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1件〜100件

  • 忘れるまでいかずとも

    スター・ウォーズやエイリアンの一作目をリアルタイムで映画館で見たなんて話を聞くといつの時代だろう?なんてぼんやりとしか考えられない。 頭の中に思い浮かぶ私の知らない過去の時代はまるでリアリティがない。 じゃあMCU一作目が公開されたその年の事を思い浮かべたらどうなのか? まるでリ...

  • 朦朧として曖昧

    沖縄に来てしばらく経つというのに。 まだ一度も海を見ていない。 ホテルから海までは少し距離があった。 毎日行こう行こうと思いつつ、つい面倒で行けずじまい。 今日こそはと思ったのだけれど、飛行機の着陸時に海を見たといえば見たし別に無理して海を見なくてもいいかなんてことを思いついた。...

  • 夜の扉を開けて行こう

    僕等は最後まで校庭の隅に立ち尽くしていた。 お互い、何も喋らずに。 今日は学園祭の最終日だった。 閉会式の後の後夜祭のフィナーレ、全校生徒で生徒会の作成した火文字を眺めながら合唱をし、そして僕等にとって始めての合唱祭は幕を下ろした。 火文字は【GO TO THE FUTURE】と...

  • 窓際の腐肉と昼下がりのプロジェクトイーグル

    私は自殺のように引越しをする。 特に何かを望む訳でも無く、 かといって絶望している訳でもない。 ただある朝、 ある目覚めにふと衝動的に 消えてしまいたい衝動に駆られる。 自分の生活、 仕事や友人や恋人や週末の予定や 作り置きして冷凍されたミートソース。 それら全てがとんでもなく筋...

  • 落ちた花

    カサリ…真夜中にうっすらと鼓膜揺らす音がしたから うっすら目を開けて月明かりがうっすら 差し込む窓際を眺めると彼女の飾った花が落ちていた 花には枯れるものと落ちるものがある 彼女と付き合い始めてから知った 落ちる花と枯れる花の何がどう違うかとかそういうことは分からないのだけれど ...

  • 夏が明けて

    彼女が姿を消したのは夏の初めの事だった。 失踪だとか行方不明とか大袈裟な事じゃない。 ただ連絡がつかなくなっただけだ。 マニュアル通りのお付き合いでなければそのような事は多々ある。 「それっきり」も「これっきり」も初めての事ではない。 ただ彼女はそんなタイプではなかった。 もしか...

  • ラベルとリリース、そして夏

    彼女はフェラチオと24時間テレビが死ぬほど嫌いだった。 私が彼女に対して知っているのはそれくらいだ。 初夏の浮つきも手伝っていつのまにか付き合っているんだかいないんだか分からない曖昧な関係になっていた彼女は年上の十九歳。 年上の十九歳なんて、過ぎてから思えば永遠と変わりない。 そ...

  • 夏の終わりと村田さん

    独り暮らしを始めてからしばらくは「いってきます」も「ただいま」も言わなかった。 言う相手がいないからだ。 そんな私が「いってきます」や「ただいま」、「いただきます」や「ごちそうさま」などまで言うようになったのは彼女との出会いがきっかけだった。 厳密に言うと彼女との出会い、その後。...

  • 自由と幸福

    幸せだなあ。 真夏の明け方、クーラーの風の届かないキッチンで汗だくでビーフシチューを作りながら思う。 シチューを煮込む間に洗い物でも済ませておこうと思ったら今年三匹目のゴキブリが出たので殺した。 それでも私は幸せだった。 今年はやけにゴキブリが多い気がする。 が、もしかしたら私が...

  • 着色された夏

    昔、雨上がりの峠でバイクでウシガエルを踏んで死にかけたことがある。 もうこんな事はないだろうと思っていたのだけどその数年後、今度は自転車で亀を踏んだ。 雨上がりの峠にウシガエルは沢山いるから踏んでしまうのも分かる。 しかしなぜ東京のそれなりに栄えた駅前に亀がいるのだろう? それも...

  • 夏は幻

    その年は夏休みの登校日が珍しく楽しみだった。 大抵は登校日なんて面倒なだけだ。 とはいえ登校日というのは夏休みの一つの区切りとなることは確かだ。 そのタイミングで私は自分の恋にも区切りをつけようとしていた。 だって夏だし。 悶々としたままひと夏を越す理由が見当たらなかった。 私が...

