「ピラカンサ(ピラカンタ)」または「ピラカンサス」とあ
クロガネモチ・モチノキ・ソヨゴ・ナナミノキはいずれもモチノキ科モチノキ属に含まれ、照葉樹林に生えるだけでなく、公園や庭で頻繁に植樹されているのを見かけ、日本で極めて身近で一般的な常緑高木であると言えるでしょう。厚い葉や美しい赤い果実が共通し
ナズナ・マメグンバイナズナ・イヌナズナ・シロイヌナズナはいずれもアブラナ科に含まれ、その中でも「ナズナ」という名前がつく日本の代表的な雑草です。早春に開花し、早々に平べったい果実をつける点が特徴です。しかし、有名ではあるものの、これら4種の
オウバイ(黄梅)とオウバイモドキ(ウンナンオウバイ)はいずれもモクセイ科ソケイ属に含まれ、中国原産で観賞用に栽培される樹木です。冬にも咲かせる黄色い花が特徴的でこの点も人気である理由でしょう。しかし、似ている特徴がかなり多いため、混同する人
ヘビイチゴ・ヤブヘビイチゴ・オヘビイチゴはいずれもバラ科キジムシロ属に含まれ、キジムシロ属の中でも匍匐茎を発達させて、地面に這うように広がっていく3種として知られている日本の春の代表的な雑草です。稀にキイチゴ属の仲間とともに「野イチゴ」と呼
ハナニラ・ニラ・ハタケニラはいずれもヒガンバナ科ネギ亜科に含まれ「ニラ(韮)」という名前が付いており、畑~都市部でも確認できる一般的な多年草です。紛らわしい命名であるためこれら3種類を見たことがない人にとって見分け方がわからないと感じること
ムスカリ・ブドウムスカリ・ルリムスカリはいずれもキジカクシ科(クサスギカズラ科)ムスカリ属に含まれる多年草で、早春の3~4月になると総状花序についた青い壺型の花を多数下向きに咲かせ、可愛いためか園芸では観賞用にとても人気な仲間です。ところが
ヒルガオ・コヒルガオ・ハマヒルガオ・セイヨウヒルガオはいずれもヒルガオ科に含まれるつる性多年草で、ヒルガオ科の中では比較的小型で、容易に見つけることができます。特にヒルガオとコヒルガオは都市部でも街路樹やフェンスに巻き付き、無数に開花してい
ライラック・ハシドイ・姫ライラックはいずれもモクセイ科ハシドイ属に含まれ、花は春に房状に集まって咲き、樹木上部を覆うほどになり見た目がとても良いので、園芸で観賞用に栽培されているのを見かけます。しかし違いが分からない人もいるかもしれません。
ホトケノザ・ヒメオドリコソウ・オドリコソウはいずれもシソ科オドリコソウ属に含まれる草本です。特にホトケノザ・ヒメオドリコソウは春の雑草として有名ですが、3種の区別がつかない人もいるかもしれません。これら3種は比較的見分けることができ、葉だけ
リュウゼツラン・アオノリュウゼツラン・アガベ・キミガヨラン・ユッカはいずれもキジカクシ科(クサスギカズラ科)に含まれ、子供や大人の背丈ほどになることがあるほど大型で、平行脈になっている単子葉を持つことが大きな特徴です。その迫力と乾燥に強いこ
ボケ(木瓜)とクサボケはどちらもバラ科ボケ属に含まれ、落葉低木でかつ、展葉と鮮やかな開花が同時期に行われる点が特徴的です。そのためか、特にボケは園芸ではかなり人気で頻繁に植えられているのを見かけます。更に果実は食用にもなります。しかし、ボケ
ディル(イノンド)とフェンネル(ウイキョウ)はいずれもセリ科に含まれ、植物全体に強い芳香があり、葉はハーブとして、果実はスパイスとして利用される点が同じです。特に葉はどちらも「魚のハーブ」と呼ばれ、魚料理との相性が抜群です。しかも形態的にも
イチゴとワイルドストロベリー(エゾヘビイチゴ)はいずれもバラ科オランダイチゴ属に含まれ、集合果の花床が赤く肥大し、食用になることから大人気の多年草です。日本でも盛んに栽培され、特にオランダイチゴは本来の果期である6~7月の他、商業的には冬に
オランダイチゴ(苺)・キイチゴ(木苺)・ノイチゴ(野苺)・ラズベリー・ヘビイチゴ(蛇苺)はいずれもバラ科に含まれ、大雑把にツブツブが付いた赤い実のようなものを付けた「イチゴ」の仲間として認識されているでしょう。しかし、この内ノイチゴとラズベ
ヒサカキ・ハマヒサカキ・サカキはいずれもサカキ科(モッコク科)に含まれ、特にヒサカキとサカキは古代から神道において神霊の「依り代」と考えられており、日本では伝統的に植栽されています。しかし、名前も類似しており、混同されることは多いかもしれま
ビワは中国原産で、世界中で果樹として果実を食用にするために栽培される常緑高木です。日本では食用だけではなく観賞用にも頻繁に栽培されています。よく似た名前の種類としてイヌビワという落葉低木も知られており楕円形で実のようなもの付ける点から混同さ
ウィンターコスモス(ウインターコスモス)は園芸で観賞用に栽培され、花期は9〜12月と冬に咲くことからガーデニングで重宝されている植物です。一見、コスモスと名前が似ていることから混同する人もいるかもしれません。しかし、総苞片・花・果実を確認す
ヒイラギ(オニヒイラギ)・ヒイラギモクセイはいずれもモクセイ科モクセイ属に含まれ、町中でも栽培されているのを見かけます。ヒイラギに関しては林内で幼木を頻繁に見かけるときもあります。形態的にはどちらも葉に鋸歯があり、そのため、これら2種は混同
スノードロップとスノーフレークはいずれもヒガンバナ科に含まれ、日本では冬に開花する観賞用の園芸植物として極めて一般的に栽培されています。どちらもヨーロッパ原産である他、白をベースに緑色の斑点がある上に、名前も似ていることから混同されることが
本記事では以下の雑誌にて公表した「兵庫県におけるワタリコウガイビルの記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一・池田篤弥, 2022. 兵庫県におけるワタリコウガイビルの記録. Nature Study 68(5): 6. ISS
本記事では以下の雑誌にて公表した「奈良県におけるアジアカマバチの初記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一・澤畠拓夫・三田敏治, 2020. 奈良県におけるアジアカマバチの初記録. Nature Study 66(8): 4.
