Calling Section1-10
「・・・兎にも角にも、今回の件は最初から最後まで、何もかもが悉く奇妙な事件だった」 白樺の枝の向こうに広がる空を見上げたまま、相馬は言った。「変な『超能力者』までしゃしゃり出て来ましたしね」 他人事のように、面白そうに、神無月薫が言った。「ホントだよ。俺は未だにあんたのことをどう考えれば良いのか、さっぱり分からん。正直言って、超能力者なんて詐欺師と同義語なんじゃないかとしか思えねぇし」 正直に相馬...
2022/05/30 00:38
2022年5月 (1件〜100件)
「ブログリーダー」を活用して、紅さんをフォローしませんか?