  • 胸が壊れそう

    昨夜、長く続いた恋が終わった。 線香花火の最後のようにパっと一瞬激しく燃え上がった後、落ちた。 それなりの感情をいくらかぶつけ合った後はお互い冷静に話し合い、そして終わった。 愛はまだ続いていた。 それでも恋は終わった。 そうせざるをえない、「しょうがない」で片付ける以外の選択肢...

  • 概念で曖昧

    私は自殺のように引越しをする。 特に何かを望む訳でも無く、 かといって絶望している訳でもない。 ただある朝、 ある目覚めにふと衝動的に 消えてしまいたい衝動に駆られる。 自分の生活、 仕事や友人や恋人や週末の予定や 作り置きして冷凍されたミートソース。 それら全てがとんでもなく筋...

  • 真夏の銀行強盗

    その日は朝から祈るような気持ちで空を眺めていた。 その日は夏休みの一大イベント、クラスメイトと花火をする日だった。 長い夏休み。 登校日を除けば好きな子に会える唯一の機会だ。 それにもしかしたらもしかしちゃったりして… なんて考えていたら台風直撃の予報。 とはいえギリ間に合うかも...

  • 夏チャリアディクト

    日曜夜の交差点には誰もいなかった。 信号を待っていたらセミがぽとりと落ちてきた。 セミは死んでいた。 生れて始めて蝉が死ぬ瞬間を見た。 見ようと思ってもなかなか見れるものではない。 なんだか妙に嬉しくなった。 嬉しいなんて彼に不謹慎だろうか? 彼女かもしれないが。 なんてことを考...

  • ディレイな夏

    女子は一人だと女子なのに。 二人以上になると全く別の生き物になる。 当時の私はその妙な感じがあまり好きではなかった。 まあそういう時期だったのだろう。 だから当時の私がいつも独りだった彼女を好きになったのはある意味必然だった。 彼女は決して群れず、別な生き物にならず、常に女子だっ...

  • グータと夏

    今日、私は恋人を失った。 喧嘩別れだった。 喧嘩の原因は些細な事だった。 彼女が私の大切に取っておいたカップラーメンを勝手に食べたからだ。 「何勝手に食べてんの!?」 と、自分でも驚くほどに激高した私。 さすがにちょっとヒートアップしすぎた。 彼女にも悪気があった訳じゃないし。 ...

  • 団地の六階と獣肉

    田舎の三階は都会のそれとは訳が違う。 高層ビルなんて何もない田舎町では三階以上から景色を見ると世界はガラリと姿かたちを変える。 見慣れたのっぺりとした街並みが下に見える。 景色を見下ろすのはとても気持ちがいいものだ。 権力者や金持ちが高い所に住みたがるのも頷ける。 三階~四階程度...

  • 真夏のガーリックJr

    風邪のせいだろう。 真夏だというのにひどく寒い。 ブラウン管の中のドラゴンボール劇場版、ガーリックJrが封印されている。 これが何度目の封印だろう? とはいえ面白いテレビはやっていないしビデオを交換するのも面倒だ。 ゆえのエンドレスガーリックJr。 ブラウン管の中のデッドゾーン。...

  • 夏の前の赤

    雨は嫌いだ。 でも梅雨は意外と嫌いじゃない。 梅雨の雨は雨である前に梅雨であるから悪い気はしない。 梅雨時の常に何かが動いている感じが好きだ。 いつも雨の前か後か、それとも雨が止む前か、そして夏の前。 ゆっくりと静かに、でも確実に動いている。 夏へ。 風船のように膨張を続ける夏の...

  • 雨と砂時計

    雨の日は頭に砂時計が思い浮ぶ。 砂時計と言っても実際のそれではなく、 パソコンに表示されるやつだ。 19の頃、 雨の日は決まってパソコンをいじっていた。 当時やっていた仕事は雨の日休みだった。 当時の私は見知らぬ街に引っ越してきたてで、 友人はいなかったし金もなかった。 だから唐...