本記事では以下の雑誌にて公表した「大阪府堺市におけるスギタニマドガの記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一, 2020. 大阪府堺市におけるスギタニマドガの記録. Nature Study 66(12): 8. ISSN: 0
本記事では以下の雑誌にて公表した「奈良県におけるサツマモンナガレアブの記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一, 2021. 奈良県におけるサツマモンナガレアブの記録. 月刊むし 602: 46-47. ISSN: 0388-4
本記事では以下の雑誌にて公表した「東京都本土部におけるコモンツチバチとオオモンツチバチの記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一, 2021. 滋賀県におけるマエグロツリアブの記録. 月刊むし 610: 46. ISSN: 03
本記事では以下の雑誌にて公表した「屋久島におけるオキナワシロヘリナガカメムシの記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一, 2021a. 屋久島におけるオキナワシロヘリナガカメムシの記録. 月刊むし 600: 61. ISSN:
本記事では以下の雑誌にて公表した「東京都本土部におけるコモンツチバチとオオモンツチバチの記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一, 2020. 京都府におけるニセフジロアツバの訪花記録. 月刊むし 598: 48. ISSN:
本記事では以下の雑誌にて公表した「屋久島におけるテンリュウメダカチビカワゴミムシの記録」の報文の下書きを掲載します。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b funct
本記事では以下の雑誌にて公表した「大阪府堺市におけるクロモンシタバの記録」の報文の下書きを掲載します。購入先はこちら引用方法:池田健一, 2019. 大阪府堺市におけるクロモンシタバの記録. 誘蛾燈 237: 92. ISSN: 0387
本記事では以下の雑誌にて公表した「東京都本土部におけるコモンツチバチとオオモンツチバチの記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一, 2019. 東京都本土部におけるコモンツチバチとオオモンツチバチの記録. 月刊むし 585: 5
ヒメハギ科 Polygalaceae は日本産のものはすべて草本。葉は単葉で互生し托葉はない。花は両性で左右相称。萼片は5個。花弁は5個で一部退化または合生する。雄しべは4または8で基部は合生する。子房は上位で2室。果実は蒴果または核果。西
維管束植物の中で、キク科、ラン科に次いで多数の種を含む大きな科で、食用などとして利用される多くの有用植物があって、人間生活とのつながりが深い。1~多年生の草本と木本を含み、つる性のものや巻ひげをもつものがよく見られる。葉は互生し、多くの種は
つる性の木本または草本。茎の変化した巻ひげによって高く上昇しますが、小数の属は巻ひげをもたない。巻ひげと葉は対生します。葉は互生し、単葉、または複葉。単葉のときは掌状に裂けることが多い。花序は通常葉と対生。花は両性、または雌雄同株または異株
アリノトウグサ科 Haloragaceae は陸生または水生の多年草、または低木。葉は対生、輪生または互生。花は両性または単性。托葉はありません。萼筒は子房と合着し、花弁は2~4枚、ないものもあります。雄しべは2~8個。子房は下位。果実は堅
ベンケイソウ科 Crassulaceae は全体が多肉質の草本または低木で、肥大した地下茎や根のあるものが多い。葉は単葉。花は放射相称、両性花のものが大半ですが、単性で雌雄同株または異株となる属もあります。萼は多少とも肉質、緑色(ときに紅色
ユキノシタ科 Saxifragaceae は草本。葉は互生または対生、単葉または複葉。夏緑性が多いが常緑のものもあります。托葉はあるものもないものもあります。花序は集散状、ときに総状や円錐状。花は両性または雌性両全性異株や雌雄異株、放射相称
スグリ科 Grossulariaceae はユキノシタ科に分類されていましたが、ユキノシタ目に所属する科として分離されました。スグリ属1属からなり、ユーラシアと南アメリカ、北東アフリカの温帯、亜寒帯に1属約150種が分布します。本記事ではス
ズイナ科 Iteaceae は常緑~半常緑の潅木(Flora of North America)。葉は互生し、単葉で、棘があり、葉柄があり、葉身の縁は切れ込みがなく、腺状で鋸歯状 です。花序は末端または腋のある総状花序。花は両性で、花被片
常緑の高木または低木。葉は枝先に密生して互生し、狭長楕円形で全縁。花は単性で雌雄異株。総状花序を腋生します。花弁はなく、萼は3~6個。雄しべは6~12個。心皮が3ではなく2なので、トウダイグサ科 Daphniphyllaceae から分離独
カツラ科 Cercidiphyllaceae は落葉高木。葉は単葉で対生。花は小型で、花被がなく、雌雄異株。雄花はきわめて短い柄をもち、4個の小苞を伴い、小苞は膜質で早落します。雄しべは多数。雌花はやや細長い柄をもつ、果実は袋果、柄があり、