歌舞伎はほとんど知らんしな~と思って躊躇していたけど、安かったし重い腰を上げて観賞。 喜久雄と俊介が初めて歌舞伎を見たときに「美しい化け物」と言っていたのがまさにその通りで、客を喜ばせたいから、父の仇を取りたいから、などといった理由もなく、ただ化け物のような歌舞伎役者になりたい、もっと言えば演じている人物になりたい、といった気迫や念のようなものが作品の最初から最後まで伝わってきた。 特に、役者という仕事に没頭し、さらには女形という、本当の自分とは全く異なる人物に”なる"ことでどうすることもできない血筋や過去、能力、嫉妬、遺恨をないもの、どうでもよいものと自分に世間に覚えこませる感じ。 喜久雄が…