  • 六月の穴

    季節は六月。 そう。 六月という季節。 窓の外では静かな雨が降っていた。 決してもう冷たくはなく、でも適度に陰気で、優しく、そして静かな、何物にも属さない、そんなあるようで実はあまりないような雨だった。 恋人の去った私の部屋はまるで窓ガラスなんて存在しないような、外で舞う六月との...

  • 炎天下の夢

    免許を取った友人たちとドライブに出かけて街に戻ったのは三日後の事だった。 久しぶりに学校へ行くと大きなバスが何台も停まっていて、何事かと思ったら野球部の応援に行くらしいとのこと。 地元の強豪が不祥事で欠場した今年は頑張れば甲子園も夢ではないらしい。 と、バスの中で酒盛りをしながら...

  • Smells Like

    ゴミ袋から彼女の匂いがした。 なんて言うとホラーじみてしまうけど。 もちろんゴミ袋に彼女は入っていない。 半年、いやもうそれ以上前に出て行ってそれっきりだ。 だからいい加減彼女の匂いなんて忘れていたのだけれど。 ゴミ袋の匂いで思い出した。 ゴミ袋を開け放つ。 彼女の匂いが部屋いっ...

  • 六月の15歳

    15の梅雨。 大して絵にも歌にもならないような中途半端な年齢の中途半端な時期に私は何をしていただろうか? そう。 季節と同じようにジメついていた。 思い出すのは、私は映画やアニメの悪役が好きなタイプでバンドで言ったらベーシストが好きなタイプで、そんな私は携帯ならJフォンが好きだっ...

  • 吉祥寺の夏

    その夏の記憶は当時住みたい街ナンバーワンだった吉祥寺から始まる。 別に吉祥寺に住んでいた訳でも友人や恋人が住んでいた訳でもないし、一人で散策していた訳でもない。 じゃあ何をしていたか? 楳図かずおを探していた。 しかもかなり切実な気持ちで。 当時の私は焦っていた。 東京に出てしば...

  • 酷暑のキラービーチ

    連日の観測史上最高気温更新。 酷暑なんて言葉が使われ始めたその夏、私はといったら毎日キラービーチばかりを聞いていた。 MDウォークマンのボタンがいかれてリピート解除できなくなった挙句のエンドレスキラービーチ。 一体私はいつからキラービーチを聞いているのだろう? そう考えると分から...

  • カレーとホラー

    何をしよう? カレーを煮込んでいる時間を持て余してふと考える。 以前は何をしていただろうか? そうだ。 以前はタバコを吸っていた。 料理でちょっと時間を持て余した時などに。 思えばタバコを止めてから随分経つ。 タバコについて考えるのは随分久しぶりだがカレーは最近よく作る。 とは言...

  • アメ車とトンファー

    どうしても捨てられない物の一つや二つは誰にでもあると思う。 私の場合はトンファーだ。 これまで一度も使う事はなかった、というよりトンファーの使い方なんてよく分からない。 おそらくこれから先もトンファーが必要になる事はまず無いだろう。 が、捨てられない。 捨てるに捨てられない。 ト...

  • 水と求職

    そろそろ働こうか? いい加減無職ひきこもり生活にも飽きてきて思う。 貯金も尽きてきてそろそろ懐事情も厳しい。 そんな切実かつ現実的な問題もあるのだが、それ以上にそろそろ働こうと思うのは今の私がかなり煮詰まった状態だからだ。 そう。 今の私は煮詰まっている。 これまでの人生、金が貯...

  • 初夏とスピッツ

    スピッツの『うめぼし』という曲を聞くとたこ焼きが思い浮かぶ。 それはとある初夏の恋のせいだ。 それまでクラスの風景の一部に過ぎなかった彼女が私の中で固有名詞を持ったのはとある晴れた日の休み時間のこと。 彼女が友人と話しているのが聞こえた。 彼女はどうやらスピッツが好きらしく、中で...

  • たまり場のリトルグルメ

    ベビースターとマヨネーズをご飯にかけてかっこむ私。 それを見て号泣する恋人。 別に大した話じゃない。 よくある話だ。 中学校の頃、ライスという同級生がいた。 なぜ彼がライスと呼ばれているかというと彼の家が米屋だったからだ。 彼の家は私を含む一部の連中のたまり場だった。 たまり場に...

  • 中田とMADと反吐と虹

    初めて酒で吐いたのはとある晴れた日の昼下がりの事だった。 家出中の私は学校へも行かず、同じく不登校の友人の家に入り浸っていて、スト2と魂斗羅と桃鉄をいったりきたりしていた。 それにも飽きてテレビをつけるとサッカーの中田英寿がジュースのCMに出ていて、THE MAD CAPSULE...

  • 上京ソリティア

    生きている間にあと何回見れるのだろう? オリンピックやワールドカップなんかによく思う事。 その日はWindowsに対してふと思った。 生きている間にあと何回Windowsは新しくなるのだろう? 久方ぶりのOSアップグレードの合間にぼんやりと考える。 私が初めて使ったパソコンはWi...

  • セブンスターメンソール

    メンソールってなんかいいな。 どうして? 言い訳くさくて。 意味がわからない。 そういうものだって。 何が? セブンスターメンソールを吸いながらぼんやりと思った。 当時発売されたてのそれは都市部限定での発売だった気がする。 地方では見たことがなかった。 油取り紙がおまけでついてい...

  • 桜散る

    窓の外、ごうごうと風が吹いている ベランダから駐輪場を見やるとバイクが丸裸だった 強風でカバーが飛ばされたのだろう バイクカバーって意外に高い この間買ったばかりだというのに 思った瞬間、ゴウっととびきりの強風が吹いてガコンと大げさな音を立ててバイクが倒れた 「クソっ」 心と体両...

  • 徒歩の重力

    三年前の失恋の痛みが今更のように押し寄せてきた。 最初は何が起きたのか分からなかった。 月並みな表現ではあるけれどただ胸が痛くて苦しくて。 これがCMでよくやっている動悸・息切れというやつなのだろうか? なんて思ったけど違う。 痛みの源泉をたどると三年前の夏があった。 その恋は私...

  • 傷心トレマーズ公園

    初秋の公園で久しぶりに酒を飲んだ。 彼女は酒が好きだった。 私は酒は好きではなかったが彼女の事が好きだったのでよく一緒に飲んだ。 いつからだろう? 一緒に酒を飲まなくなったのは? 気付けば酒はおろか、会う事すらしない日々が続いてた。 そして些細な事がきっかけで喧嘩して別れた。 別...

  • 春と永遠

    逃げ切った。 毎年そう思う。 もう冬も終わり? の疑心が、 春が来た!! の確信に変わる頃。 毎年思う。 逃げ切った、と。 別に何かから逃げているわけじゃないのに、 毎年春が来ると思う。 この逃げ切った感を初めて感じた日の事は今でも鮮明に覚えている。 17歳の春休み。 散らかった...

  • 場末の楽園

    私が幼い頃、世界はまだ町の中心にあった。 経済はまだ商店街を中心に回っていた。 町外れのバイパスには外食チェーン店がまばらにあるだけ。 文字通りそこは何の魅力も無い町外れだった。 大型の商業施設や有名チェーンがガンガン出店し、それと反比例するように商店街がスカスカになっていくのは...

  • 記念日のドッペルゲンガー

    しばらく会っていなかった彼女が久しぶりにやってきた。 彼女は見知らぬ私を連れてきて「記念日に悪いんだけど…」と切り出した。 今日は何の記念日なのだろうか? 考えても分からなかった。 彼女は記念日を量産するタイプだ。 そんなことをぼんやり考えている間に彼女は彼女で別れ話をさっさと済...

  • 退屈と平和/チャリとガキ

    木曜日の15時という実に中途半端な時間に弁当屋へからあげ弁当を買いに向かう私。 恋人は家で昨日からほとんど寝ずに海外ドラマを見続けている。 西日がのっぺりとした住宅街を暖色に染める。 実に所帯じみた風景。 その中を歩いていく私。 帰り道はから揚げ弁当が冷めないように少し早歩きにな...

  • roka

    涙はいつも遅れてやってくる。 少なくとも私の場合はそうだ。 私にとって悲しみと涙は直結しない。 私にとって悲しみと涙は同じものではない。 かといってそれらが全く無関係かと言ったらそうでもない。 私に染み込んだ悲しみはろ過される。 長い長い時間をかけて。 そして排出される。 そこで...

  • 嬉しさはイコール

    最近過去を弄んでばかりいる。 十代の頃は肉体を弄んでばかりいたけど。 最近はもっぱら時間ばかりだ。 十代の時のソレと同じように。 これまでに無い感覚が有り触れるのが多分私は嬉しいのだ。 嬉しさはイコール弄びがいってやつで。 かつては十年程度の時間も薄ぼんやりしていたのだけれど。 ...

  • ブルーハーツじゃ踊れない

    「ブルハで踊れなくなったら」 人はいつから大人になるか?みたいな話をしていた時にモテ男として有名だった同級生が言った事を今でも覚えている。 そういうことをサラっと言ってのけるからモテるのだろう。 中々サラっと言えるセリフではない。 ちなみに私を含む彼以外の全員の答えは「セックスを...

  • シュールの森、アートの沼

    ニ十代前半の数年間、 私が何をしていたか? 裸で転げまわっていた。 知人友人たちが不況と戦い、 仕事を得たり、車や家、新たな家族を得たりしていたその数年間、 私は何をしていたか? 裸で転げまわっていた。 裸でステージを転げまわっていた。 なぜそんな事を? 理由は分からない。 多分...

  • 今ここにある今

    全てを失ったら奈落の底へと真っ逆さま。 そう思っていたのだけれどそんな事は無かった。 むしろ落下すらしなかった気がする。 むしろ若干上がったかもしれない。 心身の状態も生活も以前より大分マシな気がする。 全てを失ったなんて大袈裟な言い方だけれど。 でも人生って思ったより単純だ。 ...

  • カレー

    これでもかというくらい。 今の俺の状況について。 そう。 これでもかというくらい。 彼女がキッチンでカレーを作っている。 ほら、これでもかというくらい。 彼女がカレーだなんて。 これでもかというくらいにこれでもかというくらいだ。 彼女はココアという小型犬を飼っていて暖色を好む若干...

  • 赤いトカゲ

    「その歳で何やってるんだ」とか「もうちょっとちゃんとしろ」だとか。 ちゃんとしてない大人が言われるようなことを大抵言われるのがお盆や正月の親戚の集まり。 酒が入るとそれらは更にヒートアップ。 そしてお決まりの「自分たちが若いころは…」的な話が始まる。 そして最後に「それでもこいつ...

  • 朝とハードロック

    昔、近所にギタリストが住んでいた。 どこの家に住んでいる誰なのかは詳しく知らないのだけれど。 彼(彼女?)はいつも決まって朝にギターを弾いた。 どういう生活をしているかは知らないが、朝以外にギターを聞いたことは無い。 決まって朝の、それもかなり早い時間に弾いた。 毎朝爆音で数曲。...

  • ルシアンNEX

    彼女と付き合っていたのはペプシNEXが売っていた頃だからもう随分昔だ。 彼女とは酔っぱらって行ったゲーセンでいつのまにか連絡先を交換して以来、たまに連絡はしあっていたものの、そこまで仲がいい訳でもなかった。 しばらく無職生活を満喫しようと仕事を辞めた日、その旨を何となくメールした...

  • ある晴れた日

    ふと目を開けると三年前に「死んじまえ!!」の一言を残して出て行った恋人が目の前にいたものだから私は本当に死んでしまったのかと思った。 幸か不幸か私はまだ死んではおらず、ただ過労で倒れて病院に運び込まれただけだった。 過労で倒れるなんて初めてのことではないのだけれど。 今回は打ちど...

  • ガキエロスプラッター

    インターネットには手軽なエロが有り触れている。 インターネット普及以前のエロはどこにあったのだろう? 子供の頃を思う。 エロはそこら中にあった。 ただ子供の目に映らないよう蓋がしてあった。 その蓋は結構適当な物だった。 だからふと立ち止まり、目を凝らすと垣間見えたりした。 うっす...

  • 絶望の足跡

    35歳無職。 言葉にしてみるとなかなか強烈な響きがある。 そんな35歳無職の私が目を覚ましたのは商店街のはずれの証明写真機の中だった。 何でそんなところで寝ていたのか? 理由は簡単。 飲み過ぎた。 覚えてないけど。 とはいえ季節は真冬。 冷たいコンクリートの上で寝ていたら凍死して...